北岳【広河原〜肩の小屋テン泊 】

2017年08月02日(水) 〜 2017年08月03日(木)

• GPS: 31:20
• 距離: 13.9km
• 登り: 1,854m
• 下り: 1,850m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:30
• 休憩: 1:05
• 合計: 7:35

6:12 広河原インフォメーションセンター
6:18 6:19 広河原山荘
6:33 6:33 白根御池分岐
9:08 9:35 白根御池小屋
12:03 12:26 草すべり分岐
12:40 12:54 小太郎尾根分岐
13:47 北岳肩ノ小屋

2日目

• 山行: 6:04
• 休憩: 0:46
• 合計: 6:50

6:42 北岳肩ノ小屋
6:54 6:56 両俣分岐
7:15 7:36 北岳
7:50 7:50 両俣分岐
8:00 8:00 北岳肩ノ小屋
9:31 9:32 小太郎尾根分岐
9:38 9:40 草すべり分岐
10:49 11:02 大樺沢二俣
13:05 13:05 白根御池分岐
13:16 13:23 広河原山荘
13:26 13:26 広河原・吊り橋分岐
13:32 ゴール地点

天候

1日目 曇り時々雨
2日目 晴れのち雨

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

【高崎から】
佐久まわり、高速は使わず芦安駐車場まで3時間

芦安駐車場：無料
※第2駐車場にトイレが新設されていた！
タクシー・バス共に乗り場は第2なのでなるべく第2に停めるべし。

※乗り合いタクシー（芦安駐車場⇔広河原）
1200円 片道
→バスもあるけどタクシーの方が何かと便利

【南アルプス:タクシー・バスについて】
http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/kanko/yama/my-car_bus_taxi.html

コース状況／危険箇所等

【1日目】
・白根御池分岐〜白根御池小屋
木の根っこや段差が多い。木の階段はもはやハシゴ状態。大樺沢の方が整備されてて歩きやすい。実は大樺沢から登るはずが道標を見落としこちらへ…。私くらいかもだけど見落とし注意。

・白根御池〜小太郎尾根分岐
恐怖の草すべり。心がポッキリ折れるほど急登を直登。健脚者向きなのは明らか。連日の雨の影響ですべり度増してます。

・小太郎尾根分岐〜肩ノ小屋
稜線歩き。疲労が蓄積した足にちょっとのコブもキツさが増す。花が綺麗だった。

【2日目】
・肩のノ小屋〜山頂
ゴツゴツ岩の急登。岩が濡れてて滑り易い。でかザックの場合は特に要注意。

・右俣コース
草すべりを下る事を考えればずっと楽だったとは思うけど、滑り易いので注意。雪渓すごい！夏道は完全に露出しているのでアイゼンは全く必要なし。残雪昨年の10倍とか。

・大樺沢
川沿いの道。整備されてて比較的歩き易い。何度か沢を渡る。

その他周辺情報

【登山ポスト】
芦安第2駐車場にあり

【山バッチ】
広河原山荘にて500円

【温泉】
金山沢温泉 850円
駐車場から車で1分くらい？近いし空いてるし露天風呂あるし、昨年行って良かったのでまた今年も利用。

写真

1時に高崎を出発し4時頃に到着。
とりあえず第2駐車場に停められた。

8/2 6:09

芦安からはマイカー規制のため今年も乗合タクシーを利用し広河原に6時頃に到着。
登山口はこのインフォメーションセンターを登った左側にあり。

8/2 6:12

この時点では晴れていて北岳のバットレスがくっきり！
雄大さにテンションが上がりまくる。が、今回も波乱だらけの山旅の幕開けでこの1時間後にはすでに半べそをかいていた。

8/2 6:13

いろんな人のレコで見た吊り橋。
憧れだった北岳の足元にいる私。

8/2 6:15

早速の熊注意報。

8/2 6:16

広河原山荘。
高校生？の夏山登山らしき団体さんがテン泊していた。

8/2 6:19

のっけからキツめなのぼり。
私は2年ぶりで同行者は初テン泊。ザック重いのなんの。事前に打合せたにも関わらずお互い食料を始め荷物多すぎ。

8/2 7:17

この手前くらいで白根御池小屋分岐を見落として、予定していた大樺沢でなく樹林帯に来てしまった事に気がつく。

8/2 8:43

ヒィヒィしながらも必死に登る。
なんてこった。

8/2 8:51

朝の晴れ間はもう無くなり、辺りは霧に包まれてきた。

8/2 8:52

連日の雨で足元濡れているのですべりやすく要注意。

8/2 9:05

石畳？な道を抜けると…

8/2 9:06

白根御池山荘に到着。

8/2 9:26

トイレは100円。とてもキレイ。
お水も無料で頂けるのが有難い。

8/2 9:26

更に小屋の方も親切。
この後の草すべりが超心配だったけど「樹林帯方面から来たなら同じ位の急登なので行ける」的なお言葉を頂きトライ。
二股に迂回して右俣も考えたけど草すべりに行く方が現実的。

群馬から持って来た「南アルプスの天然水」

8/2 9:34

白根御池って池が本当にあった。
テン場は池のほとり。

8/2 9:39

ひと息ついて草すべりへGO

8/2 10:30

まぢきっつい。

8/2 10:36

計画の甘さに泣けてくる。
北岳山荘までとっても行けないとこの辺りで気がつく。

8/2 11:06

そして雨もぱらつく。
周りに人がいないのをいい事に暴言吐きまくる。

8/2 12:04

ヒィヒィです。

8/2 12:09

右俣との合流地点。
右俣からの人の方が多いです、やっぱり。

8/2 12:10

鹿の食害除けの金網。どこの山にもあるんだな。

8/2 12:20

霧とお花畑。
もともと花を愛でる人では無いけど、疲労困憊のため全く視界に入ってこない。

8/2 12:53

ゾンビのような足取り。
ヒィヒィ以外に喋った記憶なし。

8/2 12:55

小太郎尾根分岐。

8/2 12:57

小屋はどこー？
先が見えない。

8/2 13:13

岩場に咲く花。

8/2 13:20

あとちょっとが長い。
今日は本当にそんな感じ。

8/2 13:37

あとちょっとーと、呪文を唱えるようにゾンビ歩き。

8/2 13:38

小屋手前の山道で見た花。
他の方々が花を楽しんでいる様子を見て自分も写真を撮る余裕くらいは戻ってきた。

8/2 13:38

しろいはな

8/2 13:38

子供の時に近所にあったのと似てる。

8/2 13:38

北岳にしか無いキタダケソウを見て見たいけど、白い花はみんなソレに見えてしまう。

肩の小屋やっときた！
明日小屋前のテン場は荷揚げがあるため7時に撤収との事。で、こちらの看板付近の方に幕営する。
北岳山荘までとか間ノ岳まで縦走とか中止。
余裕を持って明日北岳のみ登頂し下山する事に変更。

8/2 14:46

テント設営して遅めのお昼ご飯食べて…
夕方までお昼寝。

8/2 17:59

夕方になり外がざわついているのでテントから出てみると夕暮れの太陽が顔を出している。

8/2 18:08

北岳が見えた‼
あちこちで写真撮影が始まる。

8/3 5:10

甲斐駒？

8/3 5:11

2日目4時頃はまだ霧に包まれていたけど、5時頃には鳳凰山方面から朝日が差し込む。

8/3 5:12

オベリスクがくっきりと見える。

8/3 6:32

6時半すぎて更に雲が切れ始める。
仙丈ケ岳。

8/3 6:32

甲斐駒ケ岳。
この2座は昨年ソロで登った山。あの時北岳を見て「いつか登りたい」と思ったけど翌年に来られるとは思わなかった。

8/3 6:34

もう一度オベリスク。
富士山方面は雲が切れなかった。

8/3 6:37

サブザックに最低限の荷物を入れていざ山頂へ！

8/3 6:39

肩の小屋の左側から奥に進む。

8/3 6:45

振り返ると仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳。
残念ながら絶景はここまででこの後また辺りは雲がかかってしまう。

8/3 6:46

そういえばここでしか見れないというキタダケソウって花はどれだろう？
似たような白い花はあったけどよくわからない。

8/3 6:49

山頂までは切り立つ岩の急登。

8/3 6:53

もう目の前！
当たり前だけど荷物が軽いって素晴らしい。

8/3 7:07

山頂にガス。写真だとよく見えないけど人がいっぱい見えた。

8/3 7:14

ついに来たー！
ちょっと青空見えた山頂到着‼

8/3 7:14

お地蔵さんと山頂碑。
お酒をかけるらしくお地蔵さんからほのかにお酒の香り。

8/3 7:16

山梨百名山の山頂碑withちょっと仙丈ケ岳。

8/3 7:19

初青空ジャンプ‼

8/3 7:22

三角点タッチ。
白根岳となっている。

8/3 8:04

人懐っこいのか、そばに寄っても逃げようとせず。

8/3 9:39

テントを撤収して下山。
帰りは右俣から大樺沢へ。

8/3 10:12

右俣に入って雨が降り始める。
カッパ装着。

8/3 10:34

雪渓！8月に雪を間近で見たの初めて。
ひんやり感が漂う。

8/3 10:57

大樺沢二股の分岐。

8/3 12:01

沢伝いの山道。

8/3 12:18

何度か沢を渡りながら歩く。
各所、橋はしっかりしていて歩き易い。

8/3 12:19

下るにつれて沢の水量が多くなる。

8/3 12:19

山道も小川のように水が流れている。

8/3 12:24

樹林帯と比べて整備されている。

8/3 12:27

この橋だけは怖いかも。
脇に道があるのでわざわざ渡る人はいないかもだけど。

8/3 12:31

沢のふもとで休憩。
雨は小降りになって来たけど今日はもう晴れなそう。

8/3 12:51

これが昨日分岐を見落とした道標。

8/3 12:52

登って来た角度がこんな感じで見落としたんだな。いや、ヒィヒィ言ってて全く見てなかったんかな。

8/3 13:23

吊り橋渡って登山口へ。
昨日の私に分岐よく見ろと言ってやりたい。

8/3 13:23

帰りにちょっとだけ北岳が顔を見せてくれた。
ありがとうございました！
絶対また来ます。

8/3 14:45

帰りの温泉は昨年も利用した金山沢温泉。
帰りの乗合タクシーで冷え切った身体をゆっくり温め極楽でした。

8/3 18:24

今回は山バッチの事など頭からすっかり抜け落ちていて言われて初めて気が付いた。
最後の広河原山荘で辛うじてゲット。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough オリンパス

iPhone 6s Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ シェラフ

共同装備

ポール テント テントマット

感想

chiho_w

北岳山荘まで行ってテン泊、間ノ岳まで縦走の予定が、コースを誤り&体力不足で肩の小屋までが精一杯で、予定変更し肩で幕営、北岳のみに切り替える。
しかも2人揃って必要以上の食料品。2年ぶり&初テン泊コンビならもっと慎重な計画にするべきだったなーと猛反省でした。
天気も連日思わしくなく、やはり山頂ではガスに包まれてしまう。それでも肩から見えた鳳凰山や甲斐駒・仙丈は感動。夕日や朝日が照らす雲海は来て良かったと心から思えた瞬間でした。