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Yamareco

記録ID: 121727
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ハイキング
甲斐駒・北岳

南アルプス鳳凰三山縦走(山小屋泊にもデビュー)

2011年07月14日(木) 〜 2011年07月15日(金)
 - 拍手
GPS
30:20
距離
18.4km
登り
2,119m
下り
1,946m

コースタイム

[14日]7:30夜叉神峠登山口-8:30夜叉神峠-9:55杖立峠-10:30焼け跡-11:10苺平-11:45南御室小屋-12:45砂払岳-13:20薬師岳-14:20観音岳-14:55鳳凰小屋近道分岐-15:30鳳凰小屋
[15日]6:10鳳凰小屋-7:20地蔵岳-7:50オベリスク直下-8:35賽の河原-8:55赤抜け沢の頭-10:00高峰-11:15白鳳峠-13:30白鳳峠登山口-13:50広河原
天候 14日:晴れwithガス、雲多し。
15日:早朝快晴、昼前〜ガス気味。
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
夜叉神峠登山口駐車場まではマイカー可。ゲート手前の道沿いに100台、無料駐車場有。
広河原からはバス、乗り合いタクシー有(時刻表・行き先は事前に要チェック)
広河原〜夜叉神峠登山口間はバスで920円。
コース状況/
危険箇所等
夜叉神峠登山口にポストがあります。道路反対側の、夜叉神の森は食事・土産・宿泊の他、鉱泉風呂もあります。下山後は、甲府市内方面までに芦安温泉等、温泉施設が多数あります。

夜叉神峠〜南御室小屋までは、道幅も割と広く、トレランに向いているぐらいの傾斜です。
そこからちょっとザレた急な上りが1度出た後、砂払岳ではザレた斜面&小さな岩場通過があります。
薬師岳〜観音岳間は、道幅は十分ですが白砂のザレ上の道のトラバースで、西側下方の斜面は絶壁の様です。あんましそっち見てるとコワくなりそうなので、ちゃんと道を見て進めばいいかと…
鳳凰小屋近道は、結構急な下りです。小屋直前には小さなハシゴ、それから小川の上を越えます。濡れた岩ではスリップ注意かも?

高峰へと向かう、赤抜け沢の頭からのルートは、遠目には急斜面の山体上の一部痩せた稜線で高度感が有りそうに見えますが、実際歩くと、そこまでコワい様な場所はありません。高峰への登りもハイ松が両側に生えてて、高度感はほとんどありません。ですが、ザレっぽい道が続くのと、岩場の通過があるので、コケ無い様に一応注意です。
高峰〜白鳳峠への下りは、最初そこそこ急な岩場が出てきます。3点支持が出来て、大弛峠〜金峰山往復ぐらいの岩場通過が出来れば特に問題は無いと思います。
急な岩場を抜けると、次はガレガレの道の下りになります。樹林が見えるとすぐ白鳳峠です。
白鳳峠からの下りは、しばらくはひたすらゴーロの沢を下ります。日が照り暑いです。普通に浮き石注意です。
やっと樹林に入ったかと思うと、少し進んだ辺りから下りが急になってきます。
滑りやすい石や砂っぽい道に加え、後半は時々鉄梯子数回、鎖場、木橋等のコンボが続きます。緊張感も多少あり、結構足にこたえました。
夜叉神峠駐車場&登山口
2011年07月14日 07:32撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 7:32
夜叉神峠駐車場&登山口
登山届を書いたら登山開始!
2011年07月14日 07:32撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 7:32
登山届を書いたら登山開始!
緩やかな樹林帯の登りをまずは1時間。
ミズナラ等、木の名札が所々に。
2011年07月14日 07:44撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
1
7/14 7:44
緩やかな樹林帯の登りをまずは1時間。
ミズナラ等、木の名札が所々に。
時間目安も出ています。
2011年07月14日 07:59撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 7:59
時間目安も出ています。
夜叉神峠に着いたようです。ここから稜線歩き開始
2011年07月14日 08:27撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 8:27
夜叉神峠に着いたようです。ここから稜線歩き開始
平日は空いてないのかな?
2011年07月14日 08:30撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 8:30
平日は空いてないのかな?
小屋前から白峰三山の眺望は抜群…でもガスッたり晴れたり。座って休憩してるとウグイスの鳴き声が…のどかです。
2011年07月14日 08:42撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 8:42
小屋前から白峰三山の眺望は抜群…でもガスッたり晴れたり。座って休憩してるとウグイスの鳴き声が…のどかです。
ちょっぴり傾斜に角度がついて来て、長い長い登りの開始。何か虫の数がすごくて常に羽音がしてます。
2011年07月14日 08:56撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 8:56
ちょっぴり傾斜に角度がついて来て、長い長い登りの開始。何か虫の数がすごくて常に羽音がしてます。
倒木から出た枝が、また別の木の幹の様に上へ。
2011年07月14日 09:07撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 9:07
倒木から出た枝が、また別の木の幹の様に上へ。
行程中のオアシス?ほっと一息。
2011年07月14日 09:35撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 9:35
行程中のオアシス?ほっと一息。
杖立峠の様です。
2011年07月14日 09:56撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 9:56
杖立峠の様です。
焼け跡付近。夏らしい空。
2011年07月14日 10:34撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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7/14 10:34
焼け跡付近。夏らしい空。
焼け跡を通過
2011年07月14日 10:34撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 10:34
焼け跡を通過
行けども行けども…大きな山ですねー。
2011年07月14日 10:34撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 10:34
行けども行けども…大きな山ですねー。
突然生えてる。
2011年07月14日 10:41撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 10:41
突然生えてる。
この後ちょっとしたゴーロ。道合ってるか確認しつつ進みました。
2011年07月14日 10:41撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 10:41
この後ちょっとしたゴーロ。道合ってるか確認しつつ進みました。
久しぶりの人工物。ここでこのステップは何だかありがたい。
2011年07月14日 11:06撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 11:06
久しぶりの人工物。ここでこのステップは何だかありがたい。
ここを右に行けばこの前来た千頭星山なんですね。
苺平はもう目の前。
2011年07月14日 11:10撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 11:10
ここを右に行けばこの前来た千頭星山なんですね。
苺平はもう目の前。
苺平の案内板
2011年07月14日 11:22撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 11:22
苺平の案内板
auはバリ3入るみたい。てか、小屋の近くじゃ電波入らないの?何か奥深い山の上なのに携帯使えるのが不思議な感じ。
2011年07月14日 11:41撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 11:41
auはバリ3入るみたい。てか、小屋の近くじゃ電波入らないの?何か奥深い山の上なのに携帯使えるのが不思議な感じ。
南御室小屋に着きました。
この後、小屋向こうの急傾斜を上ります。
2011年07月14日 11:44撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 11:44
南御室小屋に着きました。
この後、小屋向こうの急傾斜を上ります。
街じゃこんなカタツムリは見た事がないですねえ。
2011年07月14日 12:19撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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7/14 12:19
街じゃこんなカタツムリは見た事がないですねえ。
不意に、砂地と岩ゴロゴロの場所に出ました。
2011年07月14日 12:41撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 12:41
不意に、砂地と岩ゴロゴロの場所に出ました。
向こうを見ればこんな感じ。
ザレで滑らない様、ちょっとずつ登ります。
2011年07月14日 12:43撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 12:43
向こうを見ればこんな感じ。
ザレで滑らない様、ちょっとずつ登ります。
砂払岳、という様です。この後プチ岩場を下ります。
2011年07月14日 12:44撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 12:44
砂払岳、という様です。この後プチ岩場を下ります。
ん?こんなトコにボルトが…
岩の上まで1mもないけど、何の為に…
2011年07月14日 12:54撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 12:54
ん?こんなトコにボルトが…
岩の上まで1mもないけど、何の為に…
あれがどうやら薬師岳
2011年07月14日 12:57撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 12:57
あれがどうやら薬師岳
目の前にはハイ松。いつの間にか森林限界を超えたようです。
2011年07月14日 12:58撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 12:58
目の前にはハイ松。いつの間にか森林限界を超えたようです。
向こうの空には入道雲。段々ガスって来ました。
2011年07月14日 12:58撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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7/14 12:58
向こうの空には入道雲。段々ガスって来ました。
薬師岳小屋を越えてすぐ、山頂。
2011年07月14日 13:26撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 13:26
薬師岳小屋を越えてすぐ、山頂。
観音岳への道。白い砂地のトラバース。足もつれて転んだら下までズザーといっちゃうかなあ…
2011年07月14日 13:40撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 13:40
観音岳への道。白い砂地のトラバース。足もつれて転んだら下までズザーといっちゃうかなあ…
下を見ると…ガスってて良く分かりませんが…
2011年07月14日 13:40撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 13:40
下を見ると…ガスってて良く分かりませんが…
ガスが切れる。やっぱ地図通り、絶壁みたいです。ガクガク。
2011年07月14日 14:08撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 14:08
ガスが切れる。やっぱ地図通り、絶壁みたいです。ガクガク。
観音岳までもう一登り〜
ここで、日帰りピストンだと地蔵岳が見れないので日帰りを諦め、小屋泊まりの予約のTELを入れました。
2011年07月14日 14:08撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 14:08
観音岳までもう一登り〜
ここで、日帰りピストンだと地蔵岳が見れないので日帰りを諦め、小屋泊まりの予約のTELを入れました。
観音岳山頂。今回の最高標高地点です。
2011年07月14日 14:19撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 14:19
観音岳山頂。今回の最高標高地点です。
山梨百名山の表示
2011年07月14日 14:20撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 14:20
山梨百名山の表示
ちょっと晴れ間が出て、甲府の町が見えました。
2011年07月14日 14:20撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 14:20
ちょっと晴れ間が出て、甲府の町が見えました。
あっちが甘利山とかの方かな?
2011年07月14日 14:20撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 14:20
あっちが甘利山とかの方かな?
今来た薬師岳方面。
2011年07月14日 14:21撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 14:21
今来た薬師岳方面。
他に誰も居ないので、自分で自分撮りしてみたり。
2011年07月14日 14:22撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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7/14 14:22
他に誰も居ないので、自分で自分撮りしてみたり。
今回初めて使うNV-U37。電源入れると結構すぐGPS衛星も拾ってくれて、アウトドア地図(1/25000地形図)では一瞬で現在地分かるので、位置探しの手間も省け大変便利です。
2011年07月14日 14:27撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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7/14 14:27
今回初めて使うNV-U37。電源入れると結構すぐGPS衛星も拾ってくれて、アウトドア地図(1/25000地形図)では一瞬で現在地分かるので、位置探しの手間も省け大変便利です。
やや、ガスが晴れて地蔵岳が。
2011年07月14日 14:29撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 14:29
やや、ガスが晴れて地蔵岳が。
オベリスク現る。至近距離で見れて感激。
でも、あの直下の砂地を歩いて上がるの??!
何かすごい角度に見えますが…
2011年07月14日 14:42撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 14:42
オベリスク現る。至近距離で見れて感激。
でも、あの直下の砂地を歩いて上がるの??!
何かすごい角度に見えますが…
こっちから上がっていくにも、砂の稜線で左はガケだし何だかなあ。
2011年07月14日 14:42撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 14:42
こっちから上がっていくにも、砂の稜線で左はガケだし何だかなあ。
取りあえず鞍部まで、岩混じりのザレ道を慎重に下ります。
2011年07月14日 14:49撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 14:49
取りあえず鞍部まで、岩混じりのザレ道を慎重に下ります。
30分ぐらい下って、やっと平地が…
2011年07月14日 14:56撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 14:56
30分ぐらい下って、やっと平地が…
ここが分岐点、鳳凰小屋への近道があるトコです。
2011年07月14日 14:57撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 14:57
ここが分岐点、鳳凰小屋への近道があるトコです。
看板みっけ。あそこから下ります。
(この後、高度にして数百mにわたり、結構急な下りがありました。最後のシメにハシゴと小川の渡渉も)
2011年07月14日 14:57撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 14:57
看板みっけ。あそこから下ります。
(この後、高度にして数百mにわたり、結構急な下りがありました。最後のシメにハシゴと小川の渡渉も)
小屋の宿泊部屋。今日は他に泊まりのお客さんは10人ぐらい?
2011年07月14日 16:03撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
1
7/14 16:03
小屋の宿泊部屋。今日は他に泊まりのお客さんは10人ぐらい?
窓から外が見えました。
2011年07月14日 16:03撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 16:03
窓から外が見えました。
小屋から地蔵岳は角度的に見えません。
ちなみに写真中央にかかっているのがさっき降りて来たハシゴです。
2011年07月14日 17:17撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 17:17
小屋から地蔵岳は角度的に見えません。
ちなみに写真中央にかかっているのがさっき降りて来たハシゴです。
雲がモクモク。明日は晴れるかなあ…
2011年07月14日 17:17撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 17:17
雲がモクモク。明日は晴れるかなあ…
小屋から6分ほど、富士山ビューポイントで日没待ち。
あの稜線上の岩場がさっき通ってきた薬師岳かな?
2011年07月14日 18:14撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/14 18:14
小屋から6分ほど、富士山ビューポイントで日没待ち。
あの稜線上の岩場がさっき通ってきた薬師岳かな?
富士山と鳳凰山の稜線、そして空に浮かぶ雲。
2011年07月14日 18:37撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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7/14 18:37
富士山と鳳凰山の稜線、そして空に浮かぶ雲。
月が出てきました。
今日は満月。
2011年07月14日 18:47撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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7/14 18:47
月が出てきました。
今日は満月。
日没前、空も富士山もほんのり紅色に。
2011年07月14日 18:52撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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7/14 18:52
日没前、空も富士山もほんのり紅色に。
明けて翌日、地蔵岳へと一直線に急登。
2011年07月15日 06:48撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 6:48
明けて翌日、地蔵岳へと一直線に急登。
手入れの行き届いた庭の様な綺麗さです。
2011年07月15日 06:48撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 6:48
手入れの行き届いた庭の様な綺麗さです。
振り返ると、雲海の上に浮かぶ山々。
2011年07月15日 07:00撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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7/15 7:00
振り返ると、雲海の上に浮かぶ山々。
オベリスク近づいて来ました。あとちょっと!
2011年07月15日 07:09撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 7:09
オベリスク近づいて来ました。あとちょっと!
下を見ると…滑ったら滑落停止必要かなあ…?
2011年07月15日 07:10撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 7:10
下を見ると…滑ったら滑落停止必要かなあ…?
稜線に出ました。お地蔵様たちの後姿。
2011年07月15日 07:19撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 7:19
稜線に出ました。お地蔵様たちの後姿。
岩場を回りこむと…甲斐駒。こんな近くで見た事ありません。思わずウットリ(笑)するほど端正で美しい。
2011年07月15日 07:24撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 7:24
岩場を回りこむと…甲斐駒。こんな近くで見た事ありません。思わずウットリ(笑)するほど端正で美しい。
その右には、穂高・槍がチラッと。
2011年07月15日 07:25撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 7:25
その右には、穂高・槍がチラッと。
オベリスク下の岩場のくぼみにも木彫りのお地蔵様。
2011年07月15日 07:27撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 7:27
オベリスク下の岩場のくぼみにも木彫りのお地蔵様。
眼下に雲海が…こういうのもまたいいですね。
2011年07月15日 07:29撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
1
7/15 7:29
眼下に雲海が…こういうのもまたいいですね。
あそこまで登れるかな…
2011年07月15日 07:38撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 7:38
あそこまで登れるかな…
岩場にかじりついて上まで登ると、八ヶ岳が登場。
2011年07月15日 07:46撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 7:46
岩場にかじりついて上まで登ると、八ヶ岳が登場。
八つ〜美ヶ原〜北アルプス方面
2011年07月15日 07:46撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 7:46
八つ〜美ヶ原〜北アルプス方面
登るとさっきまで見えなかった白峰三山も出てきました。
2011年07月15日 07:47撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 7:47
登るとさっきまで見えなかった白峰三山も出てきました。
真下を見ると…相当な高度感ですねコレ。森林が遥か下方です。どんだけ高い所にいるんだ。
2011年07月15日 07:48撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 7:48
真下を見ると…相当な高度感ですねコレ。森林が遥か下方です。どんだけ高い所にいるんだ。
オベリスクの尖塔からはザイルが…でもここまでで十分満足です。
2011年07月15日 07:50撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
1
7/15 7:50
オベリスクの尖塔からはザイルが…でもここまでで十分満足です。
富士山も見えました。観音岳とのツーショット
2011年07月15日 08:13撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 8:13
富士山も見えました。観音岳とのツーショット
一度お地蔵様の所まで戻ります。
2011年07月15日 08:28撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 8:28
一度お地蔵様の所まで戻ります。
観音岳方面へ進むと…ここが賽の河原でしょうか?
となるとあれは子授け地蔵?
2011年07月15日 08:31撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 8:31
観音岳方面へ進むと…ここが賽の河原でしょうか?
となるとあれは子授け地蔵?
賽の河原から、オベちゃんを見上げる。うーん、カッコいい。
2011年07月15日 08:33撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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7/15 8:33
賽の河原から、オベちゃんを見上げる。うーん、カッコいい。
真っ白な稜線、その上に並ぶお地蔵様、その上はただひたすらに青い空。
2011年07月15日 08:35撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 8:35
真っ白な稜線、その上に並ぶお地蔵様、その上はただひたすらに青い空。
ここまで来ると北岳も良く見えますね。
2011年07月15日 08:45撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 8:45
ここまで来ると北岳も良く見えますね。
更に上がって、稜線上へ。
赤抜け沢の頭、ここでこれまで行動を一緒にして来たご一行と分かれ。お元気で!
2011年07月15日 08:53撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 8:53
更に上がって、稜線上へ。
赤抜け沢の頭、ここでこれまで行動を一緒にして来たご一行と分かれ。お元気で!
振り返り、地蔵岳と八ヶ岳のツーショット。
2011年07月15日 08:53撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
1
7/15 8:53
振り返り、地蔵岳と八ヶ岳のツーショット。
こっちは奥秩父、金峰山方面。
2011年07月15日 08:53撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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7/15 8:53
こっちは奥秩父、金峰山方面。
南を見れば、果てしなく続く南アルプス。
2011年07月15日 09:18撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 9:18
南を見れば、果てしなく続く南アルプス。
高峰までの稜線歩き。大体こんな感じ多いです。
2011年07月15日 09:24撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 9:24
高峰までの稜線歩き。大体こんな感じ多いです。
あの登りなんかコワそうだなあ…
2011年07月15日 09:24撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 9:24
あの登りなんかコワそうだなあ…
近寄ってみるとそうでもないです。
2011年07月15日 09:32撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 9:32
近寄ってみるとそうでもないです。
振り返り見る、鳳凰三山に連なる山々。一番手前は観音岳。
2011年07月15日 09:48撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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振り返り見る、鳳凰三山に連なる山々。一番手前は観音岳。
そこから少し目線を右にずらし、谷あい。この底を南アルプス林道が走ってるんだよな…
2011年07月15日 09:48撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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そこから少し目線を右にずらし、谷あい。この底を南アルプス林道が走ってるんだよな…
甲斐駒方面は早くもガスって来ました。
2011年07月15日 09:48撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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甲斐駒方面は早くもガスって来ました。
高峰頂上が見えてきました。岩場は浮き石とバランス取りで神経使います。
2011年07月15日 09:58撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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高峰頂上が見えてきました。岩場は浮き石とバランス取りで神経使います。
北岳正面、この位置がベストショットかな。
2011年07月15日 09:59撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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北岳正面、この位置がベストショットかな。
拡大すると、道が…クッキリ見えます。
2011年07月15日 09:59撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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拡大すると、道が…クッキリ見えます。
とりあえず荷物を下ろし、おにぎりタイム。
おやつのソイジョイの袋が気圧差でパンパンです。
2011年07月15日 10:05撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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とりあえず荷物を下ろし、おにぎりタイム。
おやつのソイジョイの袋が気圧差でパンパンです。
日本第2位の高山と、白峰三山を見ながら食べる、
最高に贅沢なおにぎりの時間。
どんな夜景ディナーよりもある意味贅沢。徒歩じゃないと来れません。
2011年07月15日 10:05撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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日本第2位の高山と、白峰三山を見ながら食べる、
最高に贅沢なおにぎりの時間。
どんな夜景ディナーよりもある意味贅沢。徒歩じゃないと来れません。
仙丈ケ岳も優雅に、それでいてどっしりとしてる。
2011年07月15日 10:18撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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仙丈ケ岳も優雅に、それでいてどっしりとしてる。
仙丈ケ岳と北岳のツーショット。
2011年07月15日 10:18撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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仙丈ケ岳と北岳のツーショット。
高山植物から一生懸命蜜を取る蜂。
2011年07月15日 10:21撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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高山植物から一生懸命蜜を取る蜂。
下り始めると、岩の褶曲模様がすごくユニーク。
2011年07月15日 10:22撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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下り始めると、岩の褶曲模様がすごくユニーク。
こっちから下に降りれるトコあるんだっけ?とりあえずガシガシ降ります。
2011年07月15日 10:22撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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こっちから下に降りれるトコあるんだっけ?とりあえずガシガシ降ります。
遥か下方に見えるは広河原?
2011年07月15日 10:36撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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遥か下方に見えるは広河原?
まだまだ岩場は続きます。
2011年07月15日 10:37撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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まだまだ岩場は続きます。
岩場の次はガレ場。ガレガレガレガレ…
2011年07月15日 10:53撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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岩場の次はガレ場。ガレガレガレガレ…
じっと良く見ると、同じガレでも正しい道の方は何だか石の色が少し違います。
2011年07月15日 10:53撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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じっと良く見ると、同じガレでも正しい道の方は何だか石の色が少し違います。
やっと樹林が見えた…と思ったらすぐに
2011年07月15日 11:11撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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やっと樹林が見えた…と思ったらすぐに
白鳳峠に着きました。
今回、距離も長いし足を温存してゆっくり目に下ってます。
2011年07月15日 11:13撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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白鳳峠に着きました。
今回、距離も長いし足を温存してゆっくり目に下ってます。
白鳳峠から下ると、直ぐにこれまたガレガレの大きな沢。

北岳斜面の、目の高さの位置でどれだけ下ったか目安になります。
2011年07月15日 11:15撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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白鳳峠から下ると、直ぐにこれまたガレガレの大きな沢。

北岳斜面の、目の高さの位置でどれだけ下ったか目安になります。
ガレ場を下る事小一時間、下から見上げるとこんな感じ。
2011年07月15日 11:26撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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ガレ場を下る事小一時間、下から見上げるとこんな感じ。
天気も良いし、ウグイスがトーンを変えながらさえずってるし、暑い中でもわたる風は心地良いし…ちょっと昼寝でもしたいトコですが、日焼けしそうなので、休憩取りつつ靴紐締め直し。
2011年07月15日 11:33撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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天気も良いし、ウグイスがトーンを変えながらさえずってるし、暑い中でもわたる風は心地良いし…ちょっと昼寝でもしたいトコですが、日焼けしそうなので、休憩取りつつ靴紐締め直し。
やっとこさ樹林に入りました。
2011年07月15日 11:50撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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やっとこさ樹林に入りました。
白鳳峠のシラビソ林。
美林です。
2011年07月15日 11:51撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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白鳳峠のシラビソ林。
美林です。
通せんぼするかのような倒木。潜って先へ。
2011年07月15日 11:56撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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通せんぼするかのような倒木。潜って先へ。
段々足も疲れて来た頃に、トドメとばかりに鉄ハシゴが出ました。
2011年07月15日 12:15撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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段々足も疲れて来た頃に、トドメとばかりに鉄ハシゴが出ました。
1つで終わらず、ちょっと進むと3段、4段。
2011年07月15日 12:20撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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1つで終わらず、ちょっと進むと3段、4段。
更に急斜面上のトラバースを抜けた後に、鎖-木段-丸木橋のコンボ。
もう許して…
2011年07月15日 12:30撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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更に急斜面上のトラバースを抜けた後に、鎖-木段-丸木橋のコンボ。
もう許して…
丈夫そうな方に乗って渡って…
2011年07月15日 12:32撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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丈夫そうな方に乗って渡って…
もう足ガクガク。小屋のオーナーが仰ってた通り、白鳳峠の下りは中々キツイです。水も切らしちゃって暑いし…でも段々川の音が聞こえ励まされ、降りる内に文明の光(舗装路)が…!
2011年07月15日 13:29撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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もう足ガクガク。小屋のオーナーが仰ってた通り、白鳳峠の下りは中々キツイです。水も切らしちゃって暑いし…でも段々川の音が聞こえ励まされ、降りる内に文明の光(舗装路)が…!
おぉぉーついに降りて来た〜
って久しぶりに思いました。
2011年07月15日 13:31撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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おぉぉーついに降りて来た〜
って久しぶりに思いました。
北岳を下から見上げる。山体が途方もなく大きいし、斜面の立ち上がりの角度が四の五の言わせない感じでした。
2011年07月15日 13:45撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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北岳を下から見上げる。山体が途方もなく大きいし、斜面の立ち上がりの角度が四の五の言わせない感じでした。
看板上で見るとこんな場所。
2011年07月15日 13:46撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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看板上で見るとこんな場所。
またいつかその内こっちにも…
2011年07月15日 13:48撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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またいつかその内こっちにも…
河原をわたる風の涼しさ、水量の豊かな水の音。
爽やかです。
2011年07月15日 13:50撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
7/15 13:50
河原をわたる風の涼しさ、水量の豊かな水の音。
爽やかです。
広河原でバス待ちの間にちょっと休憩。
バットレスの崩壊地点はこんな感じなんですね。
2011年07月15日 13:57撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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広河原でバス待ちの間にちょっと休憩。
バットレスの崩壊地点はこんな感じなんですね。
撮影機器:

感想

輪番休日の休みに入る4日前…天気予報をチェックしてると、待ちに待った晴天の様です。今回はどこへ行くかなあ…

そんな時ふと思い立ちました。
いつも周囲の山からオベリスクを眺めていた、自分の行きたかった山ベスト3に入ってる、鳳凰山。

行程が長くなりそうなので、そうおいそれとは…と何となく意識にあったのですが、思い立ってしまうと、憧れの山への思いの方が勝ち、一気に行動的になります。

ドンドコ沢から登り短時間で攻めるか、あるいは何人かのレコで拝見した夜叉神峠
からの比較的緩やかなロングコースを行くか…装備はどのぐらい持ってくか。

普段はおっとりめな自分ですが、こういう時は一気に肉食系的な?行動力と集中力が発揮されます(笑)。思い立ったら即パッキング開始。
当日は朝3時半起床、6時登山開始の予定でしたが、何だかんだで他にしなければいけない事等も片付けきれず、結局7時半の登山スタートになりました。当日日の入りは7時15分ですが、ちょっと3山全部巡るのはキツイかもしれません。

登山口から夜叉神峠へ登る道は緩やかですが、先を考えると、ついついペースも上がりがちになってしまいそうでした。

今回、MATSUさんの日記を参考にさせていただき、心拍数管理を取り入れる意味で、ハートレートモニター付ウォッチを使い始めました。ニューバランスのタッチ式のものです。
自分の場合、ちょっと持続するのがキツイ、呼吸が乱れるペースだと、心拍数160台後半ぐらいに相当する様です。130-140台だと鼻歌まじりですが、ちょっとゆっくり過ぎて逆に筋力消耗しちゃいそうな気もしなくも…ってとこで、140-150台をキープする様心がけました。
今日はいつもの山行時より気温も高く、水も多めに持ってきたので、ザックはベースウェイト6.9kg(食料3食+非常食込み)+水3Lで大体10kgってトコです。

夜叉神峠まで上がりベンチで最初の休憩を取ると、ガスが時々晴れ、白峰三山が顔を覗かせました。これまで甲府市内からてっぺん辺りをチョコっと見るぐらいだったので、これだけ目の前に見えると感激です。7月も中旬ですが、まだ頂上付近には雪渓も残っています。

心ゆくまで景色を眺め、再出発しました。日没から逆算、予備時間も織り込み、(帰りは疲労によるペースダウン、あと傾斜が上り下りどっちだったか等も踏まえ)、13時には何が有っても折り返し開始、と決めました。

道は割りと歩き易く、とにかく殆ど一直線に北へ北へ、です。途中あまり人とも会わなかったので、時々写真を撮りつつ、とにかく先へ先へと進みました。
最初はコースタイム通りぐらいの調子でしたが、そこから南御室小屋までは中々いいペースで進めました。荷物も多少重く感じるし、暑さはやっぱり効いてる様です。
小屋を過ぎ、無雪期用のザレ斜面を上り、程無く砂払岳に出ました。

砂も白っぽく、鳳凰山に来たなあ、という気分に段々なれてきました。
スラブでのスメアリング訓練のおかげか、ザレ斜面でも、以前より1歩毎の滑り落ちが遥かに少なく、安定して登れました。クライミングを始めてから、クライミングシューズのフリクションに驚いていたのですが、登山靴でも結構しっかりグリップするもんだなあ、と思いました。

今回、岩場もあるかも?と思い、長距離ハイキング用に使ってる超軽量登山靴(キャラバンTR-2)の方でなく、ライトアルパインブーツ(モンベルアルパインクルーザー2500)を履いてきてたのですが、ほとんど岩場っていう程の場所が出てこなかったので、選択ミスったかな?と思ってました。

薬師岳山頂付近で、5人程の、四国・神戸から来られたパーティーと出会い、しばらく立ち話をしました。昨日は鳳凰小屋、今日は薬師岳小屋との事で、小屋での楽しいエピソード等を聞かせて頂きました。今日は平日だし人も少なめ、小屋もまだまだ空きがありそうだった、との事だったので、段々ガスッてきて眺望が望めない事や、タイム的にも地蔵岳まで行くと余裕がない状態になる事があり、まだ予約出来そうな早い時間の内にTEL確認してみる事に。

標高2700mを超える稜線の上ですが、携帯の電波は結構普通に入りました。

空きは有りとの事、何でもドンドコ沢で遭難が有ったらしく、単独である事を心配され、近道を通って慌てず慎重に来て下さい、と仰って頂けました。泊まりが確定すると時間にかなり余裕が出来、だいぶん気が楽になりました。

薬師岳から観音岳への白砂上のトラバースは、いつか写真で見た景色でした。
でも下がガケとは知らず、ガスってて高度感感じないのが帰って良かったかも??
風も殆どなく穏やかで行き易い感じでした。
観音岳山頂でしばらく景色や写真を楽しんだ後、いよいよ地蔵岳方面へと進んで
行きます。

オベリスクが霧の向こうから目の前に姿を現した時は、感激で、独り「おぉぉー」とか呟いてる怪しい人になってました。

千頭星山から、入笠山に行った帰り、…いろんな場面で遠くから見上げていた
石塔。ついにそれが目の前に。
でも、遠目に見ると急斜面だしザレてるし、道の横は何だか絶壁チックだし、サーと血の気引く様な音が…(笑)

取り合えず今日は小屋泊まり、とにかく鞍部から下ります。コースタイム40分、となってますが、意外にかかりました。
てか標高差が結構有ります。そろそろ悲しくなるぐらい下ったと思えた頃、小屋の屋根が見え、ホッと一息つけました。

小屋で受付を済ませ、夕食までのひと時をお昼寝しつつマッタリ。ついに山小屋泊
デビューでもあります。何だかワクワクします。炭を焼く良い薫りが漂ってます。
夕食のカレーはガッツリ2杯頂きました。もうお腹ペコペコでした。
夕食後、御座石鉱泉側へ5分強程の場所に富士山ビュースポットがあるという事で、
カメラを持ってそちらに向かいました。他の宿泊客の方々も向かっていて、現地に
18時頃着きましたが、日の入りが19時台なのでまだまだ空の色も青々してました。

約1時間を、他の方々と話しながら過ごしました。自分よりちょっとだけ上の年代っぽい3人組の方が、気さくで、明るく元気、ジョーク好きな方々で、いかにも山ヤさんっぽい雰囲気でした。
写真を撮った後小屋に戻ると消灯時間はすぐでしたが、取り合えず談話室へビール片手にお邪魔して、彼らといろんな話をしながら山の夜を楽しく過ごしました。
今日は満月、辺りは真っ暗ですが、月が非常に明るく、眩しくて直視出来ない程でした。気温も17℃程、過ごし易いぐらいの温度でした。

翌朝は5時起き、朝ごはんもしっかりゴハンおかわり。特に変哲はありませんが、
味噌汁がやたらと美味く感じます。他の方々は、皆青木鉱泉からドンドコ沢ルートで上がって来られた方々でした。自分だけ白鳳峠を経由して広河原へ下りる方面でしたが、地蔵岳までは一緒に行かせて頂く事に。本日は絶好の晴天、雲一つありません。

昨日見た砂の急斜面を、彼らと共に、暑さとペースでフーフー言いながらも、水場で汲んだ南アル○ス天然水(笑)で喉を潤しつつ、CMチックな妄想に浸りつつ、元気を出して登って行きました。

オベリスク付近まで行くと、甲斐駒や仙丈、北岳、その他の名山がそろい踏み。
夢中で写真を取りまくりました。そしてオベリスクの下まで岩場を上ります。クライミングの訓練がここでも活きました。
2時間程そこらで遊んだ後(お地蔵様も忘れず拝みました)、賽の河原を経由して、赤抜け沢の頭へ。名残惜しくもありますが、彼らと別れ、ここからはいつもの単独行です。でも、人も時々通ってるしそう不安もありません。不安要素はと言うと、メインルートから外れる道を行く事、そして高峰手前の痩せ尾根ぐらいです。

ただ、直後にあったおじさんに話を伺うと、高嶺先の下りではストックをしまった方が良いぐらいで、歩き易い道との事。安心しました。ただ、このお方、黒戸尾根でも特に何でもないよ、と仰っていたので、迂闊に鵜呑みにしていいかどうかは分かりかねましたが(汗)

結果的には、確かにそこそこ歩き易い道でした。遠目に見るほどコワい場所もなく、まあ奥沼津アルプス歩ければ技術的には特に問題ナシ、ってぐらいです。
高嶺まで行くと、北岳のバットレスが真正面、最高のロケーションでした。

本日はコースタイム通りぐらいののんびり山行で、出発して4時間ぐらい経っていたので、ここで残りの行程の為の栄養補給、おにぎりタイムにしました。

箱根の丸岳から箱根山を見ながらのランチも贅沢でしたが、何かここの贅沢感は
桁外れな気がしました。なんせ見えてるのは日本第2位の標高を誇る北岳です。
その後ろには、間ノ岳、農鳥岳、と南アルプス北部を代表する巨大山塊です。
右を見れば更に南アルプスの女王・仙丈ケ岳も見えてます。
甲斐駒は残念ながらガスが上がってきて隠れてしまいましたが…

ひとしきり食事を楽しんだ後、下りに入りました。
確かに言われてた通り、かなり急な下りです。岩場とハッキリ言えるぐらいの
岩場が続いています。となると、クライミングで培った技術の発揮しどころ、
練習のしどころです。
いやー、そういう道だからなのか、偶然なのか、場所場所で、必ずいい所に
手がかりがあるもんです。以前なら発見仕切れてなかったかもしれませんが…
斜面側を向いて、体を起こし、足元をしっかり見て、エッジを効かせて立ちこみます。腰を下げる前にしっかり手が掛かるホールドを見つけ…ガバ、ピンチ、サイドプル…テンポ良くホールドを拾っていきます。

掴み方を駆使しながら、でも3点支持で降りてきました。かなり楽しいです。
流石に体を振ってムーブを駆使する、という感じではなく、掴んでみたら
浮き石だったとか、ボロリと岩が剥がれた、なんて万が一なったら体重
預けてたらスッ転びそうなので…

岩場を通過すると、今度はガレ場です。ハイ松帯の間に広い道が形成されてます。
ガスもあり、一応ペンキでルートが所々示してありますが、変なトコに迷いこんだら嫌なので、時々ナビを出して確認しました。ガスってる時なんかは、特に重宝します。

白鳳峠からは今度はゴーロの下り。もうとにかく浮き石のオンパレードなルートです。距離もそんな長くもなく、標高差も2700→1500までの1200m程の下りなんですが、とにかくこういう不安定な道のしんどさがあります。

樹林帯に入ると、直射日光こそ遮られるのですが、同時に風も無く、ますます暑くなりました。水をたくさん汲んでなかったので、後30分ほどの所で水を切らしてしまいました。急斜面になってからは道幅もあまりなく、しかも全般的にザレてるんで、ストックを使いながら慎重に降りました。
あと200mぐらいになると、下を流れる川の音が聞こえてきました。その上を吹いた風が斜面を駆け上ってきて、かなりの清涼感です。この風に励まされながら、水切れで乾きを覚えつつも頑張って降りれました。
舗装路が見えた時、こんな嬉しさは久しぶりでした。

広河原でお茶を買うと、一気飲み。1本で足りずもう1本買いました。
今回の山行では、とにかく巨大な山々の圧巻な姿を多数見れました。
今度はまた今日見た山のどれかに行ってみたいと思います。

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