折立から黒部五郎岳・薬師岳 日帰り
- GPS
- --:--
- 距離
- 36.9km
- 登り
- 2,969m
- 下り
- 2,960m
コースタイム
- 山行
- 12:39
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 13:40
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
赤木岳の岩場以外は危険個所なし |
写真
感想
折立から黒部五郎岳・薬師岳の1日2座に挑戦してきました。
この時期、午後になると雷雲が怖いので、夕方までには登山口に戻ってくる予定で計画しました。逆算して午前1時には出発するつもりでしたが、寝坊してしまい1時間近く遅れてのスタートでした。車は多く停まっていましたが、この時間に出発する人は他にいないようでした。
熊鈴を鳴らしながら、ヘッドライトの明かりを頼りに、ビクビクしながら進みます。午前3時半頃、この日初めて、他の登山客とすれ違いました。太郎平小屋から下りてくる2人組でした。暗闇の中ずっと一人だったので、すごくホッとしました。
太郎平小屋に到着後、まずは黒部五郎岳に向かいます。薬師岳にも登るか、帰るかは太郎平小屋に戻ってきてから、体力・気力と相談して考えることにします。
太郎平小屋〜黒部五郎岳間は所々で晴れ間も見え、快適な山行でした。太郎平小屋から高度を上げ、視界が開けた時、北ノ俣岳へ至る稜線と、この日1座目の黒部五郎岳の姿が!この日1番テンションが上がった瞬間でした。その後は、ずっと黒部五郎岳を見る形で進みます。最後の稜線の登りは急に見えましたが、登ってみるとそこまでキツくはなかったです。
この日、1座目の黒部五郎岳登頂し、小休止の後、太郎平へ引き返します。次に向かう薬師岳は遥か遠くに見えます。あそこまで行けるんだろうか…
順調に歩を進めていましたが、中俣乗越を少し過ぎたあたりで、大転倒。石につまずき、前のめりに転びました。左膝を強打し、しばらく悶絶。痛みが落ち着き、膝を見てみると、スポーツタイツは破れ、擦り傷で流血していました。傷口を水で洗い、キズパッドで覆い、応急処置。痛みはあるものの、表面的な傷の痛みだけで、骨等、内部のダメージはない感じでした。ここで多少時間をくってしまいましたが、薬師岳に行くか折立へ戻るかは、とりあえず、太郎平小屋に戻ってから考えようと歩を進めました。
太郎平小屋に到着したとき、痛みもだいぶなくなり、まだ午前10時だったので、行けるところまで行って、何か不安が覗いたらすぐに引き返そうと決め薬師岳に向かいました。
薬師岳への道中は多少雨にも降られましたが、順調に登ることができました。急登でしたが、距離が短い分、黒部五郎岳よりだいぶ楽に感じました。
太郎平小屋へ戻り、カレーライスを食べ、登山バッチを購入し下山。三角点から先の下りが急だったのと、高度が下がるにつれての気温上昇で、長く感じました。
休憩込みで13時間40分。今までで一番疲れた山行でした。つまずいて怪我をしてしまったのは、勾配がゆるやかになり気持ちが緩んだことと、2座目があるという中で、体力を温存したい気持ちが働き、注意力がおろそかになってしまったことでした。次回への教訓として生かせればと思います。
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