記録ID: 1219774
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無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
塩見岳・蝙蝠岳 鳥倉登山口からピストン
2017年08月09日(水) 〜
2017年08月10日(木)
体力度
9
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 20:58
- 距離
- 36.5km
- 登り
- 3,498m
- 下り
- 3,533m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 2:54
- 合計
- 11:06
2日目
- 山行
- 9:29
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 9:48
5:07
48分
宿泊地
14:55
ゴール地点
天候 | 一日目 晴→霧、二日目 晴→霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この駐車場が満車の場合は、さらに1km手前に臨時の第2駐車場が設けられています。 夏季だけ運行する鳥倉登山バスだとゲートより先の登山口前行くことが出来ます。 バスは松川インターが始発で1日2便です。 駐車場へは国道152号にある案内標識「鳥倉登山口」に従って村道、曲がりくねった林道を40〜50分、約15kim走ります。 中央道松川インターからだと約36km、90分ほどかかります。 (下山した8月10日、国道の道路管理者が設置する新たな案内板の設置工事も行われていました。) 駐車場から登山口へは2.8km歩く必要があります。 自転車を登山口にデポしている方もいらっしゃいます。 私は8月9日(水)朝4時半ころ駐車場に到着、半分以上は空いていました。 下山した翌日午後には第2駐車場にも10台以上の車が駐まっていたので、ゲート手前の駐車場は満車になったものと思われます。 8月9日は平日だっただけでなく、台風が通り過ぎた直後だったことも空きがあったことに影響していたと思われます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から三伏小屋:カラマツ林の中を歩きます。最初からそれなりの急登です。 途中に細い材木の桟道が数カ所あります。濡れているときは滑りそうな感じですが、意外に滑りませんでした。岩場の道もありますが普通に注意して歩けば危険はありません。三伏小屋(三伏峠)までの位置が標識で「1/10」「2/10」・・のように表示されているので励みになります。 私の感覚では三伏峠まで登れば塩見岳登山の大変な個所は半分以上終わったようなものだと思います。 三伏峠から塩見小屋:三伏山や本谷山などアップダウンを繰り返しながら進みます。 三伏山のみ気持ちよく樹林帯を抜けていますが、それ以外は樹林帯の中を進みます。ぬかるんでいる箇所が多数あるのでスパッツを付けて歩いたほうが良いと思います、 危険個所はありません。三伏山以外にも本谷山などところどころ眺望が開けた箇所があります。 塩見小屋から塩見岳山頂(西峰)及び東峰:尾根筋を下り急登を登って天狗岩をトラバース、山頂に至る急登を登りますが「落石注意」の看板がいくつかあります。 危険個所があるとすればここの岩場の急登だとおもいます。 岩を落とさないように、安全を確保しつつ慎重に登る必要があります。皆さん苦しそうに登っておられました。 塩見岳から北俣岳分岐:分かりやすい道を進みますが途中のピークをトラバースする道はハイマツが登山道を覆っている箇所があるので、軽い藪漕ぎもあります。痩せ尾根、岩場もあるのでそれなりの注意で進みます。 北俣岳分岐から蝙蝠岳:塩見岳山頂から望むと蝙蝠岳までなだらかな歩きやすい道が続いているように思われましたが、実際は全く異なります。 北俣岳をはじめ途中いくつかのピークを越えますが、ルートがハイマツの藪に覆われていて分かりにくいこと、案内表示が古くて分かりにくかったり、無くて迷った(悩んだ)箇所もありました。岩場のピークを乗り越えるようにして進んでいく箇所もあります。 広々した稜線を歩く箇所もありますが、藪漕ぎと岩場の痩せ尾根歩きもあります。 慎重に進む必要があります。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
マット
ピロー
ヘルメット
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
シェラカップ
|
---|
感想
家から見える南アルプスの高峰、以前から塩見岳に登りたかったんだけど漸く実現できました。
二日前の予報で、前日には台風5号が通過しそうなので、台風一過の好天を期待しての山行計画、直前の山小屋予約でした。
ところが天候は期待には応えてくれず、晴れてはいましたが、必ずしも絶景の連続とばかりは行きませんでした。
今回のカギは塩見岳山頂で決断した蝙蝠岳まで足を伸ばす計画変更。
二日目の朝5時に塩見小屋を出て蝙蝠岳を目指し、午前中に塩見小屋、そして下山というものです。
朝日の中、塩見岳東峰から北俣岳分岐を目指して一歩を踏み出し、分岐から北俣岳、先に続くピークを越え蝙蝠岳に進みます。
塩見岳から見たときの穏やかな稜線のイメージとは裏腹に岩場の痩せ尾根や藪漕ぎが続き、時にはルートを見失い。
登山者が一人もいない稜線を真剣に歩きました。
雲に隠れていた荒川三山が姿を見せ、あきらめていた富士山が雲海の上に姿を現しました。
蝙蝠岳付近の稜線からの富士山は実に大きかったです。
その姿を見ただけで力が湧いてくる不思議な山です、富士山は。
やがて振り返ると背後の塩見岳も暫くの間雲が消えてその姿を見せてくれました。
少し頑張ったことに神様のご褒美があったようです。
蝙蝠岳に向かうときのワクワク感は二日間を通じて最高でした。
どうやら蝙蝠岳がおいらを呼んでいてくれたようです。
最高の山行でした。
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QuincyBowさま
蝙蝠岳まで往復なさったようで感嘆しきりです。
初日、小屋に到着して受付で手続きしていたとき
「○川○からいつもこの塩見をみている」との話をされておられる方が
いたのを覚えていますが、そうでしたでしょうか?
違っていたら、スルーしてください。
山から下りての天候、下界でも優れませんね。
贅沢は言えませんので、ちょうど良い時期に山歩きが出来たことにしましょうかね。
TYS様
コメントありがとうございます。
「○川○からいつもこの塩見をみている」は、多分私だと思います。
山小屋でお行き会いした方と缶ビール飲みながら話をしていた記憶があります。
蝙蝠岳までは自信が無かったので、当初は計画していませんでした。
塩見岳東峰で蝙蝠岳とそこに至る稜線見ながら自分の足と相談しました。
蝙蝠岳に向かいながら”とてもワクワクした気持ち”でいたことを強く覚えています。
塩見岳での眺望はベストではありませんでしたが、初塩見岳は次の登山の足掛かりになったことは間違いありません。
眺望は「また行けばいいやっ!」と思っています。
いずれどこかでお行き会いできることを楽しみにしております
お疲れ様でした、同じ日に小屋泊した者です。
計画では行くはずだった蝙蝠岳、自分も行けばよかったと後悔しています、体力に自信がありませんでしたけどね・・・
つまらなく早く出かけたため山頂ガスでげんなりしてしまいました、下から見たらあんな感じだったんですね、進めば雲の下に出たのですね、かなり失敗です。
次の機会は難しいですが、もし行くことができたら頑張って蝙蝠に立ちたいと思います。
krisky 様、コメントありがとうございます。
折角遠くからお見えになったのに残念でしたね
1日目に塩見岳東峰から見た蝙蝠岳やそこに至る稜線が魅力的に見えたおかげで、気持ちを切らさずワクワクした気持ちで進むことができました。
次の機会があることをお祈りします
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