ハクサンコザクラ満開 火打山

2011年07月17日(日) [日帰り]

• GPS: 09:40
• 距離: 17.0km
• 登り: 1,269m
• 下り: 1,269m

コースタイム

登山口(笹ケ峰野営場)4:30→5:03黒沢(橋)→6:19富士見平(分岐)→7:10高谷池ヒュッテ7:25→8:34雷鳥平→9:12火打山山頂10:00→11:09高谷池ヒュッテ11:20→11:58富士見平(分岐)→13:05黒沢(橋)13:22→14:10登山口

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

上信越道「妙高高原」IC→県道39号線「笹ケ峰野営場」

コース状況／危険箇所等

(登山路)山頂迄良く整備され危険箇所なし。木道、段差ある九十九折、大石や雪渓(アイゼン不要)の道など、登山路にも変化を楽しめます。
(分岐)富士見平と高谷池(コウヤイケ)ヒュッテ横の二カ所。いずれも判り易いがうっかりミスに注意。
(水場)黒沢と高谷池ヒュッテ

写真

登山口
登山口となる笹ケ峰野営場。3連休の中日、人気の火打山は大勢の登山者で駐車場は前日からほぼ満杯。(下山後撮影)

木道
登山口からいきなり木道で始まる。興醒めの感もあるが、山林保護のため止むなし。(下山時撮影)

黒沢(橋)
登山口から30分余で最初のポイント黒沢橋に到着。気温はやや高め、せせらぎの涼風に癒される。

十二曲り
黒沢橋から尾根迄九十九折に標高差200Mを登る。12 箇所の屈曲点には番号札が建ち、コース最大の急登が続く。

オオバミゾホウズキ
主に湿地に咲く黄色の筒状花。終始前半の登山路を飾る。

富士見平(分岐)
最初の分岐点。朝陽が照り出し気温も上昇、先を急ぐ。(看板に「富士見平」の標記見当たらず?)

ベニバナイチゴ
深紅の木苺の花。

山容出現
黒沢岳西側の樹林帯を進むと突如左手の樹間に火打山が現れる。山頂付近は快晴、今のうちに写真を1枚。このまま天気が急変しないことを祈る。

キヌガサソウ
ヒュッテ手前で出会った白い花。気品が感じられる融雪期の花だ。

高谷池ヒュッテ
朝のヒュッテ前。前泊者の団体は既に山頂へ出発済のようだ。渋滞を避け小休止。花の咲く池の畔には色とりどりの幕営。

2147ピーク
高谷池と「天狗の庭」の中間点。雪渓と木道と山頂がコラボする絶景だ。

ハクサンコザクラ
お待ちかね、ハクサンコザクラ。「天狗の庭」と呼ばれる高層湿原には無数の池塘が散在し、畔にはハクサンコザクラやワタスゲなどの季節の花が群生満開。このコースのハイライトだ。

逆さ火打
池塘に映る火打山。この1枚に憧れて登って来たようなものだ。

鬼ケ城
標高2,150Mに上がれば、路傍の雪渓越しに鬼ケ城の断崖が広がる。これも火打の代表的風景の一枚。

ヨツバシオガマ
高山の初夏の代表花。ここから新潟小千谷市から来られた単独行の男性と楽しい山花の話をしながら山頂まで同行。

ライチョウ平
山頂手前の緩らかな山稜先端「ライチョウ平」。雪渓が残り、必然猛暑日登山のオアシスとなる。雪渓は短くアイゼンは不要。

ヤマオダマキ
草薮にベニイチヤクソウやクルマユリなどと共に咲いていた。

山頂(2,461.8M)
同行者と共にAM9:12登頂、登山口からおよそ4時間45分。周囲の山塊は生憎の雲で眺望なし。百名山の山頂には大勢の登山者で一杯。残り少ない電池量で同行者に記念写真を撮ってもらう。同行者に戴いた浅漬キュウリは美味しかった。

名残りの一枚
名残り惜しいが帰路も長い。ハクサンコザクラと火打山に別れを告げ下山を急ぐ。

ギンリョウソウ
別名「ユウレイタケ」とも呼ばれる腐葉花。樹林の豊かさを証明する花でもある。

感想

tonkara

1、上越の名山「火打山」(2,461.8M)に花を訪ねて登って来ました。
2、出発は三連休中日の人気の山、木道多く追い越し不能なこと、猛暑を避けること等々から夜明けを
待って早めにスタートしましたが、高谷池ヒュッテや天狗の庭では先行する前泊者団体の渋滞を避け
のんびりと写真や休憩を繰り返し、およそ4時間45分で登頂となりました。
3、路傍や高層湿原の花々、そして待望の「逆さ火打」の撮影も出来て最高の登山日和でした。
4、ややロングコースゆえ、この季節は暑さ対策(水)と午後からの雷雨には要注意です。