ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 127118
全員に公開
トレイルラン
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳(黒戸尾根発日帰りピストン):ナイトハイクも入って思わぬ苦戦

2011年08月12日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
23:12
距離
46.1km
登り
6,407m
下り
6,407m

コースタイム

行動時間:17時間16分
4:27 竹宇駒ケ岳神社出発 → 8:55 甲斐駒ケ岳 → 9:33 駒津峰 → 10:14 仙水小屋 → 10:35 北沢峠 10:40
→ 12:12 馬ノ背ヒュッテ → 12:52 仙丈小屋 13:12 → 13:30 仙丈ヶ岳 → 14:00 小仙丈ヶ岳 → 14:57 北沢峠
→ 16:17 双児山 → 16:58 駒津峰 → 18:13 甲斐駒ケ岳 → 19:08 七丈小屋 → 19:50 五合目 → 22:43 竹宇駒ケ岳神社帰着
備考:仙丈小屋で食事休憩(カップラーメン注文(¥500))、その他 各山小屋、水場で5分弱の小休憩、甲斐駒直下流血事件で15分の小休止
天候 快晴、気温は秋山並に低めでした。
(半袖、短パンのいでたちで、午前中 山頂は寒さすら感じました)
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 マイカーで竹宇駒ケ岳神社まで移動、駐車。
 (神社手前には100台は駐車できるであろうスペースが確保されてます)
コース状況/
危険箇所等
夏休みの時期ですが、世間よりも一日早い金曜日の行動でしたのでコース上登山客は少なめでした。
特に仙丈ヶ岳は、山頂到着の時刻帯の都合かほぼ貸切り状態でした。

このコースは、トレランをやる方には良く知られてます。正直、キツいコースです。
長丁場を強いられる為、未明のかなり早い時間に出発することをオススメします。

コース上の水場は、比較的豊富です。
黒戸尾根は、七丈小屋のみですが、その後は仙水小屋、北沢峠、馬ノ背ヒュッテ手前、仙丈小屋、いづれもタレ流し状態です。
今回、800mlボトル1本のみでしたが、水場で都度給水する事により水不足に陥る事はありませんでした。

軽装で望む場合、今回の様に現金(紙幣が軽くてよい)を持参して現地で食料を購入すると便利です。ゴミも処分してくれました。
現金があれば、最悪、北沢峠からシャトルバスを利用し甲府へのエスケープも可能です。
この考え方は、中高年の登山術というか知恵のひとつでもあります。

このコースを日帰りでトライされる方については、出発時刻をできるだけ早めた方が良いです。
今回、午前4時過ぎに出発しましたが、これでも遅く、結局日没タイムアウトとなり黒戸尾根をヘッドランプで下る事となりました。
黒戸尾根は、やはり明るいうちに下るべきです。
予約できる山小屋
馬の背ヒュッテ
北沢峠 こもれび山荘
七丈小屋
ちょっと遅めの感じながらも竹宇駒ケ岳神社を出発。駐車場には、中学生キャンパーがもう朝から起きてのんびりしてました。
2011年08月12日 04:22撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 4:22
ちょっと遅めの感じながらも竹宇駒ケ岳神社を出発。駐車場には、中学生キャンパーがもう朝から起きてのんびりしてました。
竹宇駒ケ岳神社。安全登山を祈願して出発します。
2011年08月12日 04:28撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 4:28
竹宇駒ケ岳神社。安全登山を祈願して出発します。
笹原分岐です。ここでもう夜が明けてしまいます。ペース的には絶好調です。
2011年08月12日 05:23撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 5:23
笹原分岐です。ここでもう夜が明けてしまいます。ペース的には絶好調です。
刃渡りです。今ではクサリも張ってあり安全に通過できます。
2011年08月12日 06:12撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 6:12
刃渡りです。今ではクサリも張ってあり安全に通過できます。
刀利天狗到着。まづ、最初のハシゴ難所を通過。
2011年08月12日 06:28撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 6:28
刀利天狗到着。まづ、最初のハシゴ難所を通過。
五合目小屋跡到着。幕営テントなし。ようやく、山頂が顔を出してくれました。
2011年08月12日 06:52撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 6:52
五合目小屋跡到着。幕営テントなし。ようやく、山頂が顔を出してくれました。
五合目小屋跡のレリーフ。登山道から少し離れており、目立たないので見落としやすいです。
2011年08月12日 06:53撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 6:53
五合目小屋跡のレリーフ。登山道から少し離れており、目立たないので見落としやすいです。
五合目からハシゴ、クサリが本格化します。登りは比較的安全ですが下山時は注意ですね。
2011年08月12日 07:18撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 7:18
五合目からハシゴ、クサリが本格化します。登りは比較的安全ですが下山時は注意ですね。
クサリ場もしっかり固定されているので、先人ほどの苦労はありません。
2011年08月12日 07:20撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 7:20
クサリ場もしっかり固定されているので、先人ほどの苦労はありません。
七丈小屋到着。頂上直下とまではいきませんが、山頂に手が伸ばせる域にようやく入りました。
2011年08月12日 07:27撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 7:27
七丈小屋到着。頂上直下とまではいきませんが、山頂に手が伸ばせる域にようやく入りました。
この最初の水場で喉をうるおします。タレ流しで冷たいです。
2011年08月12日 07:29撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/12 7:29
この最初の水場で喉をうるおします。タレ流しで冷たいです。
先を急ぎます。八合目までくると、山頂はグッと近くなります。
2011年08月12日 08:07撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 8:07
先を急ぎます。八合目までくると、山頂はグッと近くなります。
ドーんと居座る山頂にガンバの火が付きます。
2011年08月12日 08:18撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/12 8:18
ドーんと居座る山頂にガンバの火が付きます。
だいぶ上がってきました。本日は富士山も良く見えます。
2011年08月12日 08:42撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 8:42
だいぶ上がってきました。本日は富士山も良く見えます。
核心の岩場を過ぎもう一息!
2011年08月12日 08:49撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
2
8/12 8:49
核心の岩場を過ぎもう一息!
ほぼ山頂です。ホントの山頂は写真後ろの小山です。
2011年08月12日 08:53撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 8:53
ほぼ山頂です。ホントの山頂は写真後ろの小山です。
最初のピーク、あと少し。
2011年08月12日 08:53撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 8:53
最初のピーク、あと少し。
ようやく山頂です。途中、擦り傷で出血事件ありましたが、士気も高く元気です。まだ行けます。でも、サブっ!
2011年08月12日 08:55撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/12 8:55
ようやく山頂です。途中、擦り傷で出血事件ありましたが、士気も高く元気です。まだ行けます。でも、サブっ!
タイミング的に山頂の登山客は少なめでした。
2011年08月12日 08:56撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/12 8:56
タイミング的に山頂の登山客は少なめでした。
山頂から鳳凰三山方面を望みます。
2011年08月12日 08:58撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/12 8:58
山頂から鳳凰三山方面を望みます。
そして、歩いてきた稜線を望みます。
2011年08月12日 09:02撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/12 9:02
そして、歩いてきた稜線を望みます。
そう、北岳を忘れちゃいけないですね。
2011年08月12日 09:01撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 9:01
そう、北岳を忘れちゃいけないですね。
そして、これから目指す仙丈ヶ岳。それにしても仙丈ヶ岳まで結構ありますね。
2011年08月12日 09:10撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 9:10
そして、これから目指す仙丈ヶ岳。それにしても仙丈ヶ岳まで結構ありますね。
次なる、仙水小屋を目指し一旦下ります。こうして、摩利支天を独立峰として見るとなかなかですね。
2011年08月12日 09:11撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 9:11
次なる、仙水小屋を目指し一旦下ります。こうして、摩利支天を独立峰として見るとなかなかですね。
トラバースしながら六方石を目指します。
2011年08月12日 09:17撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 9:17
トラバースしながら六方石を目指します。
六方石到着です。まるで巨人の将棋倒しゲームみたいです。スケールが大きくて人間がアリの様です。
2011年08月12日 09:20撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 9:20
六方石到着です。まるで巨人の将棋倒しゲームみたいです。スケールが大きくて人間がアリの様です。
駒津峰手前から甲斐駒を振り返ります。
2011年08月12日 09:33撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 9:33
駒津峰手前から甲斐駒を振り返ります。
甲斐駒は太陽の光を受けて白光してます。
2011年08月12日 09:27撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/12 9:27
甲斐駒は太陽の光を受けて白光してます。
駒津峰到着。ここでは15名程度の登山者がくつろいでました。
2011年08月12日 09:33撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 9:33
駒津峰到着。ここでは15名程度の登山者がくつろいでました。
駒津峰からは、仙水峠まで一気に500m下ります。
2011年08月12日 09:36撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 9:36
駒津峰からは、仙水峠まで一気に500m下ります。
集中し足元に気をつけながら下りあっという間に仙水峠に到着。朝いちで北沢峠から上がって来た登山者とすれ違いました。
2011年08月12日 10:00撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 10:00
集中し足元に気をつけながら下りあっという間に仙水峠に到着。朝いちで北沢峠から上がって来た登山者とすれ違いました。
そして仙水峠で進路を西に取りゴロ岩地帯と樹林帯を抜けます。
2011年08月12日 10:08撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 10:08
そして仙水峠で進路を西に取りゴロ岩地帯と樹林帯を抜けます。
気持ち良く樹林帯を飛ばし仙水小屋到着。
2011年08月12日 10:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 10:14
気持ち良く樹林帯を飛ばし仙水小屋到着。
仙水小屋では待ちかねた冷水を大きな声で「いただきます。」ウマっ!
2011年08月12日 10:16撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 10:16
仙水小屋では待ちかねた冷水を大きな声で「いただきます。」ウマっ!
仙水小屋からは樹林帯を抜けます。マイナスイオンに癒されながら北沢峠を目指します。
2011年08月12日 10:18撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 10:18
仙水小屋からは樹林帯を抜けます。マイナスイオンに癒されながら北沢峠を目指します。
途中、北沢駒仙小屋を通過します。この辺で幕営できるのはここしかないので結構賑わってます。
2011年08月12日 10:29撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/12 10:29
途中、北沢駒仙小屋を通過します。この辺で幕営できるのはここしかないので結構賑わってます。
北沢峠到着。日陰でヒンヤリ気持ちいいです。
2011年08月12日 10:35撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 10:35
北沢峠到着。日陰でヒンヤリ気持ちいいです。
北沢峠では、手持ちの食料を少し食べですぐ出発。戸台口方向に300-400mも走ると大平山荘に通じる登山道にぶつかります。
2011年08月12日 10:43撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 10:43
北沢峠では、手持ちの食料を少し食べですぐ出発。戸台口方向に300-400mも走ると大平山荘に通じる登山道にぶつかります。
登山道入口から5分もかからない大平山荘です。正面右手を通過し仙丈ヶ岳に通じる登山道となります。
2011年08月12日 10:47撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 10:47
登山道入口から5分もかからない大平山荘です。正面右手を通過し仙丈ヶ岳に通じる登山道となります。
登山道は最初は樹林帯ですが、1時間以内に沢沿いのコースとなります。
2011年08月12日 11:29撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 11:29
登山道は最初は樹林帯ですが、1時間以内に沢沿いのコースとなります。
ところどころこうして滝が現れます。背後に甲斐駒が見えてくると、この沢ルートも終盤です。
2011年08月12日 11:42撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 11:42
ところどころこうして滝が現れます。背後に甲斐駒が見えてくると、この沢ルートも終盤です。
沢沿いルート終点となる藪沢小屋へのコース分岐地点。馬ノ背ヒュッテの直下でもありここで給水できます。
2011年08月12日 12:04撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 12:04
沢沿いルート終点となる藪沢小屋へのコース分岐地点。馬ノ背ヒュッテの直下でもありここで給水できます。
更に少し上がると馬ノ背ヒュッテです。周辺のお花畑に癒されます。
2011年08月12日 12:12撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 12:12
更に少し上がると馬ノ背ヒュッテです。周辺のお花畑に癒されます。
稜線直下樹林帯にある馬ノ背ヒュッテから稜線に上がります。途端に視界が開けます。
2011年08月12日 12:34撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 12:34
稜線直下樹林帯にある馬ノ背ヒュッテから稜線に上がります。途端に視界が開けます。
登山道沿いにライチョウの家族発見!母鳥が心配そうに子供を擁護してました。
2011年08月12日 12:41撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/12 12:41
登山道沿いにライチョウの家族発見!母鳥が心配そうに子供を擁護してました。
更に上がると仙丈小屋です。山頂直下この高所ですが、水場があります。
2011年08月12日 12:51撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/12 12:51
更に上がると仙丈小屋です。山頂直下この高所ですが、水場があります。
仙丈小屋です。目の前には甲斐駒の眺望あり景色はバツグンです。
2011年08月12日 13:12撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 13:12
仙丈小屋です。目の前には甲斐駒の眺望あり景色はバツグンです。
仙丈小屋では、おなかも空き始めていたので持参した¥1000で¥500のカップラーメンを注文。たかが¥1000、されど¥1000!
2011年08月12日 12:57撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/12 12:57
仙丈小屋では、おなかも空き始めていたので持参した¥1000で¥500のカップラーメンを注文。たかが¥1000、されど¥1000!
食事を済ませておなか一杯になり先を目指します。
2011年08月12日 13:18撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 13:18
食事を済ませておなか一杯になり先を目指します。
さすが、仙丈ヶ岳。高山植物が豊富です。お気に入りのチングルマも。
2011年08月12日 13:24撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 13:24
さすが、仙丈ヶ岳。高山植物が豊富です。お気に入りのチングルマも。
仙丈ヶ岳山頂到着。周辺には登山が見られましたがタイミング的に無人、貸切り状態でした。
2011年08月12日 13:31撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 13:31
仙丈ヶ岳山頂到着。周辺には登山が見られましたがタイミング的に無人、貸切り状態でした。
甲斐駒とこれから目指す小仙丈ヶ岳方面稜線を望みます。
2011年08月12日 13:32撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 13:32
甲斐駒とこれから目指す小仙丈ヶ岳方面稜線を望みます。
後ろを向いて今度は大仙丈ヶ岳を望みます。いつか、大仙丈ヶ岳にも。。。
2011年08月12日 13:33撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 13:33
後ろを向いて今度は大仙丈ヶ岳を望みます。いつか、大仙丈ヶ岳にも。。。
余り長居せず先を目指します。仙丈ヶ岳稜線から先ほどの山頂(右奥)を振り返ります。
2011年08月12日 13:37撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 13:37
余り長居せず先を目指します。仙丈ヶ岳稜線から先ほどの山頂(右奥)を振り返ります。
次なる小仙丈ヶ岳を目指します。
2011年08月12日 13:45撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 13:45
次なる小仙丈ヶ岳を目指します。
小仙丈ヶ岳へは少し下ります。振り返ると結構下ったのが確認できますね。
2011年08月12日 13:51撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 13:51
小仙丈ヶ岳へは少し下ります。振り返ると結構下ったのが確認できますね。
小仙丈ヶ岳到着。前回と違いここも貸切り状態でした。
2011年08月12日 14:00撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 14:00
小仙丈ヶ岳到着。前回と違いここも貸切り状態でした。
更に下ります。この高度のまま甲斐駒にスリップできたら何と楽なことかぁ〜。 :idea:
2011年08月12日 14:08撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 14:08
更に下ります。この高度のまま甲斐駒にスリップできたら何と楽なことかぁ〜。 :idea:
樹林帯を下り続け、北沢峠到着。
2011年08月12日 14:56撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 14:56
樹林帯を下り続け、北沢峠到着。
既に午後3時で、帰りのバスを待つ登山客でごった返してました。
2011年08月12日 14:58撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 14:58
既に午後3時で、帰りのバスを待つ登山客でごった返してました。
ここからが正念場です。甲斐駒への上り返し。双児山を目指します。
2011年08月12日 15:18撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 15:18
ここからが正念場です。甲斐駒への上り返し。双児山を目指します。
双児山到着。ここで脚が終わります。
2011年08月12日 16:17撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/12 16:17
双児山到着。ここで脚が終わります。
双児山から駒津峰の上りも結構あるのネ。キツイ! :evil:
2011年08月12日 16:19撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
3
8/12 16:19
双児山から駒津峰の上りも結構あるのネ。キツイ! :evil:
ダラダラ休んだり歩いたりが続きます。やがてガスが各山頂付近に広がりはじめます(双児山を振り返る)。
2011年08月12日 16:42撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 16:42
ダラダラ休んだり歩いたりが続きます。やがてガスが各山頂付近に広がりはじめます(双児山を振り返る)。
何とか駒津峰到着。更に、甲斐駒山頂目指しますが、その後もヘロヘロ状態で辛かったです。
2011年08月12日 16:58撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 16:58
何とか駒津峰到着。更に、甲斐駒山頂目指しますが、その後もヘロヘロ状態で辛かったです。
直登ルートで何とか甲斐駒山頂に到着しました。
2011年08月12日 18:13撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 18:13
直登ルートで何とか甲斐駒山頂に到着しました。
駒ケ岳神社の奉納が終わった直後でしょうか?要所要所がきちんと整備されてました。
2011年08月12日 18:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 18:14
駒ケ岳神社の奉納が終わった直後でしょうか?要所要所がきちんと整備されてました。
本日最後の登頂者となり、山頂を後にします。マタネ!(ちょっと元気でる)
2011年08月12日 18:15撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 18:15
本日最後の登頂者となり、山頂を後にします。マタネ!(ちょっと元気でる)
また、ライチョウを発見です。甲斐駒では初めてですね。
2011年08月12日 18:27撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/12 18:27
また、ライチョウを発見です。甲斐駒では初めてですね。
陽が暮れ、夜も間近です。核心部は早々に抜けなければなりません。
2011年08月12日 18:33撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 18:33
陽が暮れ、夜も間近です。核心部は早々に抜けなければなりません。
「ああ、夜だ…。」ヘッドランプをつけます。無理せず怪我無く慎重に、と自分自身に言い聞かせます。
2011年08月12日 18:49撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/12 18:49
「ああ、夜だ…。」ヘッドランプをつけます。無理せず怪我無く慎重に、と自分自身に言い聞かせます。
その後、七丈小屋、五合目を経て長い長い下りの末に駒ケ岳神社の吊橋に帰着。足元も暗く慎重にゆっくり歩いた為、だいぶ時間を取られました。「もう歩く必要はないんだ」、ようやく長い一日が終わった瞬間でした。
2011年08月12日 22:43撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
2
8/12 22:43
その後、七丈小屋、五合目を経て長い長い下りの末に駒ケ岳神社の吊橋に帰着。足元も暗く慎重にゆっくり歩いた為、だいぶ時間を取られました。「もう歩く必要はないんだ」、ようやく長い一日が終わった瞬間でした。
参考:北沢峠のバス運行ダイヤです。
2011年08月12日 10:35撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/12 10:35
参考:北沢峠のバス運行ダイヤです。

感想

既に何人かの方がトライされており、セルフプロデュースとは程遠いのですが、昨年思いついた夢のコースに出かけてきました。
コースは、黒戸尾根を経て甲斐駒ケ岳山頂を極め、そこから仙丈ヶ岳をピストンし、再度甲斐駒ケ岳山頂経由で黒戸尾根を下るもの。
このコースは、トレランをやる人には知られている様です。

本日8/12は、今週夏休み前半で最も天気に恵まれた日との事で、睡眠時間を削って決行しました。
自宅から竹宇駒ケ岳神社までは、車で2時間半かかります。午前1時半に自宅を出たものの、実際の行動開始は午前4時を過ぎてました。
これが、後々の行動に大きく影響してきます。

まづ、最初の甲斐駒ケ岳山頂まではスムーズに上がれました。唯一の問題は、山頂直下で右ひざをすりむいた事です。
傷自体は大したことは無かったのですが、思った以上に出血し、下ってきた中高年の方に応急処置していただきました。
(出発を急いだ余り絆創膏を車に残したまま出発してしまいました。準備不足で反省です)

その後、北沢峠までは元気でしたが、仙丈ヶ岳への上り返しあたりから脚に疲れが見え始めました。
もう少し早く仙丈ヶ岳山頂に到着できるものと見てましたが甘かったです。
再度北沢峠に戻ってきたのは午後3時前。丁度、北沢峠から広河原へのバスを待っている登山客と入れ合う形となりました。

ここからが、正念場です。
北沢峠から双児山、双児山から駒津峰、駒津峰から甲斐駒ケ岳山頂とビックな上り返しが待ち受けてました。
双児山山頂までは問題ありませんでした。
途中、何人もの登山者に「あれ、朝会いましたよね!2周目ですか?」と聞かれ、事情を説明しました。
そうやって途中話をしたりしながら気分転換し、少しでも上りの辛さを紛らわそうとしました。
ところが、甲斐駒ケ岳山頂手前の双児山山頂辺りで、とうとう脚が終わってしまいました。
座り込んでは少し歩く、この繰り返しです。
胴回りを軸に体全体で歩けてないので、すぐ心臓もバクバクする。心臓は心臓で疲れて余裕がない。
ようやく、甲斐駒ケ岳山頂に到着した時には、夕暮れが始まりかけてました。

甲斐駒ケ岳山頂には少しだけ滞在し、早々下山。
山頂から七丈小屋の間は、自分自身に「慎重に、慎重に」と声を言い聞かせながら下りました。
また、八合目手前でビバーグに入ろうとしていた外国人クライマー2人にカロリーメイトをもらっちゃいました。
(当日はかなりの軽装でしたので助かりました。運び上げた貴重な食糧をアリガトウ)

七丈小屋に到着する手前でヘッドランプは必須というくらいに暗くなってました。
暗闇の黒戸尾根、しかも七丈小屋から五合目までの下りは、慎重に時間を掛けました。
疲れて足元の制御も散漫になりかけているので、うっかりつまづいただけでも大事故になりかねません。
その後の道のりも予想以上に長く感じ、結局竹宇駒ケ岳神社に戻りついたのは、夜10時半を過ぎてました。

今回、久しぶりに疲れ切った感がありましたが、よくよく見たところ、上りの累積獲得標高が5,500mを超えていました。
どうりで疲れたわけです。

それにしても、快晴の中の素晴らしい景色には、何度元気をもらったか数え切れません。
やはり、山では快晴が一番です。

おまけ:帰りの運転がホント大変でした。これこそ黒戸尾根より危険で、途中4回程車を止めて仮眠し、だましだまに運転し何とか自宅に生還できました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2821人

コメント

やりましたね
ainuさんでも足が終わってしまうことがあるんですね

去年黒戸尾根をピストンして長すぎる感じはしなかったですが、
さらに仙丈となると想像が追いつきません。

黒戸尾根はいいですよね
僕も9月に行きまーす。
2011/8/13 11:11
hasytterさん、おはようございます。
人生で二度目の仙丈ヶ岳に行ってきました。
昨日は天気が一番イイとの事で、頑張って無理しました。

足が終わると、ダメですね。座り込んで歩いて、この繰り返しで半病人みたいになります(笑)。
ハンガーノック(低血糖)とは違った辛さです。足裏がとにかく痛くなります。
17時間もかかってしまいましたが、一応、やり遂げられたので満足してます。
すべて、天気君のご機嫌が良かったので、歩かせてくれたのだと思います。

行動時間については、もう少し勉強しておくべきでした。

黒戸尾根は、途中の石碑見ながら色々思いをはせたりと、クラシックルートの名に恥じない素晴らしさがありますよね。
2011/8/13 11:25
おみごとです。
ainuさん、こんにちは。
すごいコースですね お疲れ様でした。

黒戸尾根からの甲斐駒は自分も行ってみたいと
思っていて、知っていましたが・・・。
仙丈まで行っちゃうなんて
すごい!!の一言です。

天気も良かったようで、写真の景色を見ていると
うらやましいかぎりです。

しかし一番の難所は帰りの運転だったようで、
無事に帰宅されて良かったです。
2011/8/13 14:49
yamayoさん、こんにちは。
夏のいいところは、多少無理したプランが組めるという点がありますが、昨年末から考えていたのでやってみました。
幸いにして、天気と自分の都合がマッチしてくれたのでやり遂げられました。

甲斐駒は、オススメです。ほぼ上り一辺倒のコースです。
正直、距離もあり長い道のりですが、それ故一部のヤマ屋には人気がある様です。

ところで、
yamayoさんのご自宅から畑薙ダムまで何時間掛かりますか?1.5時間くらいですか?
こちらからですと少なくとも3時間コースです。
富士方面から南アルプス南部ですと、やはり奈良田辺りか畑薙ダムから入りますよね。
お互い静岡がホームグランドなので、南アルプス南部も狙いたいですね。
2011/8/13 15:47
こんばんは。
自分の住んでいる静岡市葵区、それも畑薙に通じる
県道27号線の真近ですが、畑薙ダムまで行くとなると
2時間はかかったような気がします。

正直、ダムまでは何年も行ってません。
昨年、手前の赤石温泉までは行きましたが、
大きく右に左に曲がる山道は疲れます

ぶっちゃけ52号から芦安までの道の方が、時間は
多少かかりますが、自分的には気が楽かなぁと・・・。

せっかく近くなんで南ア南部の情報も集めてみます。
遠方からは来たくてたまらない方々もたくさんいらっしゃるんですよね。
2011/8/13 20:40
おはようございます
すごいコースですね。

当日は時間的に駒津峰あたりですれ違っているようですが、足元気にしすぎて覚えてないです。

終日天気もよくて、何よりでした。

黒戸尾根、そのうち私もチャレンジしてみます

2011/8/14 8:40
madahaさん、おはようございます。
ホントですね。madahaさんが駒津峰から六方石に向かい始めた頃にスレ違ってますね。
こちらも道を譲ったタイミングで三人組の若い方とすれ違ったのは覚えてますが、
その程度の記憶しかないです。
どちらかと言うとこちらは、山頂を極めて下山に掛かっている前泊者(中高年)を
追い越す事にばかり集中してた様です。

madahaさんのおっしゃる「足元気にしすぎて」という言葉は良く理解できます。
同じルートを夕方登り返しましたが、駒津峰から六方石への下りは思いのほか
落差のある岩場多いですよね。しかも、ロープやクサリの補助もなし。
ああいうちょっとしたところで、気を抜いて怪我することもあると思います。

また、どこかですれ違うかもしれませんね。
2011/8/14 15:42
大変だった様ですね
ainuさん、こんにちは。

前回の時にやろうとしてた仙丈ヶ岳まで含めたピストンですね。達成、おめでとうございます。

ainuさんがこれだけ時間がかかるのは、やっぱり出発時間が遅かったという事でしょうね。黒戸尾根を明るい内に下りきる時間設定が必須ですね。きっと早く出発できなかった事情が有るのでしょうが。

それでもやりとげる所は、流石ainuさんですが、他の人なら危なかった気がします。疲労しての急な下りで夜というのは、夜中出発の時の夜行登山とは比べ物にならない位危ないですから。

ちなみに前回の黒戸尾根からの甲斐駒ピストンに比べ、全般的に何だかペースが遅い気がします。もちろん仙丈ヶ岳まで今回は行くのでセーブしていたのでしょうが、ちょっとそれ以上に体調が悪かったのでは無いですか?
2011/8/24 12:08
Futaroさん、こんばんは。
いやぁ〜、今回はかなり泣かされました。
準備不足というか、甘かったというか。

甲斐駒山頂まで時間が掛かったのは、山頂直下で岩に足をぶつけて、結構出血したからでした。
途中で、見ず知らずの登山者に絆創膏もらったり止血いただいたりと全く自分自身の準備の悪さを感じました。
(ちょうど、ヒザの皮下脂肪の少ない間接部のちょっと下をぶつけました。最初は白い部分が見えていて
痛くも無かったのですが、そのうち思いのほか結構血がでてきました。あの白いのは骨だったのかな、とか思ってます)

遅いのは、甲斐駒からの下山時間もそうです。
日が出ていれば、遅くとも3時間もあればと思いましたが、疲れと暗闇であえてゆっくり行きました。

前日、夜8時前まで残業していて、自宅に帰り夜食を済ませ急いで寝ました。
本当は零時には起きていたかったところです。

やはり、それでも早出すべきところはすべきだったと思います。
なかなか難しいですね、時間のやり繰りって。

ご参考までに、別のトレランの方もこのコースやられたみたいです。
その方は、もう少し早く17時間弱だったそうです。早出だったのかもしれませんね。
http://www.trailrunning-ohkoku.jp/motivation/2011/06/post-18.html

いづれにしても、このコースは遅くとも午前1時には竹宇駒ケ岳神社を出発した方がよいかと思います。
2011/8/24 21:15
確かに仙丈ヶ岳まで行きたくなりますね。
ainuさん、こんばんは。

僕も黒戸尾根、20年ぶりに行ってきました。確かに黒戸から登ると、その先に見える仙丈ヶ岳まで行きたくなりますね

ainuさんの気持ちが良く判りました
2011/9/14 19:59
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら