中房温泉から登り、燕、大天井、常念、蝶縦走の後三股へ下る
- GPS
- 19:17
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 2,882m
- 下り
- 3,035m
コースタイム
(宿泊予約の後空荷にて燕岳へ片道約20分)
14日5:30燕山荘-7:20切り通し分岐-7:40大天荘-7:52大天井岳-11:05常念小屋
15日4:30常念小屋-5:55常念岳-8:40蝶槍-9:40蝶ヶ岳ヒュッテ-10:00蝶ヶ岳-12:50三股
天候 | 連日、晴れ時々曇り (13日夕刻夕立があったが小屋の中に居たのでどのくらい降ったか不明) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
(運がよいと増便のバスに乗れる場合がある。) 三股からはタクシーを蝶ヶ岳ヒュッテで電話予約する。 衛星電話の使用はテレホンカードが必要。 三股からしゃくなげ荘までタクシー5200円でした。 しゃくなげ荘〜穂高駅 乗り合いバス500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
表銀座〜大天井〜常念〜蝶、危険箇所はありませんでした。 しゃくなげ荘入浴料400円 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
12日の夜、名古屋駅太閤口から出発した夜行バスに乗って穂高駅へ、ラッキーな事に予定より早く穂高駅に着いたので中房温泉行きの乗り合いバス朝一番の便に乗ることが出来た!(^.^)
合戦尾根は噂通りの急登で、汗を流す。
空気は澄んで居て暑さは無いのだけど、額を濡らす汗は乾くことなく次から次へと吹き出てくる。合戦小屋までは大きな休憩は取らず、一気に高度を稼いだ。
合戦小屋の有名なスイカは美味しかったですよ〜。
1カットは大きすぎると思ったので(だって此処でお腹たぷたぷにしちゃったら歩けなくなりそうだし・・・。)ハーフカットを頂きました。
合戦沢の頭を越え、一気に燕山荘へ
あの雑誌で見たことの有る白と緑のコントラストが美しい燕岳が目の前に現れた。かっこい〜!燕はその姿がとても好きな山です。振り返るとさらに大好きな槍ヶ岳が見えているじゃない!ちょっと穂先にガスがかかって、おいらに会うのが恥ずかしいのかねぇ。お久しぶりです。m(__)m
午後から天気が悪くなると聞いていたのだけど、あまり変化も無いので空身で燕へ往復しました。GPS持って行くのを忘れたので記録が取れなかったけど、写真が撮れたからまぁいいっか(^.^)
翌朝14日、ご来光を眺めながら振り向くと槍の穂先がモルゲンロートに染まって、ガスも無く美しく輝き、すっかりその勇姿に見とれてしまいました。
本当なら、もう一度燕に登って合戦尾根を下る予定だったのだけど、パラパラと地図を広げ表銀座大天井岳までの行程を検討し、下りとは全く反対の方向へ歩き出してしまいました。^^; 予定変更です。
あまりにも美しい槍ヶ岳に引き寄せられるように歩き、大天井岳への道を進むと右手先に北穂高、奥穂高も姿を現し、もう後戻り出来ない位歩いてしまって、少しの後悔とでっかい満足感に包まれて大天井岳の山頂から美し山並みに浸りました。
大天荘で電話を借りて、自宅に延泊の了解を取ると、さっきまでの後悔はみじんも無く消えて、残り二日間の山行きを隅々まで楽しもうと、本当はもう少し先に実行しようと考えていた蝶ヶ岳への縦走を実行に移すことにしたのでした。
もうこの後は満足と感動の連続です。
「あそこが大キレットかなぁ」
「おお!涸沢カールだ!!ヒュッテ見えるじゃん!」
「屏風岩だぁ〜、でけぇぇ〜」
ガスも無く歩きながら眺める岩稜は「此処まで来てみろ!」と言わんばかりにおいらを誘うのですが、ぐっと我慢して(当然そんな技量も無い訳で・・・)常念小屋を目指します。
たまらない一日を終え、感動醒めやらない興奮の中、小屋で相部屋の人と今日の絶景や行ったことのある山の話で楽しみました。同じ愛知から来ている先輩と会い、部屋の他の人たちと色々な話にお腹がよじれるほど笑い、寝る前に住所を交換し又連絡を取ることを約束しました。(F崎さ〜ん元気にしてますかぁ〜(^^)v)
夕方夕立があったようですが、翌日も良く晴れ、15日最終日を堪能します。
皆さんが寝ている間に小屋を発ち、常念へ向かいます。山頂を目指すヘッドライトがジグザグにホタルのようにチカチカと光ってます。4時30分に小屋を出たのですが、大学生ワンゲルの団体に紛れてしまって、1時間で登るところを1.5時間も費やしてしまったので、常念の山頂では休憩無しでそのまま乗り越え、岩稜を下りながら振り返り、振り返り、常念の山容を味わいながら進みます。
常念岳から蝶ヶ岳までの道は結構アップダウン結構きつい道だけど、梓川へ下る谷を挟んで穂高連峰を眺めていると、全然疲れも感じません。もう既に二日間歩き通しでかなり疲れもたまっているはずなのに、膝もふくらはぎも指先も、全く痛みを感じることが無いのです。日程とお金に余裕があれば、上高地へ下る事も出来そうな勢い「結構おいらも行けるじゃん」などと、うぬぼれてみちゃいました。(^^)
蝶ヶ岳から三股への長〜い下りは、途中でタクシーの相乗りを約束した老夫婦と下りです。少し気を遣ってゆっくり歩いたのですが、なんのなんの!どんどんおいらは追いかけられて、全然普通のペースの下り道にゲートまでコースタイムは3時間20分だったのだけど、結局老夫婦と歩いても3時間というペース。下り20分の切り上げは40台のおいらと変わらないペースです。
実は、昨夜道すがら聞いたのですが、この老夫婦山学会に入られていて旦那さんは登山歴50年という強者、奥様が「私遅いから先に行ってね」と云う物の全然ペースダウン無く、結局下山は一緒に降りてきました。
そういえば、一緒に降りた他の若い方に、表銀座から槍ヶ岳を回って槍沢に降り、横尾から蝶へ登り返して来た健脚者も居たっけ。皆さん下りおいらのペースに付き合ってくれてどうもありがとございましたm(__)m
三泊三日(バス車中泊)で思いっきり堪能した燕、大天井、常念、蝶、もう少し先に行こうと思って居た山行き、でも、自分の休暇と天気がいつもベストとは限らない。今回は予定を大幅変更し、本来ならあまりよろしくない行動なのだけど、本当に楽しい山行きを経験出来てラッキーだった。
それでは皆様良い山行きを!
PS.帰りの「しなの臨時便」で隣り合わせたN村さん!白馬のお話や白山のお話楽しかったです!婚活も頑張ってね!(^^)v
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する