美濃戸から日帰りで阿弥陀岳・赤岳


- GPS
- 09:09
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,645m
- 下り
- 1,628m
コースタイム
天候 | くもり後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
赤岳山荘までの林道に積雪や凍結はありませんでした。私はアイシスのノーマルタイヤで走行問題なしでした。 赤岳鉱泉・行者小屋までの積雪はほとんどなくてアイゼンなしでOKですが、稜線付近は冬山の状態です。一部鎖は雪の中に埋もれているのでアイゼン・ピッケルの完全装備で登山してください。 |
写真
感想
現地到着は6時前。まだ真っ暗ななか、途中の道路をシカの親子?が横断してました。しかも数か所で合計10頭ほど見ましたが、まったく慌てる様子もなく悠然と横断していたので、一時停止して見送りました。
美濃戸バス停付近の駐車場には一台の車もなく、当初ここに置く予定でしたがそのまま赤岳山荘まで行ってしまいました。赤岳山荘の駐車場には先行の車が一台だけあり、出発の準備をしているところでした。管理人さんがまだ寝ているようなので駐車代は帰りに支払うことにしました。
ルートは北沢を登りました。前日の鉱泉のブログで赤岳鉱泉までの登山道にほとんど雪がないことは分かってました。途中凍結の心配はありましたが、危険なところはないのでアイゼンもいりません。
赤岳鉱泉にはアイスクライミング目的のグループがいました。途中の登山道からも大同心ルンゼの大滝が凍っているのが確認できましたので、すでにクライミング可能なのでしょうね。
私は、阿弥陀岳と赤岳が目的なので鉱泉は素通りし行者小屋へ向かいます。行者小屋行くなら南沢経由の方が早いのでは?って思うかもしれませんが、何となく北沢を選んでしまうんですね。
行者小屋からは本格的な冬山登山となります。赤岳主稜ルートを登るという2人と別れ阿弥陀岳を目指します。分岐を過ぎちょっと進むと、踏跡は二手に分かれてしまいました。どちらも目指すは一緒と思いながらもルートがはっきりしないので直感で片方の踏跡を辿ります。しかし、どうも怪しくなってきたのでGPSで確認し、正規ルートをちょっと外しているのが分かり修正。よく見れば踏跡も修正されてました。そこからは登山道を見失わないように注意しながら登りますが、積雪により登山道は埋まってしまうところもあります。自然と修正されながら付けられるという積雪期ならではの自由度の高いルートとなってますので気をつけたほうが良いでしょう。鎖場もあったようですが、雪に埋もれてますのでルートファインディングはある程度必要です。この辺多くの登山者で賑わっている赤岳とは状況が異なるようです。
中岳とのコルから阿弥陀岳の登りは急な岩稜の登りが続きます。まだ無雪期にトレースしてなかったのでルートの判別ができず踏跡と直感を頼りに登りました。途中に鎖場もありますが雪に埋もれて使えないようです。本日トレースしたのは私だけだったと思います。
阿弥陀岳から下った頃から天気が回復傾向になってきました。ようやく撮影のチャンスを得てそこからは足を休めては撮影するを繰り返しました。
赤岳は平日でも人気で文三郎新道からはけっこうな登山者(といっても5、6パーティか)が登ったようです。稜線直下は鎖が使えますが急な岩と雪のミックス帯となってますので滑落に注意です。
赤岳から展望荘までの下りは夏場より下り易いように感じましたが、滑れば止まりません。不安な人は鎖を補助にして使ってみてもいいでしょう。
当初、体力的、時間的な余裕があれば硫黄岳まで縦走・・・なんてことも頭にありましたが、体力的にも時間的にもまったく余裕がなかったので地蔵尾根を下りました。地蔵尾根コースは全体的に急斜面ですが、特に急なところは梯子が整備され、その他鎖場もきっちり設置されているので不安はないと思います。
行者小屋で30分ほど休憩したのち、中山展望台で最後の展望を楽しんでから赤岳鉱泉経由で下山しました。
最後に、今回の登山の目的のひとつが積雪期の黒戸尾根日帰り登山の下準備でした。結果的に累積標高1600mでバテたことを考慮するととても無理だと思います。
もうひとつ今回の試みとして、夏のトレッキングシューズと安物の10本刃アイゼンで登ってみたことです。アイゼンに関しては前刃が短く登りに若干の不安が残りましたが下りは問題なしでした。トレッキングシューズに関しては防水面と保温性はとりあえずOKでしたので、軽い分、歩行が楽でした。装備面に関しては意見の分かれるところですが、私個人の一見解ですので悪しからず。
雪山シーズン到来ですね。
と、いっても積雪はチョボチョボですね。
お付き合いや忘年会が多くて暫く山に行けないのが残念
相変わらずすごいですね!
写真がきれいに撮れて、感動です。
ありがとうございます。
八ヶ岳の様子がよくわかり、私も行きたく
なりました。雪の様子を見ていると、
冬山甘くはなさそうです。
燕でお会いした者です。
最初の陰鬱な景色から、どんどん晴れてゆく雪山が
本当に美しいですね。
阿弥陀岳と赤岳の山頂は、良い雪で…
写真を見ていると、つい赤岳に行きたくなります。
中山展望台まででも行こうかな。
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