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Yamareco

記録ID: 154363
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

美濃戸から日帰りで阿弥陀岳・赤岳

2011年12月05日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:09
距離
19.8km
登り
1,645m
下り
1,628m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:25赤岳山荘-8:00赤岳鉱泉-8:30行者小屋8:43-10:25阿弥陀岳10:34-11:15中岳11:25-12:20赤岳-12:50赤岳展望荘13:00-13:35行者小屋14:05-14:32赤岳鉱泉-15:34赤岳山荘 
天候 くもり後晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
赤岳山荘駐車場を利用(1日1000円)早朝管理人さんが就寝中だったので帰りに支払いました。
コース状況/
危険箇所等
赤岳山荘までの林道に積雪や凍結はありませんでした。私はアイシスのノーマルタイヤで走行問題なしでした。
赤岳鉱泉・行者小屋までの積雪はほとんどなくてアイゼンなしでOKですが、稜線付近は冬山の状態です。一部鎖は雪の中に埋もれているのでアイゼン・ピッケルの完全装備で登山してください。
赤岳鉱泉に至る北沢コースの途中
2011年12月05日 07:17撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
12/5 7:17
赤岳鉱泉に至る北沢コースの途中
赤岳鉱泉とアイスキャンディー。赤岳鉱泉付近の積雪はほとんどなしでした。
2011年12月05日 07:48撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 7:48
赤岳鉱泉とアイスキャンディー。赤岳鉱泉付近の積雪はほとんどなしでした。
行者小屋に向かう登山道の途中から大同心が良く眺められます。稜線付近は雲の中
2011年12月05日 08:07撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
12/5 8:07
行者小屋に向かう登山道の途中から大同心が良く眺められます。稜線付近は雲の中
行者小屋到着。赤岳鉱泉よりやや雪が多い程度
2011年12月05日 08:22撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 8:22
行者小屋到着。赤岳鉱泉よりやや雪が多い程度
これから阿弥陀岳に登ります
2011年12月05日 08:23撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
12/5 8:23
これから阿弥陀岳に登ります
初めての阿弥陀岳なので登山道がよくわかりません。踏み跡を頼りに登りますが、その踏み跡も試行錯誤の様子・・・で、GPSで修正
2011年12月05日 09:08撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
12/5 9:08
初めての阿弥陀岳なので登山道がよくわかりません。踏み跡を頼りに登りますが、その踏み跡も試行錯誤の様子・・・で、GPSで修正
標高が上がると樹氷をまとった樹木が美しいです
2011年12月05日 09:16撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 9:16
標高が上がると樹氷をまとった樹木が美しいです
霧が晴れてくれません
2011年12月05日 09:17撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
12/5 9:17
霧が晴れてくれません
時々雲間に青空も
2011年12月05日 09:20撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
12/5 9:20
時々雲間に青空も
もう少しで中岳とのコルです
2011年12月05日 09:24撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
12/5 9:24
もう少しで中岳とのコルです
コルから阿弥陀岳を見上げるも視界がききません
2011年12月05日 09:49撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
12/5 9:49
コルから阿弥陀岳を見上げるも視界がききません
適当に岩と雪の岩稜をたどって頂上に立ちました。
2011年12月05日 10:21撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
12/5 10:21
適当に岩と雪の岩稜をたどって頂上に立ちました。
コル付近で霧が引き一瞬赤岳が見えました。中岳と赤岳の間に霧があるので赤岳が浮き上がって見えます
2011年12月05日 10:45撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 10:45
コル付近で霧が引き一瞬赤岳が見えました。中岳と赤岳の間に霧があるので赤岳が浮き上がって見えます
少し粘ってもこの程度の視界しか得られませんでした。
2011年12月05日 10:42撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 10:42
少し粘ってもこの程度の視界しか得られませんでした。
中岳の登りの途中から天気回復の傾向が鮮明に
2011年12月05日 10:59撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
12/5 10:59
中岳の登りの途中から天気回復の傾向が鮮明に
中岳頂上からの赤岳
2011年12月05日 11:13撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 11:13
中岳頂上からの赤岳
2011年12月05日 11:13撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 11:13
赤岳がくっきりと
2011年12月05日 11:17撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 11:17
赤岳がくっきりと
文三郎新道分岐付近からの赤岳
2011年12月05日 11:39撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 11:39
文三郎新道分岐付近からの赤岳
赤岳核心部の岩場。下から上まで鎖尽くしなので不安な人は鎖を頼りに・・・
2011年12月05日 11:50撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 11:50
赤岳核心部の岩場。下から上まで鎖尽くしなので不安な人は鎖を頼りに・・・
赤岳頂上はアジア系外国人グループで賑わってました。
2011年12月05日 12:14撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 12:14
赤岳頂上はアジア系外国人グループで賑わってました。
赤岳頂上からの富士山を楽しみにしてたのですがガスがかかったまま
2011年12月05日 12:20撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 12:20
赤岳頂上からの富士山を楽しみにしてたのですがガスがかかったまま
展望荘まで下りた頃、やっと富士山が
2011年12月05日 12:38撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 12:38
展望荘まで下りた頃、やっと富士山が
最後までガスがかかっていた阿弥陀岳も見えてきました。
2011年12月05日 12:39撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 12:39
最後までガスがかかっていた阿弥陀岳も見えてきました。
展望荘と横岳、そして奥に硫黄岳
2011年12月05日 12:40撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 12:40
展望荘と横岳、そして奥に硫黄岳
同じく横岳と硫黄岳です
2011年12月05日 12:40撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 12:40
同じく横岳と硫黄岳です
乗鞍岳も晴れてます
2011年12月05日 12:48撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 12:48
乗鞍岳も晴れてます
赤岳に山頂だけガスってます
2011年12月05日 12:52撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 12:52
赤岳に山頂だけガスってます
これから地蔵尾根を下ります
2011年12月05日 12:55撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 12:55
これから地蔵尾根を下ります
縦長画像
2011年12月05日 12:56撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 12:56
縦長画像
地蔵尾根上部から阿弥陀岳をもう一度
2011年12月05日 12:57撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 12:57
地蔵尾根上部から阿弥陀岳をもう一度
ついでに赤岳
2011年12月05日 12:59撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 12:59
ついでに赤岳
少し下ると樹氷がきれいです
2011年12月05日 13:09撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 13:09
少し下ると樹氷がきれいです
ついに赤岳も晴れ上がりました。ちょっと残念です
2011年12月05日 13:09撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 13:09
ついに赤岳も晴れ上がりました。ちょっと残念です
澄みきった青空
2011年12月05日 13:10撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 13:10
澄みきった青空
大同心・小同心方面
2011年12月05日 13:11撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 13:11
大同心・小同心方面
樹林帯に入る手前から地蔵尾根ルートを見上げたところ
2011年12月05日 13:11撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 13:11
樹林帯に入る手前から地蔵尾根ルートを見上げたところ
行者小屋に到着
2011年12月05日 13:37撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 13:37
行者小屋に到着
行者小屋からの素晴らしい赤岳
2011年12月05日 13:34撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 13:34
行者小屋からの素晴らしい赤岳
ついで横岳
2011年12月05日 13:34撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 13:34
ついで横岳
そして大同心方向
2011年12月05日 13:34撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 13:34
そして大同心方向
中山乗越から5分ほどで中山展望台に行けます。
2011年12月05日 14:09撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 14:09
中山乗越から5分ほどで中山展望台に行けます。
中山展望台からの赤岳
2011年12月05日 14:09撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 14:09
中山展望台からの赤岳
中山展望台に寄りたかったので、赤岳鉱泉経由で下りました。途中で大同心ルンゼの大滝が凍っているのが見えました
2011年12月05日 14:31撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
12/5 14:31
中山展望台に寄りたかったので、赤岳鉱泉経由で下りました。途中で大同心ルンゼの大滝が凍っているのが見えました
最後に赤岳山荘から見える阿弥陀岳
2011年12月05日 15:31撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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12/5 15:31
最後に赤岳山荘から見える阿弥陀岳
撮影機器:

感想

現地到着は6時前。まだ真っ暗ななか、途中の道路をシカの親子?が横断してました。しかも数か所で合計10頭ほど見ましたが、まったく慌てる様子もなく悠然と横断していたので、一時停止して見送りました。

美濃戸バス停付近の駐車場には一台の車もなく、当初ここに置く予定でしたがそのまま赤岳山荘まで行ってしまいました。赤岳山荘の駐車場には先行の車が一台だけあり、出発の準備をしているところでした。管理人さんがまだ寝ているようなので駐車代は帰りに支払うことにしました。

ルートは北沢を登りました。前日の鉱泉のブログで赤岳鉱泉までの登山道にほとんど雪がないことは分かってました。途中凍結の心配はありましたが、危険なところはないのでアイゼンもいりません。

赤岳鉱泉にはアイスクライミング目的のグループがいました。途中の登山道からも大同心ルンゼの大滝が凍っているのが確認できましたので、すでにクライミング可能なのでしょうね。
私は、阿弥陀岳と赤岳が目的なので鉱泉は素通りし行者小屋へ向かいます。行者小屋行くなら南沢経由の方が早いのでは?って思うかもしれませんが、何となく北沢を選んでしまうんですね。

行者小屋からは本格的な冬山登山となります。赤岳主稜ルートを登るという2人と別れ阿弥陀岳を目指します。分岐を過ぎちょっと進むと、踏跡は二手に分かれてしまいました。どちらも目指すは一緒と思いながらもルートがはっきりしないので直感で片方の踏跡を辿ります。しかし、どうも怪しくなってきたのでGPSで確認し、正規ルートをちょっと外しているのが分かり修正。よく見れば踏跡も修正されてました。そこからは登山道を見失わないように注意しながら登りますが、積雪により登山道は埋まってしまうところもあります。自然と修正されながら付けられるという積雪期ならではの自由度の高いルートとなってますので気をつけたほうが良いでしょう。鎖場もあったようですが、雪に埋もれてますのでルートファインディングはある程度必要です。この辺多くの登山者で賑わっている赤岳とは状況が異なるようです。

中岳とのコルから阿弥陀岳の登りは急な岩稜の登りが続きます。まだ無雪期にトレースしてなかったのでルートの判別ができず踏跡と直感を頼りに登りました。途中に鎖場もありますが雪に埋もれて使えないようです。本日トレースしたのは私だけだったと思います。

阿弥陀岳から下った頃から天気が回復傾向になってきました。ようやく撮影のチャンスを得てそこからは足を休めては撮影するを繰り返しました。

赤岳は平日でも人気で文三郎新道からはけっこうな登山者(といっても5、6パーティか)が登ったようです。稜線直下は鎖が使えますが急な岩と雪のミックス帯となってますので滑落に注意です。
赤岳から展望荘までの下りは夏場より下り易いように感じましたが、滑れば止まりません。不安な人は鎖を補助にして使ってみてもいいでしょう。

当初、体力的、時間的な余裕があれば硫黄岳まで縦走・・・なんてことも頭にありましたが、体力的にも時間的にもまったく余裕がなかったので地蔵尾根を下りました。地蔵尾根コースは全体的に急斜面ですが、特に急なところは梯子が整備され、その他鎖場もきっちり設置されているので不安はないと思います。

行者小屋で30分ほど休憩したのち、中山展望台で最後の展望を楽しんでから赤岳鉱泉経由で下山しました。

最後に、今回の登山の目的のひとつが積雪期の黒戸尾根日帰り登山の下準備でした。結果的に累積標高1600mでバテたことを考慮するととても無理だと思います。

もうひとつ今回の試みとして、夏のトレッキングシューズと安物の10本刃アイゼンで登ってみたことです。アイゼンに関しては前刃が短く登りに若干の不安が残りましたが下りは問題なしでした。トレッキングシューズに関しては防水面と保温性はとりあえずOKでしたので、軽い分、歩行が楽でした。装備面に関しては意見の分かれるところですが、私個人の一見解ですので悪しからず。

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コメント

いいなー
雪山シーズン到来ですね。
と、いっても積雪はチョボチョボですね。
お付き合いや忘年会が多くて暫く山に行けないのが残念
2011/12/6 15:09
素晴らしい写真
相変わらずすごいですね!
写真がきれいに撮れて、感動です。
ありがとうございます。
八ヶ岳の様子がよくわかり、私も行きたく
なりました。雪の様子を見ていると、
冬山甘くはなさそうです。
2011/12/7 12:18
綺麗ですねー
燕でお会いした者です。
最初の陰鬱な景色から、どんどん晴れてゆく雪山が
本当に美しいですね。
阿弥陀岳と赤岳の山頂は、良い雪で… 寒そう
写真を見ていると、つい赤岳に行きたくなります。
中山展望台まででも行こうかな。
2011/12/8 18:01
プロフィール画像
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