雨の奥穂高岳(涸沢小屋2泊)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 34.8km
- 登り
- 1,828m
- 下り
- 1,819m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:15
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:35
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:10
天候 | 9/9雨、9/10風雨、9/11晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:アルピコ交通 上高地ー新島々ー松本 |
写真
感想
月火と休みが取れそう。
バスの予約も採れたので、急遽、上高地入りを決めました。
計画では、涸沢から北穂〜奥穂〜岳沢〜上高地としましたが。あいにくの雨。
去年同じような天候の中、西穂山荘から西穂を往復し低体温症になりかけたことを思い出し、無理は禁物と、縦走はあきらめました。
涸沢小屋で重太郎新道の状況を聞きますが、あまり情報は無い様で、明日、穂高岳山荘に行き、先の行程を決めることとしました。
昼前に小屋に入ってしまったため、手持無沙汰です。賑やかすぎるツアーパーティーが出発すると、小屋は静謐を取り戻したようです。ストーブの周りには、遅れて到着した宿泊客が集まり始めました。濡れ物が乾き、体が温まってくると口元もほころび、会話も弾みます。長野の方、知多の方山談議、情報交換に花が咲きました。TVの天気予報に一喜一憂、メートルも上がり明日の快晴を願ってカンパイ!!
翌朝、期待に反し、外は雨。
とりあえず、奥穂高を目指し出発しました。ガスと雨の中ですが、比較的風は穏やかです。「でも、稜線に出ると叩かれるよ」との忠告を胸に黙々と稜線を目指してゆきます。先導してくれたのは、同宿のお嬢さんたち。ちょっとした岩場の乗越で「イバラギじゃなくてイバラキー」と掛け声をかけていたので、てっきり茨城出身の方たちと思ったら、桑名と三鷹の方でした。お二人とはその後も御一緒させていただきましたが、大変愉快な方たちでした。
ザイテングラードから白出沢のコルに上がり、穂高岳山荘で重太郎新道の状況を伺いますが、「最近誰も行ってないし、この天候なので奨められない」との事。前穂は?
「同じです。」。結局、今日の宿泊をキャンセルし、奥穂高岳を目指します。
小屋の裏から階段状の石を登り、有名な梯子の手前の鎖場までの数メートル、岩が滑りそうで一番緊張しました。梯子を越えれば傾斜は落ちるのですが、山頂までは意外と長い。雨と風に叩かれ展望もない山頂は早々に辞し、小屋を目指して下山しました。
ずぶ濡れで涸沢小屋に戻り、今日の宿泊をお願いし、昼食の客が出払った後、ストーブにへばりつき文庫本の文字を見つめつつチビリチビリ。2泊目のディスカウントは、酒代に消えました。
深夜、外を見ると満天の星空。思わずシャッターを押しますが・・・
朝、
快晴を期待し、テラスでカメラを構えますが、相変わらずのガス。
5時半近くになり、東の雲間に光の帯が・・・
そして、みるみるガスが晴れ、穂高が赤く染まります。
感動に震えながら、画面を見ていると「朝食の準備が整いました。食堂に・・・」
タイミング悪すぎ!!
朝食をかっ込んで、テラスにかけ戻ると、モルゲンロートはすでに終了。
でも、北尾根から前穂、そして奥穂へ。涸沢の絶景をやっと堪能することが出来ました。
その後、僅かにしてまた雲に隠れてしまいました。
初めての涸沢。
結局は奥穂高岳しか登れませんでしたが、この次を楽しみに未練も残さず、上高地へ下りました。
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