冬本番・遠足尾根より竜ヶ岳(ホワイトアウトで山頂は断念)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 816m
- 下り
- 819m
コースタイム
〜笹の尾根(9:25)〜ホタガ谷分岐のコル(10:20/10:25)〜治田峠への分岐(10:40/10:50)〜ホタガ谷分岐のコル(11:05)
〜馬酔木の尾根:昼食(11:35/11:55)〜新道分岐ピーク12:20/12:35)〜新道経由鵜の巣休憩所(13:30/13:40)〜駐車場(14:00)
天候 | 雲が低く垂れ込め、視界の悪い一日。 (山頂部はホワイトアウト) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
桑名IC〜宇賀渓間はノーマルタイヤで大丈夫でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北河内橋〜遠足尾根主稜〜大日向手前までの積雪はうっすらと白い程度。 大日向からは本格的な積雪になります。(アイゼンより輪カンが有効?) 尾根頂上部からの積雪は膝上60cm〜1mになります。 遠足尾根新道(木端谷左岸尾根)はひどいぬかるみです。 帰路から見る鈴鹿連峰のピークはどれも低い雲の中だった。 |
写真
感想
年が変わり本格的な冷え込みが続いている。
積雪期の遠足尾根の広大な雪稜を歩いてみよう。
風花の舞う中、北河内橋から取付き末端から遠足尾根を辿る。
展望の無い杉の植林帯を、ジグザグでひたすら高度を稼ぐ。
主稜に向かって突き上げるように狭まった辺りでは、中央左寄りが歩きやすい。
やがて杉の枯葉が薄くなり、土がむき出しになる頃やっと傾斜が尽き主稜に出る。
傾斜が緩んだ快適な尾根が北西へ向きを変え、傾斜が増すとやがて大日向の三角点に出る。積雪も30cm程になってきた。
絶えず風花が舞っているが、木立ちが風を遮り汗をかくほどに暑い。
大日向からわずかの登りでピークに出て新道が合流する。
ここは岩場になっているので、先に備えて腰を据えて輪カンを装着する。
トレースも無い新雪の尾根を一番乗りで足跡をつけて行く。
尾根に絡んだ急登が尽きると、紛らわしい尾根が北東から合流するので要注意だが指標が左を(西)指している。
馬酔木?に囲まれた痩せ尾根を過ぎ、左手、西面が開けた笹の尾根に変わるといよいよ頂上部の登りとなる。
広大な雪原は(60cm〜1mほどの積雪か)雪がしまって爽快なスノーハイクのようだ。
頂上部の途中で一瞬だが雲が流れ今日初めて、青空と雪原のコントラストを見る。
尾根筋は左回りで西へ伸びるが、広い斜面の馬酔木を目印に雪原を横切る。
頂上部の尾根に出ると快適な雪稜となるが、雪庇を避けて樹林寄りに下ってホタガ谷分岐のコルに出る。
わずかの間だが姿を見せた藤原岳をカメラに収めてクラのピークへ登り返す。
金山尾根合流のピークを目指して急登すると、笹が完全に埋もれた平坦な雪原になる。
視界が悪い雪原をクラの樹林を目標に独り旅だ。
クラの樹氷を抜けて治田峠への分岐に出ると、完全なホワイトアウトに。
竜ヶ岳へ向かう尾根のトラバースコースがわからない。
地図を広げ磁石で確認中に強風で地図が飛ばされてしまった。
全く視界を閉ざされた状態で途方に暮れたが、山頂は断念して引き返す事にする。
自分がつけたトレースを再び踏んで一気にコルへ下る。
コルから遠足尾根頂上部に出た付近で5,6人のスノーシューを楽しむグループに出会う。
浮力も有り快適そうでした。(輪カンの私はちょぴリ嫉妬)
相変わらず回復しそうの無い天気の中、雪原を下り馬酔木の尾根手前でおそい昼食にする。
パンとコーヒーの昼食を終え往路を戻り、新道から下る。
急斜面を下ると間もなく雪が消え、ぬかるんだ道になる。
靴を泥で汚しながら林道に出た後、鵜の巣休憩所に寄ってゆっくりとおやつタイムにしよう。
ザックを整理して駐車場に戻るが、とうとう一度も竜ヶ岳は姿を現さなかった。
今度は青空の下で、雪原歩きをしてみたい。
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