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Yamareco

記録ID: 1835966
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

鹿島槍ヶ岳 爺ヶ岳南尾根より冷池山荘テント泊にて

2019年05月04日(土) 〜 2019年05月05日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
32:54
距離
20.6km
登り
2,359m
下り
2,358m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:28
休憩
0:48
合計
8:16
6:59
107
8:46
8:50
235
12:45
13:08
18
13:26
13:47
33
14:20
14:20
39
14:59
14:59
16
15:15
2日目
山行
8:23
休憩
2:01
合計
10:24
5:27
8
5:35
5:36
52
6:28
6:32
45
7:17
7:39
40
8:19
8:29
32
9:01
9:02
6
9:08
10:06
19
10:25
10:26
45
11:11
11:11
20
11:31
11:31
26
11:57
12:10
133
14:23
14:34
75
15:49
15:49
2
15:51
ゴール地点
ルートはEtrex20xのGPSデータです。
天候 晴れ 風も弱くベストコンディション
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
21:00地元草加集合〜草加IC〜外環〜関越〜上信越〜麻績ICより下道〜扇沢2:00前位に到着。。
麻績からの下道は峠っぽい道でくねくねです。
扇沢無料駐車場はこの時点で5台位しか駐車スペースありませんでした。
扇沢駅でトイレ済ませて柏原新道の駐車場で仮眠。こちらも駐車スペースの残り少なかったです。
扇沢は人気ですね〜。
コース状況/
危険箇所等
●爺ヶ岳南尾根
積雪のため柏原新道途中から爺ヶ岳南峰に直登する南尾根を登ります。
登り始めから約50分後に分岐の看板がありました。
南尾根に取り付いてからすぐに残雪があります。ただ雪がない場所もあり、まだアイゼンはつけずに登りました。登りはつけなくてもいいですが、下りでアイゼンを付けない場合は慎重に下った方が良さそうです。滑ったら止まらないかな。
9:50、約2,080m付近で尾根の東側に雪庇ができ始めアイゼンを装着して雪道を登ります。直登で結構急斜面で登りはしんどかった。
10:40、約2300m付近のジャンクションピークに到着(看板あり)
爺ヶ岳が姿を現します。この辺にテント幕営しているパーティー何組かありました。
ここからもひたすら直登ですが、一部急斜面は西側に踏み後らしきものが見えていてガラ場を登りました。
この辺で白い雷鳥にご対面。
13:00爺ヶ岳南峰に到着。登り始めて6時間。
道標は出ていて360度の展望。特に鹿島槍、立山、剱岳の景色は最高。
登りは大変でしたが雪道の下りは早いです。

●爺ヶ岳〜冷池山荘
爺ヶ岳は南峰、中峰は登れます。行きに中峰に寄りました。
この区間は雪が消えている箇所あり。適宜アイゼンの脱着が必要。自分たちは途中からアイゼン外して行きましたが、冷乗越から冷池山荘までのトラバースは滑ったら下まで行きそうなので慎重に。下山時は念のためアイゼン装着しました。

◎冷池山荘
GW中は営業していたありがたい山荘です。テント泊はいつもの少し離れた場所ではなく、山荘手前にて張れ、お手洗いが近くて助かりました。お手洗いは小屋内なので靴脱いで入る必要あり。
テン場代は1人1000円也。雪から水作りましたが、水1L無料券がいただけます。
幸い前日使われた方の整地済みのスペースを2つ確保できました。
越冬ジュースが販売されていました(300円→150円)。

●冷池山荘〜鹿島槍ヶ岳
荷物を置いて軽身で往復します。布引山の登り直下までは雪がありますが、登りが始まったところは雪無し。この辺でアイゼンを外しました。
登り道中には雷鳥カップルが3〜4組稜線上にいて、愛くるしい姿に元気をもらいました。
山頂直下若干雪ある箇所ありましたが、ガラ場を直登りして雪道はやり過ごしました。この辺の斜面はもう数週間もすれば道の雪無くなるでしょうかね。
鹿島槍の道標はかろうじて顔出していました。360度の大展望が待っています。
その他周辺情報 ●温泉
いつもの大町温泉郷の薬師の湯で汗を流しました。
露天風呂あり。100円返却式貴重品ロッカーあり。食事処あり。

●食事
信濃大町駅正面にある「豚のさんぽ」にて腹ごなし。
山賊焼ナゲットと辛豚ラーメンをオーダー。辛くないけど一気に発汗しました。
若干味濃いめですが、登山後にこの塩分は最高!
ダムカレーもあります。
朝駐車場は一杯。
朝駐車場は一杯。
橋を渡って登山道へ。
橋を渡って登山道へ。
登山ポストに計画書を入れて出発。この辺は雪無い。
登山ポストに計画書を入れて出発。この辺は雪無い。
南尾根案内板。
登り始めるとところどころ雪が出てくる。
登り始めるとところどころ雪が出てくる。
南尾根の取りつきに看板あり。
ここから冬期ルートへ。
南尾根の取りつきに看板あり。
ここから冬期ルートへ。
雪があるところとないとこが出てくる。
雪があるところとないとこが出てくる。
枝の感じが通常登山道とは異なります。
枝の感じが通常登山道とは異なります。
2000m過ぎ辺りで東側に雪庇が出てきて雪道を歩けるようになる。
2000m過ぎ辺りで東側に雪庇が出てきて雪道を歩けるようになる。
ジャンクションピークまで急な登り。
ジャンクションピークまで急な登り。
振り返ると展望が良いけど。
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振り返ると展望が良いけど。
斜度が急でなかなか進まない。
斜度が急でなかなか進まない。
眼下には扇沢が見えます。
眼下には扇沢が見えます。
ようやくジャンクションピークに到着。
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ようやくジャンクションピークに到着。
この辺ではテント幕営何張りかありました。
ようやく爺ヶ岳本体が見えてきた。
この辺ではテント幕営何張りかありました。
ようやく爺ヶ岳本体が見えてきた。
JP過ぎると展望が開ける。
美しい山が見えると元気も出てくる。
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JP過ぎると展望が開ける。
美しい山が見えると元気も出てくる。
右は東尾根でしょうか。
右は東尾根でしょうか。
結構急斜面を登っています。
結構急斜面を登っています。
と、途中で雷鳥さんが登場。
白い雷鳥は初めて見ました。
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と、途中で雷鳥さんが登場。
白い雷鳥は初めて見ました。
先導するように進んでくれるので後を追う。
途中でハイマツの中に帰っていきました。
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先導するように進んでくれるので後を追う。
途中でハイマツの中に帰っていきました。
爺ヶ岳近くて遠い・・・。
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爺ヶ岳近くて遠い・・・。
剱岳が見えてきてテンションアップ!
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剱岳が見えてきてテンションアップ!
何とか爺ヶ岳南峰に到着。
仲間を待ちます。
何とか爺ヶ岳南峰に到着。
仲間を待ちます。
みんな無事に爺ヶ岳に到着。絶景です。
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みんな無事に爺ヶ岳に到着。絶景です。
眼下に見えるのは種池山荘です。
まだ営業していません。
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眼下に見えるのは種池山荘です。
まだ営業していません。
頚城山塊も見えます。
頚城山塊も見えます。
南峰看板と明日登る鹿島槍。
南峰看板と明日登る鹿島槍。
遠くには槍ヶ岳も目視出来ました。
遠くには槍ヶ岳も目視出来ました。
山頂で記念撮影。
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山頂で記念撮影。
なんと、パラグライダーが山頂の更に上を飛行していました。
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なんと、パラグライダーが山頂の更に上を飛行していました。
鹿島槍ヶ岳の双耳峰。
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鹿島槍ヶ岳の双耳峰。
中峰に到着。
立山は人は行っているんだろうな。
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立山は人は行っているんだろうな。
中峰から冷池への道中は雪がない箇所もあり、ここでアイゼンを外す。
中峰から冷池への道中は雪がない箇所もあり、ここでアイゼンを外す。
素晴らしい景色。
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素晴らしい景色。
乗越に到着。ここから少し下りながらの雪道は慎重に。
滑ったらおそらく止まらない斜面のトラバースあり。
乗越に到着。ここから少し下りながらの雪道は慎重に。
滑ったらおそらく止まらない斜面のトラバースあり。
冷池山荘に到着。
冷池山荘に到着。
看板は小屋中にありました。
看板は小屋中にありました。
メニュー。
テントは2張り。1人1000円也。
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テントは2張り。1人1000円也。
こちらは4-6テン。食事はこちらで皆でする。
こちらは4-6テン。食事はこちらで皆でする。
テント泊は1人1Lの無料券がついていました。
ありがたく使わせていただきました。
テント泊は1人1Lの無料券がついていました。
ありがたく使わせていただきました。
早朝日の出。
鹿島槍が少し赤くなりました。
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鹿島槍が少し赤くなりました。
剱岳にも陽光があたり輝きます。
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剱岳にも陽光があたり輝きます。
5:30発で順調に進む。
布引山へ。
5:30発で順調に進む。
布引山へ。
振り返ると八ヶ岳、右にうっすらと富士山もみえました。
振り返ると八ヶ岳、右にうっすらと富士山もみえました。
いよいよ鹿島槍本峰へアタック。
この辺から雪無い箇所が多いのでアイゼンを外します。
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いよいよ鹿島槍本峰へアタック。
この辺から雪無い箇所が多いのでアイゼンを外します。
今回は雷鳥のつがいが何組も稜線上に出ていました。
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今回は雷鳥のつがいが何組も稜線上に出ていました。
つがい、登山道上に。
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つがい、登山道上に。
近づいても怖がりません。
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近づいても怖がりません。
雷鳥可愛い姿に癒されます。
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雷鳥可愛い姿に癒されます。
雷鳥と剱岳。
別のつがい。
こちらも別のつがい。今回4組の雷鳥に出会えました。こんなに会えたのは初めてだし、白い雷鳥も初めてで嬉しかったです♪
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こちらも別のつがい。今回4組の雷鳥に出会えました。こんなに会えたのは初めてだし、白い雷鳥も初めてで嬉しかったです♪
無事登頂。
剱岳をバックに。
無事登頂。
剱岳をバックに。
鹿島槍の道標は半分埋まっていました。
鹿島槍の道標は半分埋まっていました。
北峰。今回はパス。
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北峰。今回はパス。
五竜の大きな山姿。
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五竜の大きな山姿。
振り返ると槍まで見える。
振り返ると槍まで見える。
途中結構雪が割れている箇所あります。
途中結構雪が割れている箇所あります。
冷池への下山中。奥は爺ヶ岳。
冷池への下山中。奥は爺ヶ岳。
途中割愛して爺ヶ岳南峰。
途中割愛して爺ヶ岳南峰。
南峰からの一気の下り。
南峰からの一気の下り。
ちょいと急な所もあるのでアイゼン装着して。
ちょいと急な所もあるのでアイゼン装着して。
下山後に豚のさんぽで夕食。
次郎系で味の濃さが最高でした。
下山後に豚のさんぽで夕食。
次郎系で味の濃さが最高でした。

感想

GW後半は今シーズン最後の雪山山行です。今年雪山始めた仲間を連れてステップアップしてきましたが、テント泊での比較的長いコースを歩く総仕上げでどこに行こうか考えました。営業小屋がある、アルプスの絶景が見られる、比較的空いている場所ということで鹿島槍ヶ岳にしました。

爺ヶ岳への登りは冬季用の南尾根というルートで、2000m付近からは雪上を直登りします。ジャンクションピークに到着するとそこから上はアルプスの大展望を堪能しながらの素晴らしいルートでした。爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳は夏に唐松から歩いたことがありますが、雪の立山や剱岳の姿は格別ですね。

冷池山荘が営業していることで緊急事態でも避難できるしテントスペースは小屋の近くでお手洗いも安心となかなかイイルートです。上高地方面と比べると人もぐっと少なく仲間とペースを合わせて楽しく登ることができました。

好天だったため、17:00まで外で宴会。20:00就寝までお酒も美味しくいただけました。

下山後、翌日は日帰りで唐松岳の予定でしたが、天候が思わしくないため帰宅の徒につきました。まー鹿島槍でかなりお腹一杯だったんで良しとします。
仲間は全員心配なく歩ききり来年は一層楽しい山行が期待できそうです。

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技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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