梅雨の合間に仙丈ヶ岳

2019年07月06日(土) [日帰り]

• GPS: 07:26
• 距離: 9.0km
• 登り: 1,188m
• 下り: 1,185m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:30
• 休憩: 0:55
• 合計: 7:25

7:04 北沢峠
8:42 8:42 藪沢分岐（大滝の頭）
9:42 9:54 小仙丈ヶ岳
10:30 10:30 仙丈小屋分岐
10:56 11:08 仙丈ヶ岳
11:16 11:18 地蔵尾根合流
11:23 11:48 仙丈小屋
12:04 12:05 仙丈小屋分岐
12:32 12:32 小仙丈ヶ岳
13:06 13:07 藪沢分岐（大滝の頭）
13:10 13:12 薮沢大滝ノ頭
14:29 北沢峠

天候

曇り（上りはガスを抜けて眺望よし、下りはガスの中）

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

■南アルプス林道バス
　仙流荘→北沢峠は手回り品込みで往復2,680円
　この日の始発は6:05でしたが来週末の土日からは5:30の始発が出ます。
　http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

■仙流荘駐車場
　朝5時到着でも第1駐車場に停められました（ほぼ9割の埋まり具合）。
　バス停にはきれいなトイレ（無料）もあります。

コース状況／危険箇所等

■7/6現在、薮沢ルートは通行禁止になっています。
行きのバス降車の際「馬の背ヒュッテへは大滝の頭から分かれてください」と案内がありました。下りは馬の背ヒュッテ〜大滝の頭を回ろうかと考えていましたが、仙丈小屋にて馬の背方面に「通行禁止」の表示がされていたのでやめておきました。
おそらく「馬の背ヒュッテ〜大滝の頭＝OK」「薮沢小屋〜大平小屋＝NG」かと思われますが、最新の情報を確認されることをお勧めします。

写真

7/6 5:34

仙流荘バス停。東の空に「何とか持ってくれ」と願いながら、列に並びます。

7/6 5:35

バス停から望む先には鋸岳。こうして見ると第2高点から先のギャップはやはりすごい！！ここで過去2度敗退しています。

7/6 7:01

北沢峠に到着。実は南アルプスに北沢峠からアプローチするのは初めてです。甲斐駒は黒戸尾根から登るものと思い込んでいる（笑）。

7/6 7:05

登り始めてすぐにイチヨウラン！写真を10枚近く撮ったものの、すべてこの有様です・・・ボケボケ^^;

7/6 14:18

マイヅルソウ

7/6 7:37

うっすらとガスがかかったシラビソの森。気持ちいい！

7/6 7:43

おー！がんばるよ(^^)

7/6 7:58

緑のゴゼンタチバナ発見

7/6 8:19

キバナノコマノツメもいっぱい

7/6 8:58

森林を抜けると、現れたのはこの光景！思わず声を上げてしまいました。甲斐駒・鋸岳の威容、その奥に八ヶ岳。

7/6 8:55

八ヶ岳・・・だよね？？
普段見慣れてる角度と違うと峰が辿れない。編笠は？？どこ？？

7/6 9:01

そして北アルプスもばっちり。期待以上の眺望に嬉しくなります。

7/6 9:01

目の前には栗沢山とアサヨ峰。こちらも大きい山だなぁ。

7/6 9:06

小仙丈ヶ岳へと登っていきます。

7/6 9:09

シャクナゲがきれい。頂上あたりまでずっと咲いていました。

7/6 9:17

イワカガミも満開

7/6 9:20

ミヤマキンポウゲ、かな？花弁がつやつやでした。

7/6 9:21

北岳と富士山

7/6 9:21

雲海の上に鳳凰三山

7/6 9:29

ハクサンイチゲ！この花に会えるとなんだか嬉しい。

7/6 9:30

雪渓のむこうに北岳、その奥に富士山。

7/6 9:30

シナノキンバイ？ほかの黄色い花よりは大きい花でした。

7/6 9:31

ウラジロナナカマド

7/6 9:33

ミヤマキンバイ？たくさん咲いていてきれいでした。

7/6 9:36

小仙丈ヶ岳に到着。今日はいつもより贅沢なコーヒーを淹れてのんびり。

7/6 9:33

中央アルプス、右手には御嶽山。

7/6 9:37

白峰三山（北岳、間ノ岳、農鳥岳）と富士山

7/6 9:37

富士山アップで

7/6 9:38

アニメに描かれそうな幻想感と存在感。また登ってみたくなりました。

7/6 9:53

これから進んでいく尾根です。

7/6 9:57

イワウメもいっぱい

7/6 10:01

来月お世話になる予定の馬の背ヒュッテ。

7/6 10:06

北アルプス、後立山までぜ〜んぶ見えています！

7/6 10:07

中アと御嶽山も。

7/6 10:08

さぁ、進みますよ。

7/6 10:15

途中越えてきた小仙丈ヶ岳を振り返って。甲斐駒がだいぶ離れたなぁ。

7/6 10:27

イワツメクサ。目のいい奥さんが見つけてくれました。

7/6 10:36

オヤマノエンドウ。白や黄色い花たちの中で紫色は存在感があります。

7/6 10:40

ミヤマシオガマ

7/6 10:36

頂上までの稜線が見えました。

7/6 10:37

頂上には先に着かれた方々がいます。

7/6 10:51

そして、我々も登頂。奥さんは初めての3,000m峰です。おめでとう。

7/6 10:52

ガスがぐんぐん上がってきました。仙丈小屋まで降りてお昼にすることにします。

7/6 11:02

下り始めると、ガスの向こうに・・・、わぁ！やはり目のいい奥さんが見つけてくれました。

7/6 11:02

撮影しているうちにガスが晴れてきました。奥からヒナも登場(^^)

7/6 11:06

手前で立ち上がって「おかーさーん」って、呼んでるみたい。

7/6 11:08

「花の仙丈」いいですね〜

7/6 11:19

かつて氷河が削ってできたというカール、すごいスケールです。

7/6 11:48

仙丈小屋。トイレ（200円）、外のテーブルをお借りして昼食にしました。

7/6 11:57

小仙丈ヶ岳へ戻るルートを歩いていると・・・今度はオスにこんにちは。

7/6 11:59

近くで鳴き声がするので見てみると、メスも。

7/6 11:58

ヒナもいっぱい出てきました。

7/6 12:00

ヒナのふわふわのお尻がかわいい！

7/6 13:58

ガスを抜けて明るい林まで下ってきました。

7/6 14:29

バス停脇の池の縁にクリンソウがたくさん咲いていました。

撮影機器：

COOLPIX A900 ニコン

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス カメラ

感想

yoisa

以前から奥さんが「行きたい」と言っていた仙丈ヶ岳。コロコロ変わる天気予報に直前まで迷いましたが、思い切って仙流荘へ向かいました。

登り始めるとすぐに苔の緑が鮮やかな森。「南アルプス国定公園」の自然を感じながら登っていきます。「二合目」「三合目」と表示を辿りながら、やがて足元は岩場に。極端な急登はないので気持ちのいいペースで徐々に標高を上げていきます。
大滝ノ頭を越え、やがて森林限界を抜けると視界が開けます。目の前には堂々とした甲斐駒ヶ岳と険しさを誇る鋸岳、そこから右手に目をやると栗沢山・アサヨ峰、鳳凰三山も雲海の上に浮かんでいます。
小仙丈ヶ岳に着くとコーヒーを淹れて、のんびりと眺望を楽しみました。白峰三山や富士山、そして北アルプスや中央アルプスまで見渡せます。

ここからは気持ちのいい尾根歩きです。
シャクナゲやイワカガミ、ミヤマキンバイやイワウメ・・・色とりどりに咲く花たちに迎えられ、大きなカールの縁を進んでいくと、やがて頂上（3,033m）に着きました。ちょうど登頂のタイミングでガスが上がってきてしまい、眺望はなし。「小屋まで降りてお昼にしよう」と下り始めます。

「こうしてガスってくると、期待しちゃうよね〜」と話しながら歩いていると、奥さんが「あっ、いた！」ガスの向こうにライチョウ（♀）を発見。目を凝らすと、かわいいヒナたちもいます。
昼食後に小仙丈ヶ岳へと向かっている途中でも別のファミリーに遭遇。こちらも5〜6羽のヒナを連れた賑やかなご家族でした。

南アルプスの大きな山々の眺望とライチョウにも会えて、大満足の一日でした。

コメント

ハルボー

雛の季節ですね〜(^^)
yoisaさんこんにちは！ フワッフワの可愛らしいヒナがたくさん産まれてますねー！ 今年はまだ雛を見れてなくて、早く梅雨明けしないかな〜って待ち遠しいですよ。
仙丈ケ岳は残雪期に一度しか登ったことがなくて、今年はチャンスがあれば子供と登ろうかなと考えてます♪ 女王の名にふさわしく良い山ですよね〜。

yoisa

Re: 雛の季節ですね〜(^^)
harubo33さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
朝、仙流荘で鋸岳を眺めながらいろいろ思い出していました。第2高点でharubo33さんに写真撮っていただいてから、もう1年ですね。
甲斐駒も北岳も塩見岳も・・・南アルプスの山は登るたび「大きいなぁ」と思うのですが、仙丈ヶ岳もやっぱり大きい山でした。氷河が削り出したカール、そして空に続く稜線・・・お子さんと登れたらいいですね！
ふわっふわのヒナたちは、本当にかわいかったです(^^)