ガス・雨・暴風〜白馬散々
- GPS
- 56:00
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 2,188m
- 下り
- 2,174m
天候 | 7/14 雨 7/15 雨 7/16 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
猿倉(タクシー3,600円)→白馬駅14:38(あずさ26号)→新宿18:34(10分ほど遅延) |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓はアイゼン着けた方が無難、特に下りは!何人も滑ってましたね〜 白馬鑓温泉の帰路、雪渓を越えると雨後のこともあり岩ゴロと泥濘の悪路が続く。 泥足で岩場で転倒〜わき腹を強打するも・・大丈夫そう。 |
写真
感想
海の日恒例の山会アルプス山行、今年は8名での白馬三山となりました。
約1ヶ月半なんだかんだで山行かず、トレーニング不足は否めませんが、いつものチンタラ山行なので問題無かろうで臨みました。
金曜日の22:00竹橋駅集合で、毎日アルペン号で猿倉へ向かいます。道中は爆睡で、土曜日5:30頃猿倉荘へ到着しました。
天気予報は曇りでしたが、なんとまぁ〜土砂降りじゃないですか。すぐに上がるだろうと、合羽はズボンのみで傘を差しての登山開始です。気温20℃での合羽は汗かきの私としては非常につらいものがあります。
白馬尻小屋から大雪渓に入りますが、雨は小降りになったものの気温が下がってきたので合羽どうするか悩みましたが、とりあえず半袖Tシャツのままで軽アイゼンを着けて雪渓登りを開始しました。
ガスが濃く眺望はほとんどありません。先行者の足元を見つめながら黙々と歩きます。
30分ほど歩くと雨がまた強くなり、気温も10℃ほどに下がったので上も合羽を着ました。
大雪渓には方々に落石(転石)が散らばっています。数年前の槍沢の雪渓トラバースでは、6人の列の間を30cm大の石がブーンと音を立てて通り抜けて行きました。転がってくるという感じではなく、ミサイルが飛んでくる感じです。ヘルメットなど何の役にもたちません。その恐怖がなかなか頭から離れなく、雪渓の上部をずっと気にしながら歩いていましたが、今回は落石を見ることはありませんでした。
岩室跡でアイゼンを外してしばらくは岩場を歩きますが、小雪渓のトラバースでは踏み跡がしっかり付いているのでアイゼン無しでも問題ありませんでした。
ガスに巻かれながらいい加減飽きたなと思う頃、ガスの中から突然白馬岳頂上宿舎が姿を現します。計画にはかなり余裕があったので、小屋でコーヒー450円を頂きました。
山頂小屋からは約20分で白馬山荘へ到着しました。道中、白いウルッブソウを見ました。珍しいのかな?
山荘到着と同時に雨が上がり、白馬岳山頂、旭岳、杓子岳、鑓ヶ岳も少し顔を見せました。14時には着きましたので、白馬岳山頂に登るか悩みましたが、翌日の好天のご来光に期待して早速酒盛り開始です。
部屋は8人の個室。6畳に8人なのでこの時期としてはゆったりです。酒盛りは晩飯を前にまたハチャメチャ状態になるかと思いきや、皆さんお疲れなのかあまり盛り上がらずに午睡となり、夕飯後18:30には、翌日の好天を祈りつつ皆おとなしく就寝しました。
23時過ぎに目が覚め、満点の星に期待しつつ外へ出てみましたが、ガスが充満。視界は殆どゼロ状態・・・こりゃ明日も駄目か?で再度爆睡の後3時頃目を覚ますとまた雨が降っているではありませんか。更に風も強く窓ガラスを雨がバチバチと叩いています。
5時から朝食でしたが、順番が決まってなく早い者順でものすごい行列。雨で皆やる気も飛んでしまい、ゆっくりしようよということで、行列が納まった5:30頃から朝食を摂りました。
朝食後、とりあえず登りましょうということで白馬岳へ。眺望は全くありません。
7:30に杓子岳へ向かって出発、風雨は更に強くなってきました。杓子岳から鑓ヶ岳までは、とにかく雨・雨・雨・風・風・風・ガス・ガス・ガス・・・です。散々な白馬三山です。足元の花々がほほ笑んでくれるのがせめてもの救いです。色んな花を見ることができました。
ライチョウも顔を出してくれましたが写真に撮ることはできませんでした(ちょっと遠かった)。
鑓ヶ岳から鑓温泉小屋までは雪渓から始まり、アイゼンを着けたり外したり、横着をしてアイゼン着けずに滑って行く人を何人か見ました。4本爪の山会メンバーも5m程滑って、ストックで滑落停止を試みたようですがストックは真っ二つ、会長にぶつかって止まりました。
雪渓の間には岩場の鎖場やら梯子などもありますが、慎重にいけば問題はありません。
結構厳しいルートだなと考えながら雪渓を下り続けると硫黄臭がしてきます。雨と汗でドロドロの体を早く洗いたいと考えていると、ガスの中から忽然と鑓温泉小屋が出てきました。
12時過ぎには到着、一日の行程が楽過ぎか?
持参のカップラーメンを食べて早速お風呂へ、露天風呂であることは知っていましたが超オープン。浴槽の真下がテント場で丸見え、基本混浴とのことで水着のオネーサン方も数名入っていました。男の方が縮こまりますね。体を洗うことはできませんが、本当に爽快なお風呂でした。
徐々に天気は良くなり、山々も姿を現しました。14時頃から、食堂で酒盛り開始。爺様方は次第にいつもの調子になり、隣に座った歯科医の若いご夫婦にはご迷惑をお掛けしました。
16時頃飲み飽きた名誉会長が「熊だー」の奇声を発しました。小屋の裏山の中腹、直線距離で200m程でしょうか、真黒な親子熊がのそのそと歩いています。子供が見つけたようですが、しばらく「熊だ、熊だ」の大騒ぎ。でも“熊に遭遇した”には少し遠過ぎですね。
夕飯を食べて本日も18:30には就寝。天気は良くなかったけど楽しい一日でした。
本日は物置みたいな中二階で布団4枚に6人、4枚に8人の話がありましたが、2人は来ませんでした。受付で本日は満員で宿泊を断られる人がいたので???です。
爆睡後、起床4:00天気は漸く晴れ。4:15頃から4:40頃まで妙高山の隣からモルゲンロートショーが楽しめました。雲海が厚過ぎか、日が出るころには朝焼けは消えてしまいました。
好天ですが本日は下山のみです。いきなり雪渓からスタートして、二つの雪渓を越えてアイゼンを外しましたが、その後も雪渓は至る所にありました。アイゼンは不要ですけどね。山肌のトラバースでは、泥濘がひどく岩上スリップ注意です。
小日向のコル付近ではミズバショウが見頃となっていました。モリアオガエルの卵に「キモ〜イ」とか言っているオネーサンがいましたが、自然の神秘・・・「何をおっしゃいますか」ですよ!
以降も岩ゴロゴロ、泥濘の悪路は続き、泥靴で岩の上で足を取られて左わき腹を強打、丁度1年前にソフトボール外野守備で激突してあばら骨にひびが入った同じ場所、体重80kgを岩の角にぶつけるとこれは痛い。しばらく蹲り、ついにやってしまったか〜ヘリコプターか〜とか考えていましたが、なんとか大丈夫そう。歩くには全く支障ありませんでした。気を抜いたらいけませんね!
10:30には猿倉荘に到着、早速生ビールで乾杯。1時間半ほど持込み焼酎とウイスキーで盛り上がりました。横を通ったオバサマにウイスキーを勧めると「うまかー」で、すごい飲みっぷり。宮崎県出身で大阪から来たとのことで、名誉会長は宮崎で仕事していたこともあり、二人で宮崎民謡を2曲。爺、婆パワーは侮れない。
タクシー2台に分乗して白馬駅へ3,600円/台〜900円/人。安い!
白馬ロイヤルホテルでのお風呂は500円〜露天風呂の敷き砂利はお尻と足裏に心地良かったです。
駅前で蕎麦食べて帰路へ・・・駅のロータリー旅行店があり、JR自由席特急券を通常より2,000円程安く購入できました。
14:38発の特急あずさ26号で新宿まで約4時間、もう山会の連中の話も聞き飽きたので一人別の席を確保しました。ところが隣に座った山帰りのおじ様も山会の長老軍団と同年代。約2時間、おじ様の酒が尽きるまで山の話を聞くことができました。いや〜もう腹一杯です。
kurihさん、こんばんは。
ほんと久しぶりですね。
どうしたのだろうと思っていました。
せっかくの山行が、生憎の天気で残念でした。
最後の日が晴れたのは救いですね。
低山では暑くて参っているのに、
いまだにアイゼンなんですね。
それにしても、雪渓の行列は凄い。
さすがに人気の白馬。
ところで、良く見ると出発は金曜日なんですね。
3泊4日?
凄いです。うちではできないか?
toratora48さんご無沙汰しました。
金曜酒続きでちょっと山を離れるとヤマレコからも
遠ざかってしまいました。
残念な山行になりましたが、天気には勝てません。
こういうこともあるでしょう。
車中一泊の三泊四日でしたが、「亭主・・・・」で
嫁は好き勝手やっています。まぁ〜円満な方だと思
っています。
旅費は総額3万円+αです。山会の会長がうまい手配
をしてくれました
恒例の海の日山会は「白馬」でしたか
憧れのルートです
お天気が残念でしたが、それでもお花は待っていてくれましたね いいなぁ〜お花畑
子連れ熊さんやら開放的な温泉 モルゲンロート 散々 と言いつつお楽しみもたくさん
左わき腹は大丈夫でしたか?
どこに危険が潜んでいるかわかりませんね
ソフト負傷と同じ場所 という事でお大事にしてくださいね。
お疲れ様でした。私もいつか行くぞ
天気が悪かったのが悔やまれますが、お花畑は本当に
凄かったです。是非一度行ってみてください。
わき腹は青痣が4ヶ所ほどありますが、骨は大丈夫っぽい
です。
いつもの通り金曜深酒、土曜休養、明日バットを振って
確認します
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