羅臼岳(悪天候に加えて熊にも遭遇)
- GPS
- 06:15
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,556m
- 下り
- 1,546m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
5:00ウトロ温泉→5:30岩尾別温泉 [帰り] 11:50岩尾別温泉→知床自然センター→18:30ひだか高原荘 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道には500m~650m付近で熊出没注意との看板が出ていますが私が実際に遭遇したのは850mの極楽平付近でした。百名山なので登山客も多いからと油断は禁物です。私は前日に知床自然センターで借りた熊スプレーを装備してました。大沢入口からの雪渓は傾斜が緩やかなので踏み跡を辿ればアイゼン無でも大丈夫でした。羅臼平から山頂へは急な岩場の登りになり山頂付近は嵐のような強風状態でした。気温の急な低下にも要注意です。 |
写真
感想
北海道遠征第三弾は羅臼岳に登りました。宿泊したウトロ温泉を5時前に出発。天気は生憎の雨。何度でも気軽に来れる山ならこんな天気では登りませんが、滅多に来れない北海道の百名山ではやむなしです。
羅臼も熊出没頻度が高いと言う事で前日の硫黄山でレンタルした熊スプレーを装備して出発…まさか本当に遭遇するとは。下山時に登山道の前方で動く黒い物体を発見、血の気が引きました。15m程先に大小2匹、しかも小さい方と目が合ってしまい小熊はこっちに向かおうとしています。スプレーレンタル時に知床自然センターの人からレクチャーして貰った通り目をそらさず、鈴をならしながらゆっくりと後退。親熊の方がブッシュに退却してくれてそれを追って子熊も去りました。あぁ〜っ、助かった。万が一の時の為に身に着けていた熊スプレーがあったから落ち着いて行動できました。わき見でもして気が付かず接近していたら大変な事になっていたかも…。
羅臼岳は天気が良ければ最高の展望が望めたのでしょうが、生憎の雨の天気。大沢入口で雪渓登りになった時にはかなり気持ちが萎えました。なんとか羅臼平に辿りついて少し気を持ち直して山頂を目指しましたが、そこからは強風と険しい岩場の連続。悪天候も重なって、羅臼は本当に険しい山だと実感しました。
強風に吹き飛ばされそうになりながらやっと山頂に到達、束の間に雲が晴れて下界が望めた時には、苦しかった分、感動で涙がこぼれそうになりました。来て良かった!
後はただひたすら下るだけの筈が熊遭遇のオマケが付いて、最高に思い出深い山になりました。下山後は知床自然センターに熊スプレーを返却後、翌日登る予定の幌尻岳に備えて340Kmの長距離運転をして宿泊先のひだか高原荘に辿りつきました。
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