猫又山

2012年07月21日(土) 〜 2012年07月22日(日)

• GPS: --:--
• 距離: ---km
• 登り: ---m
• 下り: ---m

コースタイム

21日　猿倉6：00−11：00山頂小屋テン場12：30−13：00旭岳分岐ー13：30山頂14：00−15：00テント
22日　5：00テントー8：00清水岳ー10：00猫又山11：00−14：00清水岳ー16：30テントー19：00猿倉

天候

21日雨
22日曇り時々雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

猿倉駐車場

コース状況／危険箇所等

いたるところ危険箇所、特に稜線の北側は崖、南側はハイ松の藪
ハイ松の藪こぎ遅々として進まず
藪の陰では熊さんが見ています。
獣道を使わせてもらいながら進む。

写真

7/21 6:36

青空が見えるのに時おり雨もあたる

7/21 6:36

女心と山の空

7/21 7:10

金山沢からの流れ

7/21 7:18

白馬尻小屋のすぐ上にキヌガサソウ

7/21 7:37

さすが白馬

7/21 7:56

人が多い

7/21 7:56

雲が多い

7/21 9:05

雪渓終点

7/21 9:05

見下ろすとアリの行列

7/21 9:17

7/21 9:17

7/21 9:17

7/21 9:28

ミヤマキンポウゲ

7/21 9:29

お花畑が続きます

7/21 9:29

7/21 9:29

7/21 10:09

ウルップソウ

7/21 10:24

ハクサンフウロ

7/21 10:26

イブキジャコウソウ

7/21 10:26

シロウマオオギ

7/21 10:26

もうすぐ山頂小屋

7/21 10:32

7/21 10:32

山頂小屋までもう少し

7/21 10:33

ハクサンイチゲ

7/21 10:42

シナノキンバイ

7/21 12:56

タカネャハズハハコ

7/21 12:57

ハクサンイチゲの群落

7/21 13:02

旭岳分岐

7/21 13:04

ツガザクラ

7/21 13:23

アズマギク

7/21 13:32

旭岳山頂から見る山頂岩峰を望む
高さから言うとこの岩峰が山頂でしょうね

7/21 13:45

一枚岩の岩峰は雨で滑りやすく今回はやめておきます。
この山頂を踏む人は少ないはずです。

7/21 14:28

ここはお花畑がいいですね。
シナノキンバイの群落

7/21 14:45

ハクサンコザクラ

7/21 15:00

お花畑のそばにキャンプ

7/22 5:08

22日早朝　旭岳を正面に見て出発

7/22 5:10

青空が広がることを期待して

7/22 5:20

振り返ると杓子岳

7/22 5:54

コマクサ

7/22 6:07

シナノキンバイ

7/22 6:07

ナナカマド

7/22 6:47

白馬山頂小屋方面を振り返る

7/22 6:56

ハクサンチドリ

7/22 7:00

ワスレナグサ

7/22 7:16

猫の踊場が見えました。

7/22 7:16

2513Pが迫ってくる。
いくつもピークを超えるが各ピークの間は切戸になっているので大変です。

7/22 7:16

振り返ると裏旭、清水岳

7/22 7:17

清水岳からの下りはハイ松の激薮
帰りは獣道を利用しクリヤしました。

7/22 7:17

雪倉岳

7/22 7:17

稜線の北側は崖となっているので怖いです。

7/22 7:18

ヤナギマタ谷

7/22 7:18

7/22 9:05

キヌガサソウ

7/22 9:33

サンカヨウ

7/22 9:50

熊の糞
その辺の藪陰から観察されているのかも・・・
彼らの領域ですからね。

7/22 9:53

藪を抜けると突然猫又山の大雪田

7/22 9:57

猫又山頂は薮です

7/22 10:07

キスゲ

7/22 10:07

タカネナデシコ

7/22 10:07

雪田からすぐそばにこんな大地が広がって
何故木がないのだろう
不思議な空間です。

7/22 10:08

タカネイバラ

7/22 10:08

イワツメクサ

7/22 10:08

イブキジャコウソウ

7/22 10:09

こんな花畑が広がって

7/22 11:02

霧の中に猫又山が隠れそう
雪田にうかぶ黒いピークが地図上の山頂

7/22 11:02

この雪田から続いてお花畑が広がっている

7/22 11:03

霧に閉ざされていく・・・

7/22 12:08

ハクサンコザクラの群落をはじめ
素晴らしいお花畑でした。

7/22 12:08

ナエバキスミレ

7/22 12:18

ヒメイチゲ

7/22 12:50

アオノツガザクラ

7/22 12:53

晴れて欲しかったが、帰りも雨。足の中まで水浸し
猫ノ踊場は残念ながら時間切れ

撮影機器：

FinePix F550EXR 富士フイルム

感想

treeapple

この山に行くのはずいぶんと悩みました。
行くだけなら、残雪期の雪を利用すれば楽ということはわかっていたが、1995年の8月にこの地を訪れた南川さんの記録によると、素晴らしいお花畑があるという。

記録によると熊の生息数もかなりのものらしく、それも心配でしたが好奇心のほうが勝り行くことにしました。

清水岳からの下りのハイ松は、正直これを抜けることが出来るのか心配になるくらいの激藪、帰りのことを考えたらここから帰りたくなりました。

ここを抜けると、獣道など利用しながら進む、進行方向右側は基本的に崖だが、かろうじて残っている雪渓を利用すると藪を除けることが可能、残雪期の6月頃までなら比較的簡単に通行できるという記録があったが、そのとおりである。

右側が崖になった尾根を木の根をつかみながら下っていく、葉が霧で塗れズボンがびしょぬれ、急斜面ですべり泥だらけ、ゴアの雨具が泣いている。
清水から猫又山までの稜線は基本的に下りですが、途中のピークとピークの間は切戸になっているので通過は難儀します。

猫又山北側の雪渓の上には熊の糞があり、そこから獣道を利用し藪に入り山頂を目指すと、すぐ藪が開け大雪田が広がる。GPS山頂は雪田のすぐ左の藪の中を示しているのでとりあえず藪の中に10メートルほど移動し、山頂を踏む。

雪田をそのまま進み前方の台地に乗り上げると広い砂礫地、ここからお花畑が続き不思議な空間が現れ、その美しさに感動、ここまで藪こぎしてきた苦労も忘れてしまう。

時間が迫っているので猫の踊場を目指すが霧に閉ざされて見えない。すぐ近くのはずなのだが広大な地形なのが災いしてどう進めばいいのかわからない。
晴れていれば全然問題ないのに残念だが時間切れ、昼飯を食べて帰路に着く。

心配した清水のハイ松地獄は獣道ルートでスムーズにクリアし登山道に復帰した。
ここからの裏旭の長い登りは疲れた足にはつらいが、充分な達成感で心は満たされていた。
山頂小屋ではあわただしく濡れたテントを撤収し、誰もいない大雪渓をひたすら下り、なんとか明るいうちに猿倉に着く。

コメント

ゲスト

凄い時期に凄い場所
　こんなところに登る人が他にもいるとは。私は2005年6月26日に猫の踊り場まで行きました。残雪期末期もいいところで清水岳直下のハイマツは強烈でしたが(僅かに獣道があったような)、清水岳〜猫の踊り場間の2/3以上は雪が使えた記憶があります。猫又山〜猫の踊り場間は稜線上は雪が消えていて北斜面の残雪をトラバースし続けました。

treeapple

良いところですね
gekiyabu　さん　こんばんは

この場所に行く時期をいつにしようか、ずいぶん悩みました。
藪を除けるには残雪期、花畑を見るためには少なくとも7月末頃、雪の時期は熊はいないなどなど
どうしても、お花畑を見たくてこの時期にしました。

苦労して藪こぎした甲斐があり素晴らしいお花畑に出会うことが出来感激でした。