赤岳を静かな真教寺・県界尾根ルートでゆったりと。

2012年08月05日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.7km
• 登り: 1,269m
• 下り: 1,265m

コースタイム

06：30スタート→07:10賽ノ河原→08：50扇山→12：05権現分岐→12：30赤岳山頂13：30→15：25大天狗→17：10登山口

天候

晴れ、微風。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央高速を長坂ICで降り、清里ハイランドパークを目指し車を走らせます。
舗装された道路行き止まり近くの路肩に他の迷惑にならないよう路駐しました。
他に数台駐車してました。駐車禁止区間ではないと思いますが路駐は自己責任で。

コース状況／危険箇所等

車を駐めたところから真教寺尾根登山道に出るためにはサンメドウズのゲレンデを登らなければなりませんでした。ゲレンデには感電注意と書かれた鉄線の下を匍匐前進で潜ったり、匍匐前進を避けるため藪こぎしたり大変でした。（そもそも私有地、不法侵入でした）美し森か、たかね荘の駐車場を利用したほうがよろしいかと。

真教寺尾根の樹林帯は所どころ展望が開け富士山や南アルプスの山々を見ることが出来、日陰でとても心地よく歩けました。
灌木帯に入ると今までの楽しく歩くから、手を使いまさに四駆パワーで登るといった感じに変化しますが、可憐なお花たちが心なごませてくれました。

鎖場は慎重に登ればそれほど問題ないと思います。手掛かり・足掛りがしっかりした所は鎖を使わない方が疲労しない様に感じました。場所によりけりで判断すべきでしょう。ただし剥がれ易い岩もあったので、いきなり体重をあずけるのは禁物です。急登区間ですが、お花や景色を楽しみながらHPを回復しつつ楽しい楽しい岩場を経験しました。

山頂は多くの人を予想していたのですがそれ程ではなく、皆さんまったりとした時の経過を楽しんでいるようでした。

下山は県界尾根です。こちらの鎖場は基本、ガレ・ザレですので鎖を使った方が安全です。また落石させないように慎重に、先行者がいる場合は十分な間隔を空けるべきですね。この区間の植生はハイマツがメインなのでトットと下ります。

最後の鎖場をクリアするとすぐに灌木帯、樹林帯に入り大天狗・子天狗の小さなピークを巻き徐々に高度を下げていきます。防火線の頭を過ぎ清里方面の分岐を過ぎると急な下りになります。この区間は真教寺ルートと比較すると少し荒れ気味かなと感じました。あれだけの斜面ですから雨水により登山道が抉られるのは仕方がないのでしょうね。笹が生い茂った所を通過すると登山口に到着です。

本日の行動食
おにぎり　　　　：　　3個
カロリーメイト　：　(小）1個
ポカリスウェット：　1L
お茶500ml　：　2本
水　500ml　：　1本

すべて消費しました。食べ過ぎ？過去のシャリバテ経験がトラウマとなってます。

写真

8/5 6:31

雲海の上に富士山。と釈迦ヶ岳でしょうか。

8/5 7:12

賽ノ河原

8/5 7:18

腰から胸位の高さの笹。

8/5 7:32

枝越しに赤岳

8/5 7:44

樹林帯の登山道は日陰でちょー気持ちぃ！

8/5 7:46

南アルプスの名峰たち

8/5 7:56

だいぶ雲が高くなってきました。
この後、富士山は雲に隠れました。

8/5 8:53

扇山

8/5 8:54

ホント、歩いていて気持ち良い道です！

8/5 9:12

赤岳をアップで、
壁に見えます。自分でも登れるのかなー。

8/5 9:12

8/5 9:51

大天狗、子天狗。権現も見えてきました。

8/5 9:55

ふり返り、小休止した牛首山です。

8/5 10:19

青空最高！

8/5 10:42

急登の始まりです。
ストックをしまい手袋を着けます。

8/5 10:57

最初の鎖場、ワクワク！！！

8/5 11:03

大天狗、子天狗が目の高さに。

8/5 11:04

このアレンジ！！自然て凄いですよね！

8/5 11:05

まさに手と足で安全確認して登ります。

8/5 11:06

足場しっかりしています。

8/5 11:24

オヤスミ中。

8/5 11:27

ピン来てませんが蝶に人気のお花でした。

8/5 11:30

団体さんが下降中、時間がかかりそう！鎖左側の岩場が手掛かり足がかりしっかりしていたのでここを登りました。

8/5 11:41

壁に見えます、少し弱気になりかけました！

8/5 11:53

もうすぐ稜線。このあたりから山頂までの区間がとても楽しい。

8/5 12:03

青い空、白い雲、岩肌に咲くお花。もう幸せです。

8/5 12:04

真教寺尾根の分岐まで来ました。風が爽やかに火照った体をクールダウンしてくれました。

8/5 12:04

ツルネ、権現、前三ッ頭。

8/5 12:04

キレット小屋方面への梯子。次はここも歩きたい。

8/5 12:05

権現岳の向こうに雲がかかった南アルプス。

8/5 12:05

8/5 12:06

最後の梯子、ではなく登りきると、

8/5 12:14

山頂がまだ先に。

8/5 12:14

8/5 12:21

岩場のトラバースを経て

8/5 12:23

中岳、阿弥陀岳へ向かう竜頭峰の分岐。

8/5 12:23

見下ろすとかなりの高度感、楽しそう！

8/5 12:25

右が歩いてきた真教寺尾根、左が下る県界尾根。

8/5 12:29

最後の梯子。登りきると

8/7 2:10

山頂です。

8/7 2:10

山頂から頂上山荘。

8/7 2:10

8/7 2:10

マナーの良い赤岳山頂でした。

8/7 2:10

赤岳鉱泉と行者小屋でしょうか。

8/7 2:10

阿弥陀岳、魅力的です。

8/5 12:51

皆さん思い思いまったりして！

8/5 12:51

山頂全景

8/5 12:52

赤岳展望荘に続く尾根道。

8/5 12:52

8/5 13:11

本日のランチは辛口カレー、辛くないです。とコーヒー、美味しいです。

8/7 2:10

阿弥陀、ここも行きたい！

8/7 2:10

山頂と南アルプス鋸岳

8/7 2:10

県界尾根分岐から硫黄岳方面

8/7 2:10

硫黄岳分岐

8/5 13:37

下山します。

8/5 13:49

落石注意です。

8/5 14:40

下り最後の鎖場です。予想外に早く着きました。

8/5 15:00

下ばかり見て歩くと頭ゴツンします。

8/5 15:24

大天狗、中間点まで降りました。

8/5 16:17

このあたり赤岳と紅葉のコラボ期待でまた秋に！

8/5 17:10

山頂から下山をご一緒したHさん、お疲れさまでした。

8/5 17:13

楽しい一日を過ごせた事、この山にもきっとおられる山の神様に感謝です。

撮影機器：

FinePix F550EXR FUJIFILM

NIKON D700 NIKON CORPORATION

感想

oyabun

本当は4日の予定でしたが最近お疲れ気味で当日08：30のお目覚め、翌日に延期しました。
当日なでしこ観戦後03：45自宅を出発。ナビの到着予想時刻はナント07：45、夏休みに入り道路が混雑しているのかなとか考えつつトバシ気味に走りました。
思いのほか道路は空いていて06：00過ぎに目的地に着きました。いつものことですのであまりナビは信用しないようにしています。
登山口で単独で先行される方と少しお話をしました。真教寺‐赤岳‐県界で戻るとのこと。身支度をしてからゆっくりと歩き始めましたが、朝日が背後から直射し暑いったりゃありゃしない。でも最近の山歩きは天候に恵まれなかったのでこのPカンは大歓迎です。前にこれから目指す赤岳、ふり返ると雲海を従えた富士山がはっきり見えます。やはり山はPカンの日がいちばんですね。
ところで先行された方になかなか追いつきません。樹林帯の見通しがきく斜面で時々人影が見えるのですが。このルートは本当に登山者が少なく前後だれもいない時間が多い。人が関わった音はなく、聞こえるのは鳥のさえずりだけ、とにかく静かです。それでもキレイに整備された登山道なので不安は感じません。
牛首山に着くと二人組の方と登山口でお話した単独の方が休憩されていました。ここでまたお話をし、この方は登山を始めてまだ間もないのにテントで南アルプスの山々を歩いているそうです。羨ましい限りです。この方とは後ほど山頂から下山をご一緒することになります。
今回の山行の核心部ともいえる鎖場ですが真教寺ルートは岩がしっかりしていてあまり怖さは感じませんでした。県界尾根のそれはザレた所が多くここを登るのはあまり気が進まないと感じました。時計回りのルートが正解だと思います。
今回の山行は天候にも恵まれ変化に富んだコースを超スローペースで楽しく歩け、充実した1日でした。
下山をご一緒したHさん、お疲れさまでした。私、明日から夏休みで南アに行く予定です。何処かでお会いするかもですね！！！

コメント

hatsu

お疲れ様でした
下山からご一緒させて頂きました hatsu です。
楽しい山行でした、ありがとうございました。
写真拝見しました、さすがどれも決まったショットです。またどこかでご一緒できたら良いですね。

過去の山行記録も拝見しました。北アの常念も行ってみたくなりました。ハナちゃんは私も7月3連休に赤岳山頂で会いましたよ。

今頃は南アでしょうか、天気良さそうですね。
次の山行記録も楽しみにしています。

oyabun

hatsuさま お疲れさまでした。
シリアルごちそうさまでした
下山する時って、時々何ていうか少し寂しい気持ちになることがあるのですが、おかげさまで楽しく下山することが出来ました。有難うございました。

写真のほうは下手の横好きで自分ではセンスないと思ってます。

hanameizanさんのバイタリティー凄いですよね 勉強になります。


今頃は小屋で の予定だったのですが、急な用事が入ったため、やむなく仙丈ヶ岳日帰りでもと考えています。ただ明日の天気が どんなことになるやら。