扇沢BS→爺ヶ岳→鹿島槍ヶ岳→八峰キレット→五竜岳→五竜遠見テレキャビン駅
- GPS
- 52:07
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,899m
- 下り
- 2,783m
コースタイム
新宿 0630
↓ 京王バス
扇沢 1120 1130
↓
柏原新道入口 1139 1142
↓
ケルン 1317
↓
石のベンチ 1503 1509
↓
種池山荘 1608
8/20(月)
種池山荘 0448
↓
爺ヶ岳・南峰 0546 0612
↓
冷池山荘 0737 0751
↓
鹿島槍ヶ岳・南峰 1016 1104
↓
鹿島槍ヶ岳・北峰 1204 1228
↓
キレット小屋 1358
8/21(火)
キレット小屋 0451
↓
口の沢のコル 0625 0633
↓
北尾根の頭 0710 0715
↓
五竜岳 0947 1034
↓
五龍山荘 1126 1135
↓
大遠見 1315 1317
↓
中遠見 1356 1402
↓
アルプス平駅 1535
↓
エスカルプラザ 1553 1625
↓ シャトルバス
神城駅 1628 1638
↓ JR大糸線・各駅停車
松本駅 1811 1835
↓ スーパあずさ32号
立川駅 2043
天候 | DAY-1 曇り時々雨 DAY-2 晴れ、9時頃から霧 DAY-3 晴れ、11時頃から霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鹿島槍・五竜間は、梯子や鎖が良く整備して有り、危険な感じはしなかった。 その他の部分は、危険個所無し。 |
写真
感想
DAY-1 8/19(日)
早朝6:30、新宿発・扇沢行きの高速バスに乗る。少し早めに着いたので、近くの店で焼カレーを食べる。幸いバスは空いていて、2席を確保し、ゆったりできた。途中で2回休憩し、定刻の11:20に扇沢駅に着く。次第に天気は曇って来た。
扇沢駅で水を確保。「破断岩の水」とかナントカ書いてあって、冷たくて美味い水だった。道路を戻り橋を越えた駐車場のところが、柏原新道の入口だ(看板は無い)。電話で種池山荘を予約した時に言われたように、クマ出没のためテント場はクローズと書いてある。途中雨に降られながらも、大した雨にはならず、16時過ぎには種池山荘に着く。お盆休みも終わったが、思ったよりも山荘は混んでいた、とは言え、8人部屋に5人。外は完全に霧の中で、残念ながら展望は無かった。
DAY-2 8/20(月)
早朝に起きて、爺ヶ岳へ向かう。昨晩の霧が嘘のように快晴だ。爺ヶ岳の向こうから陽が昇るので、日の出は見えなかったが、振り返ると立山や剣岳が赤く染まって綺麗だった。
爺ヶ岳・南峰からは、立山、剣岳、槍・穂高連峰、鹿島槍ヶ岳、薬師岳の眺めが良い。鹿島槍ヶ岳へ向かう縦走路上に、冷池(つめたいけ)山荘が見える。振り返ると立山・剣岳を背景に種池山荘が見える。景色を満喫しながら、朝食の弁当を食べる。
爺ヶ岳・中峰はパスし、鹿島槍ヶ岳へ向かう。南面からガスが湧き上がりつつあるのが気がかりだ。気持ちの良い縦走路を行き、冷池山荘に着く。小休止し、水を仕入れる。
冷池山荘から、まず布引山(残雪が布を引っ張ったように見えるらしい)を目指す。長い登りだ。おまけに、あっという間に霧が出てきて、残念ながら鹿島槍ヶ岳は見えなくなってしまった。
山頂が見えない長い登りを終え、ようやく鹿島槍ヶ岳・南峰に着く。霧の中だ。北峰が霧の切れ間に見えないかと願ったが、チャンスに恵まれなかった。行動食を食べたりして、粘ったが、霧はこくなる一方なので、諦めて、北峰へ向かう。吊尾根の暗部付近で、キレット小屋への道を分ける。ここに荷物をデポし、北峰を往復する。霧で、やはり展望は無い。
八峰キレットを目指す。難所だが、鉄梯子や鎖が整備されていて、危険は感じなかった。正面には五竜岳が見えるはずだが、霧で何も見えない。何回か梯子を越え、角を回ると、突然眼下にキレット小屋が見えた。
日没が近くなると、次第に霧が晴れ、正面に剣岳・毛勝山が見える。日没の頃には、殆ど霧は無くなり、美しい日没が見えた。そして、剣岳の左肩に三日月。次第に陽は暮れ、剣岳に三日月は沈んだ。
DAY-3 8/21(火)
今日も早朝に起きて、歩き出す。朝は快晴だ。山荘から少し登ると五竜岳が見える。すぐそこに見えるが、岩峰をいくつも越え、大きく下って登り返すので時間がかかる。やがて陽が登り、剣・立山が朝陽に染まる。東方が開けたところに来ると、雲海に浮かぶ火打、妙高、高妻、浅間、八ヶ岳、富士山、南アルプスが見える。振り返ると鹿島槍ヶ岳の双耳峰が格好良い。行く手の五竜岳は、ごつごつした岩の塊のようだ。
岩峰を幾つか越え、口の沢のコルに着く。ここが、キレット小屋から五竜岳への縦走路の最低鞍部だ。小休止する。まず五竜岳手前の北尾根の頭を目指す。北尾根の頭から見る五竜岳は、すごい急登で、「登れるんかい?」と思う程だ。G5、G4と名付けられた岩峰を越えると、五竜岳への最後の登りが始まる。ジグザグに登り、岩をいくつも越え、登って行く。要所には鎖が用意して有り、危険は感じなかった。
ついに五竜岳山頂に着く。3度目のチャレンジだ。過去2回は、いづれも五龍山荘側から登ろうとしたが台風で断念。山頂からは、鹿島槍ヶ岳、槍ヶ岳、薬師岳、立山、剣岳、白馬岳の眺めが良い。小休止している間に、どんどんガスがかかって来たので、なんとか好いタイミングで登って来たようだ。
五竜岳から五龍山荘に下る。上から見ると歩きやすそうな道だったが、結構、岩が多い道だった。ガスがかかって来たが、切れ間に時々、五竜岳が見える。五龍山荘で水を仕入れ、遠見尾根を下る。この尾根は、意外に長い。下る時は、いつもガスの中で展望が無い。おまけに、結構、登り返しがある。特に、ケルンがある中遠見山への80mぐらいの登り返しは、疲れた足にはきつかった。
テレキャビンの山頂駅からエスカルプラザに下り、大急ぎで風呂に入り、最終の無料シャトルバスに飛び乗って、神城駅に出る。神城駅から松本は遠い、と言うか電車が遅く、駅が多すぎる。信濃大町で、松本行きの各駅停車に乗り継いで松本に出る。
いつも思うのだが、松本駅の売店は貧弱すぎる。今日も、弁当は殆ど売り切れ状態で、残り少ない弁当に、帰省帰りの人々が群がっている。おまけに、立ち食いソバすらない。ほとんど人が入っていない土産物店はいらないので、食堂が欲しい所だ。
スーパあずさに乗って、立川で降りて、快速に乗換え、帰宅する。
<キレット小屋から日没後の剣岳と三日月>
<五竜岳から鹿島槍ヶ岳の夏>
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