ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 220392
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

私だけの幸せな稜線〜鳳凰三山縦走

2012年08月27日(月) 〜 2012年08月29日(水)
 - 拍手
GPS
24:35
距離
26.4km
登り
2,548m
下り
2,539m

コースタイム

27日:
夜叉神峠バス停10:53−夜叉神峠11:52/12:10−杖立峠13:27−火事場跡14:09−苺平15:09−辻山15:26/15:38−小屋側の辻山分岐15:55−南御室小屋16:15

28日:
南御室小屋06:22−砂払岳07:20−薬師小屋07:33/07:40−薬師岳山頂07:49−観音岳山頂08:40/10:25−鳳凰小屋近道分岐10:54−赤抜沢ノ頭11:48−賽の河原11:56/12:05−地蔵岳オベリスク直下12:17/12:28−昼食12:30/13:24−赤抜沢ノ頭13:33−鳳凰小屋近道分岐14:30−観音岳山頂15:03/15:18−薬師岳山頂15:54/16:10−薬師小屋16:20

29日:
薬師小屋04:49−薬師岳山頂の先で朝焼け撮影04:56/05:10−観音岳山頂05:56/07:00−肩辺り散策07:04/07:15−薬師岳山頂08:17−薬師小屋08:25/08:36−南御室小屋09:41/10:52−苺平11:38−火事場跡上部12:00/12:11−杖立峠12:55−夜叉神峠14:00/14:27−夜叉神峠バス停15:12
天候 27日:曇り
28日:晴れのちガスのち晴れ
29日:晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
甲府〜夜叉神峠 山梨交通 1380円
http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2012hirogawara.htm
夜叉神峠までだったら、利用者協力金(100円)は不要のようです。
コース状況/
危険箇所等
<登山ポスト>
夜叉神峠バス停にあり。登山届用紙も、東屋のテーブルの上の缶箱に入っています(備え付けのペンは全て使い物にならず、自分のを使用)。


<道の状況>
バス停〜夜叉神峠:
ゆるい砂利道で長いジグをきりながら高度を上げます。作業林道って感じです。
意外と花の種類や量は多く(目立たないのが多いけど)、思ったより楽しめますが、虫(ブヨみたいなの)が多いので落ち着きません。
夜叉神峠までのハイカー多し。ここだけだと花好き以外にはつまらないと思いますけどね〜。

夜叉神峠〜火事場跡:
最初は下り〜えぐれた急登がありますが、尾根の西側のトラバースに入ってからは同じようなゆるい斜度の砂利混じりの土の道がずっと続きます。
退屈と言えば退屈ですが、苔が多いのでそれなりに気持ちいいです。

火事場跡〜苺平:
火事場跡周辺は大きめな砕石の道で、上りは登りやすいですが、下りは結構足に来ます。火事場跡を過ぎると苺平までは再び歩きやすい土の道。

苺平〜辻山〜小屋側の辻山分岐:
歩く人が少ないのか、道というより踏み跡です。その分森の中を歩いている感がたっぷり。

苺平〜南御室小屋:
ゆるやかに下っていく土と砕石の道です。帰路は当然ここが登りになります。

南御室小屋〜薬師小屋:
急登と平らな道が交互に出て、リズムが取りやすかったです。
砂払いに出ると、本当にぽんっという感じで眺めが開けます。小屋直前は岩の道。

薬師小屋〜観音岳:
開けていて、白い砂と岩とタカネビランジの本当に気持ちのいい稜線です。
危険なところはありません。

観音岳〜地蔵岳賽の河原:
観音岳の頂上から見るとすぐに見えるのですが、なかなかどうしてアップダウンが多く、まったり歩いていることを差し引いても、ここだけ往復ともコースタイムを大幅に超過。
自分が思っているより多めに考えていたほうが、気持ちが折れずにすむかも。
道自体は、ちょっとざれて歩きづらいところがあるものの危険なところはなく、展望のいい道です。

地蔵岳賽の河原〜オベリスク直下裏側:
岩は大きいですが、ざらざらした花崗岩なので足がかりがよく登りやすいです。
ルートも探しやすいので、基本的な三点支持が出来れば誰でも直下の裏側(「ホーオ三山」のプレートのあるところ)までは行くことができると思います。
オベリスクは当然(?)登ってません。


<小屋>
南御室小屋:
うわさ通り水の美味しい小屋でした。そのまま飲用可。
この日の宿泊客はご夫婦1組、単独が私含めて3人。だからか、カーテンで仕切った3畳くらいの個室を丸々1人で使わせていただけました!
自炊は外のベンチか、室内土間のカウンターにて。
夕日は見られませんが、日の出は夜叉神側に5分いった場所から見られるそうです(季節によるかも)。

薬師小屋:
水は天水なので要煮沸。煮沸済みのものが500ml300円で売られていました。
お湯・お茶の販売や無料サービスはありません。(食事時には付くようですが)
自炊は食堂兼用の土間の一角、日中はカウンターになっているところを使わせてくださいました。

両小屋とも小屋番さんたちが大変親切で、本当に心地よく過ごすことができました!


<温泉>
夜叉神峠バス停前の「夜叉神の森」にて入浴可。600円。10-17時。
鉱泉とのことで循環沸かし湯。正直いってお湯はイマイチ…。
湯船は1人しか入れないくらい狭いですが、洗い場はカラン/シャワーが3つあって広く、ボディソープ、シャンプー、リンス、洗顔料までありました(女性用の場合)
おそばはコシがあって美味しかったです。
月曜日朝10時半の夜叉神峠駐車場。
まだ十分余裕がありました。この写真の手前側にももっとスペースがあります。
2012年08月27日 10:44撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 10:44
月曜日朝10時半の夜叉神峠駐車場。
まだ十分余裕がありました。この写真の手前側にももっとスペースがあります。
登山道入口の階段脇にある水場。
長ーい黒ホースで水が引かれているせいか、この時間ですでに熱湯。しばらく出しっぱなしにしても、熱湯のまま。
2012年08月27日 10:53撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 10:53
登山道入口の階段脇にある水場。
長ーい黒ホースで水が引かれているせいか、この時間ですでに熱湯。しばらく出しっぱなしにしても、熱湯のまま。
登山道入口の東屋。中のテーブルに登山届用紙の入った缶があります。(ペンは使用不可)
ポストは入口の柱にくくりつけ。
2012年08月27日 10:53撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 10:53
登山道入口の東屋。中のテーブルに登山届用紙の入った缶があります。(ペンは使用不可)
ポストは入口の柱にくくりつけ。
夜叉神峠までは、かなり地味ながらも花の種類は多かったです。
その中では一番(?)派手なフシグロセンノウ。
数は少ないながらも、ひときわ目立ちます。
2012年08月27日 11:02撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 11:02
夜叉神峠までは、かなり地味ながらも花の種類は多かったです。
その中では一番(?)派手なフシグロセンノウ。
数は少ないながらも、ひときわ目立ちます。
キバナアキギリは結構ありました。
2012年08月27日 11:06撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 11:06
キバナアキギリは結構ありました。
一番多かったのはミヤマタニソバ、かな。
星をちりばめたようでかわいい。
2012年08月27日 11:10撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 11:10
一番多かったのはミヤマタニソバ、かな。
星をちりばめたようでかわいい。
マルバダケブキ。
晴れ続きのせいか、葉っぱがしんなり。
花がついていない株は割と元気なところを見ると、やっぱり花は水を多く消費するんですね。
2012年08月27日 11:12撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 11:12
マルバダケブキ。
晴れ続きのせいか、葉っぱがしんなり。
花がついていない株は割と元気なところを見ると、やっぱり花は水を多く消費するんですね。
夜叉神峠到着。
でも白峰三山は予想通り雲の中。
峠自体はカンカン照りで暑い!!
2012年08月27日 11:52撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
1
8/27 11:52
夜叉神峠到着。
でも白峰三山は予想通り雲の中。
峠自体はカンカン照りで暑い!!
夜叉神峠小屋。
平日ですが、2日間とも営業していました。
2012年08月27日 12:10撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 12:10
夜叉神峠小屋。
平日ですが、2日間とも営業していました。
夜叉神峠周辺はウメバチソウが多い。
でもここだけでした。
2012年08月27日 12:11撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
1
8/27 12:11
夜叉神峠周辺はウメバチソウが多い。
でもここだけでした。
ゲンノショウコがちらり。
2012年08月27日 12:13撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 12:13
ゲンノショウコがちらり。
キンミズヒキもこのあたりだけ。
2012年08月27日 12:14撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 12:14
キンミズヒキもこのあたりだけ。
これはなんのつぼみ??
アザミにしては変っている気が。
2012年08月27日 12:29撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 12:29
これはなんのつぼみ??
アザミにしては変っている気が。
笹の下生えの斜面を登って行きます。
2012年08月27日 12:31撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 12:31
笹の下生えの斜面を登って行きます。
ちょっとした急登も。
2012年08月27日 12:35撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 12:35
ちょっとした急登も。
シロバナソバナ。
丈が随分低くて花数も少ないので、ミヤマシャジンかも?
よくわかりません。
2012年08月27日 12:39撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 12:39
シロバナソバナ。
丈が随分低くて花数も少ないので、ミヤマシャジンかも?
よくわかりません。
きのこが土を押し上げて出てきています。
今年は少ないんだそう。
2012年08月27日 12:41撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 12:41
きのこが土を押し上げて出てきています。
今年は少ないんだそう。
尾根の西側をずーっとトラバースで登って行きます。
2012年08月27日 12:51撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 12:51
尾根の西側をずーっとトラバースで登って行きます。
おー、針葉樹の幼稚園だ!
2012年08月27日 13:23撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 13:23
おー、針葉樹の幼稚園だ!
国土地理院の地形図や標識ではここが杖立峠となっていますが、「山と高原地図」はここじゃない!という。
一体どっち?ちゃんとここ、尾根を乗っ越してるし、峠に見えるけどな?
ちなみに「山と高原地図」の主張する杖立峠は、実際には標識がないので、コースタイムのポイント地点にするのは不適だと思うのだけど。
2012年08月27日 13:29撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 13:29
国土地理院の地形図や標識ではここが杖立峠となっていますが、「山と高原地図」はここじゃない!という。
一体どっち?ちゃんとここ、尾根を乗っ越してるし、峠に見えるけどな?
ちなみに「山と高原地図」の主張する杖立峠は、実際には標識がないので、コースタイムのポイント地点にするのは不適だと思うのだけど。
キバナオダマキ。
南御室小屋前の花畑にもありました。
2012年08月27日 14:03撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 14:03
キバナオダマキ。
南御室小屋前の花畑にもありました。
標識には何も記載がないけど、ここが火事場跡のようです。
2012年08月27日 14:09撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 14:09
標識には何も記載がないけど、ここが火事場跡のようです。
あたりはオヤマリンドウの花畑になっていました。
2012年08月27日 14:19撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 14:19
あたりはオヤマリンドウの花畑になっていました。
まだつぼみばっかり。
咲いているのは見なかったな。
2012年08月27日 14:20撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 14:20
まだつぼみばっかり。
咲いているのは見なかったな。
火事場跡から見た南西方面。
2012年08月27日 14:25撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 14:25
火事場跡から見た南西方面。
少し登るとバイケイソウ群落が。
今年は完全な裏年だと思っていたけど、ここでは結構咲いたみたいです。
2012年08月27日 14:35撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 14:35
少し登るとバイケイソウ群落が。
今年は完全な裏年だと思っていたけど、ここでは結構咲いたみたいです。
火事場跡と、そのしばらく上まではこんな感じの岩や砕石の道。
下りの時は足が疲れます。
2012年08月27日 14:37撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 14:37
火事場跡と、そのしばらく上まではこんな感じの岩や砕石の道。
下りの時は足が疲れます。
ずっと同じようなシラビソ林だけど、林床は結構変化があっておもしろい。
2012年08月27日 15:00撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 15:00
ずっと同じようなシラビソ林だけど、林床は結構変化があっておもしろい。
苔がふかふかだし。
2012年08月27日 15:01撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 15:01
苔がふかふかだし。
こんな真っ赤な「ザ・きのこ」
メルヘンです。
2012年08月27日 15:02撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 15:02
こんな真っ赤な「ザ・きのこ」
メルヘンです。
コバノイチヤクソウ。
1株だけ発見。
2012年08月27日 15:04撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 15:04
コバノイチヤクソウ。
1株だけ発見。
苺平到着。特に眺めはありません。
2012年08月27日 15:09撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 15:09
苺平到着。特に眺めはありません。
展望を求めて、辻山に行ってみることにします。
2012年08月27日 15:10撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 15:10
展望を求めて、辻山に行ってみることにします。
まるでただの踏み跡のような道。
大型の羽虫がふやふやと飛び回り、ナウシカのオープニングのよう。
かなり気に入りました!熊出そうだけど。
2012年08月27日 15:11撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 15:11
まるでただの踏み跡のような道。
大型の羽虫がふやふやと飛び回り、ナウシカのオープニングのよう。
かなり気に入りました!熊出そうだけど。
小屋へのショートカットルートとの分岐。
山頂からはここまで引き返します。
2012年08月27日 15:21撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 15:21
小屋へのショートカットルートとの分岐。
山頂からはここまで引き返します。
ちゃんと三角点もあります。
三角点の先で開けたところに出ます。
2012年08月27日 15:26撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 15:26
ちゃんと三角点もあります。
三角点の先で開けたところに出ます。
辻山山頂。
ここだけガレ地になっています。
2012年08月27日 15:38撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
1
8/27 15:38
辻山山頂。
ここだけガレ地になっています。
北側には薬師岳&観音岳の山頂が。
テンションUP!!
2012年08月27日 15:35撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
4
8/27 15:35
北側には薬師岳&観音岳の山頂が。
テンションUP!!
八ヶ岳も見えました!
2012年08月27日 15:31撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
1
8/27 15:31
八ヶ岳も見えました!
白峰三山だけは残念ながら雲の中。
2012年08月27日 15:38撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
1
8/27 15:38
白峰三山だけは残念ながら雲の中。
わ!これがホウオウシャジンか!
と興奮しますが、南御室小屋でここにあるのはイワシャジンだと教わりました。
よく見ると、がくの形が違います。
2012年08月27日 15:33撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 15:33
わ!これがホウオウシャジンか!
と興奮しますが、南御室小屋でここにあるのはイワシャジンだと教わりました。
よく見ると、がくの形が違います。
先ほどの分岐に戻り、小屋への近道を辿ります。
道がふかふか、気持ちいい!
でも熊鈴取り出しました(笑)。
2012年08月27日 15:45撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 15:45
先ほどの分岐に戻り、小屋への近道を辿ります。
道がふかふか、気持ちいい!
でも熊鈴取り出しました(笑)。
コフタバラン。
花は終わっていましたが、たくさんありました。
小さくてかわいいね。
2012年08月27日 15:48撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 15:48
コフタバラン。
花は終わっていましたが、たくさんありました。
小さくてかわいいね。
苺平からのメインルートに合流。
南御室側から振り返ったところです。こちら側の入口に看板はなく、右上の木の三本テープが目印です。
2012年08月27日 15:55撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 15:55
苺平からのメインルートに合流。
南御室側から振り返ったところです。こちら側の入口に看板はなく、右上の木の三本テープが目印です。
セリバシオガマ。
これは結構ありました。花はもう終盤。
2012年08月27日 16:01撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 16:01
セリバシオガマ。
これは結構ありました。花はもう終盤。
小屋手前の携帯電波受信地域。
今は小屋前でFOMAが使えるようになったようですが、それまではここに来ないと携帯が使えなかったそうです。
2012年08月27日 16:12撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 16:12
小屋手前の携帯電波受信地域。
今は小屋前でFOMAが使えるようになったようですが、それまではここに来ないと携帯が使えなかったそうです。
南御室小屋ではヤナギランが満開でした。
2012年08月27日 16:38撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
2
8/27 16:38
南御室小屋ではヤナギランが満開でした。
パックご飯&レトルトをこのサイズで加熱するのは無理があるかも。
2012年08月27日 17:27撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 17:27
パックご飯&レトルトをこのサイズで加熱するのは無理があるかも。
1日目はハードじゃないから、ということで、パックご飯とレトルト中華丼。
結構美味しかったです。
2012年08月27日 17:43撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/27 17:43
1日目はハードじゃないから、ということで、パックご飯とレトルト中華丼。
結構美味しかったです。
2日目の朝。
テン場向こうの林が紅に染まります。
稜線はモルゲンロートがきれいだろうなあ。
2012年08月28日 05:16撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
1
8/28 5:16
2日目の朝。
テン場向こうの林が紅に染まります。
稜線はモルゲンロートがきれいだろうなあ。
小屋前の水場。
右奥の湧水地から引いているもので、冷たさキンキンです。
汗だらけのタオルマフラーをゆすいで、体を拭いたら気持ちよかった!!
ちなみにシンク内部には蛭がいるのでご注意。
2012年08月28日 06:12撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 6:12
小屋前の水場。
右奥の湧水地から引いているもので、冷たさキンキンです。
汗だらけのタオルマフラーをゆすいで、体を拭いたら気持ちよかった!!
ちなみにシンク内部には蛭がいるのでご注意。
小屋を出てしばらくは、急登。
長年歩かれて深くえぐれた古い道の脇に、新しい登山道が作られています。
2012年08月29日 09:40撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 9:40
小屋を出てしばらくは、急登。
長年歩かれて深くえぐれた古い道の脇に、新しい登山道が作られています。
緩急を繰り返していると、いきなりぽん!と森林限界に飛び出しました。
前方に、薬師岳と観音岳の山頂が見えます!
2012年08月28日 07:12撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
1
8/28 7:12
緩急を繰り返していると、いきなりぽん!と森林限界に飛び出しました。
前方に、薬師岳と観音岳の山頂が見えます!
振り返ると、富士山も。
2012年08月28日 07:11撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 7:11
振り返ると、富士山も。
そして左手には白峰三山が!
3
そして左手には白峰三山が!
そしてタカネビランジも♪
間に合ってよかった〜
2012年08月28日 07:09撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
1
8/28 7:09
そしてタカネビランジも♪
間に合ってよかった〜
岩の間を縫っていくと、砂払いです。
その名の通り、砂地が広がっていました。
ここに何故か山頂標識?がありますが、山頂自体はもうちょっと先だと思います。
2012年08月28日 07:20撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 7:20
岩の間を縫っていくと、砂払いです。
その名の通り、砂地が広がっていました。
ここに何故か山頂標識?がありますが、山頂自体はもうちょっと先だと思います。
同じ場所から振り返ってみると、辻山からの稜線が。
あの森の中を歩いてきたんだね。
2012年08月28日 07:22撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
1
8/28 7:22
同じ場所から振り返ってみると、辻山からの稜線が。
あの森の中を歩いてきたんだね。
2012年08月28日 07:24撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 7:24
大きな株はさすがに痛んでいるのが多かったけど、たまにこんなのを見るとうれしくなります。
2012年08月28日 07:25撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
2
8/28 7:25
大きな株はさすがに痛んでいるのが多かったけど、たまにこんなのを見るとうれしくなります。
岩に張り付くように薄く生えたコケモモ。
こんなところでもちゃんと実をつけてます。
2012年08月28日 07:30撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
1
8/28 7:30
岩に張り付くように薄く生えたコケモモ。
こんなところでもちゃんと実をつけてます。
薬師小屋通過。
ここに戻って泊まるか、広河原に降りるか、早川尾根に進むか。
迷います。
2012年08月28日 07:40撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 7:40
薬師小屋通過。
ここに戻って泊まるか、広河原に降りるか、早川尾根に進むか。
迷います。
薬師岳山頂到着。
広くてどこがホントの山頂かわかりません〜。
2012年08月28日 07:49撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
1
8/28 7:49
薬師岳山頂到着。
広くてどこがホントの山頂かわかりません〜。
ウラシマツツジがそろそろお色直しですね。
ミヤマコゴメグサのアクセント。
2012年08月28日 07:51撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 7:51
ウラシマツツジがそろそろお色直しですね。
ミヤマコゴメグサのアクセント。
行く手の稜線の先には観音岳。
森林限界上の稜線って、どうしてこんなにわくわくするんだろう。
向こう側には仙丈ヶ岳が見えています。
2012年08月28日 07:53撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 7:53
行く手の稜線の先には観音岳。
森林限界上の稜線って、どうしてこんなにわくわくするんだろう。
向こう側には仙丈ヶ岳が見えています。
右を見ると、雲海から八ヶ岳に金峰山〜甲武信の稜線。
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右を見ると、雲海から八ヶ岳に金峰山〜甲武信の稜線。
ホウオウシャジンも発見!
今度こそ。
2012年08月28日 08:26撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 8:26
ホウオウシャジンも発見!
今度こそ。
よく見ると、辻山のイワシャジンと比べてガクの形が違います。
イワシャジンは水平、ホウオウは反り返ってます。
2012年08月28日 08:23撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 8:23
よく見ると、辻山のイワシャジンと比べてガクの形が違います。
イワシャジンは水平、ホウオウは反り返ってます。
観音岳の山頂、その基部に到着。
登山道の左手の岩を上り詰めるとてっぺんです!
ぼーっとしていると意外と見落としやすいかも?
2012年08月28日 08:40撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 8:40
観音岳の山頂、その基部に到着。
登山道の左手の岩を上り詰めるとてっぺんです!
ぼーっとしていると意外と見落としやすいかも?
てっぺんから見た観音の肩とその向こうに八ヶ岳。
赤岳がぴょこんと目立っています。
この角度、新鮮です。
2012年08月28日 08:52撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
3
8/28 8:52
てっぺんから見た観音の肩とその向こうに八ヶ岳。
赤岳がぴょこんと目立っています。
この角度、新鮮です。
手前右から地蔵岳、赤抜ノ頭、高嶺。
高嶺の奥がアサヨ峰かな?
赤抜沢ノ頭の向こうが甲斐駒、駒津峰、そして左奥に仙丈。
手前右から地蔵岳、赤抜ノ頭、高嶺。
高嶺の奥がアサヨ峰かな?
赤抜沢ノ頭の向こうが甲斐駒、駒津峰、そして左奥に仙丈。
正面に北岳を見ながらティーブレイクです。
熱い紅茶とチョコケーキが最高!
2012年08月28日 09:10撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 9:10
正面に北岳を見ながらティーブレイクです。
熱い紅茶とチョコケーキが最高!
地蔵岳、ここから見るとほんのすぐ近くに見えるんですが。
この時の感覚のせいで、歩くと意外と遠く感じました。
2012年08月28日 09:19撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 9:19
地蔵岳、ここから見るとほんのすぐ近くに見えるんですが。
この時の感覚のせいで、歩くと意外と遠く感じました。
空中浮揚。
張り出した大きな岩がある、こういう山頂大好き。
ちょっと常念岳に雰囲気似てる?
2012年08月28日 09:22撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 9:22
空中浮揚。
張り出した大きな岩がある、こういう山頂大好き。
ちょっと常念岳に雰囲気似てる?
振り返ると、歩いてきた稜線。
ここを正面に見て歩きたい。
…やっぱり帰ってこようかな。
2012年08月28日 09:44撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 9:44
振り返ると、歩いてきた稜線。
ここを正面に見て歩きたい。
…やっぱり帰ってこようかな。
タカネビランジとトウヤクリンドウのコンボ。
2012年08月28日 10:24撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 10:24
タカネビランジとトウヤクリンドウのコンボ。
タカネビランジが増えてきました。
濃淡、大小。
2012年08月28日 10:32撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 10:32
タカネビランジが増えてきました。
濃淡、大小。
岩を縁取るように。
2012年08月28日 10:33撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 10:33
岩を縁取るように。
もう終わってしまった株も多かったけど、まだまだ元気に待っていてくれたのも、たくさん。
2012年08月28日 10:34撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 10:34
もう終わってしまった株も多かったけど、まだまだ元気に待っていてくれたのも、たくさん。
地蔵岳への道。
薬師〜観音に比べて、アップダウンが結構あります。
2012年08月28日 10:48撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 10:48
地蔵岳への道。
薬師〜観音に比べて、アップダウンが結構あります。
これもガクが反っているからホウオウシャジン。
2012年08月28日 11:00撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
1
8/28 11:00
これもガクが反っているからホウオウシャジン。
THE BONSAI その1。
ポンポンを振って応援してくれてます。
2012年08月28日 11:07撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 11:07
THE BONSAI その1。
ポンポンを振って応援してくれてます。
イワインチン。
2012年08月28日 11:10撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 11:10
イワインチン。
ここまで来ると、地蔵岳まで意外と遠かったことに気づきます。
2012年08月28日 11:17撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 11:17
ここまで来ると、地蔵岳まで意外と遠かったことに気づきます。
西側はこんな絶壁。
2012年08月28日 11:23撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 11:23
西側はこんな絶壁。
振り返った観音岳。
2012年08月28日 11:36撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 11:36
振り返った観音岳。
最低鞍部からだったかな?
結構降りてきたなあ。
2012年08月28日 11:39撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 11:39
最低鞍部からだったかな?
結構降りてきたなあ。
もうちょっと早かったら、見事なコンビだったでしょうねえ。
残念!
2012年08月28日 11:44撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 11:44
もうちょっと早かったら、見事なコンビだったでしょうねえ。
残念!
やっと赤抜沢ノ頭到着。
鳳凰小屋近道分岐からここまで、CTのきっちり2倍かかりました。
ここだけ、何で?
2012年08月28日 11:48撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 11:48
やっと赤抜沢ノ頭到着。
鳳凰小屋近道分岐からここまで、CTのきっちり2倍かかりました。
ここだけ、何で?
賽の河原からオベリスク。
賽の河原ってもっと広いと思っていました。
2012年08月28日 11:56撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 11:56
賽の河原からオベリスク。
賽の河原ってもっと広いと思っていました。
たくさんのお地蔵様、タカネビランジが供えられるように咲いていました。
2012年08月28日 11:58撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 11:58
たくさんのお地蔵様、タカネビランジが供えられるように咲いていました。
オベリスクにどこまで近づけるか、挑戦です!
2012年08月28日 12:06撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 12:06
オベリスクにどこまで近づけるか、挑戦です!
岩登りとしては簡単、かな?
この辺の広いところにザックをデポ。
2012年08月28日 12:10撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 12:10
岩登りとしては簡単、かな?
この辺の広いところにザックをデポ。
途中こんな祠もあり。
間違って踏んだら大変です。
2012年08月28日 12:12撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 12:12
途中こんな祠もあり。
間違って踏んだら大変です。
結構登ってきました。
そろそろ限界か…。
2012年08月28日 12:17撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 12:17
結構登ってきました。
そろそろ限界か…。
結局西側の肩が最高点。
北側に延びる尾根にレリーフがありました。
なんでしょう?
2012年08月28日 12:21撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 12:21
結局西側の肩が最高点。
北側に延びる尾根にレリーフがありました。
なんでしょう?
上を見上げます。
わかりにくいけど、この岩がオベリスク。
2012年08月28日 12:21撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 12:21
上を見上げます。
わかりにくいけど、この岩がオベリスク。
ザックをデポしたところまで戻って、ランチです。
本当はここから観音岳が見えるはずだったんだけどなあ。
2012年08月28日 12:37撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 12:37
ザックをデポしたところまで戻って、ランチです。
本当はここから観音岳が見えるはずだったんだけどなあ。
岩の先、ずーっと下の砂地を登ってくる人が小さく見えます。
この斜面は大変そう。
2012年08月28日 13:04撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 13:04
岩の先、ずーっと下の砂地を登ってくる人が小さく見えます。
この斜面は大変そう。
賽の河原、上から。
2012年08月28日 13:23撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 13:23
賽の河原、上から。
さて戻ります。
今度来るときは周りまで晴れているといいな。
2012年08月28日 13:26撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 13:26
さて戻ります。
今度来るときは周りまで晴れているといいな。
ヨツバシオガマがもう実になっていました。
2012年08月28日 13:43撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 13:43
ヨツバシオガマがもう実になっていました。
岩の絶壁を覗き込みます。
不思議な光景。
2012年08月28日 13:51撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 13:51
岩の絶壁を覗き込みます。
不思議な光景。
行きは気づかなかったけど、あんなところにタカネビランジがいっぱい!
まだ新しそう。
2012年08月28日 13:59撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 13:59
行きは気づかなかったけど、あんなところにタカネビランジがいっぱい!
まだ新しそう。
タカネヒゴタイ?シラネヒゴタイ?
どう違うのかイマイチよくわかりません。
でもかわいい。
2012年08月28日 14:03撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 14:03
タカネヒゴタイ?シラネヒゴタイ?
どう違うのかイマイチよくわかりません。
でもかわいい。
にょきにょききのこ。
食べたら美味しいのかな。
2012年08月28日 14:06撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 14:06
にょきにょききのこ。
食べたら美味しいのかな。
迫力あるダケカンバ。
2012年08月28日 14:10撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 14:10
迫力あるダケカンバ。
孤高のホウオウシャジン。
絶景好き。
2012年08月28日 14:23撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 14:23
孤高のホウオウシャジン。
絶景好き。
THE BONSAI その2。
流されてます。
2012年08月28日 14:29撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 14:29
THE BONSAI その2。
流されてます。
ひっそりと藪の中に入っていく、鳳凰小屋への近道。
1日目に地蔵岳だけ登って鳳凰小屋泊、2日目はここから上がって観音〜薬師と歩く人も結構いました。
2012年08月28日 14:30撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 14:30
ひっそりと藪の中に入っていく、鳳凰小屋への近道。
1日目に地蔵岳だけ登って鳳凰小屋泊、2日目はここから上がって観音〜薬師と歩く人も結構いました。
振り返ると、こちらの方もガスがかかってきました。
通り過ぎると、そのそばから隠れていく、そんな感じ。頭上にだけ、いつも太陽が。
この時点では行く手は真っ白、観音は見えません。
2012年08月28日 14:35撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 14:35
振り返ると、こちらの方もガスがかかってきました。
通り過ぎると、そのそばから隠れていく、そんな感じ。頭上にだけ、いつも太陽が。
この時点では行く手は真っ白、観音は見えません。
進むにつれ、まるで先導するように、ガスの中から行く先が姿を現します。
あれ、頂上じゃない?でも周りは真っ白なんだろうなあ…。
2012年08月28日 14:51撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 14:51
進むにつれ、まるで先導するように、ガスの中から行く先が姿を現します。
あれ、頂上じゃない?でも周りは真っ白なんだろうなあ…。
でもふと左手を見ると、下界が。
…まさか。
2012年08月28日 14:55撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 14:55
でもふと左手を見ると、下界が。
…まさか。
まさか、まさか!
どんどんガスが晴れて、その先に青空が見えてきました。
足元から全身の毛が逆立っていきます。

2012年08月28日 14:56撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 14:56
まさか、まさか!
どんどんガスが晴れて、その先に青空が見えてきました。
足元から全身の毛が逆立っていきます。

山頂の向こうにも青空が!
2012年08月28日 14:58撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 14:58
山頂の向こうにも青空が!
うねる雲の中から、北岳も姿を現そうとしています。
2012年08月28日 14:57撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 14:57
うねる雲の中から、北岳も姿を現そうとしています。
振り返ると、オベリスクも再び見え始めていました。
急いで山頂の岩をよじ登ると−
2012年08月28日 14:59撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 14:59
振り返ると、オベリスクも再び見え始めていました。
急いで山頂の岩をよじ登ると−
雲海の中に切り開かれた白い稜線が!!
涙が出そうになりました。
ここを歩きたくて、戻ってきたんだ。
2012年08月28日 15:05撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 15:05
雲海の中に切り開かれた白い稜線が!!
涙が出そうになりました。
ここを歩きたくて、戻ってきたんだ。
右手には大量の雲をまとった北岳が、それでも頭だけ出しています。
2012年08月28日 15:08撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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右手には大量の雲をまとった北岳が、それでも頭だけ出しています。
ガスは吹き上がり、うねり。
壮大なスペクタクル。
2012年08月28日 15:09撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 15:09
ガスは吹き上がり、うねり。
壮大なスペクタクル。
足元では秋が始まっています。
2012年08月28日 15:25撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 15:25
足元では秋が始まっています。
雲海に浮かぶ一筋の道を進みます。
空との境界線を歩いている、そんな感じ。
気持ちがふやふやします。
2012年08月28日 15:27撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 15:27
雲海に浮かぶ一筋の道を進みます。
空との境界線を歩いている、そんな感じ。
気持ちがふやふやします。
周りではホシガラスがそこかしこで飛び交っているし。
2012年08月28日 15:34撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 15:34
周りではホシガラスがそこかしこで飛び交っているし。
この標識も強風で曲がっちゃったの?
なんだか生きているみたいで、思わずにやにや。
2012年08月28日 15:39撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 15:39
この標識も強風で曲がっちゃったの?
なんだか生きているみたいで、思わずにやにや。
西日を浴びて、透き通るタカネビランジ。
朝とは違う表情。
2012年08月28日 15:41撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 15:41
西日を浴びて、透き通るタカネビランジ。
朝とは違う表情。
薬師岳に戻ってきました。
どうもあっち(東)の方が高そうなのよね…。
2012年08月28日 15:56撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 15:56
薬師岳に戻ってきました。
どうもあっち(東)の方が高そうなのよね…。
というわけで行ってみました!
2012年08月28日 16:00撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 16:00
というわけで行ってみました!
東側山頂(最高点?)脇から見た甲府側。
2012年08月28日 16:02撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 16:02
東側山頂(最高点?)脇から見た甲府側。
さて小屋へ向かいますか。
ガスはさらに下がり、砂払岳の山頂もでてきました。
2012年08月28日 16:12撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/28 16:12
さて小屋へ向かいますか。
ガスはさらに下がり、砂払岳の山頂もでてきました。
「最初は抵抗しようと思ったんだけど」
2012年08月28日 16:14撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 16:14
「最初は抵抗しようと思ったんだけど」
「ばかね、最初から流れに任せれば楽なのに」
2012年08月28日 16:14撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 16:14
「ばかね、最初から流れに任せれば楽なのに」
小屋で手続きした後、砂払岳に登ってみました。
富士山まで見えるように。
2012年08月28日 17:06撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 17:06
小屋で手続きした後、砂払岳に登ってみました。
富士山まで見えるように。
北岳は相変わらず戦ってます。
2012年08月28日 17:11撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 17:11
北岳は相変わらず戦ってます。
見上げると、すっかり秋空。
2012年08月28日 17:18撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 17:18
見上げると、すっかり秋空。
夕日は結局だめだったけど、こんな空もきれいだよね。
2012年08月28日 17:58撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 17:58
夕日は結局だめだったけど、こんな空もきれいだよね。
やたらホシガラスがくる岩があったので、後でのぞいてみたら、くぼみに水が溜まっていました。
晴れ続きだから、貴重な水場だよね。
2012年08月28日 18:08撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 18:08
やたらホシガラスがくる岩があったので、後でのぞいてみたら、くぼみに水が溜まっていました。
晴れ続きだから、貴重な水場だよね。
小屋に帰る前、見上げると、鳳凰が空に舞っていました。
…見えませんか?
2012年08月28日 18:12撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/28 18:12
小屋に帰る前、見上げると、鳳凰が空に舞っていました。
…見えませんか?
3日目の朝。
血のような朝焼けに浮かび上がる富士山のシルエット。
2012年08月29日 04:54撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 4:54
3日目の朝。
血のような朝焼けに浮かび上がる富士山のシルエット。
地平線が燃えています。
2012年08月29日 04:57撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 4:57
地平線が燃えています。
空からの照り返し?
まだ日の出前なのに、ほんのり白峰三山がピンク色に染まっています。
2012年08月29日 04:57撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 4:57
空からの照り返し?
まだ日の出前なのに、ほんのり白峰三山がピンク色に染まっています。
薬師の山頂に出てしまうと、富士山はこんな感じ。
やっぱ砂払方面の方がよかったかあ。
2012年08月29日 04:58撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 4:58
薬師の山頂に出てしまうと、富士山はこんな感じ。
やっぱ砂払方面の方がよかったかあ。
薬師山頂からちょっと先に進んで、東側の視界を確保します。
八ヶ岳上空。
2012年08月29日 04:59撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 4:59
薬師山頂からちょっと先に進んで、東側の視界を確保します。
八ヶ岳上空。
空全体が、グラデーションに染まっていきます。
2012年08月29日 05:00撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 5:00
空全体が、グラデーションに染まっていきます。
あの下で太陽が燃えているのです。
2012年08月29日 05:03撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 5:03
あの下で太陽が燃えているのです。
最も広範囲に焼けたところ。
青にピンク、すごい色…。
2012年08月29日 05:05撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 5:05
最も広範囲に焼けたところ。
青にピンク、すごい色…。
見事な朝焼けでしたが、日の出は残念ながら雲の中。
薬師岳を振り返ってから、先に進みます。
2012年08月29日 05:10撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 5:10
見事な朝焼けでしたが、日の出は残念ながら雲の中。
薬師岳を振り返ってから、先に進みます。
直接日が当たらないと、山もどんより。
モルゲンロート、期待したんだけどな。
滝雲が間ノ岳を越えてきます。
2012年08月29日 05:30撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 5:30
直接日が当たらないと、山もどんより。
モルゲンロート、期待したんだけどな。
滝雲が間ノ岳を越えてきます。
ホウオウシャジンとタカネビランジの2ショット、ここでも。
2012年08月29日 05:36撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 5:36
ホウオウシャジンとタカネビランジの2ショット、ここでも。
ほんのり朝色に染まる、観音岳。
今日はあそこまで行って引き返そう。
2012年08月29日 05:39撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 5:39
ほんのり朝色に染まる、観音岳。
今日はあそこまで行って引き返そう。
薄墨色のシルエットを引いた八ヶ岳、金峰山。
2012年08月29日 05:41撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 5:41
薄墨色のシルエットを引いた八ヶ岳、金峰山。
富士山も裾野までグラデーションを引いています。
2012年08月29日 05:46撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 5:46
富士山も裾野までグラデーションを引いています。
観音岳山頂から、最後の眺めです。
2012年08月29日 06:53撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 6:53
観音岳山頂から、最後の眺めです。
地蔵岳にちょっとだけスポットライト。
2012年08月29日 06:55撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 6:55
地蔵岳にちょっとだけスポットライト。
この方面、やっぱり好きです。
平らに広がる甲府盆地、せり上がる八ヶ岳、
丸く見える地平線。
2012年08月29日 06:55撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 6:55
この方面、やっぱり好きです。
平らに広がる甲府盆地、せり上がる八ヶ岳、
丸く見える地平線。
光のシャワーが柔らかく降り注ぎます。
2012年08月29日 06:58撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 6:58
光のシャワーが柔らかく降り注ぎます。
去年白馬で覚えたタイツリオウギ。
本当に鯛みたいに真っ赤!
大漁だ〜^^
2012年08月29日 07:02撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 7:02
去年白馬で覚えたタイツリオウギ。
本当に鯛みたいに真っ赤!
大漁だ〜^^
甲斐駒の肩からは穂高連峰がくっきり。
2012年08月29日 07:06撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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甲斐駒の肩からは穂高連峰がくっきり。
やっと薄日が射して、北岳がまだらに染まりました。
2012年08月29日 07:10撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 7:10
やっと薄日が射して、北岳がまだらに染まりました。
これ、何でしょう?
2012年08月29日 07:14撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 7:14
これ、何でしょう?
ホシガラスのテーブルでした!
お行儀いいなあ。
2012年08月29日 07:14撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 7:14
ホシガラスのテーブルでした!
お行儀いいなあ。
砂払岳から、最後の展望を楽しみます。
辻山までの稜線と、富士山。
2012年08月29日 08:59撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 8:59
砂払岳から、最後の展望を楽しみます。
辻山までの稜線と、富士山。
白峰三山も、またね!
今度は登りに行くよ。
2012年08月29日 09:05撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 9:05
白峰三山も、またね!
今度は登りに行くよ。
また、森の中へと入って行きます。
2012年08月29日 09:23撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 9:23
また、森の中へと入って行きます。
南御室小屋の水源。
画面左上の苔の下の隙間から、水が湧き出しています。
2012年08月29日 09:51撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 9:51
南御室小屋の水源。
画面左上の苔の下の隙間から、水が湧き出しています。
南御室小屋の花畑に咲くハナイカリ。
今年はやっと咲き出しました、とのこと。
2012年08月29日 10:10撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 10:10
南御室小屋の花畑に咲くハナイカリ。
今年はやっと咲き出しました、とのこと。
話の流れで、特別に連れて行ってもらった秘密の場所。
ヒメミヤマウズラです。小さな、小さなラン。
今年はほとんど花が付いていないそうです。雨が少なかったからでしょうか。
2012年08月29日 10:20撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 10:20
話の流れで、特別に連れて行ってもらった秘密の場所。
ヒメミヤマウズラです。小さな、小さなラン。
今年はほとんど花が付いていないそうです。雨が少なかったからでしょうか。
シャクジョウソウ。
実は見たの初めて。
2012年08月29日 10:25撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 10:25
シャクジョウソウ。
実は見たの初めて。
緑色のきのこ。
2012年08月29日 10:37撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 10:37
緑色のきのこ。
タケシマランの真っ赤な実。
美味しそうに見えるけど、まずいんだそうです(笑)。
2012年08月29日 10:44撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 10:44
タケシマランの真っ赤な実。
美味しそうに見えるけど、まずいんだそうです(笑)。
このあたりのトリカブトは、キタザワブシという種類なんだそう。
2012年08月29日 10:48撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 10:48
このあたりのトリカブトは、キタザワブシという種類なんだそう。
南御室小屋。
大変お世話になりました!
2012年08月29日 10:52撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 10:52
南御室小屋。
大変お世話になりました!
真っ黒なきのこ。
2012年08月29日 11:15撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 11:15
真っ黒なきのこ。
もう花は終わっているけど、キソチドリでしょうか?
2012年08月29日 11:27撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 11:27
もう花は終わっているけど、キソチドリでしょうか?
苺平を通過。看板が打ち出しでかわいいね。
2012年08月29日 11:38撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 11:38
苺平を通過。看板が打ち出しでかわいいね。
サルオガセもいっぱい。
2012年08月29日 11:46撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 11:46
サルオガセもいっぱい。
最近鳳凰三山でもシカ害が増えているそうです。
山火事跡のリンドウも、よく見るとたくさんかじられていました。
2012年08月29日 12:16撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 12:16
最近鳳凰三山でもシカ害が増えているそうです。
山火事跡のリンドウも、よく見るとたくさんかじられていました。
南御室小屋と夜叉神登山口のちょうど中間、だそうです。
2012年08月29日 12:57撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 12:57
南御室小屋と夜叉神登山口のちょうど中間、だそうです。
コース上、唯一あったベンチ(小屋周辺除く)。
でも何でここに?という場所なんですよねえ。
2012年08月29日 13:06撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 13:06
コース上、唯一あったベンチ(小屋周辺除く)。
でも何でここに?という場所なんですよねえ。
国際結婚。
2012年08月29日 13:11撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 13:11
国際結婚。
ノリウツギの花。
登りの時は気づかなかった。
2012年08月29日 13:22撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 13:22
ノリウツギの花。
登りの時は気づかなかった。
すみません、飛び込みで行っちゃいました。
ソフトバンク使えないんだもん。
2012年08月29日 13:27撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 13:27
すみません、飛び込みで行っちゃいました。
ソフトバンク使えないんだもん。
ダケカンバ、ですよね?
威風堂々の大木です。威圧されます。
2012年08月29日 13:39撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 13:39
ダケカンバ、ですよね?
威風堂々の大木です。威圧されます。
コウモリソウ。
よく見ると花もかわいい。
2012年08月29日 13:43撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 13:43
コウモリソウ。
よく見ると花もかわいい。
誰か採ったんでしょうか?
並んで生えてる〜と思ったら、軸から折れてます。
2012年08月29日 13:50撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 13:50
誰か採ったんでしょうか?
並んで生えてる〜と思ったら、軸から折れてます。
夜叉神小屋周辺では笹払いがされていました。
ササのいい香りでいっぱい。
笹餅が食べたくなります。売ってたら買うね、絶対。
2012年08月29日 13:52撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 13:52
夜叉神小屋周辺では笹払いがされていました。
ササのいい香りでいっぱい。
笹餅が食べたくなります。売ってたら買うね、絶対。
夜叉神峠。
今日も白峰三山は見えませんでした。
やっぱりこの時間だと、もう雲の中なんですね。
2012年08月29日 14:27撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 14:27
夜叉神峠。
今日も白峰三山は見えませんでした。
やっぱりこの時間だと、もう雲の中なんですね。
夜叉神峠から登山口まで、小さな花を探しながらゆっくり行きます。
これはシコクママコナ?
2012年08月29日 14:56撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 14:56
夜叉神峠から登山口まで、小さな花を探しながらゆっくり行きます。
これはシコクママコナ?
行きには気づかなかった花たち。
マネキグサ。かわいい色!
2012年08月29日 15:08撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
8/29 15:08
行きには気づかなかった花たち。
マネキグサ。かわいい色!
シデシャジン、1本だけ見ました。
登山口のすぐ近くです。
2012年08月29日 15:08撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 15:08
シデシャジン、1本だけ見ました。
登山口のすぐ近くです。
夜叉神峠登山口、到着です。
さーお風呂だっ!いや、その前におそばだっ!!
2012年08月29日 15:12撮影 by  PENTAX K-r , PENTAX
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8/29 15:12
夜叉神峠登山口、到着です。
さーお風呂だっ!いや、その前におそばだっ!!

感想

8月頭の白馬・朝日の縦走にすっかり充足してしまって、なかなか次の山へと心が向けられなかった2週間。
過ぎていく夏山シーズンに焦りながらもなかなかモチベーションが上がらず、一度は食料買い込みまでしたのに朝になって出発できなかったり…。
青木鉱泉へのバスが終わっちゃったから、大気が不安定だから…と何かと自分に言い訳して。

本当はこの前の週にドンドコ沢から行きたかったのですが、バスの毎日運行は20日まで。9月に入ったら土日月曜の運行が再開されるとのことですが、ちょうどこの2週間だけがバスの運行中休み。(そしてそれを知ったのが20日だという…)
夜叉神峠から行ったら、始発で行っても到着は10時過ぎ。私の足だと、2泊3日の行程になってしまいます。
1泊で行ける行程を2泊するなんて、もったいないよね…なんて、それも言い訳。

それでも、「タカネビランジとホウオウシャジンの競演は今年くらいかも」という南御室小屋のブログや、皆様のレコに何とか後押しを得て、行ってきました。
前のレコを書き上げたのも、心の区切りになったのかもしれません。

結果としては、やっぱり来てよかった、そう心から思える山行きになりました。

−−−−−−−−−−−−−−−

夜叉神峠バス停からのピストン、2泊3日。
その内初日と最終日はCTで5−6時間の長い長い針葉樹林歩き。
お目当ての尾根歩きは中日だけ。
私を躊躇させた一因でもあるそんな道ですが、振り返ってみると意外にも楽しく歩けました。
行きは木漏れ日に浮かび上がる苔や、思ったよりあった花々に押され。
帰りは…やっぱり長かったけど、何か無我の境地に入ってしまい、いろいろ考えているような、何も考えていないような、そんなぼーっとした気分で歩いていたら着いてしまいました。

そして尾根歩き。

南御室小屋を出たときは、まだ、ルートが確定していませんでした。
家に置いてきた行程表や、登山届には夜叉神峠INOUTと書いてきている。
でもどうせ2泊するなら、早川尾根経由でアサヨ峰から降りるのもありじゃない?
(白鳳峠下山は皆さまのレコにより、自分内で除外(笑))
いや、時間があれば、広河原峠からそのまま降りてもいいかも。

そんな悶々とした気持ちで迷いつつ歩いていたのですが、観音岳から振り返った薬師までの稜線があまりにもきれいで。

…この尾根を見渡しながら歩きたい。

その気持ちが強くなり、ピストンすることにどんどん傾きました。

観音岳山頂から目算したよりも意外と長い地蔵岳への道、オベリスクの麓に着く頃には、すっかり午後のガスが上がってきてしまいました。

何故かいつも頭の真上だけは晴れています。
とはいえ、全体的にはやっぱりガスの中…。
遠くを見渡すことは出来ません。

(折角引き返したけど、あの稜線を眺めわたしながら歩くのは無理かあ…。)
(そのために戻ってきたんだけどなあ。)

半ば諦めながら歩いていると、ふと左手に街が見えているのが見えました。

(…ガスが切れかけた?)

前方を見ると、それまでずっと隠れていた観音岳山頂も見えています。
えっ、と思いながら、後ろを振り返ると、ガスの切れ目からオベリスクが再びうっすら姿を現すところでした。

(…まさか。)

観音の肩までの最後の斜面を上がり始めると、上がりきったその先に青空が広がっているのが目に飛び込んできました。

(まさか、まさか。)

右手を見ると、ガスがうねりながら、それでも何とか北岳のシルエットを生み出そうとしています。

(…!)

自分の全身の毛が逆立っていくのが、はっきりとわかりました。

はやる気持ちを抑えながら、転がるようにして斜面を上がりきり、観音岳山頂の岩を乗り越えると…。

涙が出そうになりました。

ガスはちぎれ飛び、流れ、まるで雲の中を自分が飛んでいるようです。
そんなガスの海の中、そこだけくっきり浮かび上がるように、西からの陽射しを浴びて輝く白い稜線が。

−お帰り。
−そんなに気に入ったならね、見せてあげるよ。特別だからね。

そう山に言ってもらったような気がしました。

登山口から地蔵岳まで、たくさんたくさんすれ違い、抜かされた他の登山者も、この時間に稜線を歩くことは少ないとみえて、帰路は赤抜沢ノ頭から誰にも会わなくなっていました。
前後が見渡せるようになっても、他に歩いている人はいません。
今日この時、この風景を見ているのは私だけ。

私の、私だけの稜線。

時間はホシガラスのお食事タイムへ。
何十羽と前後を飛び回り、そこかしこからハイマツの実をコリコリとかじる音が聞こえてきます。

小屋に着くのがもったいなくて、惜しむように、何度も立ち止まり、ゆっくりゆっくり歩きました。

もちろん山でガスが突然切れて風景が見えることはよくあることですし、私も何度も体験しています。それを狙って山頂で粘ることもしょっちゅうです。
でも今回のように、まるで狙い済ましたように見事なタイミングとシチュエーションでそれをやられてしまうと。
ああ、もう降参だなあ、まったく山は役者だよ。
そんな気持ちにさせられてしまうのです。

−−−−−−−−−−−−−−−

そして最終日。
折角薬師小屋に泊まったのだから、と、もう一度日の出を見がてら観音岳往復。
朝焼けはそれは見事だったけど、ご来光は肩透かし。
期待した「モルゲンロート北岳」も見られずじまいでした。
それでももう1度あの尾根を往復して、満ち足りた気持ちで下山を開始しました。

南御室小屋で休憩がてら気になっていた花の情報を聞いてみると、それはもう終わりとのこと。
でもその代わりヒメミヤマウズラの話になり、ちょうどこちらも状況も見たいから、と小屋のスタッフさんが特別に案内してくれることになりました。

これもピストンしたからこそのラッキー!
バスは1本見送ることになりそうだけど、そんなこと、どうでもいいです。
最終バスに間に合えば、それでよし。

肝心の花は残念ながら今年は不作のようでしたが、他にもいろいろ詳しい話も聞かせてもらい、とても楽しかったです。
ここらへんにも鹿が上がってきて、植物を食べ始めていること。
辻山に咲くのは、ホウオウシャジンじゃなくて、イワシャジンだということ。
南御室小屋で一番大きなテガタチドリの株のこと。

行く前は、いや、行ってからも前半はいろいろ考えてしまって、悶々とした気持ちで始まった今回の山行ですが、終わってみたらたくさんの幸運に彩られたステキ登山になっていました。

うん。
また絶対来よう。
春がいいかな、秋かな。

わくわくします。

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コメント

勉強になりました
お花とてもお詳しいですね。ワタシ見逃したのもいっぱいありますw

普段はピストンなるべくなら避けたいですが、あの稜線は別ですよね。行きと帰りと、表情違うし、2回歩けてラッキー!って思いました。しかも朝焼けとってもドラマチックで、あれだけは薬師の小屋に泊まったご褒美でしょう。

またどこかですれ違いそうですね!
2012/9/4 8:55
今回も幸せそうですね!
poniさん、今回もステキな山行きでしたね!

実は(私は日帰りが精いっぱいですが)
夜叉神峠から、その先どこまでいけるかな〜と
皆さんのレコなど拝見して探していたところです。
来年の春(たぶん連休)に行きたいな〜と
少し先の話ですが、楽しみに計画したいと思います
2012/9/4 9:53
aymiyさん、こんにちは。
コメントありがとうございます
花に詳しそうに見えるのはですね、あれですよ。
帰ってからPCで調べる、ですw
少しずつは自前の知識は増えてきているとは思いますケド。

私も基本的には一筆書き派ですが、今回はステキ稜線に参ってしまいました

稜線から夕日・日の出が見たかった、というのも、今回のコース&薬師小屋泊まりを決意させた原因の1つです。
水が天水なのが残念ですが、バイオトイレもあるし、小屋はよかったですよ。

チキンティッカの件もありがとうございました。やはり冷凍ですか〜。
2012/9/4 13:25
sumihiyoさん、こんにちは!
またまたコメントありがとうございます!

日帰りで夜叉神峠から、というと結構微妙ですね
レコの中には夜叉神から観音岳まで日帰り往復、という方もいらっしゃいますが、かなりの健脚だと思います。

眺めがなくてもOKなら、南御室小屋までの往復くらいでしょうか?
でも森が針葉樹主体なので、苔はきれいだけど変化自体はあまりありませんから、メインが森歩きとなるとちょっと寂しいかもしれません。(遠方からわざわざ行くとなるとですが。お住まいが山梨なので、さくっと行けるなら悪くないかもです

いずれにしても計画を立てるのは楽しいですよね。
私も、地図見ながらどこ行けるかな〜って考えるの大好きです!
2012/9/4 13:39
お久しぶりです
こんにちは!
popieです、お久しぶりです(^^)

私も8月のお盆の時期に2泊で鳳凰三山に行きました。
poniさんの記録を見て、わぁ!また同じような時期に同じ山に行ってる!
と懐かしく、ゆっくりと読ませていただきました。

私が登った時は天候が良くなかったので、近々リベンジしたいなぁと思っているんです(^^;

稜線を行ったり来たり・・私もやってみたいです、ここは私もとっても好きな所です。

前回は南御室小屋に泊まったのですが、今度は薬師小屋に泊まろうと思っているんですが(稜線から日の出を見たいので)
お部屋は大部屋なんですか?(南御室みたいに区分けはされていないんですか?)

それと・・今年はまだ1人で登っていないんです。
登りたいけど、1人の恐さ?の方が勝ってしまって(^^;
でもponiさんの山行記録を見て勇気付けられました!
やっぱりまた単独で登ってみたいです!
これからはponiさんの記録を参考にさせていただきますね
2012/9/4 14:07
たびたび失礼します
poniさん、コメント連投失礼します。

はい、皆さんのレコ拝見する限り、日帰りの方は皆さん健脚ですね!
でも。まだ少し先のことだし、泊りもあきらめることないのかもしれないですね

春の連休に山梨の実家から行くという計画なので
つい最初から「ささっと日帰り」と思ってしまいますが
私は展望ない森林歩きも好きですが
選択肢を広げて地図を眺めていたいと思います。

それにしても稜線、朝焼け、本当にステキですね。
私もいつかそんな景色を見られることを夢見つつ、
皆さんのレコ楽しみにしています
2012/9/4 15:50
popieさん、こんにちは♪
こちらこそお久しぶりです!
コメントありがとうございます。

popieさんはお盆に鳳凰三山だったのですね。
レコも拝見しました。天気が悪かったみたいで残念でしたね…。
でもその分、次回への期待が高まりませんか?
稜線にはウラシマツツジが結構多かったので、それが真っ赤になったらきれいだろうなあと思って歩いていました。

薬師小屋ですが、1階は土間の通路を囲んでコの字形に寝るようになっています。基本大部屋で南御室のような仕切りはありません。
その他に中2階と屋根裏があります。

私は到着が遅かったのと、1階がほぼ満員だったのとという偶然もあったのかもしれませんが、中2階を1人で使わせていただきました。
ただ、1階の人が立ち上がるとちょうど顔が中2階の床と同じ高さになってしまって、落ち着かないことこの上ないんですよ
そこで、積んであった毛布を1枚拝借、梁に垂らして目隠しを作ってみたら、ちょっと秘密基地みたいになってすこぶる快適でした
結局この日も3畳位のスペースを独占していたことになります。(中2階全体としては6畳以上の広さがあります)

多分にタイミングや当日の宿泊者数などのラッキーによるものだと思うので、確約はできません
でも、そういった「ちょっと独立したスペース」というのはあるので、予約時に女性ソロだと伝えておけば、配慮はしてもらえるのではと思います。

1人で歩くと不安もありますよね、私もあります。
でも自分の時間が目いっぱいに使える、好きなところで好きなように時間を使い、自分だけの状況で判断も出来る、というのはやっぱり魅力です。

鳳凰三山の再訪を単独で行ってみては? メジャーコースだし、自分でも既に1回歩いたコースなら不安も少ないかと思いますしね。
popieさんは私よりずっと健脚なので、うらやましいです!焼山から大倉なんて、私は1泊必須ですよ〜
2012/9/4 17:55
sumihiyoさん、こんにちは!
再コメントありがとうございます♪

展望ない森林歩き、広葉樹主体や混成林、針葉樹林と広葉樹林が交互にある、とかだったら私も大好きですが、ここは針葉樹であまり変化がない区間が長いのですよ〜
道自体もほぼまっすぐトラバースしながら登っていく形なので地形の変化もあまりなく…。
雰囲気自体はすごくいいんですよ、苔もいっぱいだし。ただ同じような区間がずーっと続くので、1日引き返しでそれだけで終わっちゃうのはちょっと寂しいな、と。

ただ、私の感想なので、sumihiyoさんが行ってみたら違う風に思われるかもしれません。
時期にもよるでしょうし、とても気に入るかも。
私も事前情報で覚悟していたよりはずっとずっと楽しめましたしね!(奥多摩とかの植林とは違うし)

こればっかりは行ってみないとわかりませんよね。
2012/9/4 18:19
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積雪期ピークハント/縦走 甲信越 [2日]
鳳凰三山 薬師岳・観音岳(夜叉神の森スタート)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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