黒部立山「49歳のミニ挑戦�◆� 雷鳥沢〜立山〜黒部ダム
kumahige
- GPS
- 38:50
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,075m
- 下り
- 1,917m
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| 過去天気図（気象庁） | 2012年09月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
当日：黒部ダム−扇沢(アルペンルート)−長野市 扇沢から黒部ダム往復：2500円、黒部ダムから室堂片道：4200円 これが1番安上がりかなぁ？ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
雷鳥沢から真砂岳の「大走り」ルートは「整備していないから浮き石に注意」と言われたが、危険なところはありません。一ノ越へ向かう道も同様とのこと。 タンボ平1990m付近ははしごが壊れていたり多少崩壊したいるところはあるが、注意すれば問題なし。1850m付近は、笹が登山道を覆うところが続いてうっとうしい。 黒部平〜ヒュッテくろよんは、ウッドチップを撒いたような歩きやすいルートでした。 |
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歩き始めて10分。徒渉に失敗し、浄土沢にはまる。足下が定まりません。
お金を払って3003mに行ったことがないので、今回も神社はパス。有料であるべきなのでしょうか。
浄土山と龍王岳の鞍部にある浄土小屋。昔の方がいいなぁ。
ヘロヘロになりかけていましたが、何となく「いいペースじゃん」と思わせてくれました。
重機の陰にある看板に気付くのは難しいかも
感想
9月8日(土)雷鳥荘にて創部60周年記念式典なる総会(？)宴会(？)が行われた。130名を超えるOB・OGが参加し、いろんなところで「体育会系縦社会＝下級生は奴隷」が再現された。周りのお客さんを気にしながら(？)日付が変ったらやっと布団に入ることを許された。
9月9日(日)朝6時前にたたき起こされ、もうろうとした意識で朝食を詰め込む。そのとき「8時に集合写真を撮る」予定であることを思い出した。「再会は10年後なんだから… 逃げよう」の本音は出さず、同期に「山に登るから」と言い訳して7時10分に雷鳥荘を逃げだし… もとい、出発した。
体調は「寝不足＋二日酔い」であまり良くなかったが気持ちは軽い。雷鳥沢テントサイトを通過し、ルンルン気分で浄土沢を渡る。所々に石が置いてあったが、1歩目から踏み外し、登山靴は中までびしょびしょになって…。アルコールが体内を駆け巡っていることを実感。雷鳥荘の方からは、真砂岳までの「大走り」は整備されていないので浮き石等もあるので注意せよとのことでしたが、十分整備されていて問題はありません。30分ごとに休憩／水分補給で乗り越える。
真砂岳の稜線に出ると1ヶ月前に登った後立山連峰が眼前に広がる。富士の折立方面はガスがまき始めているので、真砂岳をカットし、富士の折立を目指す。進行方向右手には大日連山や室堂平が広がって気分は最高。
富士の折立や大汝山を経て雄山に着くと一気に人が…。雄山神社は「お参り料金」を払わなければいけないが、個人的には疑問を感じており、支払って登ったことはない。これまでは神主さんや管理者がいないときに登っていた。だから今回もパス。ここからは1470mの黒部ダムまで下りのみ。登山靴の靴紐を縛り直して10時55分に雄山を出発し、11時15分に一ノ越山荘に着く。トイレで100円を支払って身を軽くする。100円で処理をお願いできるなら安いものである。
一ノ越〜東一ノ越はほぼ同じ角度で下るトラバースルートで歩きやすい。アルコールも抜けて快調にとばすことができた。
東一ノ越からは一気に下る。雷殿に向かう道は「崩落している」の看板とともにロープが張ってあった。雨天時は水が流れるせいか土はなく丸みを帯びた岩の上を歩かなければいけないので、雨が降っていたら滑りやすいだろうなと天気に感謝した。2000m付近ははしごが壊れていたり右側が崩落していたが、注意すれば問題はない。
タンボ平はダケカンバなどの樹木が増えるだけでなく横に倒れ、笹も伸び始めているので歩きづらいし蒸し暑さが増す。1800mまでは登山道の両側の笹が倒れ込み、身体全体でかき分けて進まなければならない。ノースリーブのシャツで突破したのでかぶれてしまったが、自分としては「蒸し暑さ」の方が我慢できない。
東一ノ越から「大観峰駅が見える」ので、時間の割りに「進んだ実感」が得られない。1900m付近からロープウェーのワイヤーが見え、1850m付近で客車が交差するのを見て「やっと半分かぁ」と錯覚し、歩きにくさと蒸し暑さで「黒部平から乗っちゃおうかな」と日和りたくなった。でも、タンボ沢の支流を過ぎたあたりでひょっこり黒部平駅が目の前に現れたので気持ちに余裕が出てくる。黒部平駅分岐の標識にも「黒部湖まで1．4�辧廚箸△襪里撚篩海笋覽い�出る。
黒部平駅分岐〜黒部湖までは、倒木が自然のウッドチップになっており、非常に膝に優しい。あっという間にヒュッテくろよんに着く。
気が抜けたこともあるが、ここからのコンクリートの道は身体にきつい。ちょっとしたアップダウンもきつい。木々の間から見える緑色の湖面… 雰囲気は最高… でも… きつい。かんば谷橋は鉄骨の吊り橋で思ったより揺れ、股間はス〜ス〜。今日1日の行程で1番きつかったように思えます。よれよれになって14時に黒部ダムにたどり着きました。ふ〜
アルペンルートの「室堂〜黒部湖」は4200円。約7時間の行程だったので「時給600円」で「3000mのおまけ」がついてくるアルバイトでした。でも、アルバイトしないなら「4200円支払え」となるので、実質は8400円の価値があるルートなのではないでしょうか。
でも… 私は4200円を支払ってバスとロープウェーとケーブルカーに乗ります。そんな思いを持った山行でした。
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