快晴の立山(浄土岳〜雄山〜大汝山)
- GPS
- 13:49
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,030m
- 下り
- 1,022m
コースタイム
【ケーブルカー&バス】立山駅(8:00)→→→(9:00)室堂T
室堂T(9:15)--(10:30)みくりが池温泉--(10:55)室堂山荘--(13:00)浄土山--(14:20)一の越山荘
■2日目■
一の越山荘(4:30)--(5:30)雄山(7:00)--(7:30)大汝山休憩所--大走り--(11:20)雷鳥沢キャンプ場--(12:15)みくりが温泉(12:50)--(13:05)室堂T
【バス&ケーブルカー】室堂T(13:20)→→→(14:40)立山駅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●地獄谷周辺は有毒ガス発生の為侵入禁止。 ●地獄谷周辺の通行可能エリアでも、風向きによっては高濃度有毒ガスがくる可能性あり。 ●熊目撃情報あり。雷鳥沢付近と、一の越山荘付近から遠くを歩く熊がいたとの情報あり。 |
写真
感想
ついに念願の北アルプスへ。
相棒とともに体調不良に悩まされた二日間だが、それを吹き飛ばすほどの晴天&絶景。
これほどの絶景に出会えたのは生まれて初めてでした。
前日、車を走らせ道の駅「立山あるぺん村」にて車中泊する。
例に寄ってなかなか眠れない私。相方はぐっすりスヤスヤzzz…。星空がとてもキレイ。
北の空が時々光っている。雷が発生しているようだ。明日は晴れますように。そのうちに眠りに入っていました。
翌朝6時。起床。晴れてはいるが、雲も少しある。
立山あるぺん村の動物達に挨拶まわり。馬(ポニー?)、羊、ヤギ。お花畑を散歩する。
コンビニで朝食と食料を購入し、出発。
立山駅近くの無料駐車場。駐車率は70〜80%といったところ。
平日でこれだけ停まっているいるとは、週末は…考えただけでゾッとします。
立山駅には、「ケーブルカー◯◯分待ち」という看板がある。週末は活躍するんだろうな…またまたゾッとします。
立山駅⇄室堂ターミナルの往復チケットを購入。
ケーブルカー&バスはやや混み状態。登山スタイルは3割ほどで、あとは観光客。
相方は室堂までぐっすりスヤスヤzzz…この子はある意味タフだ(汗)
室堂Tに到着。黒部へ向かう人と、室堂を散策する人とに別れる。
ストレッチをして、記念撮影をして歩き始めるが、絶景に足が止まる。カメラが手放せない。
かなりかなりのんびりペースでミクリガ池をぐるりと散策。
小さなバッタがたくさんピョンピョンと足下を飛び回っている。
室堂山荘を過ぎ、浄土岳を目指す。ここから勾配が出始め、登山らしくなってくる。
のぼり始めると、呼吸が苦しい…相方もとても苦しそうだ。戻る事も考えたが、相方は前進する気満々だ。ここで初めて酸素缶を使用してみる。なんとな〜くラクになったような?気がする。浄土岳登山口に到着。ここで後ろから追い抜いていく女性が熊情報を教えてくれる。雷鳥沢と一の越山荘で熊の目撃情報があったらしい。熊鈴を確認(汗)。
ここからさらに急勾配になる。三点確保しながらゆっくりのぼる。
五色ヶ原方面はガスっていてほとんど見えない。
浄土岳山頂は、どこが山頂かわかりにくい。
余裕があれば龍王岳にも行きたかったが、余裕はなし(汗)。
一の越山荘を目指す。
一の越山荘への途中。一緒だったオジ様が、息切れしている私をみて。「計測してみましょう。」と言って血中酸素を測定する機械を出して計ってくださった。数値は80台で、深呼吸すると少し上がった。相方も計ってもらうと、私より数値は高い。さすが山ガール。
午後2時20分。一の越山荘に到着。
チェックインをすませ2階の個室を案内される。
6帖ほどの個室を2人で広々と使う。ありがたい。
夕食は6時から。ネットで仕入れていた情報どおりシチューだった。ご飯はおかわり自由。今夜の泊まり客は全部で10名程度のようだ。
一の越山荘についたぐらいから、相方が異常に寒がっている。ダウンを着込んでいるが寒そうにしている。
八時頃に床につく。明日は4時出発…zzz…
二日目。
少し準備にもたついて、4時半に出発。
一の越山荘から雄山を目指す人は、我々の他には若い男性が一名のみ。
まっくらな雄山を登るライトは一つだけ見える。
思ったよりは寒くないが、風が大変強い。
岩に書かれたルートを示す矢印がある度にホっとする。
足を踏み外すと遥か下へ転がって行きそうな斜面もある。暗い中集中力を維持する必要がある。今回の2人の合い言葉は、「アンゼンッ!オォーー!」でした。
だんだんと空が明るく白んでくる。
ご来光間に合うのか?
頂上の建物が近づき、景色が展ける。
おしっ、頂上だ。ご来光はギリギリ間に合った。
絶景に興奮する2人。
ザックを置きカメラをもって山頂を行ったり来たり。
あっちでパシャリ、こっちでパシャリ。
あっちで絶叫、こっちで溜め息。
山頂付近をひとまわりして、朝ご飯にする。
一の越山荘の弁当と昨日買った煮鯖寿司。
風が強い。食事をしても体温が上がっていないのか寒い。食後、すぐに歩き出す事にする。
歩き始めると「うっ…」ここで腹痛を催す。目指すは大汝山のバイオトイレ。
おしりを緊張させて歩くと、自然と小股な歩きになる。登山歩行の基本を学べた?かも。
ううう…バイオトイレはまだなのか…
すれ違う人とも挨拶する余裕がなくなってくる…ううう…
大汝山のピークを過ぎると、大汝休憩所の屋根が姿を現す。
ご来光とはまた違う種類の感動を覚える…
チップは後払いにしてトイレに駆け込む。ここは天国ですか?いいえトイレです。
その後も腹痛は度々起き、携帯していた赤玉を飲む。
今回からファーストエイドセットを少し充実させていたので良かった。
どうやら下痢を起こした原因は、昨夜山小屋で就寝中に腹を冷やしてしまったようだ。
腹巻きが次回からは必要かなあ。
富士ノ折立を過ぎ、まだ腹痛が続くため別山は諦め、大走りで雷鳥沢を目がすルートに変更。
大走りルートが案外きつかった。
体調不良のせいか足がふらつくし、浮き石も多い。
とても長く感じる下りでした。
途中ハイマツの中を散歩中?の3羽の雷鳥に出会いました。
逃げる様子もなく、かわいい姿を見せてくれました。
なんとか雷鳥沢へ到着。
振り返ると迫って来る山山山。絶景です。
まばらにテントのある雷鳥沢キャンプ場を過ぎ、雷鳥荘への階段をのぼる。ここも結構きつかった(汗)。雷鳥荘が近づくと硫黄臭も強くなる。風が地獄谷の有毒ガスを運んでくる。少しだけ喉の奥が痛くなってきた。長居は危険そうなので、すぐにミクリガ池温泉を目指す。
ほどなくしてみくりが池温泉に。
ソーダフロートとソフトクリームで生き返る。
さあゴールまであと少し。
室堂ターミナルは人でいっぱい。
はあーーー、ついた〜。もう歩かなくていいんだぁ〜。
体調をくずしながらも、2人で協力して、絶景に出会えた最高の二日間でした。一生忘れないと思います。
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★★★この登山での気付き★★★
◎お腹を冷やさない。夜は腹巻き着用。
◎酸素缶は相方に携帯させよう。相方はタイミングよく使用していた。
◎山荘のトイレ事情は事前に調べよう。相方が快適に過ごせるように。
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