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Yamareco

記録ID: 2500038
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳(八ヶ岳):天国から地獄へ(県界尾根〜杣添尾根)

2020年08月13日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:16
距離
12.1km
登り
1,426m
下り
1,322m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:46
休憩
0:29
合計
8:15
10:20
10:20
58
11:18
11:18
2
11:20
11:20
51
12:11
12:11
107
13:58
13:59
3
14:02
14:05
4
14:09
14:10
26
14:36
14:37
3
14:40
14:41
9
14:50
14:56
8
15:04
15:06
5
15:11
15:16
6
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9
15:31
15:37
42
16:19
16:20
35
16:55
16:57
53
17:50
17:50
4
17:54
17:54
23
18:17
ゴール地点
天候 森林限界以上で曇り・小雨
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
川上観光タクシー(0267-97-2231)
コース状況/
危険箇所等
県界尾根上部で鎖場多数。赤岳から横岳の間で岩峰のトラバース多数。他は危険箇所なし。
本日は(一般ルートでは)八ヶ岳最難関と名高い県界尾根を攻略します。ここまで、清里駅からタクシーでアプローチしました(1,730円)。水場・トイレなし。
2020年08月13日 10:02撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 10:02
本日は(一般ルートでは)八ヶ岳最難関と名高い県界尾根を攻略します。ここまで、清里駅からタクシーでアプローチしました(1,730円)。水場・トイレなし。
まずは、しばらく林道歩きです。
2020年08月13日 10:06撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 10:06
まずは、しばらく林道歩きです。
徐々に道幅が狭くなっていきます。
2020年08月13日 10:17撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 10:17
徐々に道幅が狭くなっていきます。
地図には記載がなかったのですが、真教寺尾根への分岐もあります。
2020年08月13日 10:19撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 10:19
地図には記載がなかったのですが、真教寺尾根への分岐もあります。
真教寺尾根。この平坦区間さえなければいい尾根なんですが…
2020年08月13日 10:28撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 10:28
真教寺尾根。この平坦区間さえなければいい尾根なんですが…
さて、この辺から登山道に入ります。
2020年08月13日 10:35撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 10:35
さて、この辺から登山道に入ります。
尾根に乗るまで、そこそこ急登が続きます。
2020年08月13日 10:38撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 10:38
尾根に乗るまで、そこそこ急登が続きます。
ひたすら直登。
2020年08月13日 10:42撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 10:42
ひたすら直登。
真教寺尾根。
2020年08月13日 10:50撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 10:50
真教寺尾根。
この辺りから傾斜が緩んできます。
2020年08月13日 10:52撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 10:52
この辺りから傾斜が緩んできます。
たまに平坦区間がありつつ…
2020年08月13日 10:57撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 10:57
たまに平坦区間がありつつ…
傾斜が緩んだ支尾根を登っていきます。谷から吹き付ける風が涼しく、心地よく登っていきます。
2020年08月13日 11:02撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 11:02
傾斜が緩んだ支尾根を登っていきます。谷から吹き付ける風が涼しく、心地よく登っていきます。
この鬱蒼とした樹林帯を抜けて…
2020年08月13日 11:05撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 11:05
この鬱蒼とした樹林帯を抜けて…
急登を登り切ると…
2020年08月13日 11:12撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 11:12
急登を登り切ると…
小天狗に到着し、尾根に乗ります。
2020年08月13日 11:17撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 11:17
小天狗に到着し、尾根に乗ります。
またまた真教寺尾根。
2020年08月13日 11:19撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 11:19
またまた真教寺尾根。
小天狗から大天狗までは、緩やかな登りで、しかも土の登山道で、浮石、露岩、木の根がほとんどありません。
2020年08月13日 11:20撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 11:20
小天狗から大天狗までは、緩やかな登りで、しかも土の登山道で、浮石、露岩、木の根がほとんどありません。
残念ながら、八ヶ岳の稜線は雲の中。
2020年08月13日 11:24撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 11:24
残念ながら、八ヶ岳の稜線は雲の中。
相変わらず平坦な真教寺尾根。
2020年08月13日 11:25撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 11:25
相変わらず平坦な真教寺尾根。
足に負担がまったくかからない登りです。
2020年08月13日 11:28撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 11:28
足に負担がまったくかからない登りです。
標高を上げると、徐々に浮石が出てきます。
2020年08月13日 11:52撮影 by  iPod touch, Apple
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標高を上げると、徐々に浮石が出てきます。
ご立派ァ!
2020年08月13日 11:55撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 11:55
ご立派ァ!
少しずつ傾斜がキツくなります。
2020年08月13日 11:59撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 11:59
少しずつ傾斜がキツくなります。
振り返ると南牧村の集落と奥秩父山塊。
2020年08月13日 12:05撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 12:05
振り返ると南牧村の集落と奥秩父山塊。
そして大天狗到着。気持ちいい登山道も、ここまでです。
2020年08月13日 12:10撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 12:10
そして大天狗到着。気持ちいい登山道も、ここまでです。
ここからは、露岩混じりの急登で、標高を稼いでいきます。
2020年08月13日 12:13撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 12:13
ここからは、露岩混じりの急登で、標高を稼いでいきます。
そろそろ、手を使う岩場も出てきます。
2020年08月13日 12:22撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 12:22
そろそろ、手を使う岩場も出てきます。
いくつかのピークがある真教寺尾根。
2020年08月13日 12:35撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 12:35
いくつかのピークがある真教寺尾根。
目指す稜線は雲の中。
2020年08月13日 12:46撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 12:46
目指す稜線は雲の中。
そして鎖場登頂。
とはいえ、ここはトラバース区間ですので、特に難易度は高くないです。
2020年08月13日 12:48撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 12:48
そして鎖場登頂。
とはいえ、ここはトラバース区間ですので、特に難易度は高くないです。
で、本日の核心部。一枚岩っぽいスラブ状の岩場を登っていきます。ちなみに、下は切れ落ちていて、滑落したらタダでは済みません。
手で持てるホールドは豊富ですが、足の置き場が難しく、ときに登山靴のフリクションを効かせながら登っていきます。
2020年08月13日 12:52撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 12:52
で、本日の核心部。一枚岩っぽいスラブ状の岩場を登っていきます。ちなみに、下は切れ落ちていて、滑落したらタダでは済みません。
手で持てるホールドは豊富ですが、足の置き場が難しく、ときに登山靴のフリクションを効かせながら登っていきます。
ひとまず、このハシゴまでたどり着けば大丈夫。
2020年08月13日 12:55撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 12:55
ひとまず、このハシゴまでたどり着けば大丈夫。
こうした巻道を通過して…
2020年08月13日 12:59撮影 by  iPod touch, Apple
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こうした巻道を通過して…
さらに難所です。ルンゼ状の鎖場を登っていきます。
こちらも、手のホールドは豊富ですが、足の置き場は少ないです。
2020年08月13日 13:01撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 13:01
さらに難所です。ルンゼ状の鎖場を登っていきます。
こちらも、手のホールドは豊富ですが、足の置き場は少ないです。
ようやく登りきったところです。
2020年08月13日 13:05撮影 by  iPod touch, Apple
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ようやく登りきったところです。
おかわりの鎖場。
この辺になると、比較的足の置き場も多くなります。
2020年08月13日 13:06撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 13:06
おかわりの鎖場。
この辺になると、比較的足の置き場も多くなります。
赤岳の方向。何にも見えねぇ…
2020年08月13日 13:10撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 13:10
赤岳の方向。何にも見えねぇ…
まだまだ鎖場。ここまで来ると、ホールドが豊富で、特に問題なく登れます。
ちなみに、この辺りから、雨が降り始めてきました。
2020年08月13日 13:12撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 13:12
まだまだ鎖場。ここまで来ると、ホールドが豊富で、特に問題なく登れます。
ちなみに、この辺りから、雨が降り始めてきました。
ここからしばらくハシゴ区間。
2020年08月13日 13:22撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 13:22
ここからしばらくハシゴ区間。
さらに鎖場。
2020年08月13日 13:26撮影 by  iPod touch, Apple
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さらに鎖場。
もっと鎖場。
2020年08月13日 13:33撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 13:33
もっと鎖場。
もういっちょ鎖場。
2020年08月13日 13:36撮影 by  iPod touch, Apple
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もういっちょ鎖場。
ここを登り詰め…
2020年08月13日 13:44撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 13:44
ここを登り詰め…
最後の鎖場を通過すると…
2020年08月13日 13:50撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 13:50
最後の鎖場を通過すると…
赤岳頂上山荘(休業中)に到着。
2020年08月13日 13:58撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 13:58
赤岳頂上山荘(休業中)に到着。
そして、すぐそこに赤岳頂上。
天気はお察しください。
2020年08月13日 14:01撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 14:01
そして、すぐそこに赤岳頂上。
天気はお察しください。
お社で無事の登頂を感謝し、無事の下山を祈願します。
2020年08月13日 14:03撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 14:03
お社で無事の登頂を感謝し、無事の下山を祈願します。
天気はこんな感じ。右奥にうっすらと赤岳頂上山荘が見える程度。
2020年08月13日 14:05撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 14:05
天気はこんな感じ。右奥にうっすらと赤岳頂上山荘が見える程度。
赤岳からは…
2020年08月13日 14:10撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 14:10
赤岳からは…
ひたすら…
2020年08月13日 14:16撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 14:16
ひたすら…
降って行きます。
2020年08月13日 14:20撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 14:20
降って行きます。
赤岳の威容から考えると、当然の激降りです。
2020年08月13日 14:28撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 14:28
赤岳の威容から考えると、当然の激降りです。
ようやく傾斜が緩んできた頃に…
2020年08月13日 14:32撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 14:32
ようやく傾斜が緩んできた頃に…
赤岳展望荘(営業中)です。
2020年08月13日 14:36撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 14:36
赤岳展望荘(営業中)です。
そして、すぐに地蔵の頭です。
お地蔵様に、無事の下山を祈念します。
2020年08月13日 14:41撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 14:41
そして、すぐに地蔵の頭です。
お地蔵様に、無事の下山を祈念します。
こうした岩峰を…
2020年08月13日 14:46撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 14:46
こうした岩峰を…
ひたすらトラバースしていきます。
2020年08月13日 14:49撮影 by  iPod touch, Apple
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ひたすらトラバースしていきます。
ときおりハシゴがあります。
2020年08月13日 14:53撮影 by  iPod touch, Apple
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ときおりハシゴがあります。
若干踏み跡が怪しいルートをたどり…
2020年08月13日 14:57撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 14:57
若干踏み跡が怪しいルートをたどり…
さらに岩峰を巻いて…
2020年08月13日 15:00撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 15:00
さらに岩峰を巻いて…
結構な急登を登り返し…
2020年08月13日 15:02撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 15:02
結構な急登を登り返し…
またしても岩峰を巻いて…
2020年08月13日 15:11撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 15:11
またしても岩峰を巻いて…
鎖場の登りを通過し…
2020年08月13日 15:17撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 15:17
鎖場の登りを通過し…
三叉峰?
2020年08月13日 15:26撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 15:26
三叉峰?
一方通行のハシゴを登りきった先に…
2020年08月13日 15:29撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 15:29
一方通行のハシゴを登りきった先に…
三叉峰です。
2020年08月13日 15:31撮影 by  iPod touch, Apple
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三叉峰です。
ようやく杣添尾根の分岐に到着しました。
2020年08月13日 15:32撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 15:32
ようやく杣添尾根の分岐に到着しました。
三叉峰は登れるようですが、帰りの終電がギリギリなので、今回はスルー。
2020年08月13日 15:33撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 15:33
三叉峰は登れるようですが、帰りの終電がギリギリなので、今回はスルー。
さて、ここから地獄の始まり。
まずは、ハイマツ帯の露岩混じり登山道を急降下していきます。
2020年08月13日 15:35撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 15:35
さて、ここから地獄の始まり。
まずは、ハイマツ帯の露岩混じり登山道を急降下していきます。
そして始まるハイマツとシャクナゲの根が露出した登山道。
2020年08月13日 15:48撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 15:48
そして始まるハイマツとシャクナゲの根が露出した登山道。
これが実にエゲツない。
2020年08月13日 15:50撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 15:50
これが実にエゲツない。
いつまで続くことやら…
2020年08月13日 16:02撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 16:02
いつまで続くことやら…
ようやく展望台に到着。
2020年08月13日 16:16撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 16:16
ようやく展望台に到着。
登ってきた県界尾根の大天狗。
2020年08月13日 16:16撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 16:16
登ってきた県界尾根の大天狗。
ハイマツとシャクナゲの根が露出した尾根上の登山道は、最近付け替えられたものらしく、尾根を巻く旧ルートは倒木で塞がれていました。
2020年08月13日 16:18撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 16:18
ハイマツとシャクナゲの根が露出した尾根上の登山道は、最近付け替えられたものらしく、尾根を巻く旧ルートは倒木で塞がれていました。
とりあえず、ハイマツ・シャクナゲ地帯を抜けたら楽になるかと思いきや、今度は露岩地帯です。
2020年08月13日 16:18撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 16:18
とりあえず、ハイマツ・シャクナゲ地帯を抜けたら楽になるかと思いきや、今度は露岩地帯です。
一応、最低限ではありますが、階段状に整備された箇所もあります。
2020年08月13日 16:28撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 16:28
一応、最低限ではありますが、階段状に整備された箇所もあります。
極稀に土だけの登山道も出てきますが…
2020年08月13日 16:38撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 16:38
極稀に土だけの登山道も出てきますが…
基本的には荒れ気味です。
2020年08月13日 16:55撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 16:55
基本的には荒れ気味です。
一応、ピンクリボンは豊富ですが、足元の整備はほとんどされていません。
2020年08月13日 17:03撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 17:03
一応、ピンクリボンは豊富ですが、足元の整備はほとんどされていません。
終盤近くでも、この露岩・浮石・木の根です。
2020年08月13日 17:11撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 17:11
終盤近くでも、この露岩・浮石・木の根です。
終盤近くなって、ようやく歩きやすいルートとなります。
2020年08月13日 17:21撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 17:21
終盤近くなって、ようやく歩きやすいルートとなります。
沢を横断してしばらくすると…
2020年08月13日 17:50撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 17:50
沢を横断してしばらくすると…
林道に出ます。
2020年08月13日 17:54撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 17:54
林道に出ます。
簡易トイレあり。
2020年08月13日 17:54撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 17:54
簡易トイレあり。
しばらく進んで、再び登山道へ。
2020年08月13日 17:56撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 17:56
しばらく進んで、再び登山道へ。
登山道は、林道に毛が生えたレベルです。
2020年08月13日 17:56撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 17:56
登山道は、林道に毛が生えたレベルです。
…と思いきや、意外に本格的な登山道となります。
2020年08月13日 18:00撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 18:00
…と思いきや、意外に本格的な登山道となります。
最後まで、露岩の多い登山道です。
2020年08月13日 18:08撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 18:08
最後まで、露岩の多い登山道です。
私有地(別荘地)の舗装道路を何度も横断して、登山道を歩き続けると…
2020年08月13日 18:10撮影 by  iPod touch, Apple
8/13 18:10
私有地(別荘地)の舗装道路を何度も横断して、登山道を歩き続けると…
登山口に到着です。本日はこれにて終了。
このまま野辺山駅まで歩く予定でしたが、終電まで間に合わないため、急遽川上観光タクシーさんにお願いして、タクシーで駅まで移動しました。
2020年08月13日 18:17撮影 by  iPod touch, Apple
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8/13 18:17
登山口に到着です。本日はこれにて終了。
このまま野辺山駅まで歩く予定でしたが、終電まで間に合わないため、急遽川上観光タクシーさんにお願いして、タクシーで駅まで移動しました。

感想

夏の18きっぷ4回め。

昨年、赤岳からの降りで真教寺尾根を通ったのですが、真教寺尾根と並ぶ八ヶ岳でも屈指の難易度を誇る県界尾根を登りで通ってみました。

どうせなら、ついでに未踏のルートである杣添尾根を降って野辺山駅から帰ろうと、軽く考えていたのですが…

【コース状況】
■登山口〜小天狗
・県界尾根の登山口には、清里ピクニックバスでバスでもアプローチできますが、電車との接続が悪いため、タクシーを使いました(1,730円)。
・清里駅から歩けない距離ではないと思いますが、そこそこ標高差があるため、今回は見送りました。
・登山口には、トイレ・水場・登山届等は一切ありません。
・登山口からしばらくは林道歩きです。
・その後、尾根への取り付きから登山開始。すぐに急登が始まります。
・しばらくすると、県界尾根の支尾根に乗り、傾斜がゆるくなります。
・そして、支尾根を登り詰めると、県界尾根に乗り上げ、小天狗に到着します。

■小天狗〜大天狗
・小天狗から大天狗の区間は、緩やかに標高を上げていきます。
・驚くべきことに、浮石どころか、露岩や木の根もほとんどない、純粋な土の登山道です。
・傾斜も、小天狗からほんの少し降るだけで、ほとんど一定の登りです。しかも、足に負担を感じない程度の勾配です。
・これほど歩きやすい登山道は、経験したことがありません。
・大天狗が近くなると、徐々に露岩や浮石も出てきますが、それほど気になりません。
・ほどなく、大天狗に到着します。

■大天狗〜赤岳
・大天狗からは、勾配もキツくなりますが、しばらくは普通の登山道です。その後、県界尾根の核心部である鎖場に突入します。
・鎖場は、ホールドやスタンスが乏しく、これらがハッキリしていて分かりやすい真教寺尾根よりも、難易度は高め。
・最初の巻道の鎖場を通過した後の、スラブ状の岩とその後のルンゼ状の鎖場が核心部。
・ともに手のホールドはそこそこあるものの、足の置き場が難しく、下は崖であるため、緊張を強いられます。降りの場合は、登山靴のフリクションを効かせながら、鎖に頼って降りることになりそうです。
・その後も、鎖場とハシゴが続きますが、ホールド・スタンスとも豊富で、特に問題ないです。
・降りで使う登山者の方が多いようで、意外と多くの人とすれ違いました。
・途中、雨が降り出してきましたが、どうにか鎖場を通過し、赤岳頂上山荘(休業中)の裏側に登り詰め、赤岳に登頂します。

■赤岳〜三叉峰
・あいにくの天気であるため、頂上には誰もいませんでした。写真を撮影し、さっさと横岳方面に向かいます。
・稜線は完全に雲の中で、景観はサッパリです。おまけに小雨も降っているため、岩場で緊張を強いられます。
・赤岳の降りは、傾斜はそれほどキツくはないものの、鎖が整備されている程度の傾斜の岩場です。
・傾斜が緩んだところに、赤岳展望荘(営業中)があります。その後すぐ、地蔵の頭です。
・なぜか勝手に軽快な稜線歩きを期待していたのですが、実態は何度も岩峰をトラバースする、岩稜歩きです。
・岩稜帯は嫌いではないのですが、雲の中で視界がまったく効かず、足元も濡れているため、思いの外手こずりました。
・そうこうしているウチに、三叉峰に到着します。

■三叉峰〜林道
・本来は奥の院まで歩く予定でしたが、天気がイマイチだったため、早々に下山開始。
・杣添尾根は、これまでに経験したことがない、非常に歩きづらい登山道でした。
・下山直後は、ハイマツ帯にある露岩の急降下であるため、慎重に足を進めていきます。
・その後、近年付けられたと思われる、尾根上の登山道を進みます。
・この尾根上の登山道が厄介で、写真にもあるとおり、ハイマツ・シャクナゲが刈払われているものの、根が露出しており、滑るわ引っ掛けるわで、非常に歩きづらいです。
・ハイマツ・シャクナゲの根を通過してからも、露岩、木の根、浮石、倒木が非常に多く、土の上に足を置く機会はほとんどありません。
・このため、降りではまったくスピードが出せないルートです。

■林道〜登山口
・歩きづらい登山道を降りていくと、沢沿いのルートとなり、沢を渡った先に林道と東屋があります。
・林道には、簡易トイレがあります。
・その後、林道の橋を渡った箇所に、再び登山道の入口があります。
・しばらく降ると、別荘地の中の登山道となります。
・何度も舗装された私道を横断し、ようやく登山口に到着です。
・杣添尾根で思った以上に時間がかかってしまい、野辺山駅の最終電車に間に合わない可能性が高いことから、タクシーで駅まで移動しました。
・遅い時間にもかかわらず、川上観光タクシーさん(0267-97-2231)が快く迎車を引き受けてくださいました。

【まとめ】
・県界尾根と杣添尾根は、まさに「天国と地獄」といった感じでした。
・県界尾根は、取り付きこそ露岩や浮石がありましたが、小天狗から大天狗の区間が、非常に気持ちのいい登山道で、これほど軽快に歩ける登山道は、他に経験したことがありません。
・ただ、核心部の岩場、特に前半のスラブ状・ルンゼ状の岩場は、それなりに岩場の経験がないと、難しいものと思われます。
・他方、杣添尾根は、終始足元が悪く、荒れ気味の登山道で、歩きづらいことこの上ないルートです。
・ハイマツ・シャクナゲの根の部分は、最近作られた登山道であるためやむを得ないとは思いますが、そこを通過した後も、露岩、木の根、浮石、倒木、階段等、足の置き場に困る箇所ばかりです。
・もっとも、踏み跡自体は明瞭で、ピンクリボンも豊富であるため、道迷いのリスクは低いです。
・個人的には、県界尾根は何度でも登ってみたいルートですが、杣添尾根は遠慮したいルートです。

【余談】
・下山口からは野辺山駅まで歩く予定でしたが、明らかに終電には間に合わない状況であったため、タクシーを使用しました。
・すでに遅い時間だったため、対応してくれるかどうか不安でしたが、川上観光タクシーさん(0267-97-2231)が快く引き受けてくださいました。大変助かりました。
・車中でいろいろとお話を伺ったところ、信濃川上駅からは、廻目平(金峰山登山口)や毛木平(甲武信ヶ岳・十文字峠登山口)等によく登山者を送られているとのことでした。

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技術レベル
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5/5

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