正月の蝶ヶ岳「嵐を呼ぶ男たち」(徳沢〜蝶ヶ岳〜常念岳手前)


- GPS
- 145:50
- 距離
- 38.3km
- 登り
- 1,935m
- 下り
- 1,914m
コースタイム
30日 7:40徳沢-13:20蝶ヶ岳
31日 8:00蝶ヶ岳冬季小屋-9:10蝶槍-15:00 2592m北東鞍部
1日 9:20 2592m北東鞍部-14:10蝶槍-15:20蝶ヶ岳冬季小屋
2日 停滞
3日 6:40蝶ヶ岳冬季小屋-14:30徳沢
4日 8:20徳沢-13:50中の湯
天候 | 29日 晴れ 30日 雨、雪(2000m以上) 31日 雪(粉雪稜線15m前後の風) 1日 薄曇り時々雪(稜線15m前後の風) 2日雪(前夜より強風20〜50m?) 3日 曇り時々雪(朝稜線10m位の風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
蝶ヶ岳冬季小屋から長塀尾根の樹林帯まで平時なら10分位ですが、30m前後の風雪では、身体が飛ばされそうなこととホワイトアウトとで樹林帯に辿り着けづ小屋に引き返しました。 長塀尾根下り2400m付近で迷いました。2300m台、登山ルートより西よりに出てしまいました。ごり押しでも行けそうですがルートは背の低い杉帯の中に一部隠れていました。雪も深いため低杉帯を避けるリボン欲しいです。 あと50cm程積もると樹林帯の赤マークの多くは隠れてしまいます。トレースが無い場合、地形を掴んで歩かないと難しくなりそうです。長塀尾根。 蝶槍、常念間の樹林帯は膝上ラッセルの急登あり。雪崩にも注意が必要かと思います。 他にリボンなど少ない。雪屁発達中。 上記風速は、以前風量計を持って登ったときの風の感覚です。とってもアバウトです。20mだと顔を背けて、立ち止まってしまうほど強い風だったと思います。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
初めての冬の北アルプス。
あの天気は、例年に無い荒れようだったそうです。
30日〜3日まで展望全く無しでした。
1日の晩から風が激しくなりました。
重たい鉄のドアが風圧で持ち上がるらしくバタンバタン
と一晩中鳴っていましたTT
2日朝になっても風は一向に弱まらず物凄かったです。
樹林帯まで行けば何とかなると思い一度は、小屋のみんなと出たのですが。
自分の場合、痩せ高でザックも大きかったためか10歩進んだだけで
ああ、だめだ。と思いました。
四つん這い状態からもう一歩も前に進めません。
前の人にやっとのことで合図を送り自分は戻ることにしました。
その後、灰色の世界に消えて行く3人を見た時は、ぞっとしました。
その後、小屋に入る準備していると、三人が戻って来たのですが、
一瞬幻かと思いました。
その日は結局小屋に停滞。
ジェット機が表を飛んでるような暴力的な風の中、言葉少なにシュラフの中じっとしていたのが印象に残っています。
今回、気象協会の「登山ハイキング天気」が役に立ちました。
風速や気温の予報が参考になりました。天気は当たらなかったけど、、、
ちなみに小屋内では全キャリアアンテナ立ちません。
外に出るとアンテナ立ちます。
命がけでチェックです^^;
3日の下山時は2,400mの曲がる辺りで道ロストしました。
枝と枝の間の先に小さなピンクらしきものを見つけ
持って来ていたお荷物双眼鏡でリボンと確認。役に立って良かった。。。
蝶の小屋で一緒になった単独行者4人力合わせて
ラッセル交代、ルーファイなどなどを経て徳沢に帰える事が出来ました。
協力感謝です!!!!
行き帰り徳沢冬期小屋にて二晩お世話になりました。
とても暖かく楽しいひと時を過ごさせていただきました。
何故か二晩とも幽霊の話が出ました^^;;;
最後は中の湯で朴伝の湯で温まり、
遅れてくるバスを凍えて待ちました。
追記
蝶〜燕縦走断念の話しです。
実は最初、燕岳まで縦走してやろうと意気込んでいました。
釜トンネルの手前、登山届けを出すところでレスキュウ隊の人
の話。
常念まで行ければ戻らず燕に行った方がいいだろうとのこと。
常念から三股へのルートは急な下りがあって危険なのでエスケープルートに
薦められないとのこと。
心配そうなレスキュウ隊の方達に「家に帰る事が目標です〜」なんて言って釜トンネルに入って行きました。
30日蝶ヶ岳に登る。
31日の天気予報では、1日安定気味、風15m位(常念岳で晴れと出ていて期待したが実際はガスと粉雪だった)、2日には25m以上強風が吹くと出ていた。
そこで立てた予定として
31日 蝶ヶ岳から常念の前後
1日 常念後にして行く所まで行ったとして、、、
予報最悪、魔の2日に大天井のどこか手前とか岩稜帯で動けなくなったらどうしよう、あっちの冬の稜線は自分に未知だし、、、ビバークポイントあったかな?
結局31日は、ラッセルに苦しみ常念岳手前のピークすら越せなかったことが
幸いしてか、翌1日に引き返すことにしました。
蝶ヶ岳小屋に着いたときには、風がだいぶ強くなっていました。
いつもの癖で、もし、、、だったらと未だ色々考えてしまいます。
今度機会があったら、燕から逆に向かってみよう。
答えの一つや二つ見つかりそう。
コメント
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こんにちは、初めてお邪魔致します。
もしかして、4日、徳沢〜上高地間の林道ですれ違った方でしょうか
当方3名(男性1名:黒 女性2名:それぞれ赤と緑のアウター)です。
途中、年末から山に籠っていたけど年末年始は天気が悪くて大変だった、
長塀尾根で間違ったトレースに行かないようにとアドバイスして下さった??
もし違ったら申し訳ありません、そうであったらアドバイス有難うございました。
私たちは1/4-6で徳沢〜蝶のピストンでしたが、レコを拝見して驚きました。
蝶の冬季小屋の、あの思い扉が風でバタつくとは!!
4-6日は3日間とも好天で 私たちもかなり条件に恵まれたと思ってはいたのですが。。
本当に、1日違いで全く違いますね。
改めて自分たちの幸運をおしえて頂いた気がします。
個人的にとても為になるレコです、どうも有難うございました。
たぶん自分と行動を共にした方で、自分より先に徳沢を出た方だと思います。
自分はゆっくり一週間ぶり晴れた天気の中写真撮りながらのんびり後から帰りましたので。
すれ違ったとは思いますけど。。。挨拶だけだったと思います^^;
ittiさんのレコ見させて貰いました。
もう信じられない天気!嫉妬しますよ〜。
こちらは何にも見えなかったので。北アルプスに来ている実感が湧かなかったくらいです。
日ごろの行いの違いがこんなにもお天気に現れるなんて^^;;;
こちらこそ有難うございました。、次の日登った方からのコメントが頂けて報われた気持ちになりました!
こんにちは。
そうですか、何人かの方とまとまってすれ違った時に話をさせて頂いたので、てっきり同じパーティーかと思っていました。
大変失礼致しました、別々だったんですね。
でもそうですか、上で行動を共にされてらしたんですね。
私が話をさせて頂いた時先頭のその方はとても疲れた表情でした。
kumadaroさんのレコもとても臨場感があって荒天の山の怖さが伝わって来ます。
もし差し支えなければ、kumadaroさんのこちらのレコ、今回の私達のレコの感想部分に貼らせて頂いても構いませんか??
臨場感あります?私の拙い文でよければ、どうぞ使ってください^^有難うございます
一緒に下山した4人の内二人は、その日の内に帰って行き、自分と年配の方は徳沢小屋に泊まってから4日に降りました。
ittiさんとお話した方は年配の方かと思いますがどうでしょう、、。
kumadaroさん
お礼が遅くなって失礼致しました。
レコに貼らせて頂きました、やっぱり臨場感有ります。
有難うございました!
ittiさん達の写真、
やはり同じ場所とは思えない素晴らしさですね!
これからも宜しくお願いします
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