空木岳〜中ア逆縦走

2000年08月22日(火) 〜 2000年08月23日(水)

• GPS: 20:06
• 距離: 18.6km
• 登り: 3,060m
• 下り: 1,239m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:40
• 休憩: 1:30
• 合計: 11:10

6:20 菅ノ台バスセンター・駐車場
7:31 7:31 三本木地蔵
8:25 8:25 タカウチ場
8:55 9:15 池山小屋
10:34 10:34 マセナギ
11:38 11:38 大地獄
12:35 13:00 ヨナ沢ノ頭
13:50 14:02 空木平カール分岐点
14:30 14:38 空木岳避難小屋
15:40 15:55 駒峰ヒュッテ
16:05 16:15 空木岳
17:30 木曽殿山荘

2日目

• 山行: 7:22
• 休憩: 1:34
• 合計: 8:56

6:48 木曽殿山荘
7:14 7:25 東川岳
9:11 9:23 熊沢岳
10:35 10:59 船クボ脇の尾根道
11:27 11:38 檜尾岳
12:09 12:22 鞍部
13:18 13:25 濁沢大峰
14:05 14:12 2711mピーク
14:56 15:05 島田娘
15:44 千畳敷駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●行き＝ 実家 4:01 (父の車・中央自動車道) 駒ヶ池駐車場 6::10
●帰り＝ 千畳敷 16:24 (ロープウェイ) しらび平 16:33/16:41 (伊那バス) 駒ヶ池 17:17 ー 駒ヶ池駐車場 17:29 (車) 実家20時頃

写真

タマガワホトトギス (鷹打場の手前あたりか)

カニコウモリにカメラを向ける父 (マセナギの手前あたりか)

大地獄

ヨナ沢ノ頭との暗部手前で腹ごしらえ
父は腹が減ればどこでも「メシにしよう」という人だった

避難小屋前で空木岳をバックに
実は頭痛がして気分が悪かった　後で吐く

ヨツバシオガマ

駒澤ヒュッテ

空木岳山頂

山頂から東方の展望

ヒメウスユキソウ

木曽殿山荘が見える

中央アルプスが眼前に迫る

翌日出発前 (6時半頃)

東川岳への急登で振り返って
南駒ケ岳が姿を現した

東川岳山頂からの展望
右にこれから登っていく稜線、左手に御嶽、さらに乗鞍も見える

2703mピークの手前から、振り返って辿ってきた稜線　懸命に歩く父が見える　空木岳、チラッと南駒ケ岳

2703mピークを降りたところから右手に望まれる南アルプス
左端から地蔵岳、千丈岳、北岳、八ヶ岳が見えているか

熊沢岳を前にしての展望
左に熊沢岳、右端の檜尾竹への長い稜線、折り返すように濁沢大峰から駒ヶ岳まで続く　これを見て父は悲鳴を上げた

熊沢岳山頂　父が駒ケ岳方面を撮る

崖を下りる

船クボで　ハクサンチドリ

船クボ脇の尾根道で腹ごしらえ

檜尾岳を望む

ヒメウスユキソウ

檜尾岳山頂　三角点

左手 三ノ沢岳から南東側へ続く長く逞しい稜線

タカネナデシコ (濁沢大峰への登りで)

間近に迫る濁沢大峰山頂、その先に島田娘が見える

濁沢大峰山頂

2711mピークから前方 島田娘 (七曲)

島田娘 (七曲) 山頂　西南から西北の展望　三ノ沢岳とその北東への稜線、木曽前岳、駒ケ岳へと続く上松Aコースの稜線が見える

極楽平　島田娘の方向を振り返って
岩場を降りてくる父が見える

極楽平からの下り　宝剣岳が見えた

ロープウェイ千畳敷駅が近づいてきた

千畳敷駅 到着

感想

ふじ

　この年 父との夏山は御岳に登っていて それだけにするつもりだったが、御岳が終わってみると 私も父ももう1回登りたいと思いが沸いてきて急遽 行くことにした。
　しかし大変だった。当時 低山でもよく起こしていた頭痛に見舞われ、駒峰ヒュッテで吐いた。
　その後もしんどかったが なんとか木曽殿山荘に到着。しかし食欲なく、食事代を払ったのに食べられなかった。
　その後 徐々に回復。日が落ちる頃には回復し、腹が減った。缶珈琲を買って (250円)、アンパンをひとつだけ食べた。
　満天の星空、雲間に起こる雷など 夜空の神秘的な美しさは最高だったが、床に就いてからは眠れない苦痛。宿泊客が多く屋根裏を割り当てられたのだが 暑い…。また大きないびきをかいている人がいてうるさくてまいった。朝方 多くの人がドドッとトイレに向かったことを覚えているが、おそらくほとんど眠れなかった人が多かっただろう。
　翌朝には体調も戻り、アルプスならではの大絶景を楽しみながら元気に歩いた。父は嘆きの声や弱音を何度も上げながらも頑張った。

　2021年3月現在、これが山小屋に泊まった唯一の山行。この時のよくない印象から、重くてもテントを担いだほうがマシだと思うようになった。
　写真は36枚フィルム4本を使った。そういえば当時 フィルム代＋現像代に結構 金がかかったことを思い出す。
　(2021. 3)