キタダケソウを見に北岳へ!!!


- GPS
- 23:00
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,687m
- 下り
- 1,686m
コースタイム
10:50広河原〜13:02白根御池小屋〜16:30北岳肩の小屋
2日目
4:35北岳肩の小屋〜5:15北岳山頂〜6:47八本歯のコル〜9:50広河原
天候 | 1日目 曇り時々雨 2日目 曇りのち大雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
10:00芦安駐車場〜10:45広河原(乗合タクシー) 2日目 10:15広河原〜11:10芦安駐車場(バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
白根御池小屋より上から一部登山道に雪が残っています。アイゼンを使うほどではありません。 高山植物は白根御池小屋以降で見ることができます。 小太郎尾根分岐から先はハクサンイチゲがたくさん咲いていて見頃です。 キタダケソウは北岳山頂から八本歯のコルへ行く途中の左側斜面に咲いています。 八本歯のコルから大樺沢への下りは標高2750mから2000mまで雪渓を下ります。 アイゼンは使用せず、かかとに重心を入れて下りました。念のためアイゼンとピッケルはあった方が良いです。 尻セードをするには雪が硬く雪面がデコボコしているので歩いて下りました。 今の時期は過去にこのルートを通ったことのない人は避けた方が無難です。 下山後は金山沢温泉へ行きました。 |
写真
感想
待ちに待った林道南アルプス線の開通。
今回の目的はただ一つ!キタダケソウを見ること。
天気予報は2日間ともあいにくの雨。
普段の山行きなら中止するところですが今回は決行しました。
1日目
前日、仕事を終えてから高速道路のサービスエリアで仮眠。
芦安5:40発の乗合タクシーに乗るつもりが2度寝、3度寝してしまい10時発のタクシーで広河原へ向かう。乗客は自分一人。タクシーの運転手さんが言うに今日の朝の乗客は釣り目的の人が多く、登山者は少なかったとのこと。また今年は例年より雪解けが早いとのことでした。
広河原から登山道を歩き始めると雨が降り始める。幸い樹林帯なのであまり濡れずに済む。通常、雨の日は登山をしないが雨の樹林帯もなかなかいいものである。
白根御池小屋に着くと周りに花が咲いており癒される。
時間的に肩ノ小屋までは行けそうなので先に進む。
小太郎尾根を過ぎるとライチョウと遭遇。南アルプスで見るのは初めてで、雨の日だからこそ会えたのかなと思いました。
稜線はハクサンイチゲがたくさん咲いていました。風がほとんどなく花が揺れない良いコンディションのため、写真ばかり撮ってなかなか進めない。結局予定より30分遅い16時30分に無事肩ノ小屋に到着。夕飯のときに話をしているとヤマレコユーザーの方がいらっしゃいました。常連客の方からキタダケソウが咲いている場所を聞き、翌日に備えました。
2日目
朝の4時に日の出を見ようと外に出て待ち構える。空が真っ赤に染まり日の出が見れそうな感じであったが、途中から雲がかかり見れずじまい。結局この日は1度も太陽を見ることはありませんでした。
小屋のご主人から天気が崩れる前に山頂へ行った方がよいとのアドバイスをもらい、4時半過ぎに出発。
幸い山頂に着いたときはガスがかかっておらず、景色を楽しむことができました。
ただ雲を見ていると今にも天気が崩れそうなため、早めにキタダケソウを探しに行きました。
ところが見る花どれもがハクサンイチゲで中々見つからない。あきらめかけていたとき八本歯のコルへ向かう途中の道でやっと見ることができました。
今年は雪解けが早くピークが過ぎた花が多かったですが、なかなか咲いていない分、見つけたときの感慨はひとしおでした!!!
下山はそのまま八本歯のコル経由で大樺沢へ下る。
時間が経つにつれて雨が強くなり黙々と歩く。
雪渓を下り終えてからの方が濡れた岩がすべりかえって苦戦しました。
下山後は温泉へ直行。雨や雪の後など大変だったときの後の温泉は本当に良いものです。
今回は無事キタダケソウが見れて本当によかったです。
今年は開花が早いだけに見に行かれる方は早めに行かれた方がよいと思います。
hissyさんこんにちは!
小屋では大変お世話になりました。
それと八本歯からの下山、お疲れ様でした!
二俣の下のほうで橋が無くなってる小川の渡渉ありませんでした!?
私はあそこで片足浸水しちゃいました〜(笑
レコのアップも早いし写真も素敵だし内容も充実していてわかりやすいですね♪
過去の他の山の記事もじっくり楽しませてもらいます
またどこかのお山で会ったら声掛けさせていただきますね。
ではでは!
kyoko_kさん先日はこちらこそ大変お世話になりました
夕食のときはいろいろなお話を聞かせていただきありがとうございました。
私は疲れとお酒が回ってすぐに寝てしまいましたが、その後も盛り上がっていたようですね
渡渉場所付近は迷ってしまい、2回も行ったり来たりしてしまいました
去年の秋にこのルートを歩いていたからよかったですが、初めてだったらかなりあせってしまったと思います。
kyoko_kさんのぬくもりのある写真とてもすばらしいですね
私はついついアップの写真ばかりとってしまいますが、背景を生かした撮り方はとても勉強になります。
これからも素敵なレコを続けてくださいね
楽しみにしています
hissy369さま 初めまして
lifter175と申します
私の北岳レコにもご訪問&拍手を頂き、ありがとうございました
ご存じの通り私、6/8〜6/10に池山吊尾根から北岳
その時、キタダケソウ
探しもせず見逃してしまった次第です
(実際には数株咲いていたようです)
そこで、7/1or7/2に日帰りで再訪して、キタダケソウ
その際、最短ルートの大樺沢を直登しようと思っています。
そこで、hissyさんが下りで通られた大樺沢の雪の状態は、
アイゼン&ピッケルを使えば「登り」で特に問題なさそうでしょうか?
(私もhissyさんと同じく、北穂の雪の直登斜面を登ってます
又、広河原から大樺沢雪渓下までの間も「登り」は問題無さそうでしょうか?
その辺のことを判る範囲で結構ですので、ご教示頂けると幸いです
キタダケソウ
lifter175さんこんにちは!
いつも素敵なレコ拝見しております。
大樺沢ルートですが過去に登られているようなので基本的には問題ないと思います。
私が下る際、3名の登る方とすれ違いました。
標高2200メートルの二俣付近で右側に渡渉する必要があります。今の時期は橋がないため渡りやすいところを慎重に渡ります。
それより上は雪渓が続きます。
lifter175さんの雪山経験値からすれば、登ること自体技術的には問題ないと思います。
雪の状態は硬すぎず、柔らかすぎず登りやすいと思います。
肩の小屋でいっしょだった常連の方はつぼ足で登ったと言っていました。
クレパスなどの落とし穴もまだ見当たりませんでした。
注意しなければならないのは落石です。
途中、雪渓の上に10〜20センチくらいのたくさんの落石で覆われているところがありました。
ヘルメットをお持ちでしたら装着した方が安心です。
個人的には「あせり」は怪我の元なので、(連休であれば)うまくいけば日帰り、調子が悪ければ無理せず宿泊といった「ゆとり」を持たれた方が楽しく安心な山行きになるのではないかと思います。
hissy369さん こんばんは!
早速のお返事ありがとうございます
これだけ具体的且つ、詳細な情報をご提供頂き本当に助かります
2200m二俣付近での右側へ渡渉、クレパス落とし穴のことなど、大変参考になりました
落石には十分注意して行こうと思います。
hissyさんの情報のお陰で取りあえず、何とか登れそう
逃したキタダケソウ
今後もhissyさんの素晴らしいお写真
本当にありがとうございました
lifter175さん!
無理せずお気をつけて行ってきてください
キタダケソウもまだ間に合いそうですね
レコ楽しみに待っています
hissy369さん こんばんは!
無事に帰って来ました!
hissyさんのアドバイス通り、大樺沢の雪の状況バッチリで、直登・直下ピストンしました
ですが、私の不注意で下りの際、もろに滑落(100mくらい)してしまいました
ですが、大事には至らず、手の皮が剥けた程度ですみました。
(Wストックは行方不明で消失しましたが・・・
滑落のことはレコでは最小限に、あまり大きく触れないつもりです
キタダケソウはバッチリ
本当にアドバイスが参考になり、大樺沢直登が出来ました。ありがとうございました
レコは木or金曜日ごろになりそうです。
お時間のある時にでも良かったらご覧ください!
lifter175さん北岳登山お疲れ様でした!
無事で何よりです!まずはゆっくり休んでくださいませ!
私も1月の唐松岳下山時にけがをしてしまい下山するのが大変でした
念願のキタダケソウが見れてよかったですね
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