裏銀座縦走(途中断念:扇沢〜種池〜新越〜針ノ木〜蓮華〜船窪小屋)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 27.3km
- 登り
- 2,861m
- 下り
- 3,369m
コースタイム
2日め:4:35針ノ木小屋-5:40蓮華岳-6:40乗越-7:30北葛岳-8:15乗越-9:20七倉岳-10:20船窪乗越-11:40船窪岳-12:30船窪小屋(休憩〜13:30)−17:30葛温泉下山 二日目所要時間:13時間(休憩含)
天候 | 1日め:曇り 2日め:強い雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
下山口:船窪から下山 大町よりJR乗り継ぎ |
コース状況/ 危険箇所等 |
・扇沢→種池山荘 のぼりが長くきついが、危険個所は無し ・種池→針ノ木小屋 めっきり人数が減る。このコースを歩く人は少ない。危険個所は無し ・針ノ木小屋→船窪小屋 大雨でしかも早朝のせいもあり、人がいない。北葛岳前後の上り下りは慎重を要する。特に雨の日は危険。 ・船窪→葛温泉 長い下山路 危険個所は無し 2め大雨で3泊4日で穂高温泉までを計画していたが、挫けて断念。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
前年の後立山縦走からこの尾根歩きを続けてやろうと思いたち、前年に下山した柏原新道から登り、
裏銀座を針ノ木・烏帽子・三俣蓮華と泊まり継いで、新穂高温泉に降りる前夜夜行3拍4日で計画した。
連日10時間以上のロングでハードな行程を踏破するつもりだったが、2日目に強風・強雨に叩かれ、
船窪小屋でとうとう断念した。
初日は柏原新道を1年ぶりに歩き種池から南への道を。初日から天気は曇り気味で、一度も日は指さず、
ガスがかかっていたが、それでも立山・剱岳方面は見えて、後立山の爺ガ岳・鹿島槍方面も良く見えた。
種池からのコースはこの天気もあってか、登山者も少なく静かな山歩きだった。
2日目、針ノ木小屋で早立ちするからと前夜のうちに弁当を頼んで貰っていたが、
朝4時頃起きると、雨と風のものすごい音で、暗い中を静かに1階に降りて様子を見たが、一向に止みそうにない。
玄関の土間で靴を履いたまま、朝飯を食いながら止むのを待ったが、変わらない。
4時45分に出発。まだ暗い中をヘッドランプの明かりを頼りに蓮華岳に登る。何も見えない。景色ゼロ。
やっとのことで山頂を見つけ、大下りの途中で足元のコマクサを見る。ようやく明るくなってきたが、
雨に霞む中にコマクサの群落。晴れていれば凄かったろうにと思いながら写真に収める。
花も激しく風に揺れている。水でカメラの調子が悪くなってきた。
蓮華〜船窪間は、急峻な上下を繰り返し難路。ハシゴもあり雨の中では注意が必要。
途中花と雷鳥を見たが、それ以外はずっとガスの中で何も見えなかった。
本来なら、針ノ木〜烏帽子間を踏破する計画だったが、このコンデションで計画13時間35分を歩く気力が無くなった。
寄らない筈の船窪小屋に寄る。ずぶ濡れのカッパを脱いでいるうち、すぐに熱いお茶を出して戴いた。
ラーメンを作ってもらった。卵と野菜がたっぷり入って美味だった。
小屋の中で囲炉裏端に座っての、親父さんとお母さんのさりげない会話が優しい山小屋だった。
気持ちで負けた。この雨に降参。
1日停滞しては新穂高温泉までは歩けないと判断し下山。余った夏休みと軍資金で贅沢に行こうと、葛温泉に急遽温泉ホテルを探して1泊しで帰った。
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