天女山から県界尾根へ八ヶ岳キレット縦走、雲海、ご来光、そして念願の天狗岩見学
- GPS
- 12:14
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,266m
- 下り
- 2,278m
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
本日は、全コース人が多数(最後の天女山への登りを除く)。危険箇所なし。 |
写真
装備
個人装備 |
予備LEDランプ 1
GPS NV-U37 1 USBバッテリー
ガイド地図 1
コンパス 1
笛 1
おにぎり 6
保険証、jRO会員証 1
水 2.5L
ティッシュ 1
バンドエイド 1
シップ、テーピング 1
エマージェンシーシート 1
高度計 1
雨具、カバー、ゴム手袋 1
フリース、ジャンパー 1
ストック、軍手 1
バナナ 2
カメラ 1
お菓子 1
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感想
この3連休は、そこそこ天気よさそうですね。私も山に行きたいと思います。土曜は息子の送迎もなく一日山に行けます。よって、早朝から夕方まで目一杯楽しみたいと思います。
今年、まだ行っていない八ヶ岳キレットを縦走したいと思います。八ヶ岳キレットでは最高の尾根歩きができます。去年も縦走し真教寺尾根を下りましたが、今回は県界尾根を下りたいと思います。県界尾根は、山頂から展望荘への巻き道まで下ったことはありますが、下まで行くのは初めてです。また、天狗岩をまじかで見学したいと思います。これも去年トライしたのですが、強風に阻まれました。
まずは、自転車を県界尾根の登山口にデポします、4時40分。帰りは自転車で天女山へ戻ります。天女山出発は、5時10分ぐらい。まずは、天の河原にてご来光見物です。日の出は5時半ぐらいです。雲海に囲まれた富士山の景色が美しいです。日の出が始まると、富士山がほんのりと紫色に染まります。南アルプスの山々もよく見えます。他の山梨の山並みも雲海の向こうにグラデーションとなり美しいです。5時半すぎにはご来光も開始。さらに、ここではフジアザミが咲いていました。今年は初遭遇。こんなところで会えるとは予想外です。会いたかったので、とてもうれしいです。
5時45分まで朝の美しい風景を楽しみ、登り始めます。前三つ頭まで約2時間。三つ頭までさらに30分強。権現までさらに1時間です。三つ頭からは、赤岳も見え、最高の尾根歩きの開始です。ここから赤岳まで(寄り道なしで)約2時間。権現での登りでは、三つ頭の後ろに富士山が見えます。何度も振り返り楽しみました。権現では、uedayasujiさんの設置された標識が見れました。ずっと見に来たかったのですが、やっと来れました。権現頂上では、標識との記念撮影の列があり、すこし待ちました。
ここから、いよいよキレット突入です。3度目です。いきなり、源治郎ハシゴで渋滞が。今日は混んでますね。ハシゴには下り3人取り付きました。それから、旭岳をトラバース。鎖こそありませんが岩歩きがそこそこにあります。キレットでは、正面に赤岳+中岳+阿弥陀がどんと構え、左手に立場岳+阿弥陀南稜、右手に富士山+山梨や佐久や上田方面の山並み、後ろに旭岳+権現の崖側+三つ頭、と360度すばらしい眺望に囲まれ、歩くとそれがどんどん変わってゆきます。最高の尾根歩きです。ツルネ南峰、ツルネ北峰と最高の眺望の元、歩いてゆきます。本日の目標の1つ、天狗岩達もよく見えます。
ツルネ北峰を下ると、森の中、すこし眺望はお預け。キレット小屋に寄らずに、尾根に登ると、そこからは、赤岳が変身を始めます。赤岳らしい尖った風貌から、てっぺんが平でトゲだらけのトゲトゲ赤岳に変身してゆきます。キレットの取り付けに着くときには変身完了です。ここから、キレットの難所のガレ場の上りが始まります。今日は、人もそこそこ多いので、石を落とさないよう、注意を払いながら登りました。キレットのガレ場に5−10人程度いました。
登りながら2度ほど右側に寄り道して、天狗岩を見物します。すると大天狗のてっぺんに人がいるではないですか! ロッククライマーの方々ですね。キレットのガレ場を登りきり、片足が浮いたハシゴを上り、鎖場をトラバースして、天狗尾根の頭にでます。緑のロープをくぐり、私も天狗尾根突入です。最初、かなり斜度があり、ダケカンバにつかまりながら降りました。それから、ハイマツをヤブ漕ぎし、小天狗の尾根にでます。去年は風が強くここで敗退しました。今年は大丈夫です。小天狗の尾根のきわまで行きました。左は絶壁で落ちたら死にます。ビビリながら、右側へ降りる道を探します。草地の急傾斜ですが、階段状になっているところがあり、なんとか素人さんでも降りれそうです。道を選びながら、U字の下まで降りました。ロッククライマーの方々も大天狗から降りてくるところでした。
まじかで見る大天狗はでかくて大迫力です。また、下から見上げる小天狗はすごい尖っています。一般登山路からは見ることのできない風景でした。時間も押しているので、大天狗、小天狗になごりを惜しみながらも、早々に戻ります。天狗尾根の頭にもどったのは、11時50分。デットエンドを12時と想定していたので、結構ぎりぎりです。トゲトゲの尾根を歩き、真教寺尾根に12時11分。なお、途中巻き道に入り、文三郎からの道に合流しそうになりました。あわてて戻りましたが。赤岳に12時半到着。
予想通り赤岳は大混雑です。ここで赤岳頂上山荘に入り、ラーメンをいただきます。ちょど角の席に陣取り、横岳の方面から県界尾根方面まで見渡しながら食べました。コンビニおにぎりを6個持ってきましたが、ちょっと足りませんでした。また、水も2.5Lで切れそうだったので、ペットボトル500ccを購入。本日は計3Lです。
赤岳は13時ちょうどに出発。事前に決めたデッドエンドの時間ちょうどです。県界尾根も混んでました。ただ、ありがたいことに何度も道を譲っていただき、先に行くことができました。展望荘への巻き道までは1度下ったことがあります。そこまでも、そこそこの鎖場でした。そこから下は、鎖場は2箇所しかありません。でも最初の鎖場はとても長かったです。また、最後の鎖場は、最高の急傾斜です。鎖場そのものは、真教寺のほうが派手ですが、足場は県界尾根のほうが悪く歩きずらい感じがしました。トータルではどっこいどっこいかな。大天狗まで結構登る人とすれ違います。この時間なので皆上で泊まりでしょうね。山でお泊りしたことのない私としては、うらやましいです。
大天狗、小天狗、清里方面、と順調に下って行きます。真教寺尾根と県界尾根の間の川にでると、治山ダムが多数あります。新しいダムが3基、古いダムが3基、鉄の壁が1基。ここまで厳重な備えを見ると、ここでは鉄砲水や土石流が発生するのでしょうね。出発から11時間で県界尾根登山口に到着。ここからデポした自転車で下ります。
下りは順調。美し森でアイスをいただき、牧場を通って行きます。途中、オープンカーのポルシェを見かけました。あー清里っぽいな、とおもっていたら、その前を3頭の鹿が飛び出してきて道路を横断。ポルシェはタイヤのマークが5mつくぐらいの急ブレーキをかけて、なんとか衝突を回避しました。危なかったです。途中の牧場にも寄りましたが、清里はそこそこおしゃれな方々がいらっしゃいますね。私は登山の格好でママチャリです。うーん、似合わない。
最後、天女山の下に自転車を置いて、駐車場まで歩きます。日も暮れかけ、だれもいず、静かな山歩きです。結構疲れましたが、黒戸尾根の時に比べるとまだまだ余裕はあります。疲れて早く帰って休みたいという気持ちが半分と、これで一日がおわるのはもったいない、まだまだ歩きたいという気持ちが半分、混じりながら静かに歩きます。天女山に到着、残念ながら、これで今日の山歩きはすべて終了です。お疲れ様でした。帰りに自転車を積み込んで家に帰りました。
本日は、天の河原でご来光と雲海とフジアザミを楽しみ、三つ頭から赤岳まで最高の眺望の尾根歩きを楽しみ、念願の大小の天狗岩もまじかで見学でき、初の県界尾根の鎖場も楽しめた、最高の一日でした。八ヶ岳、今日もありがとう!!!
こんにちは、totoro_sun様
自転車デポ周回お疲れ様でした。
見事な天気で、大勢の山行者で賑わっていましたね。
赤岳山頂は人が切れなかったので、標識だけ撮影してきました。
一度はやってみたいコースですが、
私の体力なら逆回りで、更にオートバイデポですかね?
ところで、小天狗辺りで追い抜かれましたか?
偶然お会いしてヤマレコ仲間と3人組であるいていました。
No43 ウラシマツツジだと思います。
NO105 う〜ん タカネヒゴダイもしくはアザミでしょうね。
ウラシマツツジありがとうございます。タカネヒコダイもありがとうございます。だた、タカネヒコダイは検索して画像をいろいろみましたが、当たっているような、当たっていないような、微妙な感じです。
土曜日は見事な天気でしたね。赤岳は人が多すぎて、私は標識すら撮るのをあきらめました。aonuma1000さん達は赤岳頂上山荘で12:30まで食事されていたようですね。私はちょうど12:30から食事に入ったので、ちょうど入れ替わりでした。
小天狗の前のちょっとした広場で休憩していた3人組を追い抜いたのは覚えています。そちらのレコにて青いシャツを着て赤岳の頂上で乾杯している方の顔を覚えています。それがaonuma1000さん達だったのですね。通り過ぎただけですが、ヤマレコ仲間にお会いできてうれしいです。
去年、初めて赤岳に登った私も似たコースで周回、totoro様も同じ時期に周回されていましたね。覚えています。あのときも自転車使って、その機動力(機転)に私は驚かされました。
今回は県界尾根経由で。しかも天狗尾根探索付き!
天女山〜権現と言い私も熟知しているはずのルートですが、こう天気が良いと見える景色がまた一段と素晴らしいです。
(それにしても週末とは言え、赤岳山頂はすごい人ですね。)
また天狗岩周辺の景色は初見。あんな険しい岩場の下がおだやかな感じの草地になっているなんて意外でした。
こんど私も天狗岩探訪してみたいと思います。
去年は1日違いで、同じ天女山からキレットを通り真教寺尾根を下るルートを歩きましたね。今年は県界尾根で歩いてみました。素晴らしい天気でした。
天狗岩は、山登りを始める前から、とても気になってました。”あの天に向かっているトゲトゲはなんだろう”と。そのトゲトゲを今回、最接近して見ることができました。ツルネから見るとU字が深く、あんなところおりれるのかいな?と不安ではありましたが、案ずるより産むがやすし、階段状の草むらになっており、すいすい降りれました。ただ、天狗尾根はロープ必須のバリエーションルートなので、それ以上突っ込むのはやめました。
ツルネでは東稜への入り口を見てpasocomさんのことを思い出しました。冬に歩いたレコがありましたね。頂上までは来れなかったようですが。
人は多かったです。ますます登山人口が増えている感じを受けます。特に、気軽に本格登山しやすい八ヶ岳は人気なのかも。
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