祝50回目の山行は白馬岳縦走&大雪渓堪能 大満足の2日間❣️

2021年09月23日(木) 〜 2021年09月24日(金)

• GPS: 10:31
• 距離: 15.8km
• 登り: 1,321m
• 下り: 1,640m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:31
• 休憩: 1:13
• 合計: 6:44

9:04 栂池パノラマウェイ 自然園駅
9:08 9:10 栂池ヒュッテ
10:09 10:15 天狗原/白馬岳神社
10:19 10:19 風吹大池方面分岐
11:24 11:24 乗鞍岳
11:55 12:32 白馬大池山荘
13:14 13:18 船越ノ頭
14:00 14:14 小蓮華山
14:46 14:46 三国境
15:18 15:30 白馬岳
15:48 15:48 白馬山荘
15:52 宿泊地

2日目

• 山行: 3:22
• 休憩: 0:19
• 合計: 3:41

7:18 宿泊地
7:40 7:40 避難小屋
7:56 7:57 岩室跡
9:55 10:13 白馬尻小屋
10:15 10:15 白馬尻荘
10:59 猿倉荘

天候

初日　栂池自然園〜白馬乗鞍岳手前　快晴
　　　白馬乗鞍岳〜小蓮華山　快晴&強風
　　　小蓮華山〜三国境　強風&霞(かすみ)
　　　三国境〜白馬岳　強風&靄(もや)
　　　白馬岳〜白馬山荘　暴風&霧(きり)

2日目　登山開始から下山まで超快晴❣️
ただし、白馬尻小屋まで下りてくる頃には稜線付近は雲の中に隠れていました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ゴンドラリフト栂池高原駅駐車場(1000円/日)に駐車しました。
下山は大雪渓側の猿倉荘へ　そこからタクシーで栂池高原駅駐車場まで移動(6060円〜6340円)

コース状況／危険箇所等

●栂池自然園〜天狗原　岩混じりの樹林帯　特に危険な箇所はございません。
●天狗原　湿原の木道　綺麗な景色に見とれての踏み外しに注意。
●天狗原〜白馬乗鞍岳　岩場の急登が始まります。浮石、落石に注意。急登登りきると急に視界が開けます。登山道に沿って進めばピーク感の全く無い山頂に到着。
●白馬乗鞍岳〜白馬大池山荘　山頂から下ればやがて白馬大池に沿ってトラバース。道が細いので一応湖側への滑落に注意。
●白馬大池山荘〜小蓮華山　白馬大池山荘から見えるピークを小蓮華山と思って登ると後でガッカリしてしまいます。見えていたのは船越の頭という小ピーク、気を取り直して小蓮華山頂を目指しましょう
●小蓮華山〜三国境　それまでと景色が変わります。今の時期なら小蓮華山までは紅葉を楽しみながらの縦走路が続きますが、小蓮華山から先はグレーの世界。前にはそびえる白馬岳の荒々しいグレーの山肌が現れます。道自体はそれまでとそれ程変わりません。左右の綺麗な景色と前方の荒涼とした景色の対比を楽しめます。
※三国境までは多少のアップダウンはありますが雄大な景色を眺めながらのザ縦走を楽しめます。
●三国境〜白馬岳　ガレザレが一気に増えたグレーの世界です。勾配も一気に急に！　一歩一歩確実に進みましょう。何度も山頂に到着したと思っては裏切られます。偽ピークにめげる事なく気を強く持って進みましょう。※先の見えないぐらいの濃霧になると道迷いや滑落に注意が必要です。
●白馬岳〜白馬山荘　下り12分、登り22分のガレザレの勾配を下ります。スリップ転倒に注意。登山当日は暴風で一気に気温低下、霧で先が見えませんでした。道迷いしてしまうとヤバいです。初めてならGPSあった方が良いです。
●白馬山荘〜村営頂上宿舎経由〜岩室　大雪渓に向かう道です。頂上宿舎からはカール地形の急勾配を左右の山並や眼下に見えてくる大雪渓を見ながら下ります。
●岩室〜白馬尻小屋　9/24時点岩室辺りが雪渓の最上部です。ここから大雪渓を歩きます、と言いたいところですが、しばらくは大雪渓を横に見ながら脇の登山道を下ります。やがて岬の様に張り出した箇所から雪渓にアプローチ。左岸から右岸に斜めに約300m程横切るように進みます。この日はアイゼンを使いませんでしたがスリップしないよう慎重に進みます。雪渓を横切ったら再び雪渓沿いに進みます。
●白馬尻小屋〜猿倉
雪渓は終了です。渓谷沿いの林道を猿倉荘まで下りで約1時間弱の道程を下ります。

写真

9/23 7:10

おはようございます☀栂池高原駅駐車場です。
快晴です♬ 北アルプス白馬三山が見えます。

9/23 8:27

栂池高原駅からゴンドラ、ロープウェイで自然園へ登り、白馬岳まで縦走、翌日大雪渓を経由して猿倉まで下ります。ロープウェイから後ろ立山の山並が見えます♬

9/23 9:04

ロープウェイを降りて登山口までしばし栂池自然園を進みます。

9/23 9:10

紅葉始まってます🍁向こうに本日経由する白馬乗鞍岳が見えます。

9/23 9:12

ここから本格登山です。

9/23 9:22

最初は紅葉の始まった樹林帯を進みます。

9/23 9:55

快晴の青空に紅葉の赤や黄色が映えます♬

9/23 10:00

空の青と雲の白、草木の緑、黄、赤のグラデーション♬

9/23 10:05

アキノキリンソウとチングルマの綿毛😊

9/23 10:05

ミヤマリンドウ😊
花の季節は終盤です。季節は秋へ❗️

9/23 10:06

高度は着実に上がっています。少し開けてきました。

9/23 10:12

天狗原の湿原に到着❗️

9/23 10:15

色づき始めた山並にしばし見惚れる🥰

9/23 10:17

いつまでも見てられる素晴らしい景色ですが先へ進みます。

9/23 10:20

黄色いトンネル♬

9/23 10:28

白馬乗鞍岳への急登に取り付きます。

9/23 10:38

岩ゴロゴロの急登💦

9/23 10:46

結構急勾配ですが、紅葉を眺めながら登れば疲れも半減😄

9/23 10:46

♬

9/23 10:57

250m程一気に急登を登ると頂上の大草原に出ます。

9/23 11:05

白馬乗鞍岳頂上に到着♬
山頂感ゼロです😄

9/23 11:21

皆が揃ったところで記念撮影❗️
写真からは伝わりませんが風が強い‼️

向こうに白馬大池が見えてきました。

9/23 11:36

強風で水面は波立っていて逆さ紅葉はお預け😢 白馬大池の向こうにこれから進む稜線が見えます。

9/23 11:39

白馬大池ギリギリの岸沿いを進みます。

9/23 11:50

真っ赤に紅葉したナナカマド😊

9/23 11:51

こちらのナナカマドの葉はまだ緑です。個体差随分有ります。

9/23 11:51

白馬大池山荘も真っ赤😊

9/23 11:52

♬

9/23 11:54

山荘周辺にはヤマハハコが群生😊

9/23 11:55

白馬大池山荘のテント場⛺️

9/23 12:04

ここで昼休憩です。

9/23 12:49

これより本格的に縦走スタートです。先ずは小蓮華山目指します。

9/23 13:14

小蓮華山頂まであと少し❗️

9/23 13:16

と、思って登りきると船越の頭という小ピークでした。小蓮華山頂はまだまだ先でした💦

9/23 13:21

はるか彼方に見えるのが小蓮華山の頂だと思います多分、、、

9/23 13:31

景色を楽しみながら少しずつ高度を上げて進みます♬

9/23 13:33

来た道を振り返って①

9/23 13:37

来た道を振り返って②
登山道のザレガレが増えてきました。

9/23 13:57

小蓮華山頂手前の岩場に咲くイワギキョウ😊

9/23 13:58

イワツメクサ😊

9/23 14:00

チングルマの紅葉😊

9/23 14:00

この急登を登りきると、

9/23 14:01

今度は正しく小蓮華山頂でした😄
山頂は物凄い強風です💦

9/23 14:07

小蓮華山頂から、来た道を振り返って③はるか彼方に白馬大池が見えます。

9/23 14:08

小蓮華山頂から臨んだこれから進むグレーの稜線❗️来た道と見た目が明らかに違います。

9/23 14:12

ようやく白馬岳を眼前に捉えました。

9/23 14:15

草紅葉の斜面を眺めながら今日の最終目的地へ❗️
又雲に隠れてしまいました。

9/23 14:22

強風に雲が流され時折その荒々しい山肌を覗かせます。

9/23 14:37

白馬岳への取り付きまで来ると辺り一面グレーの世界です。

9/23 14:51

いよいよ白馬岳山頂に向け最後の急登を登ります💦

9/23 15:01

岩ゴロゴロの急登を登りきると、

9/23 15:04

山頂と思いきや、まだ先でした😭

9/23 15:08

今度こそ山頂まであと少し、

9/23 15:14

と、思ったら又裏切られました😭

9/23 15:17

今度こそ⁉️

9/23 15:19

ようやく、ようやく白馬岳山頂に到着❗️百名山７座目😄

9/23 15:21

山頂取ったぞ〜😆

9/23 15:24

白馬岳の半分は崩壊して絶壁になってます😱

皆が揃った所で記念撮影😊
この頃には辺りは霧で視界０❗️暴風MAX❗️気温急低下❗️

9/23 15:44

急いで白馬山荘まで下山

9/23 15:45

身体が冷え切っています。急いで山荘の中へ❗️
この後一晩中一面のガスと暴風が続きました。

9/24 5:49

翌朝ミラクルが起こりました❗️昨日のガス&暴風が嘘の様に晴れ渡り、諦めていたモルゲンロートが目の前に

9/24 5:49

富士山も見えます♬

9/24 5:57

白馬岳へリベンジ登山します。昨日気付かなかった白馬岳開発者、松沢貞逸氏のレリーフ碑

9/24 5:57

♬

9/24 6:06

右手前には先日登った剱岳が、左手遠方には10月初めにアタック予定の槍ヶ岳がハッキリと見えます😄

9/24 6:12

改めて登頂&記念撮影❗️奇跡的な天候回復に皆良い笑顔です😄

9/24 6:20

昨日は全く見えなかった山頂から白馬山荘までの景色

9/24 6:38

ヘリコプターによる山荘の荷上げ&荷下ろし風景

9/24 6:48

お世話になった白馬山荘♬

9/24 6:49

大満足で本日の目的地、大雪渓に向け下山します

9/24 6:55

剱岳を見ながらの下山。何という贅沢。

9/24 6:56

振り返って④白馬山荘とその向こうに白馬岳❗️
やっぱり白馬岳の半分は崩落してます。

9/24 7:02

白馬山荘から少し下ったところにある村営白馬岳頂上宿舎

9/24 7:03

杓子岳方面、カール地形に紅葉が始まったお花畑が広がります。

9/24 7:28

アキノキリンソウ😊

9/24 7:28

ヨウシュトリカブト😊

9/24 7:29

？　色が独特

9/24 7:31

右奥が白馬三山の一つ杓子岳の頂。
白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳の三山縦走もしたいなぁ❗️

9/24 7:36

振り返って⑤カール地形に広がる一面の紅葉♬

9/24 7:39

雪渓の上端❗️途中途切れていたけど7月の山開き時にはここまで繋がっていたのかなぁ？

9/24 7:46

振り返って⑥お花畑と雪渓♬

9/24 7:54

カールの左右は切り立ってます

9/24 7:56

ついに大雪渓の全貌が❗️
途中に見える半島の様に突き出した所から斜めに大雪渓を横切ります。

9/24 8:38

半島部分に到着。ここで小休止。

9/24 8:38

振り返って⑦
あまりの美しさに何度も振り返ってしまいます

9/24 9:09

いよいよ大雪渓に突入❗️

9/24 9:10

振り返って⑧素晴らしいの一言♬

雪渓途中でバンザイ🙌

9/24 9:18

振り返って⑨雪渓歩きはここで終了です

9/24 9:28

振り返って⑩白馬岳もこれが見納め😢この時点ではまだ山頂付近晴れてます。

白馬尻小屋まで下って来ました。
お約束の記念撮影😄
10時前ですでに山頂付近には雲が、、、

9/24 10:39

猿倉に向け後は下るだけ

9/24 11:00

白馬尻小屋から1時間足らずで下山❗️

9/24 11:03

猿倉荘をバックにご褒美コーラ😄2日間よく頑張った❗️

9/24 11:07

ここから栂池高原駅までタクシーで移動です。
お疲れ様でした。

9/24 12:57

栂池→八方に移動して八方の湯へ❗️
タクシーの運ちゃんに割引券貰いました。

9/24 13:21

同じく八方のそば処まえださんでお蕎麦を堪能。白馬常連の山の師匠AKI45さん超おすすめの蕎麦屋です。リーズナブルでボリュームあって無茶苦茶美味い❗️14時30分までしか営業していないのが残念です😢

撮影機器：

FinePix XP140 富士フイルム

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

感想

KASHITAKU

今回は登山開始&山レコスタートして記念すべき50回目の山行です。昨年の10月16日に大峰山系の山上ヶ岳に連れてってもらったのが始まり。それ以来登山の魅力に取り憑かれた一年足らずで50回目の山行を迎えることができました。
バンザイ登山隊首脳陣のこの時期の厳選コースとして紅葉の栂池高原から白馬岳への縦走と下山時に大雪渓歩きを楽しむ2日間をセレクト。8月11日に大怪我しましたが奇跡的な回復力と3回のリハビリ登山を経て、何とか間に合うことができました。
紅葉が始まるタイミングと天候にも恵まれ、充実した2日間でした。初日の稜線に出てからの強風は折込み済でしたが、最後の白馬岳アタック時から徐々にガスが拡がり、登頂後程なくして視界が無くなり、許容範囲を越える暴風で気温も急低下、これが単独行だったらと思うと肝が冷える思いでした。一度荒れると牙をむく山の恐ろしさを垣間見た気がします。
濃霧と暴風は一晩中続き、次の日はトットと下山するのみかなと半分諦めていましたが、何と翌朝には風も弱まり、広がる青空を見た時には山の神様に感謝すると共に自身の運の強さに慄きました。皆の意見は夜明けと共に白馬岳リベンジ登山で一致、モルゲンロートと日の出、遠くまでの眺望を心おきなく楽しむことができました。
その後白馬山荘を後にし2日目の目的、大雪渓歩きへと向かいましたが、両サイドにそびえる荒々しい山並からUの字に凹んだカール地形が色づき始めた紅葉と残った緑、花の黄色や紫、雪渓の白とで彩られた素晴らしい景色を何度も何度も振り返りながらゆっくりと下山しました。
今回も素晴らしい山行ができ、山の神様、同行のバンザイ登山隊メンバー、今回の山行を許してくれた嫁に本当に感謝です。