紅葉真っ盛りの頚城三山（笹ヶ峰より妙高山〜火打山〜焼山周回）

2021年10月02日(土) 〜 2021年10月03日(日)

• GPS: 22:41
• 距離: 33.8km
• 登り: 2,956m
• 下り: 2,962m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:58
• 休憩: 2:00
• 合計: 10:58

5:40 笹ヶ峰登山口
5:43 5:43 山小屋明星荘
6:35 6:37 黒沢橋
8:05 8:05 富士見平分岐
8:49 10:16 高谷池ヒュッテ
10:41 10:41 茶臼山
11:08 11:13 黒沢池ヒュッテ
11:34 11:40 大倉乗越
12:13 12:14 長助池分岐
13:23 13:26 妙高山(北峰)
13:27 13:28 日本岩
13:33 13:34 妙高山
13:36 13:37 日本岩
13:46 13:54 妙高山(北峰)
14:45 14:49 長助池分岐
15:23 15:24 大倉乗越
15:45 15:45 黒沢池ヒュッテ
16:18 16:18 茶臼山
16:38 高谷池ヒュッテ

2日目

• 山行: 9:03
• 休憩: 1:39
• 合計: 10:42

4:29 高谷池ヒュッテ
4:46 4:46 天狗の庭
5:13 5:16 ライチョウ平
5:53 6:06 火打山
6:23 6:26 影火打
7:36 7:36 胴技切戸
8:28 9:37 焼山
10:29 10:34 泊岩分岐
10:42 10:42 富士見峠
13:55 14:01 真川ヘツリ
14:18 14:18 杉野沢橋
15:01 15:01 黒沢の橋
15:11 15:11 笹ヶ峰登山口
15:11 ゴール地点

天候

10月2日(土)小雨のち晴れのち雷雨
10月3日(日)快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

《アクセス》
長野自動車道・信濃町ICより20キロ・所要時間30分ほど。
※さいたま市自宅より235キロ・5時間ほど（自分用）

《駐車場》
笹ヶ峰駐車場（無料）
上段に30台、下段に150台ほど駐車可能。
下段にトイレ・自販機あり
※午前5時前の到着で上段はラス1だった。

《コンビニ》
セブンイレブン信州信濃町野尻店を利用。

コース状況／危険箇所等

《登山ポスト》
登山口ゲートにあり。

《コース状況》
【笹ヶ峰〜富士見平〜高谷池〜妙高山】
この区間はかなりの山行記録が上がっているので詳細は割愛するが、道標が各所に設置されているので道迷いの心配はなく、足元もしっかり整備されている。
ただしコンディションによってはかなり滑りやすい箇所も多く、特に妙高山に向かう途中にある大倉乗越の下りは、急なうえに足場が悪いので滑落注意。

【高谷池〜火打山〜影火打山〜焼山】
火打山までは足元がしっかり整備されており、妙高山に比べるととても歩きやすい。
影火打から先焼山までは破線ルートとなっているが、事前の情報通り9月あたりに刈り払いがされたようで快適だった。
ただし影火打の下りは、水はけの悪い土でかなり滑りやすかったので要注意。
焼山まではコルから400mほど登るが、中盤まではかなりの急坂。

【焼山〜富士見峠〜焼沢】
焼山直下は岩稜帯の下りとなるが、一部ロープが設置された急坂となるので滑落注意。
富士見平から杉野沢橋に下るルートについて、直近の情報が全くなかったので少し気にしていたが、こちらもしっかり刈り払いされていた。
特に富士見平脇の崩落地には、新たに巻き道が作られているので全く問題なかった。

【焼沢〜杉野沢橋〜笹ヶ峰】
焼沢から先は事前の情報通り野趣溢れるルート。
一本道で踏み跡もしっかりしているので道迷いの心配は少ないと思う。
ただし足元はやや藪っぽいので、コンディションによっては要ゲイター。
またこの区間に渡渉が4回あったが、最初の沢は靴を脱がないと渡れない状況だった。
ちなみに川面に出ていた石はとても滑りやすかったので、無理はしない方が良い。
終始沢沿いに作られた高巻きルートのため、地味なアップダウンが多くしんどい。
尚、最後の堰堤を乗っ越すあたりの右手に巻き道があるので、水量が多いときはそちらを利用した方が楽だと思う。


《キャンプ地》
高谷池ヒュッテ
30張ほど幕営可能。
幕営料　1000円/1人
水場：テント場手前（要煮沸）
トイレ：小屋内
※完全先着順のため、この時期の土曜日は最低でも午前中に到着していないと張れない可能性大。
午前8時半の到着だったが、既に先客が10張ほどあった。
https://www.myoko.tv/koyaike

《水場》
長助池分岐の水場、高谷池、焼沢など
他にも沢っぽい場所なら多々あった。

その他周辺情報

《温泉》
〇おぶせ温泉　穴観音の湯
日帰り入浴　600円
営業時間　10：00〜22：00
※下記サイトに割引券あり。
http://www.obuseonsen.sakura.ne.jp/

写真

10/2 5:41

《1日目》
午前5時半、笹ヶ峰登山口。
今回は去年断念した新潟焼山を目指します！

10/2 6:20

スタートから傘か〜
テンション下がるなあ。

10/2 6:36

当初はこの黒沢橋で補給しようと思っていたけど、けっこう濁っていたのでやめました。

10/2 6:40

この道を歩くのも9年ぶりだったけど、全く覚えとらん。

10/2 7:10

けっこうしんどかった十二曲り。
最近鬼滅の刃見たせいか、十二鬼月に見えてきたぞ(^-^;

10/2 7:11

標高が上がるにつれて周囲も華やかに。

10/2 7:35

目がチカチカするようなイエロー、そして・・

10/2 8:27

レインボ〜♪

10/2 8:49

ようやく高谷池に到着！

10/2 10:15

ふと「三角帽子のメモル」というアニメを思い出した。

10/2 10:12

テント設営後、大盛況の高谷池を後に空身で妙高山へ。

10/2 10:13

高谷池を振り返り〜

10/2 10:12

テン場をアップで。
午前10時で既にこの状況ってちょっと鬼畜だな(^-^;

10/2 10:34

予報通り天気も回復傾向♪

10/2 10:41

「茶臼山」の道標のゆるキャラはいったい何なんだろ？

10/2 10:43

茶臼山を超えた先には、色づく黒沢池と妙高山。

10/2 11:02

個人的には黒沢池の方が静かで好きだな。

10/2 11:02

やっぱり青空はイイね。

10/2 11:05

9年前は黒沢池でテン泊したけど、スーパー雷雨に見舞われたことを思い出す。

10/2 11:09

静かな黒沢池ヒュッテに到着。
帰りに見たときも5張くらいしかなかったと思う。

10/2 11:35

大倉乗越よりどーんと妙高山。

10/2 12:00

妙高山に向かう途中の紅葉も見事だった。そんな中・・

10/2 11:40

長助池をアップで。
次回は燕温泉から歩いてみたいね。

10/2 12:08

今振り返ると、でーちゃんメンバーにはテン場でゆっくりしてもらった方が良かったな、全く反省できてないぞ(^-^;

10/2 12:11

妙高山手前の水場はしっかり出ていた。
飲み水はここで汲んでおいた方が楽。

10/2 12:50

カラフルな紅葉に励まされながら、山頂まで頑張ります！

10/2 13:54

今、9年ぶり2度目の妙高山(北峰)に到着！

10/2 13:25

山頂より翌日歩く火打山〜焼山。

10/2 13:29

休憩中の相方を残し、独り妙高山南峰へ。

10/2 13:32

一応、妙高山の最高点は南峰のよう。

10/2 13:50

妙高山北峰にて。
南峰でご一緒した女性に撮って頂きました。
どうもありがとうございました。

10/2 14:09

泣く泣く、THE下山！

10/2 15:48

あんなに高谷池が混むと分かっていたら、絶対に黒沢池に泊まってたよ。

10/2 15:48

この後、嵐でA・RA・SHIのような大雨に見舞われる。

10/2 16:43

なので、高谷池のトイレに緊急避難。
死ぬかと思った(^-^;

10/2 16:58

高谷池のテン場はまさに足の踏み場のないような状況。
この時期は大グループでソロテントとかマジで勘弁してくれ(^-^;

10/2 17:12

高谷池の水はかなり濁っていたので、久しぶりの浄水器登場！

10/2 17:37

本日の夕食は豪勢にこちら！
もう落ちるとこまで落ちたね(^-^;

10/2 22:02

久しぶりに流れ星見たでよ〜

10/3 4:18

《2日目》
午前4時半、高谷池ヒュッテ。

10/3 5:18

まずはご来光狙いで火打山へ。

10/3 5:22

暗くてよく分からんかったけど、火打山の斜面もかなり色づいてるね。

10/3 5:35

途中、Mr.日本一をのぞむ。
結局今年も歩けなかったなあ。

10/3 5:46

山頂には間に合わなかったけど・・

10/3 5:47

逆にここで良かったのではと思えるロケーション♪

10/3 5:49

今日は予想通り素晴らしい天気が期待できそうだね。

10/3 5:52

そして・・妙高山と同じく9年ぶり2度目の火打山山頂。

10/3 5:55

今日は北アルプスもバッチリ♪
そんな中・・

10/3 5:55

さすがに白馬三山は近いね。

10/3 5:57

いつもステキな鹿島槍。
左奥は剱岳かな。

10/3 6:04

東には岩菅山〜横手山。

10/3 6:05

黒姫山と飯縄山、バックには奥秩父〜富士山〜南ア北部。

10/3 6:13

ではでは、いざこの旅の主役へ！

10/3 6:15

終始旅のお供だった高妻山をのぞみながら下る。

10/3 6:16

影火打山までの区間は、とても雰囲気が良かったのでここだけでもオススメ。

10/3 6:22

端正な山容の火打山を振り返る。

10/3 6:29

駒ヶ岳〜鋸岳の裏には糸魚川の街。

10/3 7:04

それにしても大迫力な山だなあ。

10/3 7:14

去年はこの区間が通行止めで泣く泣く断念しました。で、南アの大無間山を歩いたんだっけ。

10/3 7:14

それにしても、地図にある胴抜切戸とはいったい何のことだったんだろう。

10/3 7:25

だんだんとフレームに収まらなくなってきたぞ。

10/3 7:57

眼下に、この旅のゴール・乙見湖（笹ヶ峰）をのぞむ。

10/3 8:02

焼山へは鞍部から400mの登り返し(><)

10/3 8:14

こんなにも急な登りは久しぶりだ。

10/3 8:15

北信の山々に励まされながら頑張ります！

10/3 8:17

歩いてきた稜線、山々を振り返る。

10/3 8:23

ようやく焼山山頂をロックオン！

10/3 8:29

途中、ツーンと硫黄の匂いがした。

10/3 8:35

今、この旅のターミナルピーク・焼山に到着(^^)/

10/3 9:07

雨飾山とバックには雪倉岳〜朝日岳。
久しぶりにまた歩きたいなあ。

10/3 9:33

勝手にモデルになって頂いた登山者と、バックには6月に歩いた米山。

10/3 9:34

削られた山肌が痛々しい青海黒姫山。

10/3 9:37

結局1時間も長居してしまったな。

10/3 9:42

おっと、この写真の感じはガチで油断したわい(^-^;

10/3 9:49

でも焼山直下は油断しちゃダメ！

10/3 9:53

焼山と火口も彩られて。

10/3 9:57

これだけ近くから北ア北部をのぞめる場所もなかなかないよね。

10/3 10:00

次回は金山と雨飾山を繋ぐあの稜線を歩いてみたい。

10/3 10:25

途中にある泊岩の避難小屋。
小屋前にはテントが張れそうなスペースもあった。

10/3 10:25

中は3人くらいまでなら快適そう。

10/3 10:36

それにしても今日は最高の天気だ♪

10/3 10:41

このあと待ち構える富士見平からの下山路が少し気になってましたが・・

10/3 10:43

富士見平にて。
崩落地を巻く道が新たに作られておりました♪
「至福の逆モヒカン」と命名しよう。

10/3 10:45

見てこのスッキリ具合！？
刈り払いして下さった方に、モーレツに感謝。

10/3 10:46

このあたりからのぞむ焼山もまた違った趣あり。

10/3 11:28

下山中「至福の逆モヒカン」の作者とまさかの遭遇。
これ見よがしに2回くらいお礼を言っておきました。笑

10/3 11:54

焼沢でハブ・ア・ブレイク♪
キリっとして美味い水だった。

10/3 12:02

焼沢から先は野趣溢れるルートだが、藪漕ぎはなく快適だった。

10/3 12:15

焼見台より焼山をのぞむ。
個人的には限りなく百名山に近い二百名山だと思う。

10/3 12:24

最初の渡渉は靴を脱がないと渡れなかった。
そして冷たくて死ぬかと思った(^-^;

10/3 12:48

このルート、終始沢沿いを歩くのでアップダウンが尋常じゃない。

10/3 12:47

全部で4回ほど渡渉したが、靴を脱いだのは最初の一回だけ。

10/3 12:59

この日は秋というより、10月にして夏山って感じの暑さだった。

10/3 13:10

いったいこの星はどうなってしまうのだろうか。

10/3 13:31

それにしても黒姫山立派やなあ。

10/3 14:01

杉野沢橋手前の堰堤は高巻いた方が無難。

10/3 14:16

今回も無事の下山で何より♪

10/3 14:16

・・って、まだ終わってねーからな(^-^;

10/3 15:26

しっかり登山道を整備してもらってるんだもん。
皆さん、強力金はケチらず払いましょう！

10/3 16:44

小布施にて妙高山と焼山。
整備された道も登山者がいてこそ。
焼山へは杉野沢橋からGO！

撮影機器：

COOLPIX AW120 ニコン

PowerShot G7 X Mark II CANON

感想

kamasennin

去年歩こうと思ったものの、新潟県からのお達しで火打山〜焼山間が通行止めだったため、泣く泣く断念した本ルート。
今年はとりあえず火打山から焼山までは刈り払いされたと知り、まずまずの天気が予想された先週末、満を持して歩いてきました。
しかもこの山域はちょうど今が紅葉のピークのようで、歩くには最高のコンディションでした。
ただし最高の状況ということはそれだけ人が集まるということ。
下山した際の笹ヶ峰の駐車場は路上に溢れているほどだった。

その代わり頚城山塊の紅葉は見事だった。
このエリアに来るのも9年ぶりだったが、やっぱりこの時期が一番でしょうね。
高谷池や黒沢池などの雰囲気も、以前お邪魔した時に比べて数段素晴らしかった。
極めつけは火打山から先、焼山までは登山者がグッと少なくなるので、彩り豊かな稜線をほぼ貸し切り状態で楽しめました。
一応破線ルートにはなっておりますが、刈り払いさえされていれば特に問題ないのかなあと思うルートだった。
こうなってくると、いつか雨飾山まで歩いてみたいな。

そんな中、焼山から杉野沢橋へ至るルートについて直近の情報がなかったので少し気にしてましたが、こちらもまさかの刈り払い済み♪
しかも写真やキャプションの通り、富士見平の崩落地には巻き道も整備済み。
正直このルートは藪漕ぎも覚悟していたし、稜線から崩落地をどう巻こうか悩んでいたのでかなり救われました。
途中で作業された方にお会いしましたが、おそらく自衛隊の方かな。
本当に登山道を整備して頂いたことに感謝です。
そしてせっかく整備されても歩く者がいなければ水の泡なので、この山行記録を見て歩いてみようと思われる方がいれば幸いです。
というか、それなりの人数で作業されていると思ったら、たった一人だったのでビックリしたわ(^-^;

それにしても、高谷池のテン場の混み具合は数年前の北アルプス・薬師平以来だったな。
まさに足の踏み場がないテン場には、正直かなり辟易しました。
ここまでだと分かっていれば、絶対に黒沢池に張ってたなあ。
トイレに行くのにルートファインディングが必要とか初めてなんだけど。笑