下りからノボリ尾根を登って登り尾根を下る(鷹ノ巣山〜雲取山) バリルートで鷹ノ巣山に登り、バリルートで雲取山から下山
- GPS
- 08:21
- 距離
- 28.9km
- 登り
- 2,101m
- 下り
- 2,075m
コースタイム
7:23 下りBS
7:28 ノボリ尾根取り付き
9:11 榧ノ木尾根合流点
9:57 鷹ノ巣山
11:11 七ツ石山
12:05 雲取山
13:09 七ツ石小屋
13:31 堂所
14:36 小袖山
15:16 鴨沢BS
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※注意! このレコはバリエーションルートを含んでいます。 【ノボリ尾根】 地図にない道です。 道標はまったくありません。 林業用のテープが、踏跡からはずれた場所についています。 赤テープを過信しないようにしてください。 かなりの急登りが続き、ちょっとでも気を抜くと滑落します。 登りで使う分には迷わないと思いますが、下りはかなりの技量を必要とするでしょう。 【登り尾根】 ここも地図にない道です。 歩く人はそれなりにいるようですが、もちろん道標は皆無です。 倒木が多く、引っ掛けて転倒というパターンもありそうです。 藪はありません。 これらのルートは、読図ができないと入るのは危険です。 地形図とコンパスは必須です。 |
写真
感想
禅問答のようなタイトルですが、要するにこういうことです。
「下り集落からノボリ尾根で鷹ノ巣山へ登り、雲取山から登り尾根を使って下山」
雲取山周辺には、「登り尾根」と「ノボリ尾根」があります。
以前から、両方通して歩いてみたいと思っていました。
調べていくうち、ノボリ尾根の麓は、下り集落だということに気づきます。
「下り」というバス停まで存在します。
ほとんど冗談のような現実。
これはぜひ行かねば。
ということで、今回の山行です。
奥多摩駅から、朝6時の始発バスに乗り込みます。
座席は全部埋まってました。
峰谷橋で下車。一人だけです。
あとの人たちは鴨沢へ行くのでしょう。
テン泊装備の人もいました。
下り集落に向かいます。
「下り」の写真を撮るために。
ただのネタです。
実際は雨降りBSのほうが、ノボリ尾根の取り付きに近いです。
急登り。
キツいです。
心拍が160を超えたまま戻ってきません。
ストックは邪魔になるだけ。
岩場じゃないので、手がかりも少なく、苦労します。
木の根をつかみながら。
ここで足を滑らせたら、確実に下まで落ちるでしょう。
ひと登りすると、開けた場所に出ます。
左からの尾根と合流し、斜度も緩やかに。
楽しい尾根歩き。
登りで使う分には間違えることはないと思います。
下りだと、開けた場所からの下降点で悩みそうです。
ほどなく一般登山道に合流し、鷹ノ巣山へ。
天気は曇りですが、富士山もよく見えました。
七ツ石山へ向かう途中、すれ違った方と立ち話。
昨日は三條の湯でテン泊したけど、すごい数のテントだったそうです。
場所がなくて通路に張ったけど、後から後からテント担いだ人が来たとか。
雲取山荘も超満員だったらしい。
紅葉のベストシーズンで3連休、仕方ありませんね。
ペースアップして歩きます。
七ツ石山は人が多いのでスルー。
ブナ坂を過ぎたあたりから、急に人が増えます。
道が広いので、あまり問題はありません。
鷹ノ巣〜雲取間はCT比55%くらいで行きました。
雲取山も人が多い。
おにぎりだけ食べて、さっさと退散します。
ブナ坂から七ツ石小屋へ。
13時台。
この時間から登ってくる人は、テン泊装備が多い。
道が狭いので、すれ違いが大変です。
走ろうかと思っていたけど、ゆっくりになってしまいました。
3人組が前からやってきました。
山側へ避けて道を譲ったところ。
なんと、先頭の一人が、真横で立ち止まって風景を眺め始めました。
これじゃ前へ進めないんですが。
後ろの二人が急かしてくれましたが。
ちょっと怖いですね。
10人くらいのグループ3組ほどとすれ違います。
雲取山荘泊まりでしょうか。
そして30人超の大グループがやってきました。
これには驚きました。
大人数の場合、10人くらいのグループに分けて、ある程度距離を開けて登るのが常識だと思うのですが。
どうやら、ガイドが前後の二人しかいない様子。
なので、こんな無茶をするんでしょうね。
もうイヤだ。
早くバリルートにエスケープしたい。
堂所から尾根筋に入ります。
やっと落ち着きました。
もちろん誰もいません。
と、前方から人の声が。
登山者かな?
ここ、某大学の小屋があるんです。
その小屋の補修工事をしていたようです。
屋根の上に人が乗っていました。
登り尾根は、バリルートとしては比較的分かりやすいほうだと思います。
尾根がハッキリしているので、下りで使っても迷うことはなさそう。
小ピークを忠実にたどっていくので、それなりに面倒ですが。
すぐ下に一般登山道があって、大勢の人が歩いているはず。
なのに、人の声は聞こえません。
熊鈴の音も、まったく聞こえてこない。
静かな山歩きが楽しめました。
小袖乗越に到着。
大勢歩いてます。
七ツ石小屋の手前で追い抜いた人を、また追い抜きます。
尾根筋だと、やっぱり時間がかかりますね。
時間は15時過ぎ。
確か、15時台のバスがあったはず。
ここは小走りで。
鴨沢BSに到着。
時刻表を見たら、ちょうどバスの時間でした。
運がいいようで。
増便で3台連なって走るのですが。
それでも満員になりました。
さすがに紅葉シーズンです。
もえぎの湯は30分待ち。
ここも混んでます。
でも、食堂は比較的すいてました。
久しぶりのバリエーションハイク。
なぜだか股関節が痛くなりました。
倒木を乗り越えたり、枝をひっかけないよう意識して足を高く上げたり。
一般登山道と違う登り方をしたせいでしょうか。
半分ネタのような山行でしたが、とにかく楽しめました。
なぜか丹沢24時間の後には、バリエーション行きたくなんるんですよね。
不思議です。
westmalleさん、こんばんは。
今、奥多摩へ向け、移動中です。あさってには、レコをじっくり見させていただいて、コメント書かせて、いただきます。よろしくお願いします。
westmalleさん、こんばんは。
「下り集落からノボリ尾根で登って、登り尾根を下って下山」
って何が何だか 〜 みたいな山行だけど、ちゃんと下りBSまで写真納めてくれてすばらしいです。
westmalleさんらしく心拍数も管理され、バリルートにエスケープ、私も一度でいいから言ってみたいです(笑)。それにしても30人の大団体さんといい、離合で止まったら見物顔の兄ちゃんとか、ほんと疲れますね〜
しかし、私もこの辺のルート、歩いてみたいな〜、と思ってたのでとても参考になります。
ちなみに写真#35のロープの先は、入奥沢中腹道と呼ばれるバリルートのようですネ。松浦隆康氏の「バリエーションルートを楽しむ」にも紹介され、ここの先達も数人レコアップされてますが、厳しそうなんで私はもう少し先かなと思ってたとこでした
奥多摩へ移動中ですか。
ということは、奥多摩バリルートでしょうか。
どこへ登るのでしょう。
最初は、ノボリ尾根と登り尾根をつなげたら面白いかなぁ、という程度だったのですが。
下りBSの存在を知ってから、どうしても行ってみたくなりました。
3連休の雲取山は大人気でしたよ。
10人くらいのグループなら笑顔ですれ違いできますけど。
30人となると、ちょっと。
曲がり角から続々と人が現れるので、もう勘弁してくれ、という感じでした。
あそこの廃道、松浦本に載ってましたか。
ちょっと読み直してみます。
ここも、道標が切り落とされていました。
廃道って、なんとなくロマンがありますね。
もちろん、安易には行けませんけど。
下り集落からノボリ尾根を登って登り尾根を下る・・・、
westmalleさんらしくていいですね
写真も添えられた言葉もおもしろかったです
晴天モードで暗くなっちゃってた、私もあります
登り尾根は私も気になってました。
フツーに歩いたときに堂所で気付いて
「コレは!良さそうな尾根道じゃない?」と思っていて。
このレコを見てると時期的にも良かったですね。
しかし小袖駐車場って私有地だったんですか。
知らなかったです
westmalleさん、おはようございます。
私も「会ったかも」に載っていたので、おやっと
思いましたが、このルートでは時間帯が同じでも
会えなかったでしょうね。
相変わらず、凄いところを行きますね。
私にはとても入り込めないルートです。
下り、本来なら歩きやすいところですがすれ違いは・・・
私も結構ストレス溜まりました。
下り集落からノボリ尾根を登って登り尾根を下る
まぁ、下らないネタ、ということで。
登り尾根は、なかなかよかったですよ。
アップダウンもそんなに激しくなく、全体的に斜度も緩く(バリルートにしては)、藪もなく、楽しく歩けました。
何かあったら、大声で叫べば下を歩いてる人たちに聞こえるんじゃないか、という安心感も。
小袖駐車場は私有地らしいです。
駐車料金100円とか徴収すれば、けっこう儲かりそうですね。
でも、この土地、売れちゃったらどうなるんでしょう。
この日、当初はナイトハイクでロングを予定していたんです。
でも、2日夜に小雨が降っていたので予定を変更しました。
もしかしたら、真夜中にすれ違っていたかもしれません。
鴨沢ルートは、時間帯を選ばないとストレス溜まりますね。
すれ違いだけじゃなく、抜かせてくれない人もたまにいますし。
westmalleさん、こんにちは。
昨夜、奥多摩-奥武蔵から帰ってきました。今回は、一般登山道でした。
ノボリ尾根良さそうですね。ルート選定に際しての参考にさせていただきます。
某大学の小屋、登り尾根沿いにあるのですね。びっくりしました。
登り尾根で、
>ここ、二重稜線のようになってます。
過去に何度か、このような所で迷った経験が、あります。
ドラム缶橋、復活しましたか…。
今回は一般登山道でしたか。
てっきりバリルート行ってるものと思ってました。
ノボリ尾根は、ヤマレコでも何人か歩いている人がいるようです。
前日に、下りで通った人のレコも見ました。
藪もなく、登りで使う分には一本道です。
下りでは、調べてみるとけっこう迷った人が多いようですが。
二重稜線。
里山の小さな二重稜線だと、地形図ではわからないんですよね。
意外な落とし穴だと思います。
浮橋復活しました、とバスのアナウンスがありました。
西東京バスは親切です。
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