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Yamareco

記録ID: 377768
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

真っ白な雷鳥と御嶽山(おんたけ2240スキー場からピストン)

2013年12月01日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:14
距離
15.6km
登り
1,448m
下り
1,449m

コースタイム

05:40 おんたけ2240スキー場駐車場出発
07:28 田の原登山口
07:53 大江権現(アイゼン装着・エネルギー補給) 08:03
08:37 金剛童子
08:53 八合目
09:31 九合目
10:29 王滝口頂上奥社
11:00 剣ヶ峰(御嶽神社奥社) 11:10
11:23 まごころの塔
11:29 王滝口頂上奥社
11:40 中央不動
11:42 九合目石室避難小屋
11:55 九合目
12:08 八合目(石室避難小屋・エネルギー補給) 12:19
12:26 金剛童子(七合目)
12:41 大江権現
12:47 遙拝所社務所
12:55 御嶽山田之原大黒天
13:02 田の原登山口
13:03 三笠山登山口
13:55 おんたけ2240スキー場駐車場帰着
天候 早朝、登山口(田の原)までは好天の気配、ただし山頂は強風だったらしい。
登山口を入ると雪が降り出した。
王滝頂上で一瞬青空の気配があったが、その後ガスガスで展望皆無。
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往路:都内(13:30)−中央高速−伊那IC−R361−R19−県道20号−県道256号−おんたけ2240スキー場駐車場(17:20)
復路:おんたけ2240スキー場駐車場(14:30)−県道20号−R19−R361−伊那IC−中央高速−釈迦堂SA−(渋滞)−都内(19:50)
コース状況/
危険箇所等
※伊那市−おんたけ2242スキー場駐車場
伊那市内を出ると、コンビニエンスストアは国道19号にある3軒が最後です。
県道20号線には「サル」に注意の看板がありますが、道路脇に落ちたドングリでしょうか、群れで食べています。
この日(帰路)は、3ヶ所ぐらいで異なる群れと遭遇、平気で道路を横断していますので、スピードの出し過ぎに注意しましょう。
県道256号を越えて、スキー場から10キロほど手前から路肩に雪が出始めます。
日陰では道路上に雪が圧雪されていますので、冬タイヤでないと通行できません。

駐車場はA-1〜A-4まで4箇所ありますが、ゲレンデを歩くに便利なのはA-2でしょうか。
照明が明るかったので、車中泊はA-4で行いました。
A-2駐車場のすぐ横に、展望浴場「ざぶん」、更衣室、トイレなどがあります。
プラザ・オリオン、ロッジ三笠のレストランは営業しているようでした。

※2242スキー場駐車場−田の原登山口
ロッジ三笠のすぐ先、車道の右側からスキーゲレンデに入ります。
セントラルコースの下部は雪も少なく、踝くらいまで沈む程度です。
セントラルコースの中ほど以降は、スノーモービル等で圧雪された所を歩きます。
車道が何度も交差しているので、圧雪されていないコースは車道を歩きます。
最後のエキスパートコースは雪も深く傾斜もきついので、車道を歩きましたが、三笠ウイングコースはピステンされており、昨日より営業を開始したとのことでした。
駐車場すぐ上のカラマツ駅から、三笠の森駅までゴンドラリフトがあります。
使用していないので詳細は不明ですが、早い時間には運行していないようです。

※田の原登山口−王滝頂上
登山口から森林限界(七合目)までは30cm程度の積雪でしょうか。
昨日のトレースがあり、圧雪していたのでアイゼンは不要でしたが、大江権現でアイゼンとピッケルを出しました。
スノーシューのトレースもありましたが、ワカンやスノーシューは不要でした。

七合目から九合目の手前当たりまでは雪と岩のミックスで、夏道のロープもほぼ見えているので、濃いガスや強風がなければ危険はないと思います。
九合目を過ぎると、雪から氷に変わってきます。
雪が飛ばされて岩が露出していたりロープが出ている箇所も多いので、とくに下りでアイゼンを引っかけないように注意しましょう。

※王滝頂上から剣ヶ峰
概ね氷の登山道です。
ガスと強風には注意しましょう。
とくにガスると方向を見失う恐れがあります。
前日、伊那市から見た南アルプスです。
正面は仙丈ヶ岳、前回登った地蔵尾根が見えています。
いい天気ですネ。
この日に」登られた方は最高でしょう。
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前日、伊那市から見た南アルプスです。
正面は仙丈ヶ岳、前回登った地蔵尾根が見えています。
いい天気ですネ。
この日に」登られた方は最高でしょう。
おんたけ2240スキー場の駐車場は、照明の少ないA4に駐めました。
朝の車内温度がマイナス5℃、車外はマイナス12℃で車はバリバリです。
予定よりも10分遅れ、5時40分スタートです。
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おんたけ2240スキー場の駐車場は、照明の少ないA4に駐めました。
朝の車内温度がマイナス5℃、車外はマイナス12℃で車はバリバリです。
予定よりも10分遅れ、5時40分スタートです。
階段を使いA2駐車場に登り、ロッジ三笠横の車道からセントラルコースのゲレンデに入ります。
昨日のトレースが明瞭に付いています。
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階段を使いA2駐車場に登り、ロッジ三笠横の車道からセントラルコースのゲレンデに入ります。
昨日のトレースが明瞭に付いています。
セントラルコースの途中で振り返ると、空が明るんできました。
広いゲレンデ、トレースは消えています。
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セントラルコースの途中で振り返ると、空が明るんできました。
広いゲレンデ、トレースは消えています。
セントラルコースと車道は何ヵ所も交差しています。
コースも中ほどに来ると、スノーモービルなどで圧雪されていないとズボズボ潜ります。
圧雪されていないゲレンデは車道を歩きます。
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セントラルコースと車道は何ヵ所も交差しています。
コースも中ほどに来ると、スノーモービルなどで圧雪されていないとズボズボ潜ります。
圧雪されていないゲレンデは車道を歩きます。
セントラルコースの上部は圧雪されていたのでゲレンデ内を歩きます。
振り返ると左手は北アのように見えます。
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セントラルコースの上部は圧雪されていたのでゲレンデ内を歩きます。
振り返ると左手は北アのように見えます。
右手にはズラーっと南アが広がります。
まだ日の出前で実際には薄暗いのです。
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右手にはズラーっと南アが広がります。
まだ日の出前で実際には薄暗いのです。
第7クワッドリフトです。
エキスパートコースを登ろうとしましたが、急登で膝まで潜るので体力温存のため、ここから田の原まで車道を歩くことにしました。
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第7クワッドリフトです。
エキスパートコースを登ろうとしましたが、急登で膝まで潜るので体力温存のため、ここから田の原まで車道を歩くことにしました。
車道は樹林の中ですが、ちょうどゴンドラリフトのところで視界が開け、いいタイミングで御来光です。
標高をお金で買える裕福な方は、このゴンドラで三笠の森まで一気に登れますが、この時間は運行していません。
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車道は樹林の中ですが、ちょうどゴンドラリフトのところで視界が開け、いいタイミングで御来光です。
標高をお金で買える裕福な方は、このゴンドラで三笠の森まで一気に登れますが、この時間は運行していません。
御嶽山がちらほら見えだした頃は青空でしたが、全容が見えたときにはガスが、、、
じつはこれ、雪が降り出したのです。
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御嶽山がちらほら見えだした頃は青空でしたが、全容が見えたときにはガスが、、、
じつはこれ、雪が降り出したのです。
御嶽山の山頂だけ雪が降っているように見えます。
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御嶽山の山頂だけ雪が降っているように見えます。
さて登山道に入ります。
鳥居をくぐると、雪がパラパラ降ってきました。
しかし背後は太陽が照って青空なのです。
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さて登山道に入ります。
鳥居をくぐると、雪がパラパラ降ってきました。
しかし背後は太陽が照って青空なのです。
御嶽山だけが雪雲に包まれているようです。
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御嶽山だけが雪雲に包まれているようです。
遙拝所社務所の入口にテントが一張りあります。
後で分かったのですが、3名の登山者が先行していました。
剣ヶ峰の登りで追いつくまで、先行者がいるとは思いませんでした。
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遙拝所社務所の入口にテントが一張りあります。
後で分かったのですが、3名の登山者が先行していました。
剣ヶ峰の登りで追いつくまで、先行者がいるとは思いませんでした。
大江権現です。
無事の登頂を祈願します。
ここで本日最初のエネルギー補給です。
注:ビールではありません。
(気温氷点下)
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大江権現です。
無事の登頂を祈願します。
ここで本日最初のエネルギー補給です。
注:ビールではありません。
(気温氷点下)
今回初投入のドイターエアコンタクト(60+10)。
冬装備を詰め込んでも余裕のスペースです。
必要かどうか迷いましたが、今回はワカンがお供です。
スノーシューは車でお留守番。
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今回初投入のドイターエアコンタクト(60+10)。
冬装備を詰め込んでも余裕のスペースです。
必要かどうか迷いましたが、今回はワカンがお供です。
スノーシューは車でお留守番。
アイゼンを装着してピッケルを出しました。
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アイゼンを装着してピッケルを出しました。
七合目の少し上辺りかな、金剛童子です。
ここでも無事の登頂を祈願。
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七合目の少し上辺りかな、金剛童子です。
ここでも無事の登頂を祈願。
降っていた雪も止み、背中には眩しい太陽ですが、ガスが上がって来て青空はまもなく見えなくなりました。
ガスの下は田の原登山口と三笠山です。
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降っていた雪も止み、背中には眩しい太陽ですが、ガスが上がって来て青空はまもなく見えなくなりました。
ガスの下は田の原登山口と三笠山です。
八合目には石室避難小屋がありました。
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八合目には石室避難小屋がありました。
富士見石を通過。
富士山どころか山頂はガスガスで何も見えません。
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富士見石を通過。
富士山どころか山頂はガスガスで何も見えません。
九合目を通過。
突然目の前に真っ白なライチョウです。
家族が近くにいるようで、グゥグゥ鳴きながら谷筋へ降りていきました。
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突然目の前に真っ白なライチョウです。
家族が近くにいるようで、グゥグゥ鳴きながら谷筋へ降りていきました。
九合目の石室避難小屋を通過。
急登が続きます。
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九合目の石室避難小屋を通過。
急登が続きます。
強風で雪が飛ばされ、夏道が出ているところがあります。
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強風で雪が飛ばされ、夏道が出ているところがあります。
中央不動に来ました。
氷でバリバリに凍っています。
この辺りから足元も氷が多くなってきました。
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中央不動に来ました。
氷でバリバリに凍っています。
この辺りから足元も氷が多くなってきました。
案内板もバリバリです。
エビの尻尾は雪ではなく氷です。
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案内板もバリバリです。
エビの尻尾は雪ではなく氷です。
大半は氷でアイゼンの歯が沈む程度です。
トレースは付かず、アイゼンの爪痕も風が吹くと消えます。
ガスっていますが夏道のロープが見えているので助かります。
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大半は氷でアイゼンの歯が沈む程度です。
トレースは付かず、アイゼンの爪痕も風が吹くと消えます。
ガスっていますが夏道のロープが見えているので助かります。
ガスの流れが早くなり、青空が見え出しました。
時刻は10時半ごろ、このときは予想が的中したと思いました。
見えてきたのは王滝頂上山荘のようです。
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ガスの流れが早くなり、青空が見え出しました。
時刻は10時半ごろ、このときは予想が的中したと思いました。
見えてきたのは王滝頂上山荘のようです。
そして王滝頂上奥社の鳥居をくぐります。
空はますます青くなりました。
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そして王滝頂上奥社の鳥居をくぐります。
空はますます青くなりました。
正面には王滝頂上奥社です。
雪のように見えますが、これはすべて氷です。
ここまでの感謝と剣ヶ峰への安全を祈願して、左側から裏手に回り、八丁ダルミに向かいます。
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正面には王滝頂上奥社です。
雪のように見えますが、これはすべて氷です。
ここまでの感謝と剣ヶ峰への安全を祈願して、左側から裏手に回り、八丁ダルミに向かいます。
奥社の裏手に出た途端、剣ヶ峰にガスが襲いかかります。
剣ヶ峰が見えたのはこの一瞬でした。

よく見ると、まごころの塔の先に、3名の登山者が見えます。
トレースからして、ここまで先行者がいるとは思いませんでした。
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奥社の裏手に出た途端、剣ヶ峰にガスが襲いかかります。
剣ヶ峰が見えたのはこの一瞬でした。

よく見ると、まごころの塔の先に、3名の登山者が見えます。
トレースからして、ここまで先行者がいるとは思いませんでした。
そして、剣ヶ峰は二度と姿を現すことはありませんでした。
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そして、剣ヶ峰は二度と姿を現すことはありませんでした。
地図では御嶽教御神火祭斎場でしょうか、、、
3名の先行者はゆっくりとした足取りで登って行きます。
剣ヶ峰へはほとんど氷の道です。
中ほどで先行者の前に出ましたが、山頂直下は雪が多く、どこから上に上がるのか悩みました。
どうやら裏側から登ったようです。
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地図では御嶽教御神火祭斎場でしょうか、、、
3名の先行者はゆっくりとした足取りで登って行きます。
剣ヶ峰へはほとんど氷の道です。
中ほどで先行者の前に出ましたが、山頂直下は雪が多く、どこから上に上がるのか悩みました。
どうやら裏側から登ったようです。
剣ヶ峰の御嶽神社奥社です。
山頂にはだれもいません。
360°のガスを独り占めです。

どんなもんじゃーい!!!
ってか(T_T)
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剣ヶ峰の御嶽神社奥社です。
山頂にはだれもいません。
360°のガスを独り占めです。

どんなもんじゃーい!!!
ってか(T_T)
気温はマイナス10℃ほど。
風も微風でラッキーでした。
周りはガスガスで何も見えないので、神社に乾杯。
五臓六腑に染み渡ります。
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気温はマイナス10℃ほど。
風も微風でラッキーでした。
周りはガスガスで何も見えないので、神社に乾杯。
五臓六腑に染み渡ります。
これが剣ヶ峰の山頂標のようですが、氷に覆われて判読はできません。
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これが剣ヶ峰の山頂標のようですが、氷に覆われて判読はできません。
山頂はこんな感じ、、、
風がないせいか思ったよりも温かく感じます。
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山頂はこんな感じ、、、
風がないせいか思ったよりも温かく感じます。
3名の登山者も到着。
集合写真のシャッターを押してあげて、山頂を譲り下山します。
ここ正面はチョット降りられそうにないので裏手から降ります。
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3名の登山者も到着。
集合写真のシャッターを押してあげて、山頂を譲り下山します。
ここ正面はチョット降りられそうにないので裏手から降ります。
まごころの塔というオブジェ?のようです。
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まごころの塔というオブジェ?のようです。
先ほど青空だった王滝頂上奥社も、ガスると寒々とした感じです。
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先ほど青空だった王滝頂上奥社も、ガスると寒々とした感じです。
奥社を出たところに奥の院への分岐がありました。
異臭がします。
地獄谷からでしょうか、、
奥社を出たところに奥の院への分岐がありました。
異臭がします。
地獄谷からでしょうか、、
下に見えているのは中央不動です。
岩が露出していてアイゼンでは歩きにくい。
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下に見えているのは中央不動です。
岩が露出していてアイゼンでは歩きにくい。
左手が登山道ですが、埋まった沢をズボズボ下ります。
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左手が登山道ですが、埋まった沢をズボズボ下ります。
八合目の石室避難小屋です。
ここで本日2度目のエネルギー補給をします。
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八合目の石室避難小屋です。
ここで本日2度目のエネルギー補給をします。
避難小屋を除いてみると、宿泊は難しそうです。
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避難小屋を除いてみると、宿泊は難しそうです。
ここにもありました。
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ここにもありました。
石室避難小屋から山頂を見上げますがガスガスで何も見えません。
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石室避難小屋から山頂を見上げますがガスガスで何も見えません。
金剛童子が見えてきました。
無事登頂の感謝をして先を急ぎます。
七合目の道標は見あたりませんでした。
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金剛童子が見えてきました。
無事登頂の感謝をして先を急ぎます。
七合目の道標は見あたりませんでした。
大江権現まで戻って来ました。
ここでも無事登頂と戻って来れた感謝です。
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大江権現まで戻って来ました。
ここでも無事登頂と戻って来れた感謝です。
正面に三笠山です。
三笠の森からゴンドラで一気にカラマツ駅に下り、展望浴槽「ざぶん」に飛び込むという選択肢もありますが、標高を買うお金のない私はゲレンデを駆け下ります。
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正面に三笠山です。
三笠の森からゴンドラで一気にカラマツ駅に下り、展望浴槽「ざぶん」に飛び込むという選択肢もありますが、標高を買うお金のない私はゲレンデを駆け下ります。
大黒天で山頂を見上げますが、ガスが取れる気配はありません。
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大黒天で山頂を見上げますが、ガスが取れる気配はありません。
登山口に戻って来ました。
ここまで車で来られる時期は楽ですネ。
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登山口に戻って来ました。
ここまで車で来られる時期は楽ですネ。
三笠山の登山道です。
ゴンドラを使わないので登山道には入らず、左下の車道を行きます。
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三笠山の登山道です。
ゴンドラを使わないので登山道には入らず、左下の車道を行きます。
驚きました、三笠ウイングコースはピステンされ営業をしていました。
第7クワッドリフトも動いています。
係員の許可を得てコースの左端(向かって右側)を下りてきました。
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驚きました、三笠ウイングコースはピステンされ営業をしていました。
第7クワッドリフトも動いています。
係員の許可を得てコースの左端(向かって右側)を下りてきました。
今朝、エキスパートコースは登れないと思い、左手の車道を行きましたが、右側の三笠ウイングコースはピステンをされていたとはガッカリです。
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今朝、エキスパートコースは登れないと思い、左手の車道を行きましたが、右側の三笠ウイングコースはピステンをされていたとはガッカリです。
三笠ウイングコースからセントラルコースに移り、駐車場まで直滑降です。
ヒップソリがあれば楽しめそうです。
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三笠ウイングコースからセントラルコースに移り、駐車場まで直滑降です。
ヒップソリがあれば楽しめそうです。
セントラルコースの上部は営業できそうですが、下の方はまだ雪不足です。
右下方向に駐車場が見えてきました。
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セントラルコースの上部は営業できそうですが、下の方はまだ雪不足です。
右下方向に駐車場が見えてきました。
ここがA2駐車場。
左が標高稼ぎのゴンドラです。
ここがA2駐車場。
左が標高稼ぎのゴンドラです。
こちらが車中泊したA4駐車場。
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こちらが車中泊したA4駐車場。
お疲れ〜、、、

感想

当初、桂小場からさらに先に入り、信大ルートから将棋頭山と木曽駒ヶ岳をピストンする予定でいた。
信大ルートについては、以前GPSで詳しいトレースを取得しているので問題ないが、心配は桂小場から更に上、大きな砂防堰堤の先はチョットやばいへつりのような登山道があり、その先に手摺りのない長い橋が架かっている。
9月の台風で土砂崩れなどが発生した小黒川の上流、ここを越えないと信大ルートには入れない。

そこで30日(土)は早めに所用を済ませ、冬期ゲートか小黒川渓谷キャンプ場まで車で入り、軽装で砂防堰堤の先をリサーチすることにした。
信大の演習小屋までたどり着ければ、小黒川渓谷キャンプ場で車中泊をすることにした。
念のため、ヘルメット、ザイルの他に、エイトカンやアッセンダーも詰め込んだ。

ところが土曜日、所用が終わったのはお昼過ぎ、これから向かっても桂小場に着く頃日が暮れる。
そこで信大ルートは諦め、サブとして準備していた御嶽山に向かう。

御嶽山は、過去に3度か4度、開田や中の湯から登ったことはあるが、冬期の剣ヶ峰は、2度とも強風で追い返されている。
この週末も、土曜日はよさそうだが、日曜日はイマイチの様子。
それでも天気図や天気予報などから、10時から12時頃までは晴れるだろうと予想して、王滝頂上10時着のスケジュールを組んだ。

都内を出たのは13時半。
今シーズン初めてのスタッドレスタイヤ。
伊那市内から見えた南アルプスはきれいだった。
特に仙丈ヶ岳がこんなにきれいに見えるとは、、、
国道361号に入ると、左手には将棋頭山だろうか、真っ白い山が近い。

都内から思いの外時間が掛かり、県道256合を過ぎた辺りで日が陰ってきた。
車道はところどころに圧雪された雪道もあり、久々のスタッドレスはちょっと緊張する。

スキー場では下の駐車場(A-4)に駐めた。
上の駐車場(A-2)には温泉、更衣室、トイレ、レストランなどがあり便利であるが、照明が明るすぎて車中泊にはチョット、、、

王滝頂上10時着予定。
ゲレンデ(車道)の歩行時間と登山口からの雪質が分からないが、4時間から5時間程度か。
4時に目覚ましをセットして一人宴会を始める。
夜中に寒さで2回ほど目を覚ましたが、目が覚めたのは4時半。
水を飲もうとしたが、ペットボトルはシャリシャリに凍っている。
温度計を見ると車内でマイナス5℃、外の様子を見ようシュラフの中からリモコンでドアを空けようとするが凍り付いて開かない。
手で押し開け外に出てみるとマイナス12℃。
ストーブで氷を溶かしながら朝食を摂り5時40分、10分遅れでスキーゲレンデに入る。
ゲレンデは体力を温存するため、圧雪されているところはゲレンデ内を歩き、ズボズボのゲレンデは車道を歩いて田の原の登山口まで来た。

八合目を過ぎた頃だろうか、ペアの登山者が上から下りてきた。
本日はじめて会う登山者、話を聞いてみると、昨日途中まで登りテン泊。
今朝、剣ヶ峰に向かったが強風と視界不良で山頂はあきらめて下りてきたようだ。
やはり強風か、、、少し心配。

九合目を過ぎ、急登にあえぎながら頭を上げると目の前に真っ白なライチョウ。
真っ白なライチョウを見たのは、恐らくだいぶ前の北アが最後、久しぶり。
近くに家族がいるのかグゥグゥ鳴いている。
さすがに保護色、少し遠ざかると雪に溶け込んで見えなくなる。
こんな天候だからこそ見れるライチョウ、ラッキーでした。

王滝頂上が目の前に迫ったとき、真っ白だった空からガスが流れ去り、空が真っ青になってきた。
時間は10時半頃、このときはしてやったり予想通りだと思った。
とにかく急いで剣ヶ峰に向かう。
ところが奥社の裏から八丁ダルミに歩き出した途端、スゴイ勢いでガスが上がって来て、剣ヶ峰はガスガスに包まれてしまった。

山頂でもまったくの視界なし。
それでも風はほとんど吹いていないし、なにやら温かい。
温度計を見るとマイナス10℃、出発時の駐車場より温かい。
この時期、山頂に立てただけでも良しとしよう。

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コメント

あれ? バチ当たってます?
こんにちは、hottenさん。

遠くまでお疲れ様でした。

しかし関東平野はどこもかしこも快晴だった中、
御嶽山まで遠征して山頂はガスの中ですか
標高を購入なんてバチ当たりなことはしていないのにおかしいですね〜smile

標高購入ではないとすると何でしょうか。何か他に心当たりがありますか?
昼間料金の高速利用なんて贅沢しているからかな〜。
まあ御嶽山まで一般道で行くなんて、いくら私でもやりませんがcoldsweats01

でも白い雷鳥が見られたのは羨ましいですね。近場の山では見られないものなので
やはり遠征の甲斐があったというところでしょうかhappy01
2013/12/3 11:15
バチが当たりました(T_T)
こんにちは、muscatさん!

先日の谷川、バチ当たりですなぁ〜、、、なんて言ったので、逆にバチが当たってしまいました

まぁこれで、標高はお金で買っても無理して歩いても、バチ当たりとは関係ないことは証明できたかもネ

白い雷鳥は若鳥のようでした。
しかし白の保護色はスゴイです。
数メートル離れると雪と同化して判別がつかなくなります。
久しぶりに真っ白な雷鳥を見たような気がします。

コメントありがとうございました
2013/12/3 13:54
ゲスト
白い雷鳥
hottenさん、こんばんわ〜

御嶽山で白い雷鳥に会えるって、すごーい!羨ましいです。
こちらのルートからでも雷鳥に会えるのですね。
日曜日は前々日くらいまで、晴れの予報だったのに、残念なお天気でしたね。でも登頂されるって流石、hottenさんだな〜っと思いながらレコを拝見させていただきました

<360度のガスを独り占め>の写真のコメ、拍手しました (笑)
強風ではなくて、よかったですね
御嶽山で白い雷鳥さんに会ってみたいなあ〜。
お疲れ様でした。
2013/12/3 20:54
こんばんは、mipomipoさん!
ご無沙汰でした。

白い雷鳥はきれいですネ。
過去、ここには何回も登っていますが、雷鳥に遭遇したのは初めてでした。
特に冬期は、2度敗退していましたので、3度目でヤット山頂に立たせて頂きました。
冬の雷鳥は、ハイマツが雪の下で、隠れる場所がないのでめったに人前には出てきません。
ガスガスが幸いしてラッキーでした

本当は、<360度の展望を独り占め>としたかったのですが、なかなか思うようにはいきません。
2度敗退した山頂に立てただけで満足です。

mipomipoさんのフットワークなら、冬の御嶽山は楽勝かと
コメントありがとうございました
2013/12/3 23:14
hottenさん、こんにちは!!!
しかし、写真からうかがえるこの条件で、登っちゃうところが、hottenさん、、ですね。

流石です。

特に冬は、雷鳥(天気崩れる、、夏だけ?)には逢いたくないなぁ。
2013/12/4 11:10
御嶽の雷鳥
こんにちは、ricalojpさん!

冬の御嶽山は、風さえ強くなければ、ソロで登れる数少ない3,000m超の山ですネ。
ただ、7合目下のラッセルは大変ですが
冬期は過去2回強風に追い返されましたが、今回は風も弱く楽勝で登れました

いままで御嶽で雷鳥なんて考えたこともなかったので、無積雪期も含めて今回見たのが初めてだったと思います。

冬の雷鳥はよほどの悪天でないと出てきませんよネ
北アでも、そんなに多くは見ていないと思います。
でも真っ白な雷鳥はきれいですよ
あっリカロも真っ白か
2013/12/4 12:39
雪とビールがあれば
hottenさん、こんばんは

中アの木曽駒!2回連続で断念ですね
県道、伊那駒ヶ岳線は9月から通行止めが続いています
広報では、桂木場、信大ルートは使用出来ませんとの事
ですので、入山者は非常に少ないと思います
http://www.inacity.jp/view.rbz?nd=617&of=1&ik=1&pnp=21&pnp=617&cd=216

サブの山、決めておられたのは流石ですね
真っ白な御岳山でしたか 私も過去、ご同様でした
hottenさんと違い、雪とビールがあれば「何もいらね〜!」の人ではないので
非常に憤慨し、以後登っておりません

真っ白に燃え尽きた冬山!お疲れ様でした
2013/12/4 20:12
復旧未定
おはようございます、tailwindさん!

伊那駒ヶ岳線の情報ありがとうございます。
でも、「復旧未定」というのは困ったものです。
通行止めの場所は歩きなら入れるでしょうが、問題はその先がどうなっているか心配です。

御嶽山、、、tailwindさんも追い返されましたか
独立峰ですから、この時期は穏やかなタイミングで登るのは難しいですネ

コメントありがとうございました
2013/12/5 7:39
3度目の正直
冬でも車中泊、山頂ビール のスタイルは崩さないんですね〜
さすがです。

写真で受ける印象ほどは寒くなかったようですが、
田野原からの御嶽山の不気味な姿をみてもひるまないなんて、
これもまた、さすが

御嶽山は風がやっかいそうですが、弱まった間隙をついての登頂、
見事ですね
天気は残念でしたが

それにしてもザックがでかい。
ワカンは中に入ってるんでしょうか?
ロープやら登攀具やら入れるならこれぐらいは必要なのかな?

信大ルートからの木曽駒ヶ岳のレコも楽しみにしてます
2013/12/5 13:30
そろそろ車中泊は...
無理ですネ

こんばんは、kanosukeさん!

夜走ると疲れるので、明るい内に現地に着くようにしていたのですが、そろそろ止めようかと思っています

御嶽山は風が厄介ですネ
途中でテン泊して朝一で山頂に向かった人は強風で登れなかったと言っていましたので、一日を通して安定する日はなかなか無いでしょう
私も三度目の正直でした

今回初めてドイターを投入しましたが、なかなかよかったですよ
デカイだけでなく厚みもありますネ。
ワカンは右サイドに付けていましたが、サイドに余裕で付きます。

信大ルートで行きたいのですが、その前に信大ルートの手前の被害状況を下見しないと難しいですネ
2013/12/5 16:55
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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
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体力レベル
3/5

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