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Yamareco

記録ID: 379737
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳/赤岳

2013年12月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:31
距離
13.4km
登り
1,410m
下り
1,399m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5:45 美濃戸(0℃)→8:00-8:27 行者小屋(-6℃)→10:22-10:46 赤岳山頂(-10℃)→11:21 地蔵の頭→11:38-11:48 2550m地点(-7℃)→12:07 行者小屋(-5℃)→14:15 美濃戸(4℃)
天候 曇り後晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場
赤岳山荘の有料駐車場利用(1000円/1日)。
コース状況/
危険箇所等
◆登山ポスト
美濃戸山荘で提出。
◆道の状況
美濃戸から行者小屋まではアイゼンは無くても済むが、標高2100m以上で凍結が顕著でありスリップには要注意。
地蔵尾根の階段は手摺が滑りやすく、階段奥行きも狭いのでアイゼン装着時の歩行には注意を要する。
凍結した南沢。標高2100m位から登山道も凍結が激しくなる。
2013年12月07日 18:52撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/7 18:52
凍結した南沢。標高2100m位から登山道も凍結が激しくなる。
南沢大滝の入口はここだったかな?
2013年12月07日 18:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/7 18:46
南沢大滝の入口はここだったかな?
綺麗な赤い実。
2013年12月07日 18:52撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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綺麗な赤い実。
白河原の辺り。この時はまだ晴天になることを期待していたが。
2013年12月07日 18:52撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/7 18:52
白河原の辺り。この時はまだ晴天になることを期待していたが。
霧氷が着いているが、緑色が残っているのもアクセント。シーズン初めのご褒美だな。
2013年12月07日 18:52撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/7 18:52
霧氷が着いているが、緑色が残っているのもアクセント。シーズン初めのご褒美だな。
こちらは真っ白。
2013年12月07日 18:53撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/7 18:53
こちらは真っ白。
行者小屋に到着。気温は-6℃で素手では凍える。
2013年12月07日 18:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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行者小屋に到着。気温は-6℃で素手では凍える。
一瞬ガスが抜けて赤岳の全貌が見えた。
2013年12月07日 18:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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一瞬ガスが抜けて赤岳の全貌が見えた。
文三郎尾根と中岳沢へのルートの分岐。ここは左に行く。
2013年12月07日 18:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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文三郎尾根と中岳沢へのルートの分岐。ここは左に行く。
登高すると快晴の八子ヶ峰が見えた。美ヶ原も晴天の下。羨ましい。
2013年12月07日 18:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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登高すると快晴の八子ヶ峰が見えた。美ヶ原も晴天の下。羨ましい。
文三郎尾根の階段道。
2013年12月07日 18:53撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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文三郎尾根の階段道。
振り返ると行者小屋も随分と小さく見える高さになった。
2013年12月07日 18:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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振り返ると行者小屋も随分と小さく見える高さになった。
峰の松目の高さ辺りから剣呑な雰囲気の暗い雲が広がっている。
2013年12月07日 18:53撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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峰の松目の高さ辺りから剣呑な雰囲気の暗い雲が広がっている。
赤岳西壁が微かに望まれる。
2013年12月07日 18:53撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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赤岳西壁が微かに望まれる。
成長したエビの尻尾が寒冷の厳しさを物語っている。
2013年12月07日 18:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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成長したエビの尻尾が寒冷の厳しさを物語っている。
中岳への分岐が見えて来たが、暗い雲の中に入り強風が吹きだした。
2013年12月07日 18:53撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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中岳への分岐が見えて来たが、暗い雲の中に入り強風が吹きだした。
キレットへの分岐。標識は英語が併記されるようになったようだ。
2013年12月07日 18:53撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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キレットへの分岐。標識は英語が併記されるようになったようだ。
赤岳への登り
2013年12月07日 10:12撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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12/7 10:12
赤岳への登り
赤岳山頂にて
2013年12月07日 10:24撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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12/7 10:24
赤岳山頂にて
赤岳山頂に到着。誰もいない。直下は山頂が風除けになり、無風。
2013年12月07日 18:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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赤岳山頂に到着。誰もいない。直下は山頂が風除けになり、無風。
山頂の標識も冬模様。
2013年12月07日 18:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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山頂の標識も冬模様。
山頂直下の無風ゾーンで休憩。眉毛まで凍っている。
2013年12月07日 18:53撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/7 18:53
山頂直下の無風ゾーンで休憩。眉毛まで凍っている。
ものすごい強風の中を地蔵の頭へ向かう。今日はバッテリー切れでここでおしまい。
2013年12月07日 18:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/7 18:47
ものすごい強風の中を地蔵の頭へ向かう。今日はバッテリー切れでここでおしまい。
赤岳を振り返る
2013年12月07日 11:04撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
12/7 11:04
赤岳を振り返る
厳寒の八ヶ岳から長閑な下界を望む
2013年12月07日 11:20撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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12/7 11:20
厳寒の八ヶ岳から長閑な下界を望む
地蔵の頭
2013年12月07日 11:21撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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12/7 11:21
地蔵の頭
地蔵尾根の下り
2013年12月07日 11:29撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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地蔵尾根の下り
行者小屋からガスの中の赤岳
2013年12月07日 12:09撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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行者小屋からガスの中の赤岳
赤岳山荘駐車場近くに現れたカモシカ
2013年12月07日 14:21撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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12/7 14:21
赤岳山荘駐車場近くに現れたカモシカ

感想

1ヶ月前に昨年同時期に行って途中で撤退した裏同心ルンゼから大同心稜に再挑戦しようと話していたが、みんなここのところ仕事が忙しく道具の準備も身体の準備も心の準備も全てが準備不足。と言う事でシーズン始めでもあるし八ヶ岳の主峰赤岳と横岳、硫黄岳の縦走に計画を切り替えた。

僕はと言えば前夜が忘年会。我が家の山の神からも「飲み過ぎ注意報」が発令されていたし、酒量は控えるつもりだったのだが、飲み放題コースで八海山や浦霞が飲めると言うのでつい好い気分になって飲み過ぎてしまった。木曜日まで帰りが遅くて準備ができず、酔っぱらい状態でパッキングした。ワールドカップの組み合わせ抽選会もやるのでTVを点けっぱなしにしてベッドに横たわっていたら案の定寝入ってしまい13Kさんの到着を知らせるメールで飛び起きた。TVはもちろん山の神が消していた(きっと文句を言いながら消したんだろうなぁ)。10分で支度をしてクルマに乗ったがはやり寝てしまった。スミマセン。

小淵沢ICを降りて富士見高原を通って行くがどこにも雪が見えないのでちょっと拍子抜けだ。美濃戸まで結局積雪が無かった。5:19に美濃戸の赤岳山荘の駐車場に滑り込むとまだクルマも少なく2割程度しか埋まっていない。空には満天の星。これなら好天が期待出来るか?と思っていたら出発する頃には雲が出てほとんど見えなくなってしまった。当初計画では硫黄〜横岳〜赤岳だったが、帰りに暗くなった事を考えると北沢ルートを帰路にした方が良いだろうと言うことで、南沢から文三郎尾根経由で赤岳に登ることとして赤岳山荘の駐車場をヘッドランプを点けて暗い中出発した。

美濃戸山荘で計画書を投函し南沢にルートを取ると、堰堤を越えた所で倒木が登山道を塞いでいるところで少し迷う。ヘッドランプの灯りでは状況はきちんと把握し難いものだ。その後は特に問題は無いが、2000mを越えると積雪が目立ち、2100mを越えると登山道も凍結が目立つようになる。アイゼンが必要なほどではないが、いつもよりノンビリペースでやや慎重に歩みを進める。2h15m掛けて行者小屋に到着した。

行者小屋では長目の朝食休憩を取り、ハイキングポールをピッケルに持ち替え、アイゼンを装着して赤岳への登りに備える。気温は-6℃まで低下しており、行動していないと寒さを感じる。文三郎尾根で高度を稼いで行くと諏訪や茅野が見えて来るが太陽の光が綺麗に当っている。美ヶ原から霧ヶ峰の辺りまでは晴天のようだ。北アルプスは見えない。中岳のコルが同じ高さに見えるようになった頃、周囲のガスの密度が濃くなり、風が急に強くなりだした。だいたい10m/s位の風がコンスタントに吹いている。中岳のルートと合流し、稜線を南側に回り込むようになると風は避けることができた。ここからの登路は凍結していてミックスルートになっている。一登りで山頂に到着。僕等が到着した時には誰もいなかった。その後数名が登って来たが、その程度であり、赤岳にしては登山者が少ない印象だ。

東側に面したところで風を避けて大休止を取った。気温は-10℃だが風が強いので寒い。風を避けられているうちにヤッケの下にダウンを着込む。地蔵の頭に向けて出発したが、北峰からの下りの斜面では北西の風がものすごく強く、煽られるし、雪のつぶては痛い。台風並みなので最大で20m/sは越えている。従って体感気温は-30℃クラス。広い稜線で良かった。

地蔵の頭に着いたのは11:20。まだまだ時間はあると言うがここからの痩せ尾根をこの猛烈な向かい風の中を行く、しかも展望は無い、そんな気はとうに失せてしまった。どうせ登るのならもっと気分の好い時がいいもんだ。と言うことで早い時間だけど地蔵尾根を降りることにした。地蔵尾根上部の階段はどうもアイゼン付きだと幅が合わずにしかも手摺はツルツルで滑りやすく結構厄介だ。階段を降りきって2600m位まで降りてくると突然無風になり、展望も開けた。風が無くなると穏やかなものだ。そのまま行者小屋はスルーして美濃戸まで降りて来たら晴天が迎えてくれた。赤岳山荘の駐車場はオーバーフローする位のクルマの数。これから登る人もいるようだ。そう言えば駐車場の裏山の斜面にカモシカが現れた。

帰る頃に晴天かとみんなで残念がったが、帰りの中央高速から振り返ると編笠、権現は山頂まで見えたが赤岳はまだ黒い雲の中だった。と言うことで溜飲が下がった想い。
こんな天候もそうそう経験できるものではないので、これはこれで貴重だろう。

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