残雪期の鳥海山は青かった!
- GPS
- 08:17
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,821m
- 下り
- 1,159m
コースタイム
天候 | 快晴、無風!(深夜に小雪が舞ってました) 稜線出ると冷たい風が吹いてましたが10m/sはなかったと思います。 登り始めは0℃、1200mの滝ノ小屋では-5℃、その上は-7℃くらい。 滝ノ小屋からインナー、MTBジャージ、ソフトシェル、アウターでちょうど良かったです。 下りはもう暑くて下がる度に脱いで最後はインナーとMTBジャージのみでした😅 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ただ、深夜でのトラブルは避けたかったので行きは国道45号で。 帰りに国道344号を通りましたが一箇所北側斜面からの雪崩れていて(真新しい後)片道が塞がっていました。 何時雪崩れたのかわかりませんが、深夜だとしたらやっぱり危険だったと思います。 冬季間は大台野〜湯ノ台登山口の鳥海高原ラインが通行止めなので看板にあるところに止めました。 写真の看板手前スペースは水道施設にアクセスするので駐車しないようにっという注書きがあったので要注意! 下山時は20台近く停まってました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口〜滝の小屋 寒気が来ていて氷点下だったので標高490m地点から既に固雪でワカンも不要でした。 1000mあたりになると急斜面も多く滑り始めたのアイゼンに履き替えました。 下山時には完全に腐れ雪になっていました。 ・滝ノ小屋〜ソロバン尾根 一部アイスバーンと化していたので、ここより上はアイゼン必須です。 ストックでも行けますが、荷物になるのでワカンと一緒に滝ノ小屋にデポしました。 下山時は緩みがちでした。 ・ソロバン尾根〜稜線 エビの尻尾がガラスが割れるような音をして崩れていくくらいカチカチでした。 やはり下りは緩みがちなので気象条件次第かと思います。 ・稜線〜七高山 まだ雪庇が崩れない状態ですが、伏拝岳手前にクラックが入っていたのでルーファイは慎重に。 今回は行きは出来るだけ雪庇を巻き、新山から確認した後に雪庇上を歩きました。 ・稜線〜新山 スノーブリッジへ下りるところが核心部です。 稜線からダイレクトに下りるところ、夏道からちょっと先のバンドから下りる2ルートがありました。 ここは技術、装備、好みで分かれるところかと思います。 バンドから下りるところは横トラーバースが入りますがその部分が吹き溜まりっぽくかつ滑落した時の落差が大きく見えました。 ダイレクトに真下に下りるところはガチガチに凍ってはいましたが必ず二回は蹴り込み足場を確保しつつピッケルで下れば怖くなかったです。 こちらは滑落した場合スノーブリッジの北側に落ちますがフカフカで斜度も緩いので今回はこちらから下りました。 状況によって変わると思いますのであくまでも参考として下さい。 新山は怖いところはなかったですが、急な岩場のところは空洞の穴があったので要注意です。 |
その他周辺情報 | コロナ禍なので何処にも寄りませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
ゲイター
サングラス
ゴーグル
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ワカン
トレッキングポール
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
ココヘリ
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感想
3/29(火)に登った水引入道から見えた鳥海山の壮麗に感化されちょうどタイミング良く移動性高気圧が来たのでアタックしてきました。
昨秋に登った時は1,800mを超えてからガスガスで御室ではホワイトアウト気味になってルートもロストしたりと不完全燃焼のままだったの今回は完全燃焼出来ました〜🔥
さて、今回は前回は寝坊してしまったので用意周到に準備して寝ますが、子供の遠足状態で深夜0時出発の予定が10時過ぎに目が覚める・・・😓
このまま寝たら寝過ごすと時間早めながらも出発することに。
下道で344号線は通行止めっという情報でしたがもう開通しているとの事。
でも雪崩れてる可能性があるので47号線で向かいました。(結果的に帰りに通ったら、何時かはわかりませんが一箇所道路半分を塞ぐ雪崩があったので正解だと思いました)
2時前に到着しましたが途中強風と小雪が舞っていたので待機するかどうか迷うも、これから高気圧が張り出してくるので予定より2時間半も早いけど出発。
真っ暗闇のヘッデンも慣れてきて尾根沿いに滝の小屋を目指す。
雪がガチガチにしまっていてツボ足で行くも1000mあたりから滑り出したので早めにアイゼン装着。
バッチリ決まるくらいの固雪と安心感は違いますね〜😄
滝ノ小屋へ2時間半で到着。
まだ真っ暗なので小屋で補給休憩して、ストックとワカンをデポ。
気温が低いのでバラクラバとソフトシェルを着込んで山頂アタック開始👊
ちょうど朝日が出てきて気持ち良い青空が!
期待したモルゲンロートはイマイチでしたが幸先の良い出だし。
ソロバン尾根は途中ガチガチのアイスバーンもありますが吹き溜まりもあるので出来るだけ固いところを選んでをじっくり登ります。
登り切ると待っていたのは行者岳への急登・・・ここが一番辛く長く感じました。
でも登り切ると絶景が!
来て良かったぁ〜〜〜悶絶もので笑いが止まりません😆
時間はたっぷりあるので七高山、新山へ。
何度も立ち止まり絶景を堪能。
ちょうど移動性高気圧が覆われたのか、時折冷たい風が吹きますがほぼ無風。
最大の核心部だと思っていたスノーブリッジへの下降もアイゼンがバッチリ決まり全く怖くなく下りれました。
もう待っているのは山頂のみ!
ノートレースでテンションマックスです🆙
山頂も良いところは探せば無風でお日様の昇って暖かい。
補給休憩してから5分くらい寝転んでゆっくり休めました。
ず〜〜〜〜〜〜っと居たかったけど早めに登れた分早く帰って家族との時間も過ごしたいので泣く泣く下山😂
下山時間になると山頂から少し下っただけで雪がグズラグズラし始めてます。
逆に足への負担も少ないので適当に好きなところを下ります。
登りあれだけ苦労したところも気持ちよく下れて無事、滝ノ小屋到着。
ホッとしましたがここからの下りも長い・・・
終盤飽き気味になるもその都度振り返って鳥海山と青空で癒やしてもらいました。
終わってみれば計画と思惑がバッチリ決まった最高の山行になりました😆
もう一回ぐらい雪山に入りたいな〜😁
コメント
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この時期の鳥海山に登れるのは大変なことです。さすが!
ありがとうございます❗️
本当に会心の一撃的な山行でした😊
色々と登りたい山が増えて来て困ってます😅
はいっ❗️最高でした😊
遠く彼方からエール送りましたが聞こえましたか⁉️
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