雪と氷の槍ヶ岳は別世界でした♪

2014年04月13日(日) [日帰り]

• GPS: 13:55
• 距離: 31.5km
• 登り: 2,618m
• 下り: 2,608m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:24
• 休憩: 0:32
• 合計: 12:56

0:55 穂高平小屋
1:25 1:25 奥穂登山口
2:55 2:55 槍平小屋
4:17 4:17 中崎尾根乗上
4:45 4:45 西鎌尾根乗上
6:55 6:55 槍の肩
7:31 7:50 槍ヶ岳
8:21 8:25 槍の肩
10:47 10:55 槍平小屋
12:19 12:20 奥穂登山口
13:51 新穂高登山口

天候

☀ときどき☁
山頂なのに気持ち悪いくらい無風でぽかぽか陽気でした。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

深山荘奥無料駐車場
今日は30台くらい駐車してました。（まだ余裕あり）

コース状況／危険箇所等

最近の好天、高気温で雪の状態が不安定です。
今日ちび谷で小さい雪崩があったようですので、通過時は最新の注意を！！

入山届・下山届は新しくなった新穂高センターで。
24時間トイレが使えて、センター内は深夜でも暖房が入ってました。

写真

4/13 7:31

山頂から美しすぎる光景！

撮影機器：

EXILIM CARD EX-S12 カシオ

感想

バタヤン

今週も先週に引き続き新穂高温泉から槍ヶ岳へのアプローチです。

先週は残念ながら中崎尾根で苦労して、奥丸山で引き返しました
が、今週は満を持して深夜0時に出発。
ルートも先週下山時に確認した右股林道から槍平小屋〜中崎尾根
取り付きで、最速ルートで行ってみました。

★登山口〜槍平小屋
林道入り口から踏み抜き対策でスノーシューを履いてスピードウ
ォーク。
深夜にしては暖かかったのですが、雪は締まってましたので予定
通りの時間で着きました。
ブドウ谷、チビ谷、滝谷周辺は雪崩の跡がありましたが、深夜だ
ったので特に気にせず通過しました。

★槍平小屋〜中崎尾根
槍平小屋を過ぎて尾根側に登りはじめてすぐ、スノーシューの足
運びで躓いて転倒、そのまま谷筋まで20m位滑落。(＠_＠;)
立ち木に接触して左ふくらはぎに激痛が。。。
運良く足がつっただけだったので、ここで痛みが引くまでコーヒ
ーブレイク。
先はまだまだ長いし。

★中崎尾根〜西鎌尾根
中崎尾根上はクラストしてるものの、表面だけでスノーシューで
も十分行けました。
が、いよいよ西鎌尾根に乗り上げる箇所は凍結していて、壁のよ
うな斜面を直登するか右へ巻くようにトラバースするか迷いまし
たが、スノーシューのアイゼンの刺さりが良かったのでそのまま
直登しました。

★西鎌尾根〜千丈乗越
岩稜と氷と雪ダマリが交互に表れて、スノーシューでは限界！！
千丈乗越の標識を過ぎた辺りでスノーシューからアイゼンにチェ
ンジ。（ここでスノーシューはデポ）
夜明け前の気持良い静けさ。稜線上でもほぼ無風です。

★千丈乗越〜槍の肩
槍の肩に乗り上げる直前の斜面は完全に凍結したアイスバーン。
アイゼンの刺さり具合を一歩一歩確かめながらトラバースしま
した。（アドレナリン出まくり）

★槍の肩〜山頂
槍の肩はもちろんアイスバーンで風に磨かれてピッカピカ。
疲労もピークでしたが、先人の方のトレースが山頂方面に続い
ていたので、コーヒーブレイク＆休憩後に山頂アタック開始。

ここもやはり凍結しまくりで、鎖が埋まったままのところもあ
って、一歩一歩アイゼンを蹴りこんで登って行きました。
最後は梯子の連続で、でも梯子は使えたので安心して山頂まで
登りきりました。

「うわっ、サイコー」思わずつぶやきたくなります。
山頂なのに無風。無音。

そして、期待していたとおりの360度パノラマ。あ〜んど貸切
状態。

ほっこりとして、山頂に寝転びながら食べたカップラーメンは
超美味しかったです。(^_^)v

★槍の肩〜山頂
山頂の景色を十分堪能した後は、恐怖の下り。。。
時間は気にせず、バックステップで慎重に降りました。

★槍の肩〜千丈乗越
慎重に下りながらも、飛騨沢の斜面を見ると、BCスキーヤーが
次から次へと登って来るのが見えました。

★千丈乗越〜西鎌尾根
行きのルートは通らずに飛騨沢側へトラバースして、西鎌尾根
へショートカット。
ここも雪面は硬く、足を滑らせれば滑落事故・遭難間違いなし
のところなので、慎重に下りました。
（デポしたスノーシューを回収せずに通り過ぎて、また登り返
したハプニングあり）

★西鎌尾根〜中崎尾根
痩せ尾根、雪庇に注意しながら、アイゼンのまま下りました。
（この頃はもう暑いくらいの陽気でした。）

★中崎尾根〜槍平小屋
途中でBCスキーヤーに出会い、話をする中で「チビ谷で間接
雪崩があったので注意してください。」とのアドバイスを受
けました。
雪質はザクザクと重く、スノーシューでも快適とは言えない
くらい腐ってました。

★槍平小屋〜登山口
谷付近の雪崩箇所はそそくさと通り過ぎて、ほぼ予定通りの
時間で無事終了。
林道入り口は深夜通ったときよりも雪が全然少なくなってい
ました。

雪と氷の槍ヶ岳は難易度が高く、今の自分の力量では正直よ
く無事で帰って来れたなという感じです。
今回はハプニング満載で、反省点の多い山行でした。