3:27 小赤沢三合目登山口駐車場(1,300m)出発
1,000m付近の林道から登り始めた4月の山行に比べると、ここまで車で上がってこられるのは有難い。
三合目付近でも2ヶ月半前にはたっぷりの積雪だったのが完全に消えています。
初めは尾根の北側より登り始め、1,370m付近で尾根に乗りました。
この尾根は痩せ尾根で地味なアップダウンを繰り返します。
3:56 四合目(1,470m)当写真
秋山郷からのメインルートだけあって、指導標が豊富です。
1
3:27 小赤沢三合目登山口駐車場(1,300m)出発
1,000m付近の林道から登り始めた4月の山行に比べると、ここまで車で上がってこられるのは有難い。
三合目付近でも2ヶ月半前にはたっぷりの積雪だったのが完全に消えています。
初めは尾根の北側より登り始め、1,370m付近で尾根に乗りました。
この尾根は痩せ尾根で地味なアップダウンを繰り返します。
3:56 四合目(1,470m)当写真
秋山郷からのメインルートだけあって、指導標が豊富です。
薄明るくなってきた頃、山上台地が見えてきました。
1
薄明るくなってきた頃、山上台地が見えてきました。
4:25 五合目(1,610m)
緩やかな登りが続く樹林帯。2ヶ月半前にここをスキーで登り降りしたのを想像するのが難しい光景です。
1
4:25 五合目(1,610m)
緩やかな登りが続く樹林帯。2ヶ月半前にここをスキーで登り降りしたのを想像するのが難しい光景です。
そろそろぐるっと回り込んでトラバースに入る辺りです。
季節は変わっても何となく周囲の光景で分かります。
0
そろそろぐるっと回り込んでトラバースに入る辺りです。
季節は変わっても何となく周囲の光景で分かります。
まだ雪の残る沢をトラバースしていきます。
ここは正しく天然のクーラーでした♪
1
まだ雪の残る沢をトラバースしていきます。
ここは正しく天然のクーラーでした♪
トラバース中には岩場もあり。鎖が掛かっています。
1
トラバース中には岩場もあり。鎖が掛かっています。
5:03 六合目(1,770m)
夏道は山上台地の坪場を目掛けてトラバースと急登が交互に現れるようです。
1
5:03 六合目(1,770m)
夏道は山上台地の坪場を目掛けてトラバースと急登が交互に現れるようです。
再び鎖の掛かる岩場を通過。なかなか楽しい夏道の急登が続きます。
1
再び鎖の掛かる岩場を通過。なかなか楽しい夏道の急登が続きます。
5:22 七合目(1,860m)
積雪期に比べるとやはりテンポ良く順調に標高を稼げています。
指導標の標高とGPSの標高に食い違いが見られたため、
GPSの標高を掲載しています。
1
5:22 七合目(1,860m)
積雪期に比べるとやはりテンポ良く順調に標高を稼げています。
指導標の標高とGPSの標高に食い違いが見られたため、
GPSの標高を掲載しています。
またまた残雪の沢を通過。
斜度と周囲の雰囲気から、ここを滑降したことを察しました。
意図はしていなくても、夏道の通るいわば急坂の弱点を攻めることができていたようです。
1
またまた残雪の沢を通過。
斜度と周囲の雰囲気から、ここを滑降したことを察しました。
意図はしていなくても、夏道の通るいわば急坂の弱点を攻めることができていたようです。
この光景が見えてくると急登の終わりもあと少し。
0
この光景が見えてくると急登の終わりもあと少し。
ここもしっかり残雪がありますが、雪を踏むことなく通過可能です。
1
ここもしっかり残雪がありますが、雪を踏むことなく通過可能です。
5:52 八合目(1,960m)
イワカガミ咲く八合目。標高からみて急登はもうすぐ終わります。
2
5:52 八合目(1,960m)
イワカガミ咲く八合目。標高からみて急登はもうすぐ終わります。
待望の山上台地まであと少し!
1
待望の山上台地まであと少し!
6:00 坪場(2,000m)
遂に山上台地の一角、坪場に乗り上げて一気に雰囲気が変わります!
まさに別天地といってよい光景でした。
1
6:00 坪場(2,000m)
遂に山上台地の一角、坪場に乗り上げて一気に雰囲気が変わります!
まさに別天地といってよい光景でした。
坪場付近の山上台地。無雪期も本当に良いところです!
1
坪場付近の山上台地。無雪期も本当に良いところです!
6:07 坪場出発
ここからはひたすら木道歩き。沿道に咲き誇る花々を見やりつつ進みます。
1
6:07 坪場出発
ここからはひたすら木道歩き。沿道に咲き誇る花々を見やりつつ進みます。
まだ残雪が浮かぶ池塘を通過
2
まだ残雪が浮かぶ池塘を通過
なかなか先へ進まない光景に満ちています。
1
なかなか先へ進まない光景に満ちています。
6:19 九合目(2,030m)
九合目より一旦うっそうとした樹林帯へ入ります。
早朝の残雪は固く締まっているのでスリップ注意。
斜度はないのでアイゼンは使いませんでした。
1
6:19 九合目(2,030m)
九合目より一旦うっそうとした樹林帯へ入ります。
早朝の残雪は固く締まっているのでスリップ注意。
斜度はないのでアイゼンは使いませんでした。
樹林帯は残雪によって一部不明瞭となっていますが、マーキングテープも参考にして進みます。
1
樹林帯は残雪によって一部不明瞭となっていますが、マーキングテープも参考にして進みます。
樹林帯をしばらく進むと、再び草原に出てきます。
九合目から山頂へは大きく南側へ回り込むのですが、
奇しくもスキーでも同様の滑降ルートをとっていました。
1
樹林帯をしばらく進むと、再び草原に出てきます。
九合目から山頂へは大きく南側へ回り込むのですが、
奇しくもスキーでも同様の滑降ルートをとっていました。
遂に見えてきた広大な山上台地。まだ残雪が目立つところもあります。
1
遂に見えてきた広大な山上台地。まだ残雪が目立つところもあります。
山頂手前では2カ所で広い雪田を通過。
日が当たって緩み始めてきてますが、まだまだスリップ注意。
1
山頂手前では2カ所で広い雪田を通過。
日が当たって緩み始めてきてますが、まだまだスリップ注意。
初めて目にする無雪期の山上台地。言葉にならない絶景!
1
初めて目にする無雪期の山上台地。言葉にならない絶景!
遂に苗場山頂ヒュッテが見えてきました!
0
遂に苗場山頂ヒュッテが見えてきました!
苗場山頂ヒュッテの東側を通り抜けて山頂へ直行。
いくつか分岐がありますが、初回の方向感覚で突き進んでいきます。
1
苗場山頂ヒュッテの東側を通り抜けて山頂へ直行。
いくつか分岐がありますが、初回の方向感覚で突き進んでいきます。
7:02 苗場山山頂(2145.2m)到着!
着きました!!事前調査どおりに展望のない山頂です。
でも小広くなっていて、気持ちの良い空間です。
2
7:02 苗場山山頂(2145.2m)到着!
着きました!!事前調査どおりに展望のない山頂です。
でも小広くなっていて、気持ちの良い空間です。
(参考)
22年4月17日撮影
ほぼ定点撮影による苗場山山頂です。
0
(参考)
22年4月17日撮影
ほぼ定点撮影による苗場山山頂です。
苗場山山頂でのあおいとひなた
2ヶ月半ぶりに再びやってきました。
#ヤマノススメ
2
苗場山山頂でのあおいとひなた
2ヶ月半ぶりに再びやってきました。
#ヤマノススメ
山名標の脇には立派な一等三角点
7:26 苗場山山頂出発
このまま下りるのはもったいないし、山頂周辺を軽く散策しておきます。
0
山名標の脇には立派な一等三角点
7:26 苗場山山頂出発
このまま下りるのはもったいないし、山頂周辺を軽く散策しておきます。
山頂は眺望がありませんが、少し東へ進むと山上台地の絶景!
1
山頂は眺望がありませんが、少し東へ進むと山上台地の絶景!
(参考)
22年4月17日撮影
こちらもほぼ同地点での撮影です。
1
(参考)
22年4月17日撮影
こちらもほぼ同地点での撮影です。
いつまでも眺めていられる光景です。
1
いつまでも眺めていられる光景です。
幾重にも連なる谷川連峰など東側の山々
3
幾重にも連なる谷川連峰など東側の山々
平標山、仙ノ倉山が近いです。
2
平標山、仙ノ倉山が近いです。
山上台地の東端まで向かいます。
2
山上台地の東端まで向かいます。
東端からは更に感動的な絶景!一段低く神楽ヶ峰がそびえています。
いずれ東側からも登ってみたい。
1
東端からは更に感動的な絶景!一段低く神楽ヶ峰がそびえています。
いずれ東側からも登ってみたい。
下りでの神楽ヶ峰への登り返しが一仕事のようです。
2
下りでの神楽ヶ峰への登り返しが一仕事のようです。
赤湯温泉から登ってくるシラビソ廊下と呼ばれる南隣の尾根。
苗場山はコースの豊富さも魅力的です。
1
赤湯温泉から登ってくるシラビソ廊下と呼ばれる南隣の尾根。
苗場山はコースの豊富さも魅力的です。
もうしばらく散策を続けます。じっとしていられませんでした。
2
もうしばらく散策を続けます。じっとしていられませんでした。
少しだけ赤湯温泉からのコースも歩いてみました。
本当にこのようなテーブルマウンテンはなかなかないです。
1
少しだけ赤湯温泉からのコースも歩いてみました。
本当にこのようなテーブルマウンテンはなかなかないです。
1時間半余りにわたって、山頂と周辺を散策しました。
昼頃には下山したいので、そろそろ下りに掛かります。
8:41 下山開始
1
1時間半余りにわたって、山頂と周辺を散策しました。
昼頃には下山したいので、そろそろ下りに掛かります。
8:41 下山開始
不思議ときれいに並んだ池塘群
2
不思議ときれいに並んだ池塘群
残雪や大岩が多くて歩きにくい樹林帯を抜けるとまもなく坪場へ。
1
残雪や大岩が多くて歩きにくい樹林帯を抜けるとまもなく坪場へ。
この天上の楽園もまもなく見納め
2
この天上の楽園もまもなく見納め
今回たくさん見られたチングルマ
9:17 坪場(2,000m)到着
1
今回たくさん見られたチングルマ
9:17 坪場(2,000m)到着
山上台地からの下り前、西側に見えている2,036mピークに寄ることにします。
4月にも気になったのですが、シールを再装着するのが面倒で断念していました。
単にピークハントというだけでなく、来季以降の山スキーのために無雪期の地形をしっかり観察しておきたかったのもあります。
1
山上台地からの下り前、西側に見えている2,036mピークに寄ることにします。
4月にも気になったのですが、シールを再装着するのが面倒で断念していました。
単にピークハントというだけでなく、来季以降の山スキーのために無雪期の地形をしっかり観察しておきたかったのもあります。
9:31 2036mピーク到着
途中までは細いながらも踏み跡があったのですが、山頂手前から完全にヤブでした。
やはり積雪期に立っておくべき山だったようです。
9:36 出発
0
9:31 2036mピーク到着
途中までは細いながらも踏み跡があったのですが、山頂手前から完全にヤブでした。
やはり積雪期に立っておくべき山だったようです。
9:36 出発
2036mピーク直下より目当ての眺望を得ることができました!
やはり坪場辺りから滑ると最も斜度が緩そうです。
2
2036mピーク直下より目当ての眺望を得ることができました!
やはり坪場辺りから滑ると最も斜度が緩そうです。
9:47 坪場付近(2,000m)
短いながらも暑さの中のヤブ漕ぎで疲れたので、少し休憩を入れました。
1
9:47 坪場付近(2,000m)
短いながらも暑さの中のヤブ漕ぎで疲れたので、少し休憩を入れました。
9:59 坪場出発
気になってた2036mピークにも寄れたので、やっと急坂下り開始です。
2ヶ月半前にはこの夏道のすぐ東側から滑降していました。
1
9:59 坪場出発
気になってた2036mピークにも寄れたので、やっと急坂下り開始です。
2ヶ月半前にはこの夏道のすぐ東側から滑降していました。
急坂を下る最中に数えきれないほどの登山者の方々とすれ違いました。
登りの方々をやり過ごす必要から、この間の所要時間は長めです。
1
急坂を下る最中に数えきれないほどの登山者の方々とすれ違いました。
登りの方々をやり過ごす必要から、この間の所要時間は長めです。
(参考)
22年4月17日撮影
概ね夏道に沿う沢を下りていたようです。
0
(参考)
22年4月17日撮影
概ね夏道に沿う沢を下りていたようです。
10:48 1,700m
約50分ほどで急坂を下りきり、深い樹林帯へ下りてきました。
ここから先は緩やかな下りが続きます。単調でもあるので、集中力が切れないように。
1
10:48 1,700m
約50分ほどで急坂を下りきり、深い樹林帯へ下りてきました。
ここから先は緩やかな下りが続きます。単調でもあるので、集中力が切れないように。
11:25 四合目(1,490m)
カエデ沢経由の冬季ルートが合流する四合目付近。
すぐ南側から水の音が聞こえていました。
もう昼前でだいぶ標高を下げてきて、かなりの暑さを感じました。
木陰で小休止をいれつつ下りていきます。
1
11:25 四合目(1,490m)
カエデ沢経由の冬季ルートが合流する四合目付近。
すぐ南側から水の音が聞こえていました。
もう昼前でだいぶ標高を下げてきて、かなりの暑さを感じました。
木陰で小休止をいれつつ下りていきます。
冬季ルートでは使わない痩せ尾根に入ると、残る行程もあと僅か。
尾根が痩せているためか、比較的眺望に恵まれていました。
1
冬季ルートでは使わない痩せ尾根に入ると、残る行程もあと僅か。
尾根が痩せているためか、比較的眺望に恵まれていました。
巨木に占拠されたところもあって、迂回を強いられたりします。
このすぐ下で最終的に尾根を外しました。
1
巨木に占拠されたところもあって、迂回を強いられたりします。
このすぐ下で最終的に尾根を外しました。
11:56 小赤沢三合目登山口駐車場(1,300m)到着!!
着きました!狙いどおりに昼頃の下山となりました。
無雪期の小赤沢コースで地形の確認、そして山上台地の夏の光景。
4月と7月では全く別の山といって差し支えないでしょう。
季節それぞれの苗場山に魅せられた素晴らしい山行となりました!
カエデ沢で登山靴などを洗ってから、麓にある楽養館にて汗を流し、約2時間余りの帰途に就きました。
1
11:56 小赤沢三合目登山口駐車場(1,300m)到着!!
着きました!狙いどおりに昼頃の下山となりました。
無雪期の小赤沢コースで地形の確認、そして山上台地の夏の光景。
4月と7月では全く別の山といって差し支えないでしょう。
季節それぞれの苗場山に魅せられた素晴らしい山行となりました!
カエデ沢で登山靴などを洗ってから、麓にある楽養館にて汗を流し、約2時間余りの帰途に就きました。
2036mピークはヤブですが、手前まで細いながらも踏み跡があります。
ただ風景写真を撮っていくより手間は掛かりますが慣れたら楽しいですよ。
コメントが遅くなり すみませんです。
まだ イワカガミが咲いてるのですね。
まだまだ春の中ですね。
山頂部は等高線がつまってなくて
伸びやかな台地なのですね。
池塘と 台地越しの絶景がすばらしいですね。
3時間30分で山頂でしたか。
残雪 おおらかな山頂部の景色
そして 緑 山上台地の絶景と
たまりませんね。
すばらしいです。
雪の時期に 来られてて、
緑の季節に あらためて眺めると
また 印象が違うのでしょうね。
5M積も つもっていた雪が
溶けたのですね。
自然の力は 雄大ですごいです。
ルーンさん 当日に ニアミスの方がおられたんですね。
(o^―^o)ニコ
書き込みもうれしいですね。
楽しレポをありがとうございました。
遅いなんてとんでもありません。いつもコメントをいただきまして本当にありがとうございます!
イワカガミはそういえば春の花に含まれるんでしたね。苗場山はGW頃までスキーができる山ですから、
豪雪地帯の山というのは花でも分かりますね。
mayasanpoさんならきっともっと花々を満喫されるんだろうなあと思います。
ぜひ苗場山もいずれ狙っていただければと願っています。
あれだけ広大な山頂部を持つ山はそうそうありません。
自分は百名山にこだわりませんが、苗場山を百名山に選んだのは納得できます。
花と池塘の高原風景がとても癒されました。
積雪期と無雪期に登ってみて、本当に印象は全く違いました。
積雪期といっても自分が登ったのは4月中旬でしたから、もっと早い時期だと
また違う印象を得られたでしょう。
4月中旬だと二合目付近からの出発だったのですが、厳冬期だと麓からのアプローチとなります。
二合目からルートどおりに登れると林道を通らなくても良いので、来年はぜひ早めに挑んでみたいです。
長野での生活も6年目となり、SNS効果もあって繋がる方々も増えてきたように思います。
数多の登山者が居られる中で覚えていただけるのは本当に有り難いことです。
今回も本当にありがとうございました!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する