上高地から奥穂高岳
- GPS
- 17:57
- 距離
- 44.5km
- 登り
- 2,431m
- 下り
- 2,419m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 5:29
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 6:56
- 山行
- 4:27
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 5:27
天候 | 概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新々島からバスで上高地バスターミナル 帰りは逆です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地バスターミナルに登山計画書と届け口があります。 |
その他周辺情報 | 下山後、上高地温泉ホテルで?浸かりました。800円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ラムネ
虫よけ
熊鈴
歯ブラシ
耳栓
カイロ
塩飴
ヘルメット
|
---|---|
備考 | トレッキングポールは必要かも。 |
感想
憧れの奥穂高。
上高地から徐々に傾斜が急に辛くなる道でしたが、雄大な涸沢カールの雪渓、険しい岩肌登り、山頂からの景色はありませんでしたが、達成感と疲労がたくさんの山行でした。
入山前日は松本駅前に宿泊、2週間ほど前からホテルがほとんど満室でカプセルホテルに泊まりました。駅から浴衣姿が多いと思っていたら当日は盆踊り祭の「松本ぼんぼん」の開催日でした。少しだけ見学しました。
夕食は洋風レストランでハンバーグ定食で翌日に向けての栄養補給しました。
ホテルのロッカーや個室にザックが入らないのが不便でした。荷物の出し入れで日よけ帽子と登山計画書を入れ忘れました。
松本駅からはアルピコ交通の電車で新島々(しんしましま)まで乗車し、そこから上高地行きのバスに乗り換えました。前夜あまり寝つきが良くなかったためか、バスではぐっすり眠りました。
上高地で帽子を忘れたことに気づき、合羽橋の売店でモンベルのキャップを購入、案内所で書いた登山計画書を提出しました。
横尾までは、ほぼ平坦でなだらかな川沿いの林道です。早いうちに涸沢小屋でゆっくりしたかったので、早足になり、周囲の風景を見る余裕はありませんでした。
時折見える左側の山肌を見てこの高度差を登るのか思うと焦ります。
横尾山荘で山菜うどんをいただいたあと、横尾橋を渡ると登山道が始まります。
最初は緩やかで段差が小さな道でしたが、徐々に傾斜が急になり、やっと登山らしくなってきたと充実感に浸ってました。しかし、1時間ほど歩いていると辛さが増してきます。大きな段差や大岩を超えなければならないところは特に疲労を感じます。このキツさが「山歩きのだいご味」と自らを奮い立たせました。何度かがけ崩れのあともあり、注意が必要です。
登山道の半分ほど過ぎたあたりで視界が開けたガレ場に出ました。ちょっと一息と思ったら止まらず進めとの表示、落石発生場所のソーダラップでした。
Sガレからは本格的な岩場ですが、涸沢まであと少しなので、もうひと踏ん張り力を入れようと思ったものの力が入りません。ここはゆっくりと小幅に足を進めました。
宿泊する涸沢小屋が見えるようになってから、疲れからか歩いても歩いても小屋が近づかないようでした。
そんな状態で小屋に到着。
ザックを寝床に置き、そのままぼーっとしていると寝てしまいそうだったので、テラスに出ました。眼下に広がる色どり鮮やかなテントと休業明けの涸沢ヒュッテ。涸沢カールの雪渓やそびえる前穂高岳を眺めながらビールなどでささやかな宴席を楽しむ方々がいました。
私はアフタヌーンティー、目前のカールや山体も良いですが、日が落ちていくの常念岳の三角形もカッコ良いですね。壮大な風景を見ながら山登り後の贅沢なひと時を楽しみました。
夕飯は豚テキ定食、大変に美味でご飯がすすみますが、お通じを考えておかわりは少なめで我慢しました。
2日目は小さなザックに飲料と行動食を詰めて奥穂高岳にアタック。背に受ける日差しが暑く足取りも重くなります。ザイテングラート中ほどにある穂高山荘まであと20分という表記からは本当に20分かかりました。
穂高山荘では、栄養補給のためうどんを食べて少しゆっくりしました。
40分ほど休んだあと、急峻な岩場に取り付きました。山荘周辺は厚い霧に覆われ景色はほとんど霧で見えません。山頂までの道には印がしっかりあり登山者も多かったのでゆっくり着実に足を進めました。ハシゴや鎖場のある岩稜を超えてなだらかな斜面に出ると2つの小さな突起が見えます。一つには展望図指示盤があり、もう一方には社があります。どちらが最高点か分かりませんが、まず、指示盤がある突起にあがりました。展望図を見て霧中の風景を想像しました。その後、社のある方で無事登頂できたことへ感謝し、私の過去最高地点での賽銭を入れました。
山頂の高台は狭く、次の登山者も続いていたので、早々に下山しました。
山頂付近では雷鳥を見ました。やはり霧が出ると地上に降りるのですね。
少し下ったところにピッケルを刺した案内標識。石碑から突き出たピッケルの突起が目立ちます。
穂高岳山荘まで戻って涸沢岳にも登ろうかとかんがえましたが、霧が晴れず視界が聞かないので諦め、涸沢まで下山しました。
下山後、涸沢カールの大雪渓を眺めつつ涸沢小屋名物のジョッキパフェを頂きました。受け渡し時に「スプーン1つで良いですか」と聞かれるほどボリュームです。疲れと満足感で完食しました。奥穂の余韻とブルーベリーとヨーグルトの甘酸っぱさがしみみます。時おり、降雨がありましたが、すぐやみました。
夕食は照り焼き定食でした。ほうれん草の入ったクリームソースが大変美味でした。もちろんご飯はおかわりしました。
夕食後もテラスでしばらく景色を堪能。この小屋はテラスがあるので、時間をもてあますことがありません。
涸沢小屋に連泊しましたが、スタッフの方は皆さん優しいし、夕飯は美味、テラスからのカールの眺めは壮観、とても居心地のいい小屋でまた泊まりたいですね。
3日目は下山。
急ぎたいところですが、足もとをしっかり見てゆっくりめに進みました。途中登ってくる方々とすれ違いましたが、小さなお子さんから年配者までさまざまな年代層の人がいて、涸沢の人気を感じました。大きなザックで身体が隠れるような登山者もいます。私にはあんな荷を背負ってここまで歩くことは想像すらできません。
本谷橋周辺の河原は休憩ポイント。水浴びを楽しんでいる人もいました。
私はとにかくトイレが不安で先に進みます。
横尾で小休止、橋を渡ると下界に戻ってきてなんだか寂しい気がします。
徳澤園でトイレ休憩し、観光スポットの明神池を散策、奥の行き止まりまで歩くと川の流れが静かに感じられる場所に出ます。
河童橋前でクラフトビールとコロッケを食べ、上高地温泉ホテルで入浴、3日分の垢を落としました。
湯上り後、豚まんを食べ、登山者のほか観光客でにぎわう河童橋からバスターミナル前の資料館で帰りのバスまで涼みました。
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