早川尾根+黒戸尾根(夜叉神峠発):18時間50分のトレイルラン
- GPS
- 18:49
- 距離
- 35.4km
- 登り
- 4,037m
- 下り
- 4,646m
コースタイム
- 山行
- 15:31
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 18:09
天候 | 曇りのちガス一時小雨(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
北沢峠交通状況: https://www.minamialps-net.jp/cat_news/358469 |
コース状況/ 危険箇所等 |
序盤、1時間強の日の出待ち(待機) |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
もう10年以上前の記録...
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-83800.html
この記録へのリベンジが事の始まりでした。Patagonianさんと前の週に話をして意気投合。今回は広河原から北沢峠へのシャトルバスが運休していることもあり、クルマ2台体制で臨みました。
そもそもの天気予報は悪くなかったはず、夜叉神峠もびっくりするくらい涼しかったため、最初は大喜びでしたが、稜線に出ることになるとガスが舞いむしろ肌寒く、しょっぱなから風も吹いていたため幸先が危ぶまれました。今回のルート準備に向けて、エスケープを白鳳峠と広河原峠を限界点と決めてましたが、この天気の中ペースも気乗りせず何となく先に進むような状況が続きました。広河原峠を抜けたあたりでたまたま入った携帯電話の電波で雨雲が通過する予報を確認、一旦は先に進んで早川小屋で小休止するも、微妙な天気も何とか持ちこたえているのでは...というあいまいな状況で先に進むことを決断。その時は、まだ最悪アサヨ峰から広河原峠に下りるオプションも残されてました。やがて、アサヨ峰から栗沢山に到着し甲斐駒の雄姿が目の前に姿を現すと、もうこれは突っ込むほかないというムードに変わっていきました。ところが、いざ栗沢山から仙水峠に500m下ったとたんに雨がポツポツ... 風は風速10m以上ありましたが、霧雨のような状況だったたこと、幸いにして駒津峰への上り返しは樹林帯だったため、それほど濡れずに稜線に到達できました。その後、風は強かったものの、ガスの中で甲斐駒山頂に到着。ついにヤッたという瞬間でした。
ただし、今回のルートのヤマ場は甲斐駒ではありませんでした。
振り返って思うのは、このコースは緩い序盤に入り、早川尾根の小刻みなアップダウンがジワジワダメージを与えます。確かに、仙水峠から甲斐駒の上り返しは700m程度ですが、一番の困難はそこまでのダメージをうけたところから始まる2,000mの黒戸尾根の下りでした。特に、序盤8合目から上部は気の抜けない岩場の連続。疲労感に加え濡れた岩場に慎重にならざるを得ません。五合目以降はいつ終わるともしれずトレイルが延々と続きます。最後は、疲れから森の木々が人や生き物に見える中、遅いながら気持ちは完全にフォーカスし竹宇駒ケ岳神社の麓のまで走り切りました。
ひとりではきっと達成できなかったと思います。しかも、前回果たせなかった目標に黒戸尾根までおまけがついてきました。今回、このような天気でよく完遂できたなとおもいつつも、これほどまでにない低温状況が疲労を最低限に抑えてくれたと思います(水の消費も1L未満)。
Patagonianさん、お疲れさまでした、ありがとうございます。
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