鹿島槍ヶ岳・五竜岳
- GPS
- 14:02
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 2,825m
- 下り
- 2,625m
コースタイム
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 7:43
天候 | 初日:午前 薄晴れ 午後 小雨 2日目:午前 晴れ後曇り 午後 曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
キレット小屋-五竜岳間は、鹿島槍ヶ岳-キレット小屋間と打って変わって、鎖が無い所が多い。割と無茶な降り方をしないといけない箇所がいくつかあった。 五竜岳-五竜山荘間も、まだまだ岩場が続き油断ならない。 |
写真
感想
初日:あるぺん号で登山口まで。トイレ休憩を兼ねて停まる、扇沢駅で水の補給は出来ます。
柏原新道の登山口周辺は本当に何も無いので、4:30に降りて真っ暗な中、準備しました。
種池山荘までは、ただ只管登り。時折、急坂もありますが、個人的には登り易かったので、かなりハイペースで登りました。
種池山荘で、少し休憩してから、次の冷池山荘に向けて出発。
午後から天候が崩れそうだったので、爺々岳はパス。
そこまでが比較的なだらかだったので、冷池山荘直前の上り返しがかなりきつかったです。
冷池山荘でコーラを補給。後悔しましたが、ここで水を補給しておけばよかったです(冷池山荘は1L200円位だった気がします)。
布引山・鹿島槍ヶ岳に向けて出発。布引山は花畑になっている個所があり綺麗でした。鹿島槍ヶ岳は、槍ヶ岳を想像して、岩場がかなりきついのかと想像してましたが、そんな事は無く、急登なだけで、登り易かったです。
鹿島槍ヶ岳(南峰)を通過後、北峰と八峰キレットへの分岐点に到着。荷物をデポって、北峰に登頂。天気が崩れてきたので、眺望は全くありませんでした。
分岐まで戻って、八峰キレットにアタック。確かに切れ落ちている部分が多いですが、鎖もしっかりしているので、ゆっくり慎重に行けば、そこまで難易度は高くないと思いました。最後の最後の、キレット小屋に切れ落ちて降りていく部分は、滑ったら怖いなぁ、と思いながら下りました。
キレット小屋に12時過ぎに到着。持参した昼飯を食べながらビールとコーラを頂き。
水が天水のみで有料で、道中、水場が全くないので、キレット小屋前後の山小屋で補給した方が経済的かと思います。
キレット小屋自体は、こんな谷底にあるのに、非常に綺麗で、特にトイレが洋式があるのが個人的には非常に有難かったです(ズボンで和式が使うのが結構苦手で・・・)。
夕食17時・朝食5時で、消灯20時・朝は4時過ぎには照明が付いていました。
夕食後、雲が取れて晴れだしたので、みんなテラスに出て夕日を眺めていました。
2日目:寝たり起きたりしながら、4時30位に起床。ちなみに、早朝、星を見ようと思い、外に出ましたが、トイレの照明が外にかなり漏れ出しており、あまり綺麗に見えませんでした苦笑
朝食後、5時30分頃から行動開始。スタートから、かなり難易度の高い岩場が続きます。しかも、五竜岳方面は鎖があまり付いていない所が多く、こちらの方がキレットの核心より怖いと思いました。
トラバースとアップダウンを繰り返しながら、北尾根の頭・熊の背辺りの岩場が、普通の山なら鎖がありそうな所が全く無かったりして、一番難易度が高いと思いました。
五竜岳まで取りついてしまうと、岩場の難易度はだいぶ下がり、ザレ場が多くなります。五竜山荘との分岐まで登り切ると、あと一息で山頂。
山頂では、通ってきた鹿島槍ヶ岳・八峰キレットあたりから、遠くは槍ヶ岳、目の前に剱岳が広がります。土曜日の朝で、人がいなかったので、しばらく目の前の絶景を眺めながら休憩。ただ、後ろを振り返ると、五竜山荘方面はどんどん雲が上がってきていたので、名残惜しいかったですが、下山を開始。
難しい岩場は五竜岳までかな?と思い、ヘルメットと手袋を山頂で外したのですが、五竜山荘まで、難しい岩場が続くので、山荘までヘルメットは付けておいて良いと思いました。
五竜山荘で、憧れの「山が好き、酒が好き」Tシャツ(4000円、現金のみだと思うので現金のご用意を!)を購入。
後は、下りだけで少しは楽かな〜、とこの時思いましたが、この時の自分を殴ってやりたい。
まだまだ鎖場が続きますし、登山路も大き目の岩場がゴロゴロしているのが、西遠見
山を過ぎた池の辺りまで続きます。
また、地形図で見ると、そこまでアップダウンが無さそうに見えますが、いくつも小ピークの上り返しがあるので、下山路で使うと、うんざりしてきます。
CTでも3時間位掛かる程長いですし。
アルプス平まで30分位の標識が出てきた辺りで、トレッキングコースと合流しますが、トレッキングコースにしては、結構急で歩き辛くて、良くて整備された登山道、という印象だったので、トレッキングに来ると、かなり苦労しそうです。
アルプス第一ペアリフトは、アルプス平まで登り返しがあるので、アルプス平のゴンドラ乗り場まで徒歩。ゴンドラは現金のみでした。乗車時頂いた冷たいおしぼりがホントにうれしいサービスでした。おしぼりで顔を拭いて声が出たのは初めてでした笑
エスカルプラザ到着後、竜神の湯(クレジットカード等利用可)で汗を流した後、レストランで購入した生ビールと、キレット小屋のお弁当で昼食。テラスで涼みながら、あるぺん号のバスを待って、15時40分頃出発。
七倉山荘などを経由して、21時30分頃に新宿に到着して終了しました。
冬場、スノーボードをやるので、五竜自体は馴染みのある土地でしたが、五竜岳がここまで岩場の荒々しい山だとは知らず、予想外でした。
一方、名前からはもっと厳しい山だと思っていた鹿島槍ヶ岳は、花も綺麗で非常に登り易く、小屋泊の鹿島槍ヶ岳ピストンは、初中級位の方なら、ありのコースだと思いました。
八峰キレットは、核心部分は鎖もきちんとあるので、怖がらず、基本に忠実に
、ゆっくり行けば、そこまで難易度は高くないと思いました。
ただ、キレット小屋-五竜岳間は、難易度高いので注意が必要です。
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