ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6009176
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道北・利尻

利尻山/鴛泊コース 快晴の利尻絶頂!!

2023年09月22日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
14.2km
登り
1,590m
下り
1,573m

コースタイム

日帰り
山行
8:48
休憩
3:18
合計
12:06
2:43
2:47
38
3:25
3:30
20
3:50
3:55
24
4:19
4:24
39
5:03
5:12
20
第2見晴台
5:32
5:39
17
5:56
6:00
31
6:31
6:35
35
7:10
7:12
33
7:45
9:38
40
利尻山
10:18
10:23
19
10:42
10:42
19
11:01
11:12
16
11:28
11:30
24
第2見晴台
11:54
11:59
17
12:16
12:20
16
12:36
12:40
29
13:09
13:12
23
13:39
13:44
14
甘露泉水
天候 晴れのち時々曇り
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鴛泊コース登山口の利尻北麓野営場(210m)に前日よりテント泊。
利尻島滞在中に3泊して拠点としました。滞在中の移動手段はレンタカーです。
コース状況/
危険箇所等
沓形コース分岐点少し下に崩落個所あり通行注意。
3mスリットは補修作業が進行中ですが安全に通過できます。
全線にわたって基本的によく踏まれて歩きやすい登山道です。
その他周辺情報 日帰り温泉 : 利尻島滞在中に3回、利尻富士温泉にて汗を流しました。利尻北麓野営場から鴛泊へ向かう道中にあり。
コンビニ : セイコーマート鴛泊店。食料品をはじめ登山用品、土産もあり。
飲食店 : 鴛泊地区に複数あり。営業時間等要確認。
レンタカー : 鴛泊フェリーターミナル前に複数あり。事前予約が確実です。

鴛泊周辺のお薦めスポット : ポン山・小ポン山、夕日ヶ丘展望台、ペシ岬(灯台山)、野塚展望台 等々
写真は登山口にある靴洗い場です

9/22(金)
旅を始めて4日目。先に礼文島で行程を消化してから、遂に利尻山登山の日を迎えました。

1:00 起床

1:52 利尻北麓野営場(210m)出発!

靴洗い場で靴の汚れを落としてから登山開始!ようやく利尻山に登ります。
甘露泉水までは舗装路。ここまでは半分観光地のよう。
すぐに鴛泊からの旧道分岐点。そしてポン山・小ポン山分岐点を通過。

礼文島から眺め続けたとおり、富士山そっくりの山容なので下部は緩やか。
登るにつれて急になっていく分かりやすい地形です。

2:43 4合目・野鳥の森(390m)

3:25 5合目・雷鳥の道標(610m)

3:50 6合目・第1見晴台(760m)

ここで一旦展望が開け、鴛泊の夜景が見えました!
今日は風もそれなり。待ち焦がれた日は予報どおり好天となりそう。
暗くとも周辺の見通しが利くようになり風もそれなりに吹いてきます。どうやら森林限界を越えたようです。

4:19 7合目・胸突き八丁(895m)

次第に痩せた尾根歩きとなり、7合目・胸突き八丁の名が示すとおり傾斜が増してきます。
そしてこの頃には薄明るくなってきました。
写真は登山口にある靴洗い場です

9/22(金)
旅を始めて4日目。先に礼文島で行程を消化してから、遂に利尻山登山の日を迎えました。

1:00 起床

1:52 利尻北麓野営場(210m)出発!

靴洗い場で靴の汚れを落としてから登山開始!ようやく利尻山に登ります。
甘露泉水までは舗装路。ここまでは半分観光地のよう。
すぐに鴛泊からの旧道分岐点。そしてポン山・小ポン山分岐点を通過。

礼文島から眺め続けたとおり、富士山そっくりの山容なので下部は緩やか。
登るにつれて急になっていく分かりやすい地形です。

2:43 4合目・野鳥の森(390m)

3:25 5合目・雷鳥の道標(610m)

3:50 6合目・第1見晴台(760m)

ここで一旦展望が開け、鴛泊の夜景が見えました!
今日は風もそれなり。待ち焦がれた日は予報どおり好天となりそう。
暗くとも周辺の見通しが利くようになり風もそれなりに吹いてきます。どうやら森林限界を越えたようです。

4:19 7合目・胸突き八丁(895m)

次第に痩せた尾根歩きとなり、7合目・胸突き八丁の名が示すとおり傾斜が増してきます。
そしてこの頃には薄明るくなってきました。
5:03 第2見晴台(1120m)

次に展望が開ける第2展望台に到着。朝の澄んだ空気の景色に早くも圧倒されたのでした。
北海道本島の2つの岬、そして宗谷海峡の向こうには樺太がはっきり望めて感激しています!
1
5:03 第2見晴台(1120m)

次に展望が開ける第2展望台に到着。朝の澄んだ空気の景色に早くも圧倒されたのでした。
北海道本島の2つの岬、そして宗谷海峡の向こうには樺太がはっきり望めて感激しています!
広角レンズでもシルエットで明瞭に分かる樺太。
稚内桟橋駅から稚泊連絡船に乗って、北緯50度の国境観光をしてみたかった。
右側には手前にノシャップ岬、奥には宗谷岬。今回の旅の終わりに行ける範囲の最北端には到達する予定です。
1
広角レンズでもシルエットで明瞭に分かる樺太。
稚内桟橋駅から稚泊連絡船に乗って、北緯50度の国境観光をしてみたかった。
右側には手前にノシャップ岬、奥には宗谷岬。今回の旅の終わりに行ける範囲の最北端には到達する予定です。
礼文水道の向こうに礼文島

昨日まで2日間過ごした礼文島ももちろんしっかり見えています。
あちらからは利尻山頂までは見えなかったけど、桃岩展望台コース、礼文岳と好天の下で歩くことができました。
先に礼文島へ向かうとした一昨日朝の判断。正しく今日の最良の好日を掴んだ重大な決断だったことを振り返っていました。
2
礼文水道の向こうに礼文島

昨日まで2日間過ごした礼文島ももちろんしっかり見えています。
あちらからは利尻山頂までは見えなかったけど、桃岩展望台コース、礼文岳と好天の下で歩くことができました。
先に礼文島へ向かうとした一昨日朝の判断。正しく今日の最良の好日を掴んだ重大な決断だったことを振り返っていました。
5:12 出発

登山開始から既に3時間余。でも山頂までの標高差は600mあります。
あの高まりは長官山かなと見上げつつ、尾根を登っていきます。
1
5:12 出発

登山開始から既に3時間余。でも山頂までの標高差は600mあります。
あの高まりは長官山かなと見上げつつ、尾根を登っていきます。
5:32 8合目・長官山(1218.7m) 利尻山降臨!

長官山に着いた途端、初めて見紛うことのない鋭く尖った利尻山山頂が大きく目に飛び込んできます!!
今回の遠征で初めて明るい時間帯に見た利尻山山頂でした。

ほぼ読みどおり、日の出前後での8合目・長官山到着。小休止も兼ねてモルゲンロートを待つことにしました。
1
5:32 8合目・長官山(1218.7m) 利尻山降臨!

長官山に着いた途端、初めて見紛うことのない鋭く尖った利尻山山頂が大きく目に飛び込んできます!!
今回の遠征で初めて明るい時間帯に見た利尻山山頂でした。

ほぼ読みどおり、日の出前後での8合目・長官山到着。小休止も兼ねてモルゲンロートを待つことにしました。
三角錐の素晴らしい山容で魅せられる利尻山。
山頂付近から朝日が当たってきました!これは紅く焼けそう。
1
三角錐の素晴らしい山容で魅せられる利尻山。
山頂付近から朝日が当たってきました!これは紅く焼けそう。
本日の日の出時刻は5:20頃。雲の高さの分、少し遅れて朝日が出てきました。
それにしてもこんな感動的なご来光は久しぶりです。
1
本日の日の出時刻は5:20頃。雲の高さの分、少し遅れて朝日が出てきました。
それにしてもこんな感動的なご来光は久しぶりです。
モルゲンロートの利尻山!

紅葉にはまだ少し早かった山肌が黄金色に染まりました!
この色になるのはごく短い一瞬の光景。このような景色を観ることができてこんな有難いことはなかなかないでしょう。


5:40 出発

じっとしてると風冷えしてきたし、山頂までまだあと500m残っています。
感動もそこそこに長官山を出発しました。
5
モルゲンロートの利尻山!

紅葉にはまだ少し早かった山肌が黄金色に染まりました!
この色になるのはごく短い一瞬の光景。このような景色を観ることができてこんな有難いことはなかなかないでしょう。


5:40 出発

じっとしてると風冷えしてきたし、山頂までまだあと500m残っています。
感動もそこそこに長官山を出発しました。
影利尻

長官山から続く緩やかな尾根の途中で見えてきた影利尻!
昨日フェリーで着岸した沓形の町を広く覆っていました。
1
影利尻

長官山から続く緩やかな尾根の途中で見えてきた影利尻!
昨日フェリーで着岸した沓形の町を広く覆っていました。
感動の連続でなかなか先へ進みませんでした。
1
感動の連続でなかなか先へ進みませんでした。
徐々に近付く利尻山山頂。そして行く手には避難小屋が見えてきました。

ここ数日の中では落ち着いた風速でしたが、それでも西風は常に止むことはありませんでした。
登山道が風下側に回ると朝日も浴びるし、風も止むのでホッとします。
1
徐々に近付く利尻山山頂。そして行く手には避難小屋が見えてきました。

ここ数日の中では落ち着いた風速でしたが、それでも西風は常に止むことはありませんでした。
登山道が風下側に回ると朝日も浴びるし、風も止むのでホッとします。
山頂直下は急峻な屹立ぶりの利尻山。
唯一無二の勇壮な山容だけれど、あそこの登りは間違いなく気合が要りそう。
2
山頂直下は急峻な屹立ぶりの利尻山。
唯一無二の勇壮な山容だけれど、あそこの登りは間違いなく気合が要りそう。
北海道本島に登る朝日を眺め、息を整えつつ進みます。
1
北海道本島に登る朝日を眺め、息を整えつつ進みます。
5:56 利尻山避難小屋(1220m)

緊急時のみ使用可とされている避難小屋脇を通り抜けます。
道中に数ヶ所ある携帯トイレ用ブースも整っています。
5:56 利尻山避難小屋(1220m)

緊急時のみ使用可とされている避難小屋脇を通り抜けます。
道中に数ヶ所ある携帯トイレ用ブースも整っています。
避難小屋を過ぎると久しぶりに徐々に傾斜が増してくる登山道。
一旦山影にも入ったようで、西風も当たって寒かったです。
1
避難小屋を過ぎると久しぶりに徐々に傾斜が増してくる登山道。
一旦山影にも入ったようで、西風も当たって寒かったです。
6:31 9合目(1410m)

広場になっている9合目に到着。ここが山頂最寄りのトイレブースとなっています。

9合目の指導標には「ここからが正念場!」と書かれています。
小休止のうえ、気合を入れ直して取り掛かります。
1
6:31 9合目(1410m)

広場になっている9合目に到着。ここが山頂最寄りのトイレブースとなっています。

9合目の指導標には「ここからが正念場!」と書かれています。
小休止のうえ、気合を入れ直して取り掛かります。
9合目を過ぎると岩の折り重なる急登。
でも念願の利尻山山頂が確実に近付いていると思うと疲れをあまり感じませんでした!
1
9合目を過ぎると岩の折り重なる急登。
でも念願の利尻山山頂が確実に近付いていると思うと疲れをあまり感じませんでした!
日なたに回って暖かくはなっても、頑張りどころの登りはまだまだ続きます。
2
日なたに回って暖かくはなっても、頑張りどころの登りはまだまだ続きます。
広範囲に山肌が崩落したすぐ横を登山道が通っています。
火山である利尻山の土壌は脆いスコリア。自然も諸行無常とはいえ、登山道が寸断しないよう対策が必須でしょう。

ここで速い2人組の方に道を譲りました。登りでは今日最初で最後となる出会いでした。
2
広範囲に山肌が崩落したすぐ横を登山道が通っています。
火山である利尻山の土壌は脆いスコリア。自然も諸行無常とはいえ、登山道が寸断しないよう対策が必須でしょう。

ここで速い2人組の方に道を譲りました。登りでは今日最初で最後となる出会いでした。
7:10 沓形コース分岐点(1580m)

崩落個所からすぐに沓形コース分岐点に到着。
「日本百名山」の深田久弥さんは沓形コースを登り、鬼脇コース(廃道)を下るのを悪天で諦め、鴛泊コースに変更したとのこと。
沓形コースのほうが急峻で上級者向けとのことです。機会があれば登ってみたいです。

ここで3mスリットの補修作業のために土嚢(スコリア入り)運搬のお願いがありました。
※ 黒:4kg オレンジ:7kg
2
7:10 沓形コース分岐点(1580m)

崩落個所からすぐに沓形コース分岐点に到着。
「日本百名山」の深田久弥さんは沓形コースを登り、鬼脇コース(廃道)を下るのを悪天で諦め、鴛泊コースに変更したとのこと。
沓形コースのほうが急峻で上級者向けとのことです。機会があれば登ってみたいです。

ここで3mスリットの補修作業のために土嚢(スコリア入り)運搬のお願いがありました。
※ 黒:4kg オレンジ:7kg
こういうのは助け合いなので、4kgの土嚢を担ぎ上げます。
写真では分かりにくいけど右肩に土嚢を担いでいます。土嚢の運び先は上方に見えている通称「3mスリット」という割れ目。
2
こういうのは助け合いなので、4kgの土嚢を担ぎ上げます。
写真では分かりにくいけど右肩に土嚢を担いでいます。土嚢の運び先は上方に見えている通称「3mスリット」という割れ目。
7:20 3mスリットの補修現場(1610m)

一袋ですが担ぎ上げました…。ここが一番しんどい登りとなりました…。
3mスリットを埋める一助になれて幸いです。
1
7:20 3mスリットの補修現場(1610m)

一袋ですが担ぎ上げました…。ここが一番しんどい登りとなりました…。
3mスリットを埋める一助になれて幸いです。
3mスリットを抜けてもまだ続く急登。でも沓形コース分岐点は過ぎたので山頂はもう遠くないでしょう。
ここから上も同様に補修されており、土壌が安定したおかげで一昔前に比べると登山道沿いの草地が復活してきたそうです。
1
3mスリットを抜けてもまだ続く急登。でも沓形コース分岐点は過ぎたので山頂はもう遠くないでしょう。
ここから上も同様に補修されており、土壌が安定したおかげで一昔前に比べると登山道沿いの草地が復活してきたそうです。
再び尾根上に戻るもまだまだ急登。ちなみに西側は切れ落ちています。
1
再び尾根上に戻るもまだまだ急登。ちなみに西側は切れ落ちています。
そろそろこの上が山頂かな?
1
そろそろこの上が山頂かな?
急登を越えると偽ピークでした。
でも眼前には祠の建つ山頂が今度こそしっかりと見えていました!
待望の利尻山山頂まであと少し、あと少し、もう一歩前へ!
2
急登を越えると偽ピークでした。
でも眼前には祠の建つ山頂が今度こそしっかりと見えていました!
待望の利尻山山頂まであと少し、あと少し、もう一歩前へ!
一昨日の桃岩展望台コース、昨日の礼文岳。礼文島の見送りを受けるかのように山頂へ!
1
一昨日の桃岩展望台コース、昨日の礼文岳。礼文島の見送りを受けるかのように山頂へ!
7:45 利尻山山頂(1721m)登頂!!

着きました!!

待望の利尻山登頂は雲一つない快晴、そして微風の好条件で成し遂げることができました。
半年前に計画し始めてからの全ての苦労が吹き飛び、そして肩の荷が下りた瞬間でした。
本格的に登山を始めてから最も大掛かりな遠征で、登頂までのプレッシャーがすごかった。
何しろ気安くリトライできる山ではないので、本当に一発勝負のつもりでした。

利尻北麓野営場を出発してから6時間弱。
礼文島での2日間の足慣らしが効いたのか、ほぼ標準CTでの順調な登頂でした。
3
7:45 利尻山山頂(1721m)登頂!!

着きました!!

待望の利尻山登頂は雲一つない快晴、そして微風の好条件で成し遂げることができました。
半年前に計画し始めてからの全ての苦労が吹き飛び、そして肩の荷が下りた瞬間でした。
本格的に登山を始めてから最も大掛かりな遠征で、登頂までのプレッシャーがすごかった。
何しろ気安くリトライできる山ではないので、本当に一発勝負のつもりでした。

利尻北麓野営場を出発してから6時間弱。
礼文島での2日間の足慣らしが効いたのか、ほぼ標準CTでの順調な登頂でした。
遂に辿り着いた待望の利尻山山頂

できるだけ長い時間をかけて、景色を観ておきたいものです。
1
遂に辿り着いた待望の利尻山山頂

できるだけ長い時間をかけて、景色を観ておきたいものです。
利尻山最高地点の南峰を見据える

浅間山、伯耆大山などと同じで、利尻山も最高地点を踏めない山で、到達可能な北峰を山頂としています。
北峰の少し南側まで下りたところで規制されています。
南峰(1721m)と北峰(1719m)との標高差は僅か2mで距離も僅か。
目視できる範囲は行けそうですが、南峰まで安全に行けるならあえて登頂禁止にしないでしょう。
スコリアは脆くて崩れやすく滑落したら終わり。親より先に死んではいけないのでここまでとします。
でも浅間山や伯耆大山よりは圧倒的に最高点まで肉薄できるので消化不良感はまだ薄いものがあります。
2
利尻山最高地点の南峰を見据える

浅間山、伯耆大山などと同じで、利尻山も最高地点を踏めない山で、到達可能な北峰を山頂としています。
北峰の少し南側まで下りたところで規制されています。
南峰(1721m)と北峰(1719m)との標高差は僅か2mで距離も僅か。
目視できる範囲は行けそうですが、南峰まで安全に行けるならあえて登頂禁止にしないでしょう。
スコリアは脆くて崩れやすく滑落したら終わり。親より先に死んではいけないのでここまでとします。
でも浅間山や伯耆大山よりは圧倒的に最高点まで肉薄できるので消化不良感はまだ薄いものがあります。
利尻山山頂でのあおいとひなた

#ヤマノススメ
2
利尻山山頂でのあおいとひなた

#ヤマノススメ
ここ3日で本当に最良の日に登頂できました。
長期休暇を取得できた職場のおかげ、好天を祈ってくれた母のおかげ。
自分は慎まねばならんと、幸運と感謝の登頂でした。
1
ここ3日で本当に最良の日に登頂できました。
長期休暇を取得できた職場のおかげ、好天を祈ってくれた母のおかげ。
自分は慎まねばならんと、幸運と感謝の登頂でした。
二等三角点
点名:「利尻絶頂」
標高:国土地理院HPにて確認するも廃点のためデータなし

事前調査しきれていませんでしたが、利尻山山頂の三角点「利尻絶頂」は廃点となっていました。
山と高原地図/利尻・羅臼(2023年版)にも北峰に三角点の表記がありますが、削除しなければなりません。

この巨大な平たいのは盤石で、標石の基礎となるため本来は地中深く埋設され目にすることがないものです。
長年の厳しい風雪、雨、そして登山者の増加によって、土壌が削られ亡失したものと想像します。
3
二等三角点
点名:「利尻絶頂」
標高:国土地理院HPにて確認するも廃点のためデータなし

事前調査しきれていませんでしたが、利尻山山頂の三角点「利尻絶頂」は廃点となっていました。
山と高原地図/利尻・羅臼(2023年版)にも北峰に三角点の表記がありますが、削除しなければなりません。

この巨大な平たいのは盤石で、標石の基礎となるため本来は地中深く埋設され目にすることがないものです。
長年の厳しい風雪、雨、そして登山者の増加によって、土壌が削られ亡失したものと想像します。
利尻島の主要な玄関口である鴛泊港。
稚内からの船が到着するフェリーターミナルがあり、正しく拠点となる場所です。
港北側に突き出たペシ岬と92.7mピーク(灯台山)は、滞在中にぜひ立ち寄っておきたいところ。
2
利尻島の主要な玄関口である鴛泊港。
稚内からの船が到着するフェリーターミナルがあり、正しく拠点となる場所です。
港北側に突き出たペシ岬と92.7mピーク(灯台山)は、滞在中にぜひ立ち寄っておきたいところ。
礼文島南端、2日前に歩いた桃岩展望台コース、北のカナリアパークを遠望。
1
礼文島南端、2日前に歩いた桃岩展望台コース、北のカナリアパークを遠望。
2日前夕方に訪れたスコトン岬、昨日登った礼文岳を遠望。
今日はあちらからもきれいに利尻山が見えていることでしょう。
1
2日前夕方に訪れたスコトン岬、昨日登った礼文岳を遠望。
今日はあちらからもきれいに利尻山が見えていることでしょう。
礼文島全景

2日間の礼文島での思い出を振り返りました。
1
礼文島全景

2日間の礼文島での思い出を振り返りました。
利尻空港

今回の旅程では使わなかった利尻空港。駐機中の飛行機が見えています。
1
利尻空港

今回の旅程では使わなかった利尻空港。駐機中の飛行機が見えています。
利尻山山頂から北側の眺望
1
利尻山山頂から北側の眺望
利尻山山頂・北峰から南側の眺望

南峰に向かう登山道が残っています。南峰の西側にはローソク岩。
この方角に肉眼では天売島・焼尻島の平たい島影が見えていました。
2
利尻山山頂・北峰から南側の眺望

南峰に向かう登山道が残っています。南峰の西側にはローソク岩。
この方角に肉眼では天売島・焼尻島の平たい島影が見えていました。
槍ヶ岳の小槍にも引けを取らない威容です!正に利尻山より生える牙のよう。
3
槍ヶ岳の小槍にも引けを取らない威容です!正に利尻山より生える牙のよう。
遥か下方の西海岸を見下ろすように立っています。
1
遥か下方の西海岸を見下ろすように立っています。
昨日にフェリーで着岸した沓形港。翌日に観光で立ち寄ります。
1
昨日にフェリーで着岸した沓形港。翌日に観光で立ち寄ります。
沓形稜

部分的に沓形コースが見えているようです。
2
沓形稜

部分的に沓形コースが見えているようです。
利尻山山頂より西側の眺望
1
利尻山山頂より西側の眺望
樺太遠望

早朝に比べるとやや分かりにくいけど、横に長く写っています。
できれば国内旅行として行きたいけど、北方領土含め日本領復帰という形での問題解決は理想ではあっても実際はあり得ないでしょう。
海外旅行になってしまうけど、機会があれば行ってみたい。
最後に海外に出たのは随分前の13年前。パスポートの申請からやらなくてはいけない。
1
樺太遠望

早朝に比べるとやや分かりにくいけど、横に長く写っています。
できれば国内旅行として行きたいけど、北方領土含め日本領復帰という形での問題解決は理想ではあっても実際はあり得ないでしょう。
海外旅行になってしまうけど、機会があれば行ってみたい。
最後に海外に出たのは随分前の13年前。パスポートの申請からやらなくてはいけない。
2日後に訪れることになるノシャップ岬(左手前)と宗谷岬(右奥)

北海道の最北に近い場所に居ることを実感します。
1
2日後に訪れることになるノシャップ岬(左手前)と宗谷岬(右奥)

北海道の最北に近い場所に居ることを実感します。
利尻山山頂より東側の眺望
1
利尻山山頂より東側の眺望
利尻山山頂より南東側の眺望

廃道となって久しい鬼脇コースのある東稜が南峰から派生しています。
沓形コースで登った深田久弥さんが、下る予定だったコースです。
1
利尻山山頂より南東側の眺望

廃道となって久しい鬼脇コースのある東稜が南峰から派生しています。
沓形コースで登った深田久弥さんが、下る予定だったコースです。
鴛泊港を出港するフェリー。汽笛が山頂まで聞こえてきました。

登りで道を譲ったお二方をはじめ、何人かの方とお話ししながら快晴の山頂を過ごしました。
1
鴛泊港を出港するフェリー。汽笛が山頂まで聞こえてきました。

登りで道を譲ったお二方をはじめ、何人かの方とお話ししながら快晴の山頂を過ごしました。
稚内〜利尻島〜礼文島を行き来するハートランドフェリー

自分も2日後にはあの船に乗って利尻島を発つことにはたと思い至りました。
念願だった利尻山登頂は成りましたが、同時に自分が島に居られる時間と、
旅の終わりが確実に近付きつつあるということ。
旅は始まればあっという間に終わるものです。
1
稚内〜利尻島〜礼文島を行き来するハートランドフェリー

自分も2日後にはあの船に乗って利尻島を発つことにはたと思い至りました。
念願だった利尻山登頂は成りましたが、同時に自分が島に居られる時間と、
旅の終わりが確実に近付きつつあるということ。
旅は始まればあっという間に終わるものです。
9:38 利尻山山頂出発

気付けば山頂での滞在は2時間近くに及んでいました!
腰に根が生えそうなくらい満喫していました。
利尻山登頂はもしかしたらこれが最初で最後かもしれない。そう思うと立ち去り難いことこの上ないのでした。

でも予報どおり徐々に風が強く吹き始め、西海岸からは雲が上がってきていました。
下りも景色を楽しみたいし、気持ちを切り替えて出発することにしましょう!
1
9:38 利尻山山頂出発

気付けば山頂での滞在は2時間近くに及んでいました!
腰に根が生えそうなくらい満喫していました。
利尻山登頂はもしかしたらこれが最初で最後かもしれない。そう思うと立ち去り難いことこの上ないのでした。

でも予報どおり徐々に風が強く吹き始め、西海岸からは雲が上がってきていました。
下りも景色を楽しみたいし、気持ちを切り替えて出発することにしましょう!
ありがとう利尻山。いずれかの再訪を期して山頂を辞しました。
1
ありがとう利尻山。いずれかの再訪を期して山頂を辞しました。
風の強まりと共に西側から積雲が目立ち始めていました。
離島故の天候変化の早さの一端を見ました。
1
風の強まりと共に西側から積雲が目立ち始めていました。
離島故の天候変化の早さの一端を見ました。
順光で眺める絶景がこれでもかと広がり、本当に下るのが惜しく感じます!
ちょうど鴛泊港の手前に見えているのが長官山です。
2
順光で眺める絶景がこれでもかと広がり、本当に下るのが惜しく感じます!
ちょうど鴛泊港の手前に見えているのが長官山です。
景色も下りの一歩一歩も慈しむように、ゆっくりと下りていきます。
1
景色も下りの一歩一歩も慈しむように、ゆっくりと下りていきます。
9:53 3mスリット

土嚢を担ぎ上げた3mスリット。登りはしんどかったけど、下りは楽々通過。
土壌が安定してスリットが無くなる日が来ることを願っています。
1
9:53 3mスリット

土嚢を担ぎ上げた3mスリット。登りはしんどかったけど、下りは楽々通過。
土壌が安定してスリットが無くなる日が来ることを願っています。
10:18 9合目(1410m)

9合目に下りてくる頃には大きな雲が時々上がってくるようになりました。
せめて長官山に着くまでは利尻山を隠さないでほしいと祈る思いでした。
1
10:18 9合目(1410m)

9合目に下りてくる頃には大きな雲が時々上がってくるようになりました。
せめて長官山に着くまでは利尻山を隠さないでほしいと祈る思いでした。
次第に遠ざかりつつある利尻山山頂


10:42 利尻山避難小屋(1220m)
1
次第に遠ざかりつつある利尻山山頂


10:42 利尻山避難小屋(1220m)
10:49 1250mピーク

長官山の一つ手前のミニピークまで戻ってきました。
幸いにも雲が広がることなく、まだまだきれいに見えています!
3
10:49 1250mピーク

長官山の一つ手前のミニピークまで戻ってきました。
幸いにも雲が広がることなく、まだまだきれいに見えています!
1250mピークより振り返る利尻山

稜線上の風が明らかに朝より強くなってきていました。
上昇気流によって雲が沸く模様をしっかりと見ることになりました。
1
1250mピークより振り返る利尻山

稜線上の風が明らかに朝より強くなってきていました。
上昇気流によって雲が沸く模様をしっかりと見ることになりました。
1250mピークにひっそりと佇んでいた薬師如来の石碑
1
1250mピークにひっそりと佇んでいた薬師如来の石碑
1250mピークから長官山までは緩やかに下ってすぐです。
1
1250mピークから長官山までは緩やかに下ってすぐです。
11:01 8合目・長官山(1218.7m)

長官山まで下りてきました。北側はこのように快晴のままなのですが…。
1
11:01 8合目・長官山(1218.7m)

長官山まで下りてきました。北側はこのように快晴のままなのですが…。
利尻山山頂付近まで雲が上がってきており、今にも覆われそうな勢い。
それでも長官山からの利尻山を再度眺めることができて良かった!
紅葉最盛期にはやや早いけど、ここから眺める利尻山は本当に美しい。
もし再訪するとしたら、今度は花がきれいな時期か、
もしくは欠航率が高いのがネックながら積雪期の山スキーが良いかも。
但し冬ならさすがに宿を確保しないと寒すぎるでしょう。
1
利尻山山頂付近まで雲が上がってきており、今にも覆われそうな勢い。
それでも長官山からの利尻山を再度眺めることができて良かった!
紅葉最盛期にはやや早いけど、ここから眺める利尻山は本当に美しい。
もし再訪するとしたら、今度は花がきれいな時期か、
もしくは欠航率が高いのがネックながら積雪期の山スキーが良いかも。
但し冬ならさすがに宿を確保しないと寒すぎるでしょう。
長官山をもって利尻山山頂は見えなくなります。
最後に改めて感謝の念をもって眺めました。名残惜しい。

ちなみに長官山には三角点があり、場所の目星はある程度付けていました。
でもヤブがきつく、旅先でズボンを破いたら厄介と判断して分け入るのは止めました。


11:07 長官山出発
1
長官山をもって利尻山山頂は見えなくなります。
最後に改めて感謝の念をもって眺めました。名残惜しい。

ちなみに長官山には三角点があり、場所の目星はある程度付けていました。
でもヤブがきつく、旅先でズボンを破いたら厄介と判断して分け入るのは止めました。


11:07 長官山出発
長官山を過ぎても6合目・第1展望台までは展望の尾根が続きます!
長官山から下の夜明け前までに登ってきた区間のカット回収に入ります。
1
長官山を過ぎても6合目・第1展望台までは展望の尾根が続きます!
長官山から下の夜明け前までに登ってきた区間のカット回収に入ります。
手前の盛り上がりがおそらく第2展望台。
長官山から利尻北麓野営場までまだあと標高差1000mの下りです。
1
手前の盛り上がりがおそらく第2展望台。
長官山から利尻北麓野営場までまだあと標高差1000mの下りです。
11:28 第2見晴台(1120m)

やはり下りは早くて程なく第2展望台。お昼近くになっても行く手はまだ快晴!
但し風のほうは中腹近くに下げてもだいぶ強くなってきました。


11:54 7合目・胸突き八丁(895m)

7合目指導標付近の展望はありませんが、小休止に良い小さな広場があります。
下りもゆっくりめに歩いてたので、この付近で数人の方に道を譲りました。
1
11:28 第2見晴台(1120m)

やはり下りは早くて程なく第2展望台。お昼近くになっても行く手はまだ快晴!
但し風のほうは中腹近くに下げてもだいぶ強くなってきました。


11:54 7合目・胸突き八丁(895m)

7合目指導標付近の展望はありませんが、小休止に良い小さな広場があります。
下りもゆっくりめに歩いてたので、この付近で数人の方に道を譲りました。
7合目・胸突き八丁を過ぎた辺りから度々雲に日差しを遮られ、
また突風混じりの強風が吹きつけてくるようになりました。
1
7合目・胸突き八丁を過ぎた辺りから度々雲に日差しを遮られ、
また突風混じりの強風が吹きつけてくるようになりました。
12:16 6合目・第1見晴台(760m)

登りではまだ真っ暗だった6合目・第1見晴台に到着。
振り返ると利尻山北斜面の雄大な光景。ここをスキーで滑り降りたら最高だろうなと夢想。
また上空では動くのが目で追えるほど雲の流れが速い。快晴微風の利尻山登頂は本当に有り難いことでした。
1
12:16 6合目・第1見晴台(760m)

登りではまだ真っ暗だった6合目・第1見晴台に到着。
振り返ると利尻山北斜面の雄大な光景。ここをスキーで滑り降りたら最高だろうなと夢想。
また上空では動くのが目で追えるほど雲の流れが速い。快晴微風の利尻山登頂は本当に有り難いことでした。
6合目・第1見晴台からの眺望

鴛泊の町や港の手前にある小高い山がポン山(左)と小ポン山(右)。
この2つの山には明日朝に登ることになります。

余談ながら、自分の利尻・礼文・稚内旅行とコラボしてくれたようにNHKのブラタモリでも同地を採り上げていました。奇跡としかいいようがないです。

9/30(土)放送のブラタモリでペシ岬、ポン山、小ポン山は溶岩ドームであり、
利尻山よりも前に形成されたものと知って興味深かったです。
屹立して深い谷を刻む利尻山のほうが古参とばかり思っていました。
地質というのは実に興味深い。
テレビ嫌いの自分がNHKで観る番組はブラタモリだけであり、そのためだけに法外に高い受信料を払っているというのが実情です。
いずれはテレビを手放してNHKを解約する日が来るでしょう。
1
6合目・第1見晴台からの眺望

鴛泊の町や港の手前にある小高い山がポン山(左)と小ポン山(右)。
この2つの山には明日朝に登ることになります。

余談ながら、自分の利尻・礼文・稚内旅行とコラボしてくれたようにNHKのブラタモリでも同地を採り上げていました。奇跡としかいいようがないです。

9/30(土)放送のブラタモリでペシ岬、ポン山、小ポン山は溶岩ドームであり、
利尻山よりも前に形成されたものと知って興味深かったです。
屹立して深い谷を刻む利尻山のほうが古参とばかり思っていました。
地質というのは実に興味深い。
テレビ嫌いの自分がNHKで観る番組はブラタモリだけであり、そのためだけに法外に高い受信料を払っているというのが実情です。
いずれはテレビを手放してNHKを解約する日が来るでしょう。
12:20 出発

第1見晴台から下部はいよいよ眺望が無くなります。今回の山行最後の景色を目に焼き付けておきました。
1
12:20 出発

第1見晴台から下部はいよいよ眺望が無くなります。今回の山行最後の景色を目に焼き付けておきました。
12:36 5合目・雷鳥の道標(610m)

眺望の無い灌木帯をしばらく下ると5合目・雷鳥の道標に到着。
利尻山にはライチョウは居ないようですが、キツネやヘビなどの天敵になりそうな動物もいないし、
本当に居てもおかしくない自然環境のように思えます。


12:41 出発
1
12:36 5合目・雷鳥の道標(610m)

眺望の無い灌木帯をしばらく下ると5合目・雷鳥の道標に到着。
利尻山にはライチョウは居ないようですが、キツネやヘビなどの天敵になりそうな動物もいないし、
本当に居てもおかしくない自然環境のように思えます。


12:41 出発
下るにつれて増してくる樹勢。利尻山の樹林帯を見るのも楽しみでした。
ごく一部の葉が紅くなってきているのが印象的でした。
1
下るにつれて増してくる樹勢。利尻山の樹林帯を見るのも楽しみでした。
ごく一部の葉が紅くなってきているのが印象的でした。
13:09 4合目・野鳥の森(390m)

ここまで下ってくると歩きやすい緩やかな傾斜が続きます。
利尻山は下るにつれて緩くなるので、膝に優しい山と感じます。


13:14 出発
1
13:09 4合目・野鳥の森(390m)

ここまで下ってくると歩きやすい緩やかな傾斜が続きます。
利尻山は下るにつれて緩くなるので、膝に優しい山と感じます。


13:14 出発
かなり標高を下げてきて、まだまだ青葉が美しい樹林帯。
涸れた沢沿いを通っていくようになります。
1
かなり標高を下げてきて、まだまだ青葉が美しい樹林帯。
涸れた沢沿いを通っていくようになります。
13:36 ポン山分岐点(280m)

明日登る予定のポン山・小ポン山へはここから向かいます。
かなり下方に見えていたポン山への分岐まで来たことで、楽しかった利尻山登山もまもなく終わり。
安堵感とちょっと寂しさが入り混じった気持ちでした。

13:38 3合目・旧道分岐点(270m)

今では2合目にあたる利尻北麓野営場から登る人が大半でしょうけど、
更に麓の鴛泊から始まる登山道を歩くこともできるようです。
予定変更して長い鴛泊コースを下った深田さんも歩かれ、
町に着いた時は既に暗くなっていたと記述されています。
1
13:36 ポン山分岐点(280m)

明日登る予定のポン山・小ポン山へはここから向かいます。
かなり下方に見えていたポン山への分岐まで来たことで、楽しかった利尻山登山もまもなく終わり。
安堵感とちょっと寂しさが入り混じった気持ちでした。

13:38 3合目・旧道分岐点(270m)

今では2合目にあたる利尻北麓野営場から登る人が大半でしょうけど、
更に麓の鴛泊から始まる登山道を歩くこともできるようです。
予定変更して長い鴛泊コースを下った深田さんも歩かれ、
町に着いた時は既に暗くなっていたと記述されています。
13:39 甘露泉水(270m)到着

登りでは素通りしていた甘露泉水に到着。登山道は甘露泉水の湧くすぐ下流側を通過していました。
実際に飲んでみたけど甘くはありませんが、美味しい湧き水です。
1
13:39 甘露泉水(270m)到着

登りでは素通りしていた甘露泉水に到着。登山道は甘露泉水の湧くすぐ下流側を通過していました。
実際に飲んでみたけど甘くはありませんが、美味しい湧き水です。
13:45 出発

甘露泉水からは舗装路になり、ゴールの利尻北麓野営場まであと僅かです。
1
13:45 出発

甘露泉水からは舗装路になり、ゴールの利尻北麓野営場まであと僅かです。
設営中の自分のテントが見えてきたら、もうゴールはすぐそこです。
節目として野営場の管理棟前まで下ります。
1
設営中の自分のテントが見えてきたら、もうゴールはすぐそこです。
節目として野営場の管理棟前まで下ります。
13:58 利尻北麓野営場(210m)到着!!

着きました!!
半端ない充実感と安堵感、そして一抹の寂しさが過る下山でした。
今回の遠征の主目的である利尻山登山を最良の日に成し遂げることができました。

ちょうど出てこられた管理棟の方に所要時間や天候についてご報告したり、
近いタイミングで下りてこられた登山者の方とお話ししながら下山後のひと時を過ごしました。

テントに戻って登山装備を解いたら、直ちに利尻富士温泉に直行。
昨日までの緊張感から解放され、心身共にリラックスしたひと時を過ごしました。
温めでいつまでも入っていられる露天風呂からは利尻山が見えるので最高です。

旅は始まってみれば終わるのはあっという間。
利尻島到着から利尻山登山実現まで長く感じましたが、
気付いてみれば自分の利尻島滞在も残すところあと2日となりました。
残りの旅程は少なくなりましたが、あと少し利尻島を楽しみたいと思います。

利尻山の長い山行記録にお付き合いいただきましてありがとうございました。
1
13:58 利尻北麓野営場(210m)到着!!

着きました!!
半端ない充実感と安堵感、そして一抹の寂しさが過る下山でした。
今回の遠征の主目的である利尻山登山を最良の日に成し遂げることができました。

ちょうど出てこられた管理棟の方に所要時間や天候についてご報告したり、
近いタイミングで下りてこられた登山者の方とお話ししながら下山後のひと時を過ごしました。

テントに戻って登山装備を解いたら、直ちに利尻富士温泉に直行。
昨日までの緊張感から解放され、心身共にリラックスしたひと時を過ごしました。
温めでいつまでも入っていられる露天風呂からは利尻山が見えるので最高です。

旅は始まってみれば終わるのはあっという間。
利尻島到着から利尻山登山実現まで長く感じましたが、
気付いてみれば自分の利尻島滞在も残すところあと2日となりました。
残りの旅程は少なくなりましたが、あと少し利尻島を楽しみたいと思います。

利尻山の長い山行記録にお付き合いいただきましてありがとうございました。

装備

個人装備
三脚 ハイドレーションシステム 長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 スパッツ グローブ 雨具 日よけ帽子 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図(地形図・山と高原地図) コンパス ガーミンGPS ラジオ 計画書 ヘッドランプ 予備電池 アマチュア無線機 ファーストエイドキット 補修キット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 登山保険証 健康保険証 スマホ 財布 サングラス タオル 一眼レフカメラ 広角ズームレンズ 望遠ズームレンズ ねんどろいど(あおい・ひなた)

感想

百名山ハンターではない自分ですが、利尻山はかねてより登ってみたいと思っていました。
今回の旅程で利尻・礼文滞在日として確保できたのは全4日。
出発前の天候予測から利尻山登頂の予定日は9/21か9/22としていました。
たった1日違いなのですが、利尻・礼文どちらから先に回るかという重大な判断を
伴うものでした。利尻島到着翌朝というギリギリのタイミングで
9/22に利尻山と決め、先に礼文島に渡ることにしました。
礼文島滞在中の2日間は晴れてはいたものの、利尻山には常に雲が被り、
9/22の天候が気懸りでした。

9/22、午前1時前に起床してテントを開けた時に星空が見えた時は安堵でした!
ナイトハイクで鴛泊コースを黙々と登り、徐々にきつくなる傾斜をみて、
礼文島から眺めたあの山を登っているのだなと感慨深くなったものです。
長官山で眺めたモルゲンロートの利尻山、そして影利尻まで観ることができ、
上部の急登は見た目どおりのきつさでしたが、高揚感がそれにも勝っていました。
そして快晴微風の利尻山山頂へ。今までにない嬉しさと安堵感に包まれました。
礼文島での桃岩展望台コース、礼文岳、そして利尻山へと、結果的には小説でも
書いたかのように後になるほど盛り上がりを増していく旅程となりました。

好天での利尻山登頂という大願を成就できたことで、最重要の旅程は果たしましたが、
利尻島での自分の旅はあと少し続きます。また次の機会にまとめたく思います。
今回の長い山行記録をご覧いただきました皆様には改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:470人

コメント

古い話ですが 21の時 友人と
室戸岬、足摺岬めぐりをしました。
修学旅行のみの旅行経験でして、
初めて 自分たちで計画した旅でした。
ワクワクしました。

礼文 利尻の山旅を 拝見すると、
その時の 胸の騒ぎを思い出します。

ほんとに 旅は計画からすでに始まっていて、
行きの電車に乗ると 終わりへまっしぐら!
と いう感じですね。
半年前から計画 されてたのですねー!!
休暇と お天気と 悩ましいですよね。

娘もキャンプを計画したのですが
長男発熱で 一週間延期、
ところが 次 妹がどうも移ったのかな??らしいです。
悩ましいです。

日の出が こちらより20分は早いですね。
あらためて 地図を眺めると なるほど!です。
こちらより ずいぶんと東でした。 笑

無事終了され、 こうして レポを作成してくださって、
ラッキーに終わらること ホントによかったです。

2:43出発 あたりは真っ暗ですね。
3時間後 5:32長官山につかれ、利尻富士降臨!
あはは 今時の 言い方まねてみました。
日の出も無事おがまれて、感動をおともに 山頂へ。

好天の下 山頂に立たれて 読みがみごと
当たられましたね。(⌒∇⌒)

青い青い海ですねぇー。
瀬戸内海とも 太平洋とも 違う深い濃い蒼ですね。
2時間滞在されたと、離れがたいお気持ちが
現れていますねー。
遠いですからほんとに
2度目踏めるのか? 思いますよね。

下りでは 日の出前で 見ることができなかった、
景色を楽しめる。(⌒∇⌒)
景色を楽しみながらくだられて、
温泉で ホッと一息ですね。
まだ 利尻観光されたのかな。
またの お知らせ待っています。
いやぁーー ありがとうございました。
2023/10/11 13:05
いいねいいね
1
mayasanpoさん、こんばんは。
さっそく観ていただき、コメントまでいただきまして、本当にありがとうございます!
旅は自ら計画して準備するほうが圧倒的に充実しますよね。
自分は旅行好きですが今までツアーで旅行したことがないんです。
mayasanpoさんの室戸岬、足摺岬のご旅行、素晴らしい思い出として
ずっと残っておられるのでしょうね。

利尻・礼文の旅行は今年4月から計画、準備をしました。(6月予定が9月に延期)
準備は主に下調べですが、本当に長い時間を掛けました。
実際に現地に着くまでに地理や道路、用事がありそうなお店、
行くべき山や観光スポットを全て覚えたくらいです。

実は予定日の1週間くらい前までは悲惨なくらい予測が悪くて半ば諦めていたのです。
それが21,22辺りが突如予報が好転して、晴れを期待できるとして最終的に決行しました。
職場には前々からおおよその予定日を伝えていましたが、確定した休暇日を伝えたのは出発3日前です。
それでも日毎に予報は微妙に変わり、22日(金)=利尻山と決めたのは、
19日(火)夕刻に利尻島到着。その翌日の20日(水)朝のことです。
好天を確実に引き当てるため、2日前まで様子を見ていました。
利尻山登頂前の10日間くらい、毎日天気予報で一喜一憂。本当に胃が痛い思いでした。

mayasanpoさんの娘さんのキャンプ計画もなかなか決行まで難航されていますね。
天気や仕事との兼ね合いだけでなく、健康面でも行ける状態でないといけないです。
そう考えると今回の利尻・礼文旅行は本当に奇跡に近いものかもしれません。

9月下旬とはいえ、北海道はやはり日の出が少し早いのです。
経度がだいぶずれるので、日の出・日没時刻を確認しておくのは重要です。
なお出発は1時52分です。 笑
長官山辺りで明るくなるよう出発時刻を決めました。
実際は第2展望台辺りで夜が明けたのですが、中腹でも充分絶景なので感動しっぱなしでした。
長官山では想像以上に美しいモルゲンロート!そして影利尻。疲れを感じる暇がありません。

今まで数多くの山に登ってきましたが、今回の利尻山ほど感動と安堵、
そして気が楽になったということはありませんでした。
長らく憧れの地であったこと、利尻山山頂に立つまでの諸々の長い時間。
これまで登ってきたどの山に比べても利尻山は遥かに遠い存在です。

景色はどこを観ても絶景なんですが、おっしゃるとおりで海の色が本当に青いんですよ。
礼文島もそうでしたが海の色が本当に違うんですよね。
自分は写真の補正は最小限を心掛けていますが、海の色は何もしなくてもあの色なのです。

ピストンの行程でも早発すれば、登りは暗いので下りも新鮮なんですよね。
だから下りもだれることなく、ワクワクしながら歩けるのです。
下る時に麓近くに見える二つの山ですが、ポン山と小ポン山といいます。
利尻山の翌日朝にはこの二つの山に登ってから、利尻島一周のドライブに出ました。
ポン山・小ポン山は軽めの行程とはいえ一応は登山。
レポにまとめますので今しばらくお待ち願います。

mayasanpoさんにもお楽しみいただきまして本当に嬉しいです。
今回も本当にありがとうございました。
2023/10/11 21:46
いいねいいね
1
山行日から半月以上前経ち、全然“最近の山行記録”ではないのですが、
閲覧いただきました皆様、拍手いただきました皆様には本当にありがとうございます。
この場をお借りして改めてお礼申し上げます。特に今後、利尻山を検討中の方に参考になれば幸いです。
2023/10/11 21:53
いいねいいね
1
お天気がハラハラでしたか
行けて、登れるのは
ほんとに奇跡ですね
おめでとうございました。
(≡^.^≡)(≡^.^≡)
2023/10/12 2:10
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 道北・利尻 [日帰り]
利尻山(鴛泊コース・ピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら