野口五郎岳 待ち焦がれた雪山シーズン

2023年11月03日(金) 〜 2023年11月04日(土)

• GPS: 19:25
• 距離: 25.7km
• 登り: 2,277m
• 下り: 2,053m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:49
• 休憩: 3:05
• 合計: 13:54

3:13 七倉登山口
4:28 4:38 高瀬ダム濁沢登山口
4:50 4:50 高瀬ダム テント場
5:17 5:24 ブナ立尾根取付
6:18 6:34 権太落し
8:40 9:40 三角点
10:48 10:49 烏帽子小屋
10:56 11:09 烏帽子ひょうたん池
15:16 16:00 野口五郎小屋
16:22 16:56 野口五郎岳
17:07 野口五郎小屋

2日目

• 山行: 5:43
• 休憩: 0:27
• 合計: 6:10

7:09 野口五郎小屋
9:26 9:26 烏帽子ひょうたん池
9:33 9:48 烏帽子小屋
10:35 10:37 三角点
12:01 12:01 権太落し
12:31 12:40 ブナ立尾根取付
13:02 13:03 高瀬ダム テント場
13:16 13:16 高瀬ダム濁沢登山口
13:19 ゴール地点

天候

11/3快晴
深夜から朝にかけて強風
11/4晴れ→薄曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◇七倉山荘駐車場(深夜到着時は数台、下山時は観光客らで大賑わい)
◇下山後高瀬ダムから七倉山荘まではタクシー(2600円)(今年の運行は長く11月下旬まで？要確認)

コース状況／危険箇所等

◇大変良く整備されています、ありがとうございます。
◇この日車道は凍結などなく乾いていました。
◇烏帽子小屋直下よりところにより少々の積雪あり。野口五郎岳に向かう稜線もところどころ積雪あり、吹き溜まりでは時折すね程度の踏み抜き。
◇三ツ岳トラバースは雪あるも数人のトレースあり。初日は午後ということもあり雪も緩めでつぼ足、翌朝は多少雪硬く念の為チェーンスパイクを履いて通過しました。今後雪が増えれば稜線上をゆくのが良いでしょう。

◇今回下界では11月というのに夏日という特異な日でしたので3000近い稜線で強風に吹かれても凍えることはありませんでしたが、例年ならば相当の注意が必要です。

その他周辺情報

心笑館(@500円)

写真

11/3 5:51

高瀬ダムまでの長い車道歩きを経てブナ立尾根へ、樹間に白み出す空。

11/3 7:41

コメツガの可愛い松ぼっくり

11/3 7:49

撮影と称して休憩

11/3 9:05

やがて見えてくる蓮華岳への稜線、崩落の進む濁沢

11/3 10:26

冬支度を終えたダケカンバを見上げながら

11/3 10:44

餓鬼岳、燕岳を背に上がって来たブナ立

11/3 10:48

ようやくの烏帽子小屋

11/3 10:54

さぁ行こう、野口へ

11/3 11:06

ひょうたん池と表銀座の山々

11/3 11:19

見下ろす高瀬ダムと向こうに七倉ダム、エメラルドグリーン

11/3 11:39

山肌にはすっかり落葉したダケカンバが輝く

11/3 12:06

三ツ岳へ向かえば

11/3 12:22

嬉しい槍ヶ岳のお出迎え

11/3 12:27

烏帽子小屋の向こうに立山と後立山、ひときわ真っ白なのは白馬岳

11/3 12:24

見えてくる成長し始めた雪庇

11/3 12:36

やって来た青と白の世界

11/3 12:43

上がれば目に飛び込んでくる赤牛と薬師

11/3 13:02

三ツ岳のトラバースに雪はあるものの緩んでおりトレースのおかげもあってツボ足で行けた

11/3 13:16

そして出会える野口五郎、向こうには槍と鷲羽、水晶

11/3 13:38

クタクタだけど大好きな雪があるから

11/3 13:40

わざわざ雪の上をゆく♪

11/3 13:42

何度も見惚れる赤牛

11/3 13:47

その赤牛に見守られながら

11/3 13:48

進めば次は水晶

11/3 13:49

そして目指す野口五郎

11/3 13:56

向こうには槍ヶ岳

11/3 14:04

ふり返れば赤牛、薬師、五色ヶ原

11/3 14:09

疲れも忘れ吸い込まれるように

11/3 14:20

ゆく岩と

11/3 14:40

雪の

11/3 14:48

裏銀座

11/3 14:49

時折見かけた大きく丸い足跡…

11/3 14:51

向こうは大天井

11/3 15:01

歩いて来た稜線、陽が低くなり濃くなって来た影

11/3 15:17

やって来ました、野口五郎小屋

11/3 16:08

日の入に向けて山頂へ、ふり返る五郎小屋

11/3 16:10

気温が下がって硬くなってきた雪

11/3 16:17

見えた、頂とその向こう

11/3 16:18

神々しいあの場所へ

11/3 16:25

そこは夕陽の頂

11/3 16:31

夢中で撮る

11/3 16:28

日の入のショー

11/3 16:32

何枚も撮ってしまう

11/3 16:32

槍ヶ岳

11/3 16:43

流れ染まる雲と

11/3 16:44

雪。立山、後立山、中央に野口五郎小屋

11/3 16:46

胸がいっぱい

11/3 16:48

紅く染まる槍穂高、向こうに乗鞍岳

11/3 16:50

いよいよ沈む夕陽、鷲羽ら三俣蓮華の向こうに笠ヶ岳のとんがり

11/3 16:50

水晶、薬師

11/3 16:52

今日という1日が終わる

11/3 16:53

その瞬間の水晶岳

11/3 19:12

夜、野口五郎小屋と星空、向こうに浅間山と安曇野の夜景

11/3 19:17

見上げた天の川、稜線に上がっても撮ってみたのだが風が強過ぎてうまくいかず(ノД`)

11/4 5:48

夜中からより強くなった風、その音と不安でなかなか眠れず迎えた朝。日の出前の野口五郎、遠く地平線には

11/4 5:48

大天井の向こうの富士山

11/4 5:48

ブルーモーメント野口五郎

11/4 5:48

朝陽待つ野口五郎小屋

11/4 7:20

強風の中よろめきながら下山開始

11/4 7:52

少し降りたらようやく写真を撮る余裕

11/4 8:05

だから何度もふり返る

11/4 8:16

今年も雪のあなたに

11/4 8:24

会えてよかった

厳冬期装備で向かった野口五郎。遠く重かったけれど、たくさんのご褒美。始まった雪山シーズン♪

装備

個人装備

厳冬期並装備 水3.5リットル

感想

TAKSPEED

冬を目前にした裏銀座へ。
ある程度厳冬期を想定した重荷で、ブナ立尾根を登ることの厳しさは
分かってはいたが、からだへの負担は想像以上。
足のトラブル等あり、一部別行動になってしまったが、
どうにか皆で無事に降りてこられた。
日中は季節外れの高温であったが、夜間はなかなかの冷え込み。
やはり装備は削れないのだ。
そしてダムまで戻ってきて「空車」のタクシーを見つけた時の喜びたるや！
今の所、下半期ダントツで嬉しい出来事だった。

chee2005

雪がどのくらいあるのか、ないのか、水は作れるのか…。行くまでわからないからアイゼンも水も担いだ。重いけれど、それでも向かいたかった。
雪をまとい、両腕を広げ待っていてくれた野口五郎、大好きな山。

keimomo

遠くて重くてめちゃ大変だったけど、憧れの野口五郎岳から広がる景色は想像していたよりも素晴らしかったです！
登山口では穏やかで暖かい秋、稜線は爆風の初冬、装備に注意が必要な時期でした。
いろいろフォローしてくれた2人のお陰で初の野口五郎岳を楽しめました、ありがとう！！

コメント

hareharawai

cheeさん、皆さん、こんにちは。
重荷を担いでブナ立尾根を登って烏帽子から野口五郎岳ですか？いつもながらさすがですね👍
稜線上の雪はそれほどは多く無さそうですね。今シーズンもまた少雪に悩まされることになりそうですね...。それでも雪を求めて標高の高い場所でも出動したいと思います。
hareharawaiより

chee2005

hareharawaiさんこんにちは♪スキーの準備は万端ですか？(^^)
一時の降雪がどのくらい残ってくれているだろうかと、期待半分不安半分でした。結果雪は少なかったとはいえ、それでも快晴の下、雪を踏みながら歩くあの感触はやはり何よりの悦びであり、いよいよ冬なんだと嬉しくなりました(^^)/
市街地には降らずその分山にはたっぷり。そして春先もずっと山は冷え冷えで雪山を長く楽しみたいですネ！