残雪の至仏山〜水芭蕉咲き始めた尾瀬はもう初夏
隼鷹
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 812m
- 下り
- 830m
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| 天候 | 6、7日とも晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス タクシー 自家用車
戸倉〜鳩待峠(行きは乗り合いタクシー、帰りは路線バス。いずれも片道930円) |
| コース状況／ 危険箇所等 |
鳩待峠〜至仏山頂 締まった雪。気温の上昇とともに表面は緩んできたが、チェーンアイゼンが効く。しっかりついたトレース。多少外れても踏み抜くところはなかった。山頂のみ雪はない 至仏山頂〜山の鼻 山頂から雪〜雪なし〜雪と変わっていく。午後の緩んだ雪だが、つぼ足でも踏み抜くほどではない 尾瀬ヶ原 締まった雪。木道沿いについているトレースの上は歩きやすいが、雪解けが進み、あちこちに踏み抜きポイントがある。川にかかる橋と雪原の境も踏み抜かないように細心の注意が必要。 山の鼻〜鳩待峠 トレースがしっかりついている。締まった雪だが、雪解けが進んでいるので、沢沿いは踏み抜きに注意 |
| その他周辺情報 | 戸倉第一駐車場すぐ近くの尾瀬ぷらり館。入浴料500円 |
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装備
| 個人装備 |
ヘッドランプ
懐中電灯
予備電池
1/25
000地形図
ガイド地図
コンパス
山岳保険加入者証
ペン
手帳
保険証
飲料
ティッシュ
ウエットティッシュ
手ぬぐい
タオル
手袋
携帯電話
充電器
熊鈴
雨具
防寒着
ストック
カメラ
双眼鏡
時計
高度計
温度計
ツエルト
ザックカバー
バーナー
ガスカートリッジ
コッヘル
はし
糧食(昼食2日分
夕食
朝食
行動食
非常食)
帽子
サバイバルシート
サバイバルキット
ホイッスル
ライター
ナイフ
ヘルメット
チェーンアイゼン
輪かんじき
使い捨てカイロ
日焼け止め
サングラス
|
|---|---|
| 備考 | 至仏山荘には屋内に火を使える＝自炊する＝スペースがなくてちょっとびっくり。なるほど、「山荘」であって「山小屋」ではないわけだ |
感想
初めて残雪期の尾瀬へ。
尾瀬戸倉第1駐車場は、朝8時の段階で3分の2ぐらい？連休最終日だが余裕を持って止められた。乗り合いタクシーで鳩待峠へ。鳩待峠の駐車場まで路上に全く雪はない。快晴の下、登山道に入る。ほぼ夏道沿いに踏み跡がある。下はしまった硬い雪。チェーンアイゼンを装着した長靴の足拵えで高度を上げていく。オヤマ沢田代で森林限界を越える。尾瀬ヶ原をはさんで燧ヶ岳、会津駒ケ岳、さらに日光の山が見える。快晴に感謝だ。
小至仏山のピークはトラバースしていくが、なかなかの迫力。左（上）も右（下）も急斜面で、よく雪崩がおきないものだ。高度感はあるが、雪の表面は緩んでいるので、滑落の怖さはあまりない。至仏山頂に向かう鞍部は、夏と違って尾瀬ヶ原寄り（東斜面）をトラバースしていく。
山頂はさすがの連休最終日で、登山者とBCスキーヤーが入り混じってなかなかの混雑ぶり。時間に余裕あるのでゆっくりとおにぎりの昼食、そして山座同定。北から時計回りに平ガ岳、越後駒ケ岳、八海山、巻機山、苗場山、谷川岳、浅間山、赤城山、皇海山、日光白根山、燧ヶ岳、会津駒ケ岳となかなかの顔ぶれが揃う。平ガ岳の右に遠くかすむのは飯豊山かと思うが確信持てず。
下山はこの時期しか使えない至仏山東面登山道。山頂直下に雪、しばらく行くと雪が消えて夏道の階段が現れる。さらに降りると、広大な雪の急斜面。今年購入したヒップソリの出番だ。とはいえ、おそらく30度を越えると思われる急斜面、スピードコントロールが難しい。真下は雪崩が怖そうな沢。そちらに行かないよう注意しながら滑り降りていく。樹林帯を通り抜けると山ノ鼻。今夜の宿・至仏山荘に投宿する。素泊まり4500円。
翌朝は5時半に起床、一瞬の朝焼けをバックにした燧ヶ岳、モルゲンロートに染まる至仏山の姿を見る。これを見られただけで泊まったかいがあった！
朝食をとり、尾瀬ヶ原散策へ。まだ一面の残雪に覆われているが、川沿い、池塘で雪解けがかなり進んでいる。雪解け進んだ川沿いに水芭蕉が咲き始めている。バックに至仏山、振り向けば燧ヶ岳。雄大な景色を独り占めだ。気分はいいが、太陽が昇るととにかく暑い。竜宮小屋で一休み。余裕があれば見晴らしまで行こうかと思っていたが、暑さにバテ気味で、ここから引き返すことにする。
木道沿いは踏み跡があって歩きやすいのだが、雪が緩んで踏み抜きポイントがあちこちに出現、踏み跡をたどっているのに踏み抜く。緩んだ雪に足を取られ、暑さも加わりバテバテ。ようやく山ノ鼻に戻ってゆっくり昼食、鳩待峠までの最後の登り、高度差180mがこんなにきついとは。鳩待峠からはバスで戸倉第一駐車場に戻る。
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