丹沢山

2014年05月25日(日) [日帰り]

• GPS: 09:32
• 距離: 24.8km
• 登り: 2,142m
• 下り: 2,166m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:45
• 休憩: 0:53
• 合計: 9:38

7:15 大倉バス停
7:19 7:19 大倉山の家
7:36 7:36 観音茶屋
7:49 7:49 雑事場ノ平
7:53 7:53 見晴茶屋
8:08 8:08 一本松
8:22 8:22 駒止茶屋
8:31 8:31 堀山
8:37 8:46 堀山の家
9:04 9:04 天神尾根分岐
9:27 9:27 花立山荘
9:37 9:37 花立
9:41 9:41 金冷シ
10:00 10:11 塔ノ岳
10:26 10:34 1430m小ピーク
10:43 10:43 日高
11:01 11:01 竜ヶ馬場
11:22 11:22 丹沢山
11:38 11:38 早戸川乗越(鳥屋ブッコシ)
11:51 11:51 箒杉沢ノ頭
11:56 11:56 不動ノ峰休憩所
12:01 12:01 不動ノ峰
12:04 12:04 不動ノ峰少し先（引き返し地点）
12:08 12:08 不動ノ峰
12:12 12:12 不動ノ峰休憩所
12:16 12:16 箒杉沢ノ頭
12:23 12:23 早戸川乗越(鳥屋ブッコシ)
12:42 12:47 丹沢山
13:00 13:00 竜ヶ馬場
13:15 13:15 日高
13:41 13:41 塔ノ岳
14:03 14:03 木ノ又大日
14:13 14:16 新大日茶屋
14:25 14:35 書策小屋跡地付近
14:39 14:41 政次郎ノ頭
15:31 15:36 戸沢山荘
15:38 15:38 戸沢
15:40 15:40 作治小屋
15:47 15:47 モミソ岩（懸垂岩）
15:52 15:52 新茅山荘
16:23 16:23 竜神の泉
16:53 大倉バス停

　前日は小田急小田原線秦野駅前の「グランドホテル神奈中・秦野」に宿泊。 秦野駅から小田急小田原行の6:38の電車に乗り，隣の渋沢駅で下車。渋沢駅から丹沢山大倉登山口行きの始発6:48のバスに乗車し大倉登山口へ。
　帰りは大倉からバスで小田急渋沢駅へ。小田急で秦野から新宿まで特急に乗り，新宿から大宮，大宮から秋田新幹線で秋田にその日のうちに帰り着くことができた。

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

写真

5/25 6:41

丹沢山の大倉登山口行きのバスは小田急小田原線の渋沢駅より出ている。大倉行き始発の6:48のバスに乗った。

5/25 7:03

大倉には渋沢駅からバスで12，3分で到着。

5/25 7:02

帰りのバスの時刻表をチェック。大倉から渋沢駅行きのバスは夜8時台まである。

5/25 7:03

大倉登山口のレストハウス

5/25 7:05

レストハスにはヤマビル対策用の塩が用意されていたのでビニル袋に少しもらっていった。この日はヤマビルにやられることはなかった。

5/25 7:05

「ニホンカモシカ情報求む！」のちらし

5/25 7:05

レストハウスのツツジの開花情報

5/25 7:05

丹沢山地の地図。丹沢は山が深く，多くの登山道が広い範囲につながっている。

5/25 7:19

丹沢大山国定公園の石造りの標識

5/25 7:20

大倉バス停・どんぐりハウスより住宅街の舗装道路を歩いてきたが、ここからが登山道。

5/25 7:22

「ヤマビルにご注意ください！」

5/25 7:23

「丹沢登山の心得」

5/25 7:35

大倉バス停より1.6km来た。

5/25 7:39

大倉高原山の家への分かれ道。山の家へ行かずにまっすぐに塔ノ岳へ行く右への道を選択。

5/25 7:48

雑事場の平（ぞうじばのたいら／そうじばのたいら）

5/25 7:49

雑事場の平

5/25 7:49

雑事場の平から塔ノ岳へ

5/25 7:51

見晴茶屋より南東の方向を臨む

5/25 7:57

板の上のゆるやかな登り

5/25 7:59

木で整備されたゆるやかな階段状の登り坂

5/25 8:06

「ここは一本松」の表示

5/25 8:09

標高800m付近はほぼ平らな道をゆく。

5/25 8:11

標高800m付近

5/25 8:12

平らなところはもうすぐ終わり

5/25 8:12

平らなところを過ぎて再び急登へ

5/25 8:20

駒止茶屋

5/25 8:29

標高943mの堀山のピーク地点

5/25 8:31

堀山ー堀山の家間の道は比較的ゆるやか

5/25 8:33

堀山ー堀山の家間の道は比較的ゆるやか

5/25 8:37

堀山の家の前の道標

5/25 8:53

木の階段が続く。このあたりで足がやられてしまい、息が上がるもスピードはもはや出ない。

5/25 9:11

トウゴクミツバツツジ（東国三葉躑躅）。ツツジ科ツツジ属の落葉低木。

5/25 9:40

金冷しの分岐

5/25 9:40

金冷しの分岐

5/25 9:59

塔ノ岳の山頂方位盤。

5/25 10:00

塔ノ岳より西を見下ろす。

5/25 10:00

塔ノ岳山頂

5/25 10:01

塔ノ岳山頂の尊仏山荘

5/25 10:01

塔ノ岳山頂1491m

5/25 10:01

塔ノ岳山頂の様子

5/25 10:10

塔ノ岳より丹沢山へ

5/25 10:13

シロヤシオ（白八汐）。ツツジ科ツツジ属の落葉樹。別名：ゴヨウツツジ。

5/25 10:14

シロヤシオ

5/25 10:14

シロヤシオ

5/25 10:18

トウゴクミツバツツジ

5/25 10:20

塔ノ岳から丹沢山に向かっていったん下りきったあたり。ここから丹沢山まで何度も登り下りがある。

5/25 10:20

塔ノ岳から丹沢山に向かっていったん下りきったあたり。崩れた木道の残骸や崩れたところを補修したあとがある。

5/25 10:20

塔ノ岳から丹沢山に向かっていったん下りきったあたり。ここにもシロヤシオの花。

5/25 10:20

塔ノ岳から丹沢山に向かっていったん下りきったあたり。道の両側が落ちる斜面。

5/25 10:25

丹沢主脈線の塔ノ岳より0.7km、丹沢山まで1.9kmの表示。このあたりでは疲労困憊でしっかり歩けなくなっていた。ここで休んでおにぎりをほおばる。標高約1430m。

5/25 10:42

日高。ここは標高1461mの小ピーク。

5/25 10:43

日高よりまた少し下ってゆく。

5/25 10:43

前方に丹沢山

5/25 10:44

前方左に不動ノ峰

5/25 10:44

ともかく丹沢山に向かう。

5/25 10:45

丹沢山が前方に見えているがまだすぐには着きそうにない。

5/25 10:45

日高付近より西側を見下ろす。

5/25 10:45

少し離れたところにヤシオツツジ

5/25 10:49

アップダウンの稜線が続く。いったん丹沢山が見えなくなる。

5/25 11:01

稜線登山道西側の箒杉沢。

5/25 11:01

稜線登山道西側の箒杉沢。砂防ダムに砂がたまっているように見える。

5/25 11:18

丹沢山まで0.1km。もう少し！

5/25 11:18

ツルシロカネソウ（蔓白銀草）。キンポウゲ科 シロカネソウ属の多年草。

5/25 11:18

ツルシロカネソウ

5/25 11:21

丹沢山到着

5/25 11:21

丹沢山山頂

5/25 11:21

丹沢山山頂

5/25 11:21

丹沢山山頂の三角点

5/25 11:22

「丹沢山塊主要ルートの紹介」

5/25 11:22

丹沢山頂のみやま山荘

5/25 11:22

丹沢山から蛭ヶ岳方向への道標

5/25 11:25

丹沢山より蛭ヶ岳の方向に下りてゆく。

5/25 11:25

丹沢山より南西の方向、箒杉沢。

5/25 11:25

丹沢山の向こうの不動ノ峰

5/25 11:34

丹沢山より0.5km、蛭ヶ岳まで2.8kmの地点

5/25 11:37

早戸川乗越の付近から丹沢山

5/25 11:44

箒杉沢ノ頭の付近から丹沢山

5/25 11:48

箒杉沢ノ頭の付近

5/25 11:52

箒杉沢ノ頭の向こうの丹沢山を振り返る。

5/25 11:52

箒杉沢ノ頭付近の稜線

5/25 11:53

登山道の両側に生えているのはコバイケイソウ

5/25 11:55

マムシグサ（蝮草）。サトイモ科テンナンショウ属の多年草。苞が紫がかっているのでムラサキマムシグサか。

5/25 11:55

不動ノ峰休憩所

5/25 11:55

不動ノ峰休憩所

5/25 11:58

不動ノ峰付近より丹沢山を振り返る。

5/25 11:58

不動ノ峰付近より丹沢山，竜ヶ馬場，日高，塔ノ岳と続く尾根。

5/25 11:58

不動ノ峰付近より竜ヶ馬場，日高，塔ノ岳，花立と続く尾根。

5/25 12:01

「不動ノ峰」の表示

5/25 12:01

不動ノ峰のピーク地点付近

5/25 12:02

マムシグサ

5/25 12:02

不動ノ峰のピーク地点

5/25 12:03

不動ノ峰より蛭ヶ岳

5/25 12:03

不動ノ峰より蛭ヶ岳

5/25 12:03

不動ノ峰ピーク地点の様子

5/25 12:08

不動ノ峰より再び丹沢山の方向へ帰る。

5/25 12:08

丹沢山，竜ヶ馬場，日高，塔ノ岳と続く稜線。

5/25 12:08

不動ノ峰より箒杉沢ノ頭への下り坂

5/25 12:18

箒杉沢ノ頭から早戸川乗越への下り坂より丹沢山

5/25 12:18

箒杉沢ノ頭から早戸川乗越への下り坂より丹沢山ー塔ノ岳

5/25 12:33

丹沢山への登り坂の途中より不動ノ峰を振り返る。

5/25 12:35

丹沢山への登り坂の途中より不動ノ峰，箒杉沢ノ頭を振り返る。

5/25 12:41

丹沢山のみやま山荘に戻ってきた。

5/25 12:44

丹沢山より宮ヶ瀬方面への分岐

5/25 13:18

日高のピーク付近

5/25 13:18

日高のピーク付近

5/25 13:23

シロヤシオ。日高ー塔ノ岳間の稜線上。

5/25 13:54

登山道の柵の向こうに鹿。塔ノ岳から大倉へもと来た道を戻る予定だったが，このときすでにヤビツ峠への道を進んでいたようだ。

5/25 13:54

登山道の真横に鹿

5/25 13:55

登山道の真横に鹿

5/25 13:56

塔ノ岳ー木の又小屋間の稜線上の道。

5/25 13:56

塔ノ岳ー木の又小屋間の稜線上の道。大倉へのバカ尾根へ戻るつもりだったが，この時点ではまだ道を間違えたことに気付いていなかった。疲れで思考能力も鈍っていたようだ。

5/25 13:58

登山道の南側を見下ろす。

5/25 13:58

登山道の南側を見下ろす。戸沢のキャンプ場。

5/25 14:02

ミツバツチグリ（三葉土栗）。バラ科キジムシロ属の多年草。ミヤマキンバイと似ているが，ミヤマキンバイの花期は7〜8月。

5/25 14:11

新大日

5/25 14:12

新大日茶屋

5/25 14:17

三ノ塔，二ノ塔を経てヤビツ峠へと続く稜線

5/25 14:17

三ノ塔，二ノ塔を経てヤビツ峠へと続く稜線が見える。

5/25 14:38

政次郎ノ頭の分岐。道を間違え，大倉へのバカ尾根に行けない道を進んでいることはこの時点で明らかだった。ヤビツ峠には向かわずにここから戸沢に下りることにした。

5/25 15:37

政次郎ノ頭より急坂を下り，戸沢まで下りてきた。これより先は車も通れる林道を大倉バス停まで長い距離を歩く。

5/25 15:40

塔ノ岳ーヤビツ峠の稜線上にある鳥尾山に登る道の入口。ともかく大倉を目指して歩く。

5/25 15:57

林道表丹沢線は一般車両通行止め。こちらには行かずに大倉へ。

5/25 16:22

竜神の泉

5/25 16:22

竜神の泉の説明板

5/25 16:23

戸沢より林道を3.7km歩いてきた。大倉までは2kmちょっと。

5/25 16:48

最後は風の吊り橋を渡って大倉バス停へ

5/25 16:54

大倉バス停のどんぐりハウスに戻ってきた。

撮影機器：

FinePix F80EXR 富士フイルム

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 飲料 コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

Ssakana

　丹沢山は多くの人が訪れ，大衆的な山のイメージがあったので，比較的簡単に登れるイメージで歩き始めた。やや早めのペースでいったが，前半の登り，特に階段が続くところで完全に足がやられた。最初のペースはどこへやら，息がものすごく上がるがまわりのゆっくり歩く人のペースに合わせるのがやっとという状態となってしまった。
　それでもやっと塔ノ岳にたどり着いたが，塔ノ岳までくれば体力的にもう十分という感じではあった。ただ時間がたっぷりあるのでもし可能であれば丹沢山系最高峰の蛭ヶ岳まで行けるのが理想と思いながら先に進んだ。塔ノ岳は人が多く，休むスペースもそんなにないので，塔ノ岳から丹沢山に少し進んだところでおにぎりをほおばりながら休んだ。丹沢からの富士山は美しいというが，この日は雲で遠くは見えず，残念ながら富士山は拝むことはかなわなかった。
　縦走コースの経験は今までなかったが，いったん登ってしまえばあとは楽に歩けるイメージだった。しかし丹沢の縦走路はその期待を見事に裏切る結果となった。塔ノ岳から向こうの下りや丹沢山から向こうの下りは思ったより急でいったん深く下り，また登ることになる。このアップダウンが登りの力が残っていない足にはこたえた。結局帰りも登りはスピードが極端に落ちるという歩き方が最後まで続いた。
　丹沢山から蛭ヶ岳への縦走コースに入ったが，蛭ヶ岳までは遠く，途中で引き返すしかないことが歩いていてだんだんとはっきりしてきた。最大延長で12時半まで歩いて引き返せば戻れると計算し，結局不動ノ峰（標高1614m）のあたりまで行って12時過ぎに折り返した。
　帰りも足の疲労で上り坂が登れない状況であったが，下りはスピードを出して下ることができた。もと来た道を戻って大倉登山口のバス停から渋沢駅へと帰るつもりであった。帰りは丹沢山頂上では少し立ち止まったが，塔ノ岳は止まらずに素通りした。実のところ，塔ノ岳から大倉へのバカ尾根に行かずにヤビツ峠への道を進んでしまった。かなり疲れていたせいか，分岐に気付かず，何の疑問もなく下り続けた。来た時と登山道の雰囲気がずいぶんと違うとは思っていたが，自分が歩きたい道とは違う道を下っていると疑い始めるのが遅すぎた。国土地理院の地図が見れるハンディGPSを持参しているも途中で全くチェックしなかったが，時間をかけてようやくチェックしたのが書策小屋跡地付近であった。間違えてからかなりの時間，かなりの高低差を下ってしまった。塔ノ岳までもう一度登る元気がなく，別ルートをハンディGPSの地図でチェックし，戸沢へ下りるルートで帰ることに。
　戸沢へはヤビツ峠への稜線上の政次郎の頭というところから南西方向に下りることになる。大倉から塔ノ岳へは多くの登山客がいるが，ヤビツ峠へのルートはさほど人がいない。ましてや，戸沢への下りルートはさらに人がいないという感じを受けた。一度道を間違えたので，戸沢まで下りるときに手元のハンディGPSの地図を見ながら歩いた。しかし国土地理院の地図と実際の道が微妙にあわない。間違っているかもしれないのでいったんもと来た道を登って行ったり来たりしたところもあった。沢登りの格好をした年配のご夫婦が下りてきたので，道が正しいかどうか教えてもらい，安心してどんどん下ることができた。
　戸沢までは車が入れるので，本当に疲れて歩けなくなればタクシーを呼ぶことも可能なのかもしれない。下りきってほぼ平らな林道を大倉まで延々と歩くが，平坦な道でも足が疲れすぎているのが，かなり息が切れた。結局，自分が思った道とは違う道を下ることになったが，なんとか大倉登山口のバス停に戻ることができた。
　登山口にヤマビルに注意との掲示もあったが，この季節，このルートではともかくヤマビルにやられることはなかった。