ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 659688
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

焼岳−親子で火山と森と北アの眺望を楽しむ−(新中ノ湯→上高地)

2015年06月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
子連れ登山 nao_soma souma
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:26
距離
10.3km
登り
996m
下り
1,084m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:18
休憩
1:03
合計
6:21
7:18
7:18
18
7:36
7:37
3
7:40
7:40
53
8:33
9:06
50
9:56
9:56
5
10:01
10:01
6
10:07
10:07
4
10:11
10:15
18
10:33
10:33
48
11:21
11:21
37
11:58
11:58
6
12:04
12:04
11
12:15
12:40
1
12:41
ゴール地点
スマホ「山と高原」アプリでGPSログ取得
天候
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
新中ノ湯ルート登山口:岐阜県側(平湯側)経由の場合は安房トンネル出口をすぐ左折なので通り過ぎないよう注意(私は一回通り過ぎました・・・)。長野県側(松本側)経由の場合は釜トンネル手前を左折し、安房トンネル入口手前を右折。カーナビは中の湯温泉旅館をセットしておくとよい。
中の湯温泉旅館を過ぎて10号カーブの案内を過ぎたところに登山口がある。
登山口付近には駐車スペースあるが、午前6時時点でほぼ満車。
コース状況/
危険箇所等
○登山ポスト:新中の湯ルート登山口付近に登山ポストはないようなので、ネット(コンパス等)で登山届を提出しておく必要があります。

○コース状況 ※主に子連れ登山の観点から
◆新中ノ湯ルート登山口〜広場
危険個所なし。ただし、この時期、大量に寄ってくる虫がひどい。黒い服、帽子は避けた方が良いかも・・・。

◆広場〜火口縁
特段危険個所はないが、山頂に近づくにつれガレ場となるので浮石に注意。

◆火口縁〜焼岳(北峰)
小学生低学年の場合は補助が必要となるかも。慎重に行けば問題ないが、滑落や落石の危険はあるので注意しながら登る事。なお、噴気孔が近いので子供が近づきすぎないように指示が必要。

◆焼岳(北峰)〜焼岳小屋
浮石もあり、落石が起こる、起こしてしまう危険があるので慎重に。

◆焼岳小屋〜上高地
大半は整備された道であるが、一部、鎖場、ハシゴがあり注意が必要。特にハシゴが2本かかっている場所は高度感があり、登りの時は良くても、下りは子供が怖がる可能性が大きいので、子どもが小さい場合は下りにこのルートは使わない方が良いと感じた。

○山行計画
・マイカーの場合、新中ノ湯ルートで頂上ピストンが最短コースであるが、早朝から登山すると時間に余裕が生まれる。
・今回は焼岳への最短コースである新中ノ湯ルートで北峰に登頂し、下りは北側の焼岳小屋へと下り、焼岳小屋から上高地へと降りるというぐるっと焼岳を満喫するコースとした。
・中尾峠から中尾温泉(岐阜県側)へ下るコースもあるが、以前このコースを使った時に樹林帯の長い下りが精神的、体力的にきつかったこと、車を回収するのにバスの乗り換えが必要となることから上高地へ下るコースとした。
その他周辺情報 ◆登山バッジ
・焼岳小屋:500円
◆温泉
・中ノ湯温泉旅館:大人700円、小人350円
◆食事
・上高地帝国ホテル レストラン「アルペンローゼ」
 帝国ホテル伝統のビーフカレー2,600円
 信州産地卵のオムライスとハッシュドビーフ2,950円
※お値段分の価値がある!(と思う)。ちなみに、生ビール(アサヒドライプレミアム)は1,200円!?
新中の湯ルート登山口は旧国道脇。看板は目立たない。
この季節のため仕方ないですが、この時点でかなり大量の虫が顔の近辺に寄ってきています。ちょっとブルーです。
2015年06月14日 06:16撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
15
6/14 6:16
新中の湯ルート登山口は旧国道脇。看板は目立たない。
この季節のため仕方ないですが、この時点でかなり大量の虫が顔の近辺に寄ってきています。ちょっとブルーです。
いつもの赤いザックが映えますが、今日はペチャンコです。日帰りのため荷物が少ない。
2015年06月14日 06:16撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6
6/14 6:16
いつもの赤いザックが映えますが、今日はペチャンコです。日帰りのため荷物が少ない。
まずは整備された道を歩く。
2015年06月14日 06:16撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 6:16
まずは整備された道を歩く。
2015年06月14日 06:17撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
6/14 6:17
有名な車の残骸。
2015年06月14日 06:22撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 6:22
有名な車の残骸。
新緑が綺麗。
2015年06月14日 06:40撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 6:40
新緑が綺麗。
登山道っぽくなってきました。群がってくる虫と格闘しながら登る。
2015年06月14日 06:46撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 6:46
登山道っぽくなってきました。群がってくる虫と格闘しながら登る。
先々週登った南アルプスとはやっぱり雰囲気が違いますね。
2015年06月14日 06:55撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 6:55
先々週登った南アルプスとはやっぱり雰囲気が違いますね。
登り始めて1時間。おっと、樹林帯から焼岳がようやく見えました。まだ虫と格闘中。
2015年06月14日 07:20撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 7:20
登り始めて1時間。おっと、樹林帯から焼岳がようやく見えました。まだ虫と格闘中。
見晴らしが良くなってきます。
2015年06月14日 07:28撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4
6/14 7:28
見晴らしが良くなってきます。
焼岳はかなり大きい。ものすごい存在感。白い噴気も見える。
2015年06月14日 07:30撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
8
6/14 7:30
焼岳はかなり大きい。ものすごい存在感。白い噴気も見える。
山頂にいくまで青空が持ってくれるといいね。
2015年06月14日 07:31撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
5
6/14 7:31
山頂にいくまで青空が持ってくれるといいね。
登山道の雰囲気が変わりました。
2015年06月14日 07:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 7:35
登山道の雰囲気が変わりました。
雪渓もありますが、夏道を使いますので基本通りません。
2015年06月14日 07:36撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 7:36
雪渓もありますが、夏道を使いますので基本通りません。
熊笹の緑もいいね。
2015年06月14日 07:47撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 7:47
熊笹の緑もいいね。
ようやく虫も少なくなってきて、景色を楽しみながら登ります。
2015年06月14日 07:47撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 7:47
ようやく虫も少なくなってきて、景色を楽しみながら登ります。
噴気は真上に。今日は風が弱いみたい。もう山頂にいる人が見える。
2015年06月14日 07:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
8
6/14 7:52
噴気は真上に。今日は風が弱いみたい。もう山頂にいる人が見える。
登山道はゴツゴツとした岩の道へ。
2015年06月14日 08:06撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
6/14 8:06
登山道はゴツゴツとした岩の道へ。
良いペースで登っています。
2015年06月14日 08:09撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 8:09
良いペースで登っています。
気が付けば乗鞍が見えるじゃないですか。
2015年06月14日 08:10撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4
6/14 8:10
気が付けば乗鞍が見えるじゃないですか。
アップ。
2015年06月14日 08:11撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
6/14 8:11
アップ。
噴気孔が近づいてきた。
2015年06月14日 08:15撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
6/14 8:15
噴気孔が近づいてきた。
火口湖の正賀池にはまだ雪が残っている。
2015年06月14日 08:25撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 8:25
火口湖の正賀池にはまだ雪が残っている。
ここからはやや慎重に。
2015年06月14日 08:28撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 8:28
ここからはやや慎重に。
ゆっくりと。
2015年06月14日 08:29撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 8:29
ゆっくりと。
噴気孔。硫黄で黄色くなっている。
2015年06月14日 08:32撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 8:32
噴気孔。硫黄で黄色くなっている。
キケン!
2015年06月14日 08:31撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 8:31
キケン!
さぁ山頂まではもう一息。
三点保持で慎重に!
2015年06月14日 08:34撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4
6/14 8:34
さぁ山頂まではもう一息。
三点保持で慎重に!
焼岳北峰登頂!
2015年06月14日 08:37撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
26
6/14 8:37
焼岳北峰登頂!
笠ヶ岳!
2015年06月14日 08:38撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
8
6/14 8:38
笠ヶ岳!
穂高連峰と上高地。
2015年06月14日 08:41撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
4
6/14 8:41
穂高連峰と上高地。
槍ヶ岳も。
2015年06月14日 08:49撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7
6/14 8:49
槍ヶ岳も。
西穂、奥穂へと続く縦走路。
2015年06月14日 08:50撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 8:50
西穂、奥穂へと続く縦走路。
焼岳小屋の緑の屋根が小さく見える。
2015年06月14日 08:41撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 8:41
焼岳小屋の緑の屋根が小さく見える。
帝国ホテルの赤い屋根はさらに下。
2015年06月14日 08:51撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 8:51
帝国ホテルの赤い屋根はさらに下。
噴気孔から吹き上げる噴気。結構な勢い。
2015年06月14日 08:55撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 8:55
噴気孔から吹き上げる噴気。結構な勢い。
乗鞍と噴気をバックに。
2015年06月14日 08:56撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
5
6/14 8:56
乗鞍と噴気をバックに。
さぁて休憩もそこそこに降りますか!
2015年06月14日 08:59撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 8:59
さぁて休憩もそこそこに降りますか!
北アルプスを眺めながら降りるってのはいいね。
2015年06月14日 08:59撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
6/14 8:59
北アルプスを眺めながら降りるってのはいいね。
噴気孔の近くを通りつつ。
2015年06月14日 09:01撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 9:01
噴気孔の近くを通りつつ。
山頂から慎重に降りて。
2015年06月14日 09:02撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 9:02
山頂から慎重に降りて。
焼岳小屋への分岐。下りは焼岳小屋を通って上高地へと降ります。
2015年06月14日 09:02撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 9:02
焼岳小屋への分岐。下りは焼岳小屋を通って上高地へと降ります。
雪渓と北アルプスの山並み。
2015年06月14日 09:03撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 9:03
雪渓と北アルプスの山並み。
飽きない景色。
2015年06月14日 09:12撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 9:12
飽きない景色。
山頂付近は要塞のようでかっこいい。
2015年06月14日 09:34撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 9:34
山頂付近は要塞のようでかっこいい。
絵になる後姿。
2015年06月14日 09:39撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 9:39
絵になる後姿。
2015年06月14日 09:04撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
6/14 9:04
2015年06月14日 09:47撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 9:47
2015年06月14日 09:13撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 9:13
ずいぶんと下って。
2015年06月14日 09:50撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
6/14 9:50
ずいぶんと下って。
焼岳小屋到着。
2015年06月14日 10:04撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
6/14 10:04
焼岳小屋到着。
焼岳小屋の前には山桜が咲いていました。
2015年06月14日 10:05撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 10:05
焼岳小屋の前には山桜が咲いていました。
焼岳が見える。
2015年06月14日 10:05撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 10:05
焼岳が見える。
ビール飲みたいけど我慢。
2015年06月14日 10:09撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 10:09
ビール飲みたいけど我慢。
シンプルだけどおしゃれな小屋。登山バッジを購入。
2015年06月14日 10:10撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 10:10
シンプルだけどおしゃれな小屋。登山バッジを購入。
熊笹の道。風も吹いて気持ち良い。
2015年06月14日 10:13撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 10:13
熊笹の道。風も吹いて気持ち良い。
こっちの斜面は崩落していて恐ろしさも感じます。
2015年06月14日 10:23撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 10:23
こっちの斜面は崩落していて恐ろしさも感じます。
鎖場も出てきました。
2015年06月14日 10:25撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 10:25
鎖場も出てきました。
本日、最大の難関。2本のハシゴが繋げてある場所を降りる。本当は怖かったみたい。下から見て足が震えているのが見えました。
2015年06月14日 10:35撮影 by  SO-01G, Sony
3
6/14 10:35
本日、最大の難関。2本のハシゴが繋げてある場所を降りる。本当は怖かったみたい。下から見て足が震えているのが見えました。
無事に降りることができました。「良く頑張った!」。
親子でハイタッチ!
2015年06月14日 10:33撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
10
6/14 10:33
無事に降りることができました。「良く頑張った!」。
親子でハイタッチ!
あんなの降りたのか。
2015年06月14日 10:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 10:35
あんなの降りたのか。
続々とハシゴが。
2015年06月14日 10:44撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 10:44
続々とハシゴが。
これは余裕。
2015年06月14日 10:46撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 10:46
これは余裕。
ここは後ろ向きで慎重に。
2015年06月14日 10:51撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 10:51
ここは後ろ向きで慎重に。
下がスケスケの橋。
2015年06月14日 10:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 10:52
下がスケスケの橋。
広葉樹の森に入ると少し雰囲気が変わります。
2015年06月14日 10:55撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 10:55
広葉樹の森に入ると少し雰囲気が変わります。
2015年06月14日 10:53撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 10:53
2015年06月14日 11:22撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
6/14 11:22
長い下りが続きましたが、気持ち良い森です。
2015年06月14日 11:40撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 11:40
長い下りが続きましたが、気持ち良い森です。
林道まで降りてきました。
2015年06月14日 11:48撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
6/14 11:48
林道まで降りてきました。
林道歩きはつまらないですが、鳥たちのさえずりが心地よい。
2015年06月14日 11:53撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 11:53
林道歩きはつまらないですが、鳥たちのさえずりが心地よい。
西穂岳への登山口。(見るだけ)
2015年06月14日 12:00撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 12:00
西穂岳への登山口。(見るだけ)
田代橋を渡って。
2015年06月14日 12:02撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
6/14 12:02
田代橋を渡って。
帝国ホテル!
2015年06月14日 12:07撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 12:07
帝国ホテル!
がんばったご褒美の帝国ホテルのビーフカレー!
”超”美味しい。
2015年06月14日 12:22撮影 by  SO-01G, Sony
13
6/14 12:22
がんばったご褒美の帝国ホテルのビーフカレー!
”超”美味しい。
ホテル前で記念撮影。
2015年06月14日 12:33撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 12:33
ホテル前で記念撮影。
帝国ホテル前のバス停でバスに乗ります。
2015年06月14日 12:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
6/14 12:35
帝国ホテル前のバス停でバスに乗ります。
中の湯のバス停下車。ここから登山口の車までは登り!
2015年06月14日 12:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
6/14 12:52
中の湯のバス停下車。ここから登山口の車までは登り!
中の湯温泉旅館で日帰り入浴。
さっぱり!
2015年06月14日 13:59撮影 by  SO-01G, Sony
5
6/14 13:59
中の湯温泉旅館で日帰り入浴。
さっぱり!

感想


【山行計画】
先々週、南アルプスに行った後、梅雨入りとなり、しばらく登山はできないかなと考えていると、13日(土)は天気、14日(日)も天気が持ちそうという予報となる。来週以降、毎週末、仕事など予定が入っているため、登山に行きたいと考えていたが、土曜日は息子が習い事などの予定が入っていることから、日曜日に登山に行くことに。事前に今週登山に行くことを息子に伝えていなかったので、あまり乗り気じゃない返事。じゃぁ、一人で北アルプス弾丸登山にしようかなと思いつつ、再度、「どうする?」と聞くと「行く」との返事。土曜日も夜までテニスの練習があったことから、あまりハードじゃない山行にしようと考える。登山口までのアクセスの時間も考え、天気が持ちそうな北アルプスで息子が行ったことがない「焼岳」をチョイス。自分にとっては登山を始めた年に初めて登った百名山である。その時は足を攣ってしまい、山頂もガスで景色が楽しめなかったので、今度は親子で楽しめるようにと新中ノ湯ルートから上高地へと下ることとした。

【アクセス】
早朝3時30分起床(予定より1時間寝坊)。寝ている息子を無理やり起こしてパジャマのまま、とりあえず車に乗せて4時に自宅出発。息子は車でぐっすり。高山市内のコンビニによると息子が起きたので着替えさせる。平湯に抜け、安房トンネルを通って新中ノ湯ルート登山口に6時到着。駐車スペースはほぼいっぱいであった。

【登山記録】
登山口前の駐車スペースはほぼ埋まっていたが、一番端になんとか止めることができた。車を降りると、いきなり大量の虫が寄ってくる。この後、登りの約2時間、虫と格闘しながらの登山となってしまう・・・。
登山口では何組かの登山者が準備をしている。この時期、5時には明るいので、もっと先に出発した登山者も多いだろう。さて、我々も出発の準備をして出発!の写真を撮ろうと一眼レフの電源を入れると「カードが挿入されていません」のマーク。なんてことだ、カードを忘れるなんて・・・と思いつつ、息子用のデジカメからカードを抜いて一眼レフに差し込む。息子のデジカメは置いていくことにした。息子よ、すまん。
登山口は申し訳程度の看板しかないが、道がしっかりと整備されているようで迷うことなく出発する。
しばらくは整備された平坦な広葉樹の樹林帯を進む。空は雲で覆われているようで日差しはそれほど差し込んでこない。ほどなくして、ヤマレコなどで良く出ている車の残骸の脇を通って先へと進む。
整備された林道のような道が終わると、登山道は狭くなり、急登となる。周りは針葉樹が多くなり、ねばっこい土と石の登山道へと変わる。先々週の鳳凰山とは違う北アルプスの樹林帯らしい、何か懐かしいような道であった。
しかし、針葉樹の樹林帯で眺望がないのに加えて、とにかく寄ってくる大量の虫がひどくて気分は盛り上がらない。息子も顔を何度も何度も払うが、虫たちは何度も襲ってくる・・・。立ち止まっては顔を払うので息子もペースが上がってこない。
そんな虫と格闘しつつ登っていくと、登りが緩やかになってきた。木々の間から焼岳の姿がちらちらと見え始める。
登り始めて1時間を過ぎたころ、視界が開けて来て「広場」と呼ばれる場所へと出る。ここからは真正面に焼岳が望める。青い空のもと、双耳峰に見える北峰と南峰、その間から昇る噴気。荒々しさのある山肌。活火山の迫力のある姿が眼前に広がっている。息子も「焼岳って大きい!」と思わず口にした。
空は青いが、これから気温が上昇してくるとガスがあがってくる可能性もある。やはり、一時間早く登っておくんだった(寝坊するんじゃなかった)と思いつつ、何とか天気が持ってくれればと祈る。

ここから先は、しばらく熊笹に囲まれた道を登る。右手には雪渓の長い斜面があり、落石が見られるが、夏道では通らないルートなので問題ない。
熊笹の道が終わるとガレた斜面を登ることとなる。ここまでくると焼岳山頂の溶岩ドームがずいぶん近くに見えるが、実際に大きいためであり、まだまだ登らなくてはならない。このあたりから虫はいなくなり、登ることに集中できる。高度をあげてきたので後ろに乗鞍が見える。さらに高度を上げていくと火口縁へと辿りついた。
火口縁からは火口湖の正賀池が眺めることができた。池の周りにはまだ雪がたくさん残っている。

火口縁から噴気孔の近くをトラバースする。滑落の危険もあるので、息子には「慎重に」と声をかけて進む。ほどなくして、焼岳小屋からのルートと合流。ここで、ようやく穂高の山並みが視界に見えた。だいぶ曇が出てきているが、高層雲のため、視界はある。さぁ早く山頂へと気分は高まる。
ここからは北峰への直登である。レベル的には息子のこれまで経験してきたルートと大差はないが、「一歩一歩、三点保持でゆっくり!」と声をかける。もっとも急な場所を登り切るところで片足を滑らせて少しひやっとしたが、何とか登りおえて山頂へ。

霞がかってはいるものの山頂からは穂高から槍ヶ岳、笠ヶ岳から双六、鷲羽岳など大展望が望める。焼岳から西穂、奥穂へと続く縦走路の稜線、東側に広がる上高地。うっすらと西穂山荘、新穂高ロープウェイの鉄塔、帝国ホテルの赤い屋根も見える。息子とあれは何、これは何、と話を楽しむ。

考えてみると登山口から2時間ちょっとで登頂してしまっている。朝、コンビニで買ったサンドウィッチを頬張ってから、下山を開始することとした。登頂時間によっては、焼岳小屋で昼食にしようと思ったが、時間もあるので目標を「上高地帝国ホテルで豪華ランチにしよう!」と息子と決めた。

山頂から中尾峠分岐まではガレ場が続く。浮石もあり、慎重に下っていく。しかし、北アルプスの山々を眺めながら下ることができるのが良い。後ろを振り返ると要塞のような焼岳北峰が聳えている。飽きることのない道である。
中尾峠からはいったん登り返す。ここで外国人と一緒のパーティの日本人男性と少し話しながら焼岳小屋に向かう。
「僕、山登りは好き?」と聞かれた息子は「う〜ん・・・」と言葉を濁す。父、少しショック・・・。後から聞くと、その時は下りが長いことが憂鬱だったのでそう答えたみたいだった。

焼岳小屋に到着し、登山バッジを購入。息子も体力的にはまだまだ余裕とのことで、水分補給をするぐらいにして休憩もそこそこに下ることとする。
焼岳小屋からしばらくは熊笹の道を歩く。右手には焼岳の姿が眺めることができ、涼やかな風も吹いているので気持ちよく降りていくことできる。

しばらくすると針葉樹の樹林帯へと入る。いきなり鎖場が登場。この下りはそれほど問題なくクリア。すると、今度は長い下りのハシゴが登場する。しかもほぼ垂直の下りで、二脚が連結してある。事前に調べた際にこのハシゴの存在は知っていたが、目の当りにするとかなり高度感がある。まずは自分が降りてみる。一眼レフはザックにしまい、トレッキングポールもザックに取り付けて下ってみる。ハシゴはしっかりと固定されてあり、それほど危険な箇所もない。息子に降りてくるように指示。「一歩、一歩、片足ずつ!」と声をかける。下から息子を見ていると、一歩一歩下した足が小刻みに震えている。これまでの山行では見なかった光景だ。やはりよほどの恐怖感があるのだろう。「一歩、一歩、いけば大丈夫だよ」と励ます。そして、無事にハシゴを降り切った。「よし、やった!」と親子でハイタッチ!恐怖心に打ち克った息子に感動。三歩風に「良く頑張った!」と言うと息子が笑顔で返してくれた。
その後も急な坂が続き、ハシゴがかかっている箇所がいくつもあったが、最初のものに比べれば余裕で降りることができた。しかし、途中、外国人の親子との擦れ違いの際、相手が待ってくださったので、息子が慌てて降りようとして転び、滑落しかけてしまう。外国人の父親が「OK?」と心配してくださったが、息子も大丈夫そうだったので「OK!thank you」と答えた。

しばらくすると道が緩やかとなり、針葉樹から広葉樹へと変わる。広葉樹の森には小鳥や虫たちの声がこだまして心地よい。息子は、このあたりから上高地までの距離が長いことが億劫だったようであるが、それほど疲れた様子もなく歩いていく。
林道まで出て、林道歩きをして、田代橋に到着。息子に河童橋まで行きたいか聞いてみると「前に行ったからいい。それに林道に出てからの倍ぐらいの距離があるから」とのこと。そのまま上高地帝国ホテルへと向かう。

上高地帝国ホテルは以前、バスの中から見ただけだったが、実際に見てみると山岳ホテルらしい趣がある。レストラン「アルペンローザ」の前に着き、メニューを見てみる。息子と目がテンになる。さすが帝国ホテル・・・。でも、まぁ、ここまで来たんだから、ご褒美にね!ということで中に入る。息子はビーフカレー、自分はハッシュドビーフを注文。値段にふさわしい美味しさ!息子もあまりの美味しさに思わず目を丸くしていた。

食事後は帝国ホテル前のバス停にてバスを待つ。ちょうどタイミングが良く、待って数分でバスが来た。釜トンネルの出口にある「中の湯」で下車し、車まで戻る。中の湯温泉旅館にてお風呂につかりさっぱり。

【感想】
新中ノ湯ルートから上高地に降りるというコースで色んな角度からの焼岳の姿、北アルプスの山並み、バリエーションに富んだ森、そして長ハシゴと登山の要素が凝縮されたような山行となりました。
下山後、息子に「長ハシゴ、怖かっただろうけど、がんばったね」と話をすると、「剱岳とか槍ヶ岳だと、あれぐらい普通だろうから」との回答。行く気マンマンなのか!

自分にとって、焼岳は最初に登った百名山。登山を始めたころのことを思い出しました。

それにしても、帝国ホテルでの昼食、美味しかった!!

自分:焼岳(5年目ぶり2回目)、長男(小5):百名山41座目

中の湯から歩き、虫がうっとうしいので気分も落ち込みました。しかし焼岳は姿を見せてくれました。すると大きな山にくぎ付けとなりました。噴煙を上げる活火山。活動を経て今に至る歴史を伝えてくれます。
そして山頂からは、北アルプス一の高峰 奥穂が正面に映り、後ろには噴煙と乗鞍。笠が岳の模様も拝めました。さて赤屋根の帝国ホテルが遥か下に小さく見えます。そこを目指して下ります。
そして小屋を越えると当コースの難関、ハシゴがありました。おりるときも手足を意識していきました。そして樹林帯を経て帝国ホテルに到着しました。このホテルのビーフカレーは豪華でご褒美となりました。うまかった!
このコースは樹林帯・火山・ハシゴと山歩きの王道を楽しめます。(もちろん景色も)満足だったし、昨年上高地から見た焼岳を制覇したのが一番達成感を味わえました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1063人

コメント

天気が良くてよかったですね
このコースでうちも小4の子どもと行こうと考えてます。参考になりました。
釜トンネルから駐車場所までの登りはキツかったですか?タクシーで直接、駐車場所まで行こうかと思ってたので。
百名山もすごいですね。
2015/6/15 5:56
Re: 天気が良くてよかったですね
piroyanさん、こんにちは!
釜トンネルから駐車場所まで1時間弱の登りですので結構キツイです。
我々親子は自宅も近いので時間的にも余裕がありましたから良かったですが、できればタクシーで時間と体力を温存したいところですね。
あと、考え方によっては、朝、新中ノ湯に駐車して釜トンネルまでくだり、上高地へバスで入って逆周りで周回し、新中ノ湯に下る方がよいかもしれません。すぐにお風呂に入れますし。
その方が登りが長くなりますが上高地〜焼岳小屋間のハシゴを登りで使えるので子供の危険度も少ないのではと感じました。
お気を付けて楽しんでくださいね!
2015/6/15 10:49
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

未入力 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
焼岳(中ノ湯温泉〜焼岳小屋〜上高地)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
ハイキング 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
新中ノ湯コース
利用交通機関: 車・バイク、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら