坂戸山 プチトラバース縦走登山 全5コースひと筆書き完全踏破2,024春編★暑い・・・熱い・・・真夏日の30℃!
- GPS
- 09:33
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,645m
- 下り
- 1,647m
コースタイム
- 山行
- 8:47
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 9:30
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
尚、現在銭淵公園では観桜会(4/6〜4/21)を開催していますので、駐車場は常に満車状態です。スプリングエフェメラルが咲くこの時期は薬師尾根登山口駐車場、登山者用駐車場、銭淵公園駐車場も満車になる事が多いので、六日町大橋右岸の河川敷駐車場に停める事をお勧めします。※近隣住民の方々に迷惑がかかるので、絶対に路駐はしないで下さい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト 薬師尾根登山口駐車場にありますが、用紙はありません。事前に作成して投函するか、ネットでの登山届の提出をお願いします。 このルートには危険箇所はほとんどありませんが、裏坂戸コースの中腹の急斜面は木段も破損していて滑りやすいので、要注意です。岩崎コース上部には登山道上に地滑り箇所がありますが、注意して歩けば問題ありません。 昨年(4/29)に同じルートを歩いた時に主水曲輪にてクマに遭遇しました。今回もクマの鳴き声が数ヶ所、クマの糞も多数見受けられました。寄って、熊鈴、笛、ラジオetcのクマ対策は万全にお願いします。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉「金城の里」(450円)か、「さくり温泉健康館」(500円)がお薦めです。※どちらも昨年より値上げとなっています。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
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感想
【山に感謝、自分に称賛を、この景色を見る為に生まれて来た・・・】
【山に登るたびに新たな発見や新しい学びがあり、山の魅力は尽きる事がありません】(by 今上天皇、元平成皇太子殿下)
クライムジャンキー(登山中毒者)でございます。
毎年恒例の 田中陽希君のグレートトラバースのパクりで「坂戸山 プチトラバース縦走登山 全5コースひと筆書き完全踏破★」を、本日ソロ(途中まで幼馴染みのAちゃんも一緒)で歩いて参りました。寄る年波のせいか、年々コースタイムがかかる様になり、チョット時間はかかりましたが、何とか歩き切ることが出来ました。南魚沼市の天気予報では晴れ時々曇り、日中の降水確率は20%、南の風、最高気温は30℃(最低気温は9℃)で暑い・・・熱い・・・4月とは思えない記録的な暑さ・・・季節外れの暑さでした。※前日の天気予報の日中の最高気温は26℃となっていたんですが・・・気象庁の想定以上に暖かい空気に覆われてこんな結果になったらしいです。※新潟県の三条市では日中の最高気温は32.5℃まで上がったそうです。乾燥注意報が出ていました。晴れ間が多く、日差しが強くこの時期は紫外線が強く、顔と首が日焼けでヒリヒリします。
予定より34分遅れのAM7:04の薬師尾根登山口駐車場スタート。※昨日の仲間達とのお花見でついつい飲み過ぎてしまって…軽い二日酔い状態でしたので、遅れてしまいました。スタート時は気温は10℃程でしたので、今年初めてストレッチシャツとタイツに半袖シャツと短パンスタイルです。結局このまま最後まで歩き通しました。この時間の薬師尾根コース登山口駐車場には先行車両は10台位でした。鳥坂神社〜薬師堂〜桜坂を上ります。真っ赤な三本鳥居を過ぎ、桜坂中腹のカタクリ群生地は終盤戦・・・しかし、頭上のオオヤマザクラ(ベニヤマザクラ)は見頃を迎えています。御居間屋敷分岐標柱〜一本杉分岐看板〜前田ノ平へと進みます。ゆっくりとお花や景色の写真を撮りながら進みます。昨日、一昨日の喧騒とは打って変わって、静かな登山道です。イワナシ、イワウチワは早く咲いた物は終わりを告げ、まだ蕾もありもう少し楽しめそうです。タムシバも一気に咲き始め、ユキグニミツバツツジの蕾も色濃くなり、今にも開花しそうです。アズキナシやナナカマドの蕾も膨らんできました。シュンランは超見頃・・・雪割草(オオミスミソウ)は6輪の内の最後の一輪が花びらを落とし始めました。現在、10株まで増えて来たので、これからも坂戸山で唯一の雪割草(オオミスミソウ)を温かく見守って行きましょう。
4合目〜5合目〜6合目辺りは残念ながら逆光になります。7合目〜寺が鼻コース分岐標柱〜8合目〜9合目と程なく山頂(実城、富士権現様)に到着。山頂に到着後、ここで今回のプチトラバース縦走の一部を一緒に歩く予定の幼馴染みのAちゃんと合流。いつもの様に富士権現様でお参りをし、山頂からの眺望を写真に収めました。そして、富士権現様の脇にザックをデポさせて頂き、大城へ向かいます。富士権現様裏、小城のカタクリは見頃。大城に到着すると、まだ雪が消えたばかりでカタクリはこれからですね・・・。このプチ縦走路にもイワウチワが咲いています。まだ、マルバマンサクも咲いています。オオカメノキは咲き始め・・・。いつもの様に南側の土塁から360度の写真を撮り、山頂に戻ります。
山頂(富士権現様)にて水分補給とバナナを一本食べて、広瀬曲輪に下り、桃ノ木平経由で主水曲輪へ・・・。昨年はここで、クマと遭遇・・・でしたが、今年は大丈夫でした。昨年、初めて坂戸山でクマに遭いましたが、糞や鳴き声は数え切れないほど見たり、聞いたりしています・・・。個人的にもクマ本体の遭うのは、数年前に巻機山で子グマ、蓬峠で成獣と遭って以来でした。まあ、クマが住んでいる所に我々がお邪魔しているので・・・致し方無いです。特に、早朝や夕方は要注意ですね。そして、熊鈴や笛やラジオetcのクマ対策は万全にお願いします。
主水曲輪を折り返して、裏坂戸コースを下山します。ここのポイントは中腹の急斜面を周りの枝を掴みながら下りる所です。出来れば、手袋があるとベストです。ですが、手袋をザックに入れっぱなしで・・・今回も忘れちゃいました。まあ、手の皮も面の皮も厚くなっているんで、大丈夫ですが・・・。そして、若宮八幡宮を目指します。ここで、今回のミッションである、アズマシロカネソウとコシノコバイモとホクリクネコノメソウの開花状況の確認です。ホクリクネコノメソウ(ヤマネコノメソウも発見)の花は見頃、コシノコバイモはここでは確認出来ませんでした。そして、アズマシロカネソウはまだまだ見頃。そして、いつもの様に若宮八幡宮〜農道経由、杉林を歩き、岩崎コース登山口へ向かいます。
この間の杉林の中は 予想通りコシノコバイモがまだ咲いていましたが、ちょっと終盤戦を迎えていました。そして、農道から杉林の林道に入ると、何と何と・・・まだまだフレッシュなアズマシロカネソウが沢山咲いています。今週末までは十分楽しめると思います。雪消えの遅い所だったので当然です。カタクリもキクザキイチゲも沢山見られました。程なく、岩崎コース登山口に到着。
少し疲れも出て来ましたが、踏ん張って岩崎コースを上ります。ナガハシスミレ、イカリソウが咲き始めています。エチゴキジムシロがお日様の光を浴びて開花してきました。頭上にはツノハシバミの花。最初はコンクリートの道で・・・何だか足が痛い・・・。まあ、しばらく歩くと土になりますが・・・裏坂戸コースとの分岐までの間は・・・・所々でコンクリートの道が出て来ます。ペースがかなり落ちましたが、何とか 再び山頂に到着。山頂には大勢の方々いらっしゃいました。本日は平日の月曜日ですが、良いお天気ですので・・・。まあ、現役世代の方々は少なく、僕達の様に❝サンデー毎日❞の方々やリタイア世代の方々が多いように感じます。僕は再び、富士権現様にお参りをし、お腹が空いて来たので、モグモグタイム(ランチタイム休憩)・・・。今日は近所のスーパーで購入したミニお稲荷さんを2個とミニ巻き寿司を1個食べて、寺が鼻コースへ向かいます。
南向きの寺が鼻コース・・・分岐から先は日差しが強いです。お昼も過ぎているので、暑い・・・熱い・・・。時折、風が吹く時は生き返った感じ・・・。年齢的にも前期高齢者になって、日に日に体力の衰えは痛感している今日この頃ですが、気力(モチベーション)だけは落ちません。だから、身体がボロボロになっても、何とか頑張れるんです。だから、コースタイムは予定より大きく遅れていますが・・・問題無しです。相変わらず、マイナールートなのでクマの糞が5ヶ所以上発見されました・・・。まあ、クマが住んでいる所ですからねぇ・・・致し方ありません。何とか寺が鼻コース登山口まで下山し、折り返します。いつもの事ですが、この登り返しが辛い・・・。ここまで来ると、修行の様な状態(若しくはゾンビの様な状態)です・・・。でも、この位の事が出来ない様だったら・・・大好きな谷川連峰主脈縦走なんか、絶対出来ません・・・。だから、心が折れそうになっても・・・何とか頑張れるんです・・・。そして、今年は幼馴染みの仲間達と三泊四日(前後泊を入れ五泊六日)の「北アルプス雲ノ平ツアー」が夏に予定されているので・・・こんな所で弱音は吐けません・・・でも、キツイ・・・。
でもでも、体がもはや・・・真っ白な灰になった❝あしたのジョーの矢吹丈❞・・・状態で、三度目の山頂に到着。またまた、富士権現様にお参りをし、食欲がないので・・・スポーツ飲料(キリン ラブズスポーツ2L)を一気に500㎖程飲みますが、疲れて来ているので、眠くなって来ました。横になりたいけれど、ここで横になったら起きれなくなると思い、最後の力を振り絞って、城坂コースへ向かいます。かなり、足にダメージがありますので、慎重に城坂コースの九十九折の急斜面を下って行きます。一本杉からは、まず住民いこいの森の中を下ります。お館石垣脇を下り、大きい家臣屋敷跡の東側から御居間屋敷分岐を御居間屋敷へ少し登り返します。御居間屋敷から再び薬師尾根コースの桜坂最上部に出ます。再び一本杉に向かいます。そして、一本杉からは林道をゆったりと廻り込んで薬師尾根登山口駐車場へ・・・。9時間強のロングトレイル・・・いつもの事ですが、辛いですが・・・終わって見れば・・・超楽しい・・・。僕も、❝変態❞(誉め言葉です)の仲間入りです。まだまだ僕は、❝ド変態❞(超誉め言葉です)の域にはたどり着けません・・・頑張っちゃいるんですが・・・世の中には想像を絶する様な❝ド変態❞(超誉め言葉です)の方々が沢山いらっしゃいますので・・・。
当初の予定通り、薬師尾根登山口から薬師尾根コースを登り、実城(山頂、富士権現様)へ、小城〜大城〜広瀬曲輪〜桃ノ木平〜主水曲輪、裏坂戸コースを下り、岩崎コースを登り返し、再び実城、寺ヶ鼻コースを下り、ピストンで再び実城、城坂コースを下り、一本杉〜御居間屋敷〜薬師尾根コースに少し入り、再び一本杉を経由して薬師尾根登山口までの一筆書のプチトラバースでした。
そもそも坂戸山には人気順に「薬師尾根コース」「城坂コース」「寺ヶ鼻コース」「岩崎コース」「裏坂戸コース」の登山コースがあります。やはり一番人気は最短で登れて眺望も良い「薬師尾根コース」、続いて薬師尾根コース共に周回で良く使われる「城坂コース」です。この二つのコースで80%以上の方が歩いていると思われます。(もしかしたら90%以上かも?)そして 三番目に使われるのが「寺ヶ鼻コース」ですが、歩いている人は少ないです。以上の3ルートがいわゆる表ルートになり、これから紹介する「岩崎コース」「裏坂戸コース」が裏坂戸ルートになります。この裏坂戸ルートはほとんど人に会いません。ニホンカモシカや小動物やクマに遭遇することの方が多いかもしれません・・・。※昨年はクマさんと遭遇・・・。数年前はニホンカモシカの親子に逢っています。しかし 地元の方々が登山道を整備してくれているおかげでどちらもそれほど荒れていなくて歩きやすいです。
今日は晴れ時々曇りでしたので、眺望はほぼ360度の大パノラマが拝めました。佐渡ヶ島が見えなかったくらいです。。
裏坂戸ルートは 表ルートと植生が少し違ったりして楽しいです。人と会うのがお嫌いの方にはお勧めのルートです。しかし クマさんの住んでいる所ですので熊鈴や笛、ラジオetcの熊避け対策は万全にして歩いて見て下さい。
本日 咲いていた花はコシノコバイモ、アズマシロカネソウ、ホクリクネコノメソウ、ヤマネコノメソウ、タチツボスミレ、オオタチツボスミレ、イカリソウ、タムシバ、オオバクロモジ、オオカメノキ、キクザキイチゲ(白花&青花)、スミレサイシン、カタクリ、イワウチワ、イワナシ、シュンラン、ハイイヌガヤ、オクチョウジザクラ、エチゴキジムシロ、カンスゲ、ヒメオドリコソウ、ノキシノブ、エンレイソウ、オオイヌノフグリ、ナズナ、タネツケバナ、ミチノクエンゴサク、オトメエンゴサク、ユキグニミツバツツジ(蕾)、ナナカマド(蕾)、アズキナシ(蕾)、ツルアリドオシの赤い実、ヤブコウジの赤い実、ヒメアオキの(雄花、赤い実)etcが見られました。
ではまた・・・そして、世界が平和になります様に・・・。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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坂戸山で累積標高1600メートル、距離17キロとは、さすがです。
満喫しましたね。
お疲れ様でした。
本当に疲れました。
hide54さんも是非…
ではまた〜
今年も達成ですね。
昨日よりは涼しくて良かったのでは?
3回も山頂を目指す気力が素晴らしいです。
雲の平…うらやましいですね。
お疲れさまでした。
秋もまたチャレンジしますが、いつまで(何歳まで)続けられるかな?
月曜日は真夏日となり、暑くて・・・途中リタイアも頭をよぎりましたが、何とかボロボロになりながら達成出来ました。
体力は大分落ちましたが、気力(意欲)は逆に以前よりまして来ている感じです。
数年前から、仕事を退職したら仲間達と❝日本最後の秘境❞・・・「雲ノ平」に行こうと決めていて、今年の夏に決行です。今から、ワクワク・・・ドキドキ・・・楽しみです。
だから、この位の事でへこたれてはいられません。
ではまた・・・
スプリングエフェメラルが見頃になって来たので、そろそろ坂戸山にyamaonseさんが来られると思っておりました。運良くお会いできたらなぁって期待していましたが・・・残念でした。※まあいつか、お会いできる日を楽しみにしています。
月曜日の南魚沼市の当初の予想最高気温は26度(これでも十分高いんですが・・・)でしたが、実際は30度の真夏日まで上がり、正直な所・・・途中リタイアも頭に過りました。でも、ギリギリの所で踏ん張って・・・時間はかかりましたが、何とか目標達成出来ました。お陰で、普段味わえない半端ない位の達成感があり、シャワーを浴びてから、浴びる程ビールを飲んじゃいました。
裏坂戸コース、岩崎コース、寺が鼻コースは確かに坂戸山の中ではマイナーなコースですが、城坂コースや薬師尾根コースと植生が違ったり、景色の見え方が違ったり・・・新鮮で、今でも新たな発見があったりで、yamaonseさんも十分楽しめると思います。但し、クマ対策は万全に・・・。
先週の土日(4/13、14)は本当に大混雑でした。これは、最近良く言われているオーバーツーリズムなのかと思われます。大好きな坂戸山が多くの方々に知って頂き、訪れて頂くことはとても良い事だと考えています。ただ、過度な混雑や駐車場問題やゴミ問題やマナー違反問題etcが発生して地域住民とトラブルになる事だけは避けなければなりません。※南魚沼市や新潟県にも対策の声掛けして見ます。
まあ、オイルショックと言う言葉は、若い人たちは知らないんでしょうね・・・。
僕は、昨年秋に前期高齢者となり、先月の末に退職して4/1から❝サンデー毎日❞の薔薇色の生活となっており・・・yamaonseさんにお会い出来る可能性が広がっているんです。※本当はどこかで美味しいお酒でも飲みながら、山談義や色んなお話をしたいですね〜
ではまたどこかで・・・
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