御嶽山(継子岳〜お池めぐり) 雷鳥親子と駒草
- GPS
- 00:24
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,293m
- 下り
- 1,292m
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・噴火警戒レベル2(火口周辺規制)、火口からおよそ2kmの範囲などが立入禁止 ・御嶽山の立入規制について(平成27年7月1日から変更、下呂市のHP)http://www.city.gero.lg.jp/jichimaru_jpn/departmentTop/node_1025/node_1029/node_28715 |
写真
装備
個人装備 |
Canon EOS Kiss X7i
Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USM
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感想
御嶽山の噴火警戒レベルが2に引き下げられ、入山規制区域が見直されました。そこで飛騨小坂口から飛騨頂上と継子岳と三ノ池周回コースを散策してきました。継子岳からは山頂部の神社などが噴煙の切れ間から確認できました。まだ噴煙はかなり出ていて、2km以上離れている場所からも硫黄臭が漂っていました。この日に目にした光景からすると、現在の入山規制は長期に渡って継続されるのではないかと思われました。
予定よりも登山口の早く着いたので、ヘッドライトを点灯させてスタートしました。早朝は快適な気温で、登って行くうちに明るくなってきて樹間から西の雲海が赤く焼け始めました。森林限界を越えた頃から、西側の視界が開けてきて雲海の上に白山の山頂部のみが頭を出していました。摩利支天山を横に見ながら最後の坂を登りきると稜線合流部の飛騨頂上にある五の池小屋に到着しました。7月1日に営業を再開した山小屋の中では薪ストーブが焚かれていました。稜線部では風が強く、手袋が必要な程の涼しさでした。飛騨頂上からは中央アルプスと南アルプス越しに富士山の山頂部が望めました。のんびり継子岳方面へと散策しました。稜線上からは眼下に登山口の濁河温泉や高地トレーニング施設などが見下ろせました。継子岳からは乗鞍岳などの北アルプスの山並みが見渡せました。四ノ池へはやや踏跡が薄く、マーキングを確認しながらの下りとなりました。四ノ池から流れ出す沢を渡り、坂道を上がって行くとコバルトブルーの三ノ池が見渡せました。再び五の池小屋に戻ると、次第に上空には雲が出てきました。下山時に登山道の下部にある仙人池に立ち寄りました。帰り道の県道にある大平展望台からは大きな山容の御嶽山が見渡せました。山頂部の噴煙と南から湧いていた雲が交錯していました。
この日のニュースでは来週から長野県と岐阜県が遭難者の捜索作業を再開するとの報道があり、長野県側は200人程の体制、岐阜県側は五の池小屋をベースに100人程の体制で行われるとのことでした。
【動画】継子岳からの噴煙が上がる御嶽山の山頂部
・今回観察した花
アオノツガザクラ、イチヤクソウ?、イヌトウバナ、イワギキョウ、イワツメクサ、イワベンケイ、オオバユキザサ、オオヒョウタンボク、オカトラノオ、オンタデ、ガンコウラン(若い果実)、クロウスゴ(果実)、クロトウヒレン(蕾)、クロマメノキ、コイワカガミ、コガネイチゴ、コケモモ、ゴゼンタチバナ、コバイケイソウ、コマクサ、シナノオトギリ(蕾)、シラタマノキ、セリバシオガマ、タナネナナカマド、タケシマラン(果実)、チシマギキョウ、チングルマ、ツマトリソウ、ナツノタムラソウ、ナナカマド、ハイマツ、ハクサンイチゲ、ハクサンオミナエシ?、ハクサンシャクナゲ、マイヅルソウ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマキンバイ、ミヤマクロユリ、ミヤマダイコンソウ、モミジカラマツ、ヤマハハコ、ヨツバシオガマ
【 バックナンバー 御嶽山 】
・3月27日 (2005年)『御嶽山 〜おんたけスキー場』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-105715.html
・5月2日 (2014年)『御嶽山 新雪と青空、ライチョウさん衣替中』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-438114.html
・7月9日 (2013年)『御嶽山お池巡り 〜雷鳥親子と高山植物図鑑(駒草・黒百合他)』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-319111.html
・7月21日 (2015年)『御嶽山(継子岳〜お池めぐり) 雷鳥親子と駒草』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-682016.html
・8月27日 (2010年)『御嶽山-お池めぐり大縦走(奥ノ院-継子岳) 花図鑑・噴煙の歴史』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-75602.html
・9月6日 (2014年)『御嶽山(ご来光・プチお池めぐり)』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-505014.html
・9月10日 (2013年)『御嶽山 田ノ原〜摩利支天・ご来光と野鳥』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-342874.html
・9月18日(2011年)『御嶽山(奥ノ院-継子岳) コマクサ一輪咲いてました』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-134615.html
・10月17日 (2012年)『御嶽山 〜雪が降る前に〜ブロッケンとカヤクグリ他』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-235500.html
【動画】白草山から御嶽山(2015年2月3日)
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【動画】冬羽のライチョウのメス食事中)(2014年5月2日)
はじめまして、花鳥の写真に名前まで、下手な図鑑よりきれいで分かりやすくて素敵🎵保存したいですね‼
いい天気に御嶽山へ登られましたね。
写真 全部、最高の写りです 。
三ノ池の、あのブルーはたまりませんね。
ご神水ですから、余計にそう思うなかな。
三ノ池へ行きそびれているので、再度行きたくなりました。
剣ヶ峰の様子も撮られてありますね。
お花もライリョウも綺麗に撮れています。
うれしくたりましたよ。
御嶽山も結構、入山できる様になったんですね。
高山植物が沢山咲いているんですね。
濁河温泉からの周回コース、日帰りでは無理そうですが、どれくらい見ておけばいいでしょうか?参考にしたいです。
鳥の写真には驚きました。
どうやったら上手く撮れるのでしょうか?
masakato さん こんばんは
登山道の周辺では色々な花が見られました。
コマクサが見頃で、既にミヤマアキノキリンソウが咲き始めていました。
シナノオトギリやクロトウヒレンはまだ蕾で、トウヤクリンドウなどこれから咲きだす花もありそうでした。
toradoshi さん こんばんは
御嶽山などでは昼前から雲が湧きだすことが多いですが、この日は早朝登山口に着いた時から上空で綺麗な星空が見えていて、上空は昼頃まで快晴でした。
昨年の出来事などの想いもあったこともあり、三ノ池などの御嶽山の神々しい風景は壮観でした。これまでで最も美しい風景だった印象です。
charipapa さん こんばんは
コースタイムでは、
濁河温泉→飛騨頂上(五の池小屋) 約3時間半(距離約4.3km)
飛騨頂上→継子岳→三ノ池南側周回→飛騨頂上 約2時間15分
飛騨頂上→濁河温泉 約2時間半
五の池小屋に宿泊すれば、飛騨頂上から日の入りと日の出が望めて、のんびりとした山歩きができると思われます。
首からカメラのストラップをたすき掛けしながら山歩きをしています。
樹林帯では野鳥のさえずりが聴こえていても姿が見えないことが多いですが、今回は運良く登山道のすぐ近くにやって来ました。
一眼レフカメラで望遠レンズを使用すれば、少し離れた距離でも野鳥をある程度の大きさで写すことができると思われます。連射モードで撮影する方法もありますが、1枚撮影のモードでさえずっている時などの瞬間を狙い、目にピントを合わせてシャッタを押しています。
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