孤独な雨飾山…予想以上の吹雪で身も心も凍えた1日!
- GPS
- 08:36
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,250m
- 下り
- 1,240m
コースタイム
天候 | 朝方は雨〜アラレ(麓) 途中から下山までずっと雪、かなりの積雪になってきてました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
雨飾荘下の駐車場に車を停めました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この日の積雪具合ではブナ平〜荒菅沢までと荒菅沢から上までのルートがわかりにくくて何回もコースアウトしました(ホワイトアウトみたいな強烈な濃霧とかもありましたので)、笹平手前までの急登箇所が何か所か凍っててその上に積雪もあり気を使いました。 登山ポストは見当たりませんでした。 下りも同じ箇所でコースアウトして余分に時間かけてます。 |
その他周辺情報 | 雨飾荘で日帰り入浴可能です。(時間は何時までかは未確認です) http://www.amakazari.jp/ 駐車場下には雨飾高原露天風呂があり寸志で入浴できます (ぬるめですけど) ちょっと下った小谷温泉山田旅館でも日帰り入浴できますが午後3時までなので今回は入りませんでした。 http://www.otari-onsen.com/ |
写真
装備
備考 | GPSやカメラ、携帯などは場所を考えて使わないと落として大変なことになるんだと思いました。(次回以降GPSはヒモをつけとくことにします) |
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感想
GW前半戦4/29〜5/1の金土日は旗日通りに3連休となりました。
…当然、どこかのお山に行く計画を立てております。
なんとなく今回は温泉主体ってなイメージで今なら行ける絶景の白馬鑓温泉をメインにして温泉マニアとしての登山をすることを決めておりました。
その他に近場の山を登ろうと考えてると登ったことない雨飾山がちょうどいい感じに思えて今回登ることにしました。
当初は鑓温泉、翌日に雨飾山でしたけど天候が悪そうなんで雨飾山を先にします。
(できれば絶景の温泉を堪能したかったので)
仕事終えて準備して駐車場(雨飾荘)に着いたのは朝3時過ぎでした。
ちょい仮眠してると雨がパラパラ、予想通りです。
目覚めて外出ると雨からアラレのような粒〜雪に変わっていきました。
さあ、どうしようかな?
最初はもう今日は山止めようって気持ちでしたけど歩いて1時間かからない(多分)鏡池まで行かれる地元のかたと話してたらまあ行けるとこまで行ってみようという気持ちになりました。
準備してると後から来たご夫婦も準備始めてます、少し話して先行させてもらいました。
歩いてすぐにだんだんと本降りの雪に変わってきました。
キャンプ場駐車場まで来てアイゼン装着してると先ほどのご夫婦も来られとりあえず行けるとこまで向こうとのことでした。
湿原越えて登山道に向かう頃はもうすでにところどころ視界も悪くてご夫婦は湿原で戻られてようです(上から途中まで見えましたので)
尾根を上がるにつれてかなりの視界の悪さ、完全ノートレースでコースアウトしながらもなんとか荒菅沢の下降点まで来れました。
沢を渡ってからも登りの取り付きわからず途中から尾根をダイレクトに登りそこからは吹雪く中なんとか頂上まで。
…途中のハシゴ箇所他の笹平までの急斜面はしっかりとピッケル刺して登りました、新雪が上に乗っててところどころ滑りやすくて怖かったです。
頂上はもう強風でまるで冷凍庫状態
…写真撮ってちょっと休んですぐ下山します。
下山時は自分のトレースがほとんどなくなってしまってます(驚)
時折ある夏道を見つけてしっかりと下りますけど途中の視界不良でややあやふやなコース取りしたら東方向へコースアウトしてしまいました。
ここでさすがに不安になりGPSを取り出して確認するとやはり外れてます、もとに修正しようと思った時に手を滑らせてしまいGPSを急斜面に落としてしまいました(泣)
どこまで落ちたかわかりませんけど諦めるにはあまりにもったいないです。
幸いにも新雪にGPSの滑落痕がわずかにあったのでそれを追いながら斜面を下ります、しばらく降りたらちょうど笹の葉の窪みにGPSを発見…また斜面と登り返しました。
そのコースアウトをなんとか修正して荒菅沢まで戻れました。
その先もやはりなんかコースアウトしまくりながらも視界不良をある意味楽しみながらも下山…いやーー寒い一日でした、恐らく山頂では30cmからの積雪になってたと思います。
そのまま下の露天風呂で入浴してから白馬八方へ向かい八方の湯でまた温泉入って生ビール飲んでお昼ご飯(遅い)食べて気持ちよく眠りにつきました。
GPSがあるからこそ(地図やコンパスも常時携行してますが)視界不良でコースアウトしても不安はないですけど今回のように途中でなくしたりするケースもあるのでいい勉強にもなりました。
雨飾山は日本百名山の中でも比較的難易度の低い山の印象でしたけど今回登ってみてなかなかどうして強烈なイメージが頭に残りました。
…そして翌日はいち温泉マニアとして待望の鑓温泉へと向かいました。
よくまぁ・・・最後まで登られましたね 。
私なら途中リタイヤ間違いなしの状況です(・.・;)。
この山行は百名山中の難易度としてはかなりトップクラスだと思いますよ。
しかし、この同じ日に北アルプスでかなり遭難されましたので、御無事で良かった 。
HIDENORIさん こんばんは〜
自分もどこまで進もうか悩みましたけど完全冬山装備してたんでとりあえずピークを目指しましたけどこのホワイトアウトには参りましたね
完全孤独なアウェー感満載の登山、こんな時ってなんかやらかしちゃう可能性高いんですよね
…GPSの滑落の瞬間、かなりショックでしたよ、無事に発見できて助かりましたね
後続のご夫婦の装備がそこまでしっかり雪山用でなかったので心配してましたけど迷わず登山道に入りこむ前に撤退したようなんでよかったです。
いろんなことを学べた1日となりました
drunkyさん、こんにちは!
昨年11月に雨飾山を登ったのですが、その際は快晴の1日で、マッタリと過ごせました
・・・今回のdrunkyさんの雨飾山、同じ山とは思えないほどの悪天候に悪条件じゃないですか
29日は全国的に大荒れの1日だったようなので、ご無事でなによりです
山田旅館、とってもヨカッタですよ〜
絶対に20代なんかじゃないリックロさん こんばんは〜
そうです、雨飾山ってもっとなんかマッタリできるようなイメージの山じゃないかなと思ってましたけど全く持って異なる自然の厳しさを教えてくれた今回となりました
撤退もしくは登らないも考えたんですけどまあいつもの様子でいけるとこまでの気持ちでなんとか頂上まで辿り着けましたよ!
下山時のホワイトアウトは怖いですね、いくら記憶してるつもりでも全然曖昧になっちゃいます、おかげでかなり余分な行動してしましました、そこは反省です
山田旅館、今回は入れなかったのでいつか可愛い女の子でも誘ってドライブデートで行こうかなと思ってます …思ってるだけです
リックルさんも素敵なコラボ登山 、お疲れ様でした〜
drunkyさん、こんばんは。
「雨飾山」耳ざわりの良い名前ですよね。
今年は豪雪地帯の雨飾山でも雪は極少なんですね。
例年だと、登山口の駐車場で2〜3mの雪の壁です。
私も昔、無雪期と積雪期に1回ずつ行ってますが、
積雪期の雨飾山は難易度低くないですよ。
北アの唐松岳より難易度上ではないかと思います。
それにしても危うい条件の時に行かれましたね。
GPSサマサマですね。
晴れていても、先行者のトレースがはっきりしないと
荒管沢に行くまでに山スキーヤーのトレースに引き込まれたりとか
なかなかの難コースですね。
お疲れさまでした。
yamaheroさん こんにちは〜
確かに名前からするとおだやかな様相の山って感じですよね。
自分も百名山なんでいつか登るつもりでしたけどなんだか団体さんの多そうなイメージでできれば静かなシーズンがいいなあと思ってました。
そんなわけでこの日を選んだんですが(白馬岳とかも考えましたけどちょっときついかなと思いやめました、翌日鑓温泉まで行くの決めてましたんで)まあずっと写真のような感じでしたよ
もともとキャンプ場までが通行止めなんで昨年とかよりもレコほとんどあがってない(多分林道歩きをパスするかたが多い)のに加えてこの天候ですのでやはり自分のみの登山となってしまいました。
ノートレースでなかなか山がちょっと変な形なんで迷いやすかったです。
ペンキマークもたまに見るぐらいで稜線はともかく樹林帯(ブナ平より先)はどっちでも行けそうに思えてきたりとGPSがなかったらけっこうまずかったかもですね。
それを落とすという致命的ミスもしましたけど無事に回収できてなによりでした。
今度は無雪期にピクニックでもきたいと思ってます
そして今回の山行とどれほど違うか比べてみたいもんです、布団菱もみたいですし
ドランキーさん
こんばんは。(^-^)/
エエーッ!
嵐を呼ぶ男、復活でしょうか。
>行けるとこまでのつもりで頂上目指す
これがドランキーさんらしい。
水芭蕉が寒そうです。
しかしこんな危ない状況の中
山頂まで行ってしまわれたとは。(゜O゜;
滑落したGPS見つかってよかった。
ご無事で何よりです。
おつかれさまでした。
シオンさん こんにちは〜
久々に嵐の登山シリーズになっちゃいましたね
…しかもかなりタフなコンディション、誰ひとりいない一人大航海時代、寂しさ満点でしたよ
荒菅沢越えてからは自分の過去の経験上頂上まで狙えるなあと思いました。
…久々の悪天候登山、ちょっと燃えてたかもしれません(爆)
登りでも迷ったところを下りでもしっかりと迷ってました、やはり下りはスタートから方向違うとどんどんとルートぁら離れていくので改めて道迷いとかする怖さを肌で感じてきました
GPS、落とした瞬間なんてもうマジで泣きたくなりましたよ。
下の樹林帯でまず見つからないだろうなあと泣きながら斜面を下ってみましたけどちょうどいいところにひっかかってて目の前にあってよかったです、次はなくさないようにもっと注意して扱おうと思います
いくつかの失敗もありましたけど無事に登頂できてよかったです、賑わう雨飾もまた今度来てみたいと思います…お花は水芭蕉以外わかりませんけどね
こんにちは。
スンゴイ時に登ったもんですね。
あれほどの吹雪じゃ目視では無理ですよね。GPSが役立ったのは初めてではないですか?
私はヤブとかに引っ掛けるので、GPSもカメラもストラップでザックに括り付けています。(ストラップ自体がヤブに引っ掛かって、逆に面倒な時もありますが。)drunkyさんがヤブ漕ぎすることは少ないでしょうが、単純に手が滑ることもあるので、そんな対策をお勧めします。
週末は山のニュースが流れていましたね。
くれぐれも、無理せず楽しんでください。
kinoeさん こんにちは〜!
この時は本当に目視無理な感じでした!
暗い時とかの取り付きとか見つけるのに時折GPSを使用してますけどここまで必要としたのは今回が初めてでした。
そしてそのGPSを落とすというハプニング…たまったもんじゃなかったです
…次回以降適当なヒモでもいいので保険としてケースに結んでおこうと思います!
確かにいろんな山岳事故ありましたね、やはり天候とかをよく判断しないとダメですね。
ちょっと反省点の残る今回だったと思います、無事下山が最優先だとキモに命じて今後も頑張ろうと思います、kinoeさんもご安全に
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