無風快晴の槍ヶ岳！雪渓は暑くてクラクラ

2016年05月11日(水) 〜 2016年05月13日(金)

• GPS: 56:00
• 距離: 37.8km
• 登り: 1,744m
• 下り: 1,742m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:07
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:07

16:00 上高地バスターミナル
18:07 横尾 (横尾山荘)

2日目

• 山行: 7:07
• 休憩: 0:28
• 合計: 7:35

4:30 宿泊地
5:47 6:00 槍沢ロッヂ
6:32 6:32 赤沢岩小屋（ババ平）
7:20 7:20 槍沢大曲り
9:20 9:35 槍沢・天狗原分岐
12:05 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 6:33
• 休憩: 1:47
• 合計: 8:20

6:45 槍ヶ岳山荘
7:05 7:25 槍ヶ岳
7:45 8:25 槍ヶ岳山荘
10:25 10:25 赤沢岩小屋（ババ平）
10:50 10:55 槍沢ロッヂ
12:06 12:18 横尾 (横尾山荘)
13:05 13:35 徳澤園
14:20 14:20 明神館
15:05 上高地バスターミナル

天候

5/11 上高地：曇り時々小雨　途中JRあずさ乗車時は大雨
5/12 快晴
5/13 快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

5/11 新宿11:00発あずさで松本まで、松本電鉄、バスを乗り継ぎ15:50上高地着
5/13 上高地16:00発松本行バス、松本から高速バス

コース状況／危険箇所等

上高地ー横尾：
明神ー徳沢間が落石で通行止め。明神橋から右岸へ、徳沢上流の仮設橋か新村橋で左岸に戻るようになっていました。帰るときには徳沢ー明神間も人は通れるようになっていました。

横尾ー槍沢ロッジ：
ほぼ夏道。一部雪上を歩くところがありますがアイゼンは不要。

槍沢ロッジー大曲：
槍見石からほぼ雪道。ババ平上流まではアイゼンなしでも歩行可能。
ババ平上流の夏道が消えるところからアイゼン装着。川沿いのリボンとトレースに沿って登りましたが、雪渓崩壊の際や川に崩れる際を通ったりヒヤヒヤ。
帰りは夏道の雪を踏んで帰ってきました。既に山小屋の方が夏道に誘導するようリボンを設置すると言われていました。大曲まで雪渓が割れて川が見えています。

大曲ーグリーンバンドー槍ヶ岳山荘：
雪渓の上をリボン沿いに登れば問題なし。真ん中はこれから危険度増しそうです。
グリーンバンドから山荘までの間、照り返しギラギラで目がチカチカ、無風日差しが強くてヘロヘロ熱中症一歩手前になりました。

山荘ー頂上：
最後の梯子の下10M位が氷結しておりアイゼン必須、支点確保のため保険でピッケルも持っていた方がよい。アイゼンは山荘から履いていきました。

その他周辺情報

北アルプス登山の最後の〆はいつも松本のレストロリンでガッツリお肉です。
オーナーシェフは猟師兼シェフでシーズンはジビエが。山の時期と重ならないのが残念ですが。泣
http://restrorin.com/

萬来に少し飽きたらいかがでしょう？笑

写真

5/11 16:20

当日昼までの雨で梓川が濁流で増水

5/11 16:21

河童橋からは穂高がみえましぇーん。

5/11 16:45

明神の頭も雲の中

5/11 16:54

明神ー徳沢間落石のため通行止め。
右岸に回りました。帰りには人は通れるように回復。

5/11 17:35

徳沢の少し上流の仮設橋で左岸に戻りました。

5/11 17:39

左岸に戻った合流点。すぐ先に徳沢園がありました。

5/11 17:57

ニリンソウが咲きかけてきています。

5/11 18:01

山の上部はずっと雲の中ですね。明日の晴の予報を信じて。

5/11 18:20

横尾のおトイレは二軒になっていました。

5/11 18:20

横尾大橋から山を望む

5/11 18:21

5/11 18:21

今日は横尾山荘で泊まりです。
16:00上高地発で18:07に横尾に着きました。

5/12 4:25

翌朝、快晴だ！
星が消え、鳥が鳴き出すころの山と空

5/12 4:46

体操して出発の頃には空も明るくなりました。

5/12 5:17

槍見河原から

5/12 5:17

木の間にちょこっと槍の穂先が見えました。
頑張るぞー。

5/12 5:26

5/12 5:25

一の俣の橋も少し傾いてるところあるんですね。
川の水量はまだ多いですが水色が良くなってきました。

5/12 5:29

山に陽が当たる。
おおーきもちいいー。

5/12 5:33

5/12 5:33

二の俣の橋は昨年同様仮設橋です。
ずっとこのままかもね。

5/12 5:40

雪が少しずつ出てきました。

5/12 5:46

だんだん分け入ってきた感あり。

5/12 5:53

こんなとこも通って。

5/12 5:59

槍沢ロッジに到着です。

5/12 6:18

槍見石からずっと雪道になっていきます。

5/12 6:20

名前がわかりましぇん。

5/12 6:24

いつも最初のニセ小槍ニセ大槍と呼んでいるところ。
また来ましたよー。

5/12 6:24

対面の斜面に雪が多くなってきました。

5/12 6:32

5/12 6:32

此処ですね。たしかにビバークできそう。

5/12 6:41

ババ平全景

5/12 6:43

新しいおトイレが出来ていました。
安心材料が（何が？）増えましたね。笑

5/12 6:45

石室から上流。雪が少なーい。

5/12 6:46

大曲まで川床が見えちゃってます。

5/12 6:50

ババ平終わりからずっと雪道に。アイゼンはもう少し上で。

5/12 6:51

振り返ったらこんな感じ。

5/12 7:06

川沿いの冬道リボン、トレースを行きましたが、雪渓が崩壊し始めたガサガサの上を行ったり。

5/12 7:06

川の真ん中はとても危険。

5/12 7:10

川に崩れるすぐ横のトレースを行ってヒヤヒヤ。
もう夏道にリボン等付け替えられていると思います。

5/12 7:26

快晴、青い空！雪の山、ヤッホー！
でも雪渓はガサガサ。

5/12 7:31

大曲からグリーンバンドにかけての全景。
雪渓全体が緩んでますねー。

5/12 7:31

振り返るとこう。

5/12 9:02

さあ、真っ蒼な空に向かって、グリーンバンドまで登ります。
最近運動不足だったのですでにゼーハーゼーハーしてます。

5/12 9:02

二番目のニセ小槍ニセ大槍と呼んでいるところに来ました。
実際はこの頂上裏がヒュッテ大槍です。

5/12 9:42

グリーンバンド上で休憩しようそうしよう。
ちょっとパウンドケーキでも食べましょう。

5/12 10:06

槍と山荘も見えた！
ここからが実は遠い。

5/12 10:46

ヒーヒー、ハアハア、ゼーゼー。
30歩が20歩になり最後は10歩で休む始末。

5/12 10:47

やっと殺生小屋の所まで来た。
もう周りの照り返しで目がチカチカしてきた。

5/12 11:03

穂先も山荘も見えるのに全然近づかない。
そりゃそうだ、歩くより休む方が長いぞ。
強烈な日差しと照り返しでもう半分熱中症になりかけでした。

5/12 12:23

よろめくようにしてやっと槍ヶ岳山荘到着です。
ベンチに座ってしばらく動けず、でも震える手で穂先を写す。

5/12 12:26

入口は目の前なのに動けましぇん。

5/12 13:15

やっと回復してきて、周りのお山の写真も撮れるようになってきました。

5/12 13:15

常念岳、雪が少なーい。
ここで山荘に入ってちょっとダウン、寒気もしてきて水分補給して横になってました。

5/12 16:52

すこし寝てしまいました。でも何とか回復できそう。
外に出てみたら、あらら陽の影が伸び始めてる。
除雪ご苦労様です。ありがとうございます。

5/12 16:53

さっきの大喰岳の写真より影が出来てる。
うーん、穂先は明日の朝にしようかな。
朝日の方が薬師方面日が当たって綺麗だろうし。って都合よく考えてっと。

5/12 16:54

風よけ室で10度あり温かいです。
いやーさっきは本当に暑くて苦しかった。

5/12 18:10

西日の穂先。

5/12 18:29

常念の肩に影槍が伸びる。

5/12 18:52

常念の頭が残照に照らされて。

5/12 18:52

5/12 19:07

太陽が歪んでミカンのようになった夕陽を久しぶりに見ました。
明日が皆にとって良い日でありますように。
おやすみなさい。

5/13 4:55

雲がここだけあって今日の日の出はここまで。

5/13 5:00

さてと、体調も回復して頑張って穂先に登るぞー。

5/13 7:26

いきなり山頂です。笑
途中は緊張してて写真撮れませんでした。
快晴、絶景、超感動！最高だー。
同室の方に撮っていただきました。

5/13 7:27

北鎌尾根は何時か来ることがあるのだろうか？

5/13 7:28

5/13 7:28

5/13 7:29

立山から五色が原通って

5/13 7:30

薬師、黒部五郎通って

5/13 7:30

笠が岳まで歩いたのを思い出して懐かしかった。
美しすぎて見飽きない。

5/13 7:33

穂高方面の稜線。美しい―。

5/13 7:34

山荘もいい風景ですねー。

5/13 7:36

さあ、そろそろお暇です。
ありがとうございました！

5/13 7:36

最後にも一度北鎌尾根。

5/13 8:03

無事おりました。
ありがとうございました。

5/13 8:44

さて帰りましょう。
また来ますねー。

5/13 8:44

降りるのは早いなー。

5/13 8:53

あっという間に山荘下の急坂の下に。

5/13 8:53

ザクザク

5/13 9:06

もう小さくなっちゃった。

5/13 9:43

もうちょっとしたら雪渓も終わり。
帰りは夏道の上を通って行きますよ。

5/13 11:17

槍沢ロッジから降りて行くと暑い。
道端の花にも目が行くようになって。

5/13 11:20

5/13 11:48

槍見河原で最後のお別れです。

5/13 12:44

横尾の先でお猿さんの群れの中に入っちゃった。

5/13 12:56

スミレも咲いています。

5/13 13:21

お腹すいた―！
徳沢園で

5/13 13:32

山のカレーです。
おっきなお肉がごろんと2つボリュームあり。

5/13 13:32

雰囲気有って好きです。

5/13 13:43

コーヒーには槍クッキー付。
ちゃんと小槍も描かれてます。なんか小槍の向きが反対だなーと思っていたら、北鎌尾根からの穂先なんですと。失礼しました。

5/13 13:57

先日の落石現場。直前で通れるようになっていました。

5/13 15:13

小梨平からの穂高。
絵に描いたように美しい。

5/13 15:13

5/13 15:13

河童橋の周りは中国語の世界でした。笑

撮影機器：

LUMIX DMC-GF2 パナソニック

感想

55akira

今年は例年に比べかなり雪が少ないとの情報でしたので、昨年より10日ほど早く槍ヶ岳に登ってきました。
槍沢の雪渓は量も少なくかなり緩んでガサガサな感じでしたが、グリーンバンドから上は例年通りでした。
ただ気温がかなり上がり、晴天無風　照り返しが激しい中で熱中症一歩手前まで行ってしまいました。（苦笑）
雪もズルズルでアイゼンを蹴りこまないと滑って疲労が激しかったです。
穂先もほとんど雪はなくなっていましたが、頂上直前の梯子までの10数mが氷結しておりアイゼンなしでは困難でした。
帰る日に山小屋の方が整備すると言われていたので、ステップなど切られたかもしれませんが最新情報は山小屋でご確認ください。

稜線からの夕陽、日の出は素晴らしくここで宿泊して本当によかったと思いました。
槍ヶ岳山荘の当日の宿泊はたったの4名。食事もキッチン槍でのーんびり。

翌朝、朝一で登った頂上は360度絶景で気を失いそうでした（半分ウソ）。

横尾までの道で友人とばったりうれしい出会いがあったり、例により松本で旧知のシェフのお店で話をしたりして、なんだか懐かしい思いの山行になりました。

良い天気の中で無事に楽しい山行ができたのも、毎回送り出してくれる家族と山の神様のおかげ、感謝です。

さて次はどこに行こうかな。

コメント

kuma1san

うらやまし〜！
アキラさん、こんばんは。
ブルーな空に突き上げる、槍と残雪を堪能されたようで、
羨ましい事、この上なしです
徳澤園で、同宿してから、もうすぐ1年なんですね。
槍ケ岳山荘に、4人のみ とは、この時期ならではですし、
是非、我が家も行きたい所でした〜。
しかし、相方の足の調子も、まだイマイチ
私もトレーニング中に腰を痛めるという体たらく
指を咥えて拝見しました。
雪解けは、早いようですが、ニリンソウは、季節を守っているんですね

55akira

kuma1san さん、こんにちは！
そうなんです、昨年徳沢園で奥様ドッキリ事件を起こしてもう一年です。
10日ほど早いですけど。
なんと腰を痛めましたか！お大事にしてください。
私も実はすべり症で痛くなると気を失います（マジ）。
何とか平静を保っているので行けるうちに行っちゃってます。笑

徐々に復帰してくださいね、過激な山だけじゃあーりませんよ。
花の楽しい山も手ごろなところにあると思います。
ニリンソウは普通なんですけどなんか好きです。
高校の頃の恋愛相手の様な、、し、失礼しました。

お二人の仲のいいレコ楽しみにしてます。！！

ramisuke

気配が薄いと思っていたら・・・
んもー、55akiraさん！！

もしや、お仕事などが忙しいのかしら？
もしや、どこぞの山へお出かけかしら？
と思っていたら！！

まさか、槍だったのですね（笑）

そうそう、「名前がわからん」って、
ショウジョウバカマでしょうに・・・！？
あれ？？そうですよね！？

なんか、うらやましいような、おいしそうなような、
毎回ゆかいな記録をありがとうございます（笑）！

55akira

ramisukeさん、こんにちは！
もう気配が薄くなりすぎて生体反応なさ過ぎてATMが反応しないし、
低山病ひどすぎてフラフラで天気予報見て晴なの見て槍に突然行くこと決めて昼前のあずさ飛び乗って登ったら登ったで体力落ち過ぎでフラフラになって同じじゃんって思ったし、、ブツブツブツ。

まあ、目はパッチッとさめました。

そうかあショウジョウバカマだったか、ははは

梅雨に入る前までにもう一発どこかに行ければいいなあ、、ブツブツブツ