笠ヶ岳(槍・穂高が大迫力,雷鳥にも会えた〜笠新道 日帰りピストン)
- GPS
- 16:49
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 2,348m
- 下り
- 2,331m
コースタイム
- 山行
- 14:05
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 16:50
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道8号–国道41号–(神岡)–国道471号-県道475–新穂高–市営新穂高第3駐車場(無料) ・ロープウェイへ向かい最後のスノージェットの途中を奥飛騨温泉郷新穂高温泉「深山荘」へ入る ・7月の3連休、駐車場へは前日の23時頃INで余裕がありましたが、登山開始時の早朝には満車状態になっていたと思います ・可能ならば早く駐車することをお勧めします |
コース状況/ 危険箇所等 |
・特に危険箇所はないです ・笠新道、杓子平までは急登の連続です ・普通は1泊2日のコースです |
その他周辺情報 | 荒神(こうじん)の湯 蒲田川の河原にある共同露天風呂 入場料は志(200円程度)を入口の料金箱の中へ。 http://www.okuhida.or.jp/roten_catalog/detail?id=2199 |
写真
感想
【天気の割には幸運にも槍・穂高が近く見え、雷鳥にも会えた】
表銀座から見る槍・穂高を丸ごと裏が返しした大パノラマ!
天気予報はイマイチであまり期待はしていませんでしたが・・・
登りはガスが多く、なかなか姿を現してくれませんでしたが、帰路に雲が切れ、大パノラマを近くで見ることができました。ラッキー!雷鳥さんにも会えるといいな〜っと思っていたら、帰路の杓子平で遭遇。これまた、ラッキー!って訳で、登り・下りの笠新道の急登、下りの林道と3回ぐらい心が折れそうになりましたが、先々で大眺望や幸運が続いたのと、みなさんからの温かい挨拶で、高山病の症状が出たyyさんもなんとか無事下山することができました。そのお陰でペースはゆっくり、小休止しながら写真撮りながらの山行となりました。
【新穂高温泉〜笠新道登山口】
蒲田川(左俣谷)の轟音を聞きながらとにかく林道を進む
往路はワクワク感もありなんとも思わなかったが、帰路は長いこと長いこと・・・
【笠新道〜笠新道分岐】
とにかく急登が続きます。
最初はブナやコナラ林、標高2,000mの草付付近から徐々に視界が開け、ササユリがお出迎え。ガスで槍・穂高がなかなか姿を現してくれませんでしたが、杓子平手前あたり、標高2,400m前後から雲海となり、時よりその姿をみることができました。
杓子平では、ガスが一瞬切れ、笠新道分岐〜笠ヶ岳の稜線、美しい笠ヶ岳の山容を見上げることができました。ここでは多くの登山者が休息していましたが、途中からほぼ同じペースの男性に写真を撮影していただきました。ありがとうございました。
さて、杓子平から先はお花畑が続きます。ニッコウキスゲ、チングルマ、ハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウ、コバイケイソウ、イワカガミ・・・黄色や白、ピンクの花々、カール状の地形美、クロユリも見れれました。分岐まで徐々に急登になりますが、花々が美しい! 帰路ではなんと、雷鳥の親子にも遭遇できました。
【笠新道分岐〜笠ヶ岳】
ガスは多めでしたが、気持ちの良い稜線歩きができました。なかなか笠ヶ岳は顔を出しませんでしたが、幾つもの峰を越えていく縦走の醍醐味を味わえたと思います。山荘手前で笠のピークを捉えることができ、昼食後に登頂しました。山頂からの眺望はありませんでしたが、達成感はハンパなかったです。
【下山】
山荘に戻り、スイカを食べ、帰路の戦闘準備!「今から下山ですか〜」と会話を交わすも、泊まっていきたいという気持ちもありました。新穂高には20時を過ぎるなと覚悟を決めて、下山開始!
ところが縦走路で、妻の様子がおかしい・・・いつもの高山病の症状が出てしまった・・・3,000m未満ではでないと自負していたのに、これは誤算。一気にペースダウン。ところが、雷鳥にも会うことができラッキー!おまけに槍・穂高の大パノラマを見ることができた。
ヘッデンをつけて、飛び交う虫を格闘しつつ、それでも笠新道登山口には20時すぎに着くことができた。あとは林道をひたすら歩き、登山センターで妻は待ってもらい、駐車場に着く頃にはなんと、21時半を回っていた。こんなに遅くなるなんて・・・良い子は真似をしないでください(笑)
梅雨明け前の三連休、どこに行こうか?。本当は、鹿島槍ヶ岳に行きたかったけど、天気がイマイチ。Yoji-Mさんがずっと狙っている笠ヶ岳は天気がまあまあなので挑戦。17日は天気悪化予報なので日帰りピストン。この計画が私の体力と予期せぬ高山病では、やはり無謀であった。
前日、23時に新穂高第3駐車場についた。以前、槍ヶ岳に行った時は満車で鍋平に止めて大変な思いをしたので心配していたが、シーズン前の三連休の初日とあってかガラガラだった。
翌朝、4時に起きて準備しひたすら林道を歩き笠新道登山口へ、またまたひたすら急登、そしてようやく杓子平で初めて笠ヶ岳の全貌が見える。どう見ても遠い。でも、行くしかない。山荘で、お昼ご飯を食べて山頂へ。山頂はシンプルで写真を撮ってさっさと下山。山荘で、甘いスイカを食べ、気合を入れて長い長い下山を。
すれ違う方々に「今から?下山?」「頑張って」と励まされて頑張ることを誓った。途中、雷鳥親子に遭遇した。お母さん雷鳥が4羽つれて散歩してました。うちも4人の子供がいるので同じだなぁ〜とぼんやり観察していました。1羽だけ勝手な行動をする子がいてどこも一緒だなぁ〜と思いました。
さてさて、下山。途中からなんと高山病の症状が出てきました。3000mからだけと思って安心していましたが、急に高度を上げたからか、腹痛と吐き気と倦怠感が出てきて思うように歩けない。何度も心折れながら時間をかけて下山。流石に家に残してきた子供から心配のLINEが・・・・。今までの登山の中でナンバー1に辛い山となりました。それは計画が間違っていただけです。自分の体力と高山病になりやすい体質を忘れていたから?・。でも景色は、素晴らしかったです。小槍から槍、穂高、焼岳、乗鞍と勢ぞろい。
記念すべき百名山50となりました。
yyさん、noriさん、初めまして。
雲海に加えガスで見え隠れする北アルプスの山々、神秘的な光景に魅了されました(^o^)
いろんな高山植物にも励まされ、更には雷鳥にも遭遇できて、素晴らしいとしか言いようがありません!
長い長い行程、お疲れ様でした。
wakaさん 初めまして!コメントありがとうございます
眺望はあまり期待していなかったんですが、見え隠れする北アルプスの山々の近さ、大きさ、迫力に圧倒されました。
ちょっとムリな行程 でしたが、それがラッキーを呼んだんでしょうか、雲が切れ槍・穂高が丸見え、雷鳥に出会えたし
天気予報はイマイチでしたが、行って正解でした 。
はじめまして、今回は、無謀な計画でしたが、あの時間の下山だったから見れた景色や雷鳥との遭遇でした。足は筋肉痛ではないですが、体は疲労困憊で、三連休の残り2日は寝てばかりでした。
今度は、ゆっくり北アルプスを満喫したいと思います。
こんばんは〜
往復笠新道で日帰りですか〜
お二人とも、凄い体力ですね。
驚きました
ヤリホも良い感じに見えてますね〜
ヤリホを見ながら歩けば少しは元気がもらえそうですね。
お疲れ様でした。
では、また。
TAKAさん、こんばんは!
やっぱり泊ですよね〜
3連休だし、テン泊でも良いかと思っていたんですが、翌日(17日)の天気予報がもっと悪い感じだったので・・・
槍・穂高が近くに見えて大迫力でした。夕方に雲が消えてびっくりです。夕方、笠の頂上からもきっと見えていると思いますがね
とにかくMな二人ですが暖かく見守ってください
TAKAさん、私は体力ないですよ。更に予想外の高山病で昼ご飯後は、水分だけで下山しました。翌朝は、家で腹ペコでした。
ヤリホ&雷鳥に元気を貰え、根性だけで下山しました。新穂高の灯りをみた時には、ホッとしました。
では、また 。
あ♪
おいらが写した画像使ってもらえて何よりです。
杓子平界隈から抜きつ抜かれつしんどくも、おかげで楽しく登れました♪
あの時間からの下山はホンとに心配でしたが、高山病も乗越えおいらには会えなかった雷鳥にも会えて無事に下山何よりです。
でも次回はゆっくり山小屋で一緒に呑みましょう♪
あの時間からの下山を心配して下さり、有難うございます。下山の杓子平で、泊まれば良かったと弱音がでました。が、こんなとこで寝るわけにいかず、腹痛に耐えながら下山しました。
山小屋デビューした事ないので、次は高山病にならないで山小屋で呑みたいです 。
rojyaさん 先日はどうもです。
我々二人のことをご心配していただき、ありがとうございます
レコ拝見しましたが、百名山も多く登られているんですね。
また、どこかでお会いできれば・・・小屋泊で いいですねー
お二方様 初めまして
私も、11〜12日に笠ヶ岳に登ったので・・・
こちらのレコは一度拝見させていただいたんですが
コメントを寄せられているrojya-suさんのレコのリンクから再訪させて頂きました
改めて見て、行動時間16時間50分に気づいてビックリ\(◎o◎)/!
山頂の元気なお写真などを拝見して
サクッと日帰りしたんだとばかり思い込んでいましたから
実はかく言う私もrojya-suさんと初めて山中ですれ違った時の
昨年6月の庚申山〜皇海山縦走で17時間44分と言う山行を経験したもんで・・・
お二人の下山の大変さが身につまされます
平坦な林道に出る前からのヘッデンはさぞかし大変だったろうと推察致します
お疲れと困難はあった事と思いますが
往路で見られなかった景色が下山時に見られた事や
雷鳥や花々の癒しに励まされて何よりでした
記念すべき百名山の折り返しが「忘れがたい登山」になりましたね
同じような経験をした者から、心よりお疲れ様をお伝え致します
これからもお二人で楽しい安全登山をお続けください
コメント有難うございました。最初から日帰りで、覚悟はしていたものの、いざ16時間50分歩いていたら、疲れすぎて、放心状態になり体は「無」となり限界超えです。それを、更にうわまる17時間44分は、凄いですね。お互い、どM気質があるんでしょうか〜ね。
rojya-suさんのアドバイスは貴重でした。ほんとうに、記念すべき折り返し登山は、忘れられないお山となりました。
次回からは安全登山目指します。
今後も、また、宜しくお願いします。
BOKUTYANNさん、はじめまして!
共通点がrojya-suさんと初めてすれ違ったのが時間がかかったロング山行という共通点!
実に奇遇な共通点ですね
1日の7割近くの時間を歩くと、さすがに疲れますね。暗いのが早朝(深夜)なのか、夕方以降なにかの違いはありますが、はやり暗い中を歩くのは危険ですね。
これからも、いろいろ経験すると思いますが、今回は特に記憶に残る登山となりました
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