西穂高岳で朝食を
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 751m
- 下り
- 742m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
先週の富士山から10日足らずの山行です。
9月に登るつもりの穂高岳の予習という意味合いで西穂高岳の選択でしたが、かなり余裕ある行程にしてしまったため、ちょっと微妙な山行になりました。
高速バス、路線バスを乗り継いで、昼過ぎに新穂高ロープウェイへ。
合計11分で1000メートルの高度を稼ぎます。楽をし過ぎです… 周りは観光客ばかりで浮いてます… すごすごと出発。
ロープウェイからも割と近くに見えてた西穂山荘。案の定、樹林帯の中1時間ばかし歩いて到着。本日の山行終了。
何も景色を見てない… 疲れてない… 夕食まで3時間もある… ということで、そこから先の一つ目のピーク西穂丸山まで上がってみることに。
登山慣れしてない方(実際いた中学生とか)が目指すピークとのことだが、展望はなかなか良い。西穂独標と背後に控えるピークたちが正面に、右に明神岳、霞沢岳、左に笠ヶ岳、後ろに焼岳、乗鞍岳と、どの山も存在感有りまくり。
1時間以上もマッタリしていると、独標方向から疲労感漂う年配の夫婦が…聞くと、奥穂高岳からの縦走のこと。いやぁ、スゴイ… 自分の体たらくさをいたく反省…
2日目は4時20分に行動開始。丸山を過ぎ、独標に取りつく途中で日の出を迎える。直接御来光は見えないが、周囲の山々が雲海に浮かび、徐々に紅く染まり始めていく様は美しい。先行していた2組を抜き、独標直下のクサリもある急勾配も難なくクリア。
ここからが本格的な岩稜帯ということで、気合いを入れ直す。浮石も多く、岩場のそれなりの技術は必要だが、基本的によく整備されている登山道といった印象。 4月に登った某山のような理不尽さは無いので(過去歴参照)岩登りが楽しくなってきて次々とピークを越えていける。最後の急登は少し堪えたが、2時間ほどで西穂高岳山頂一番乗り到着。
目の前には素晴らしい展望が広がる。北には、奥穂高岳に続くジャンダルムなどのピークと奥に槍ヶ岳。西に、笠ヶ岳から鷲羽岳、水晶岳と続く峰々、奥には立山、剱岳も。南は、焼岳、乗鞍岳はもちろんのこと、御嶽山、白山まで臨める。東は、手前に霞沢岳があり、恵那山、木曽駒ケ岳、南アルプスの面々、八ヶ岳と控え、一番奥には一瞬だがハッキリと富士山も見える。
絶景を眺めながら、ゆったりと朝食。そのうち途中で抜いた2組も到着。どちらの方々もこれから奥穂高岳に向かうと言う。あれだけ早く進んでいたから自分も先に進むと思われていたようで(セルフビレイの道具はザックに入ってます)苦笑い。西穂高岳に朝食食べに来ただけなんです… それぞれ写真を撮ったり、見送りしながら、帰り下山を始める。
途中、手前下を見ると、岳沢小屋らしき建物が見える。そこから直角と思える角度で前穂高岳がそそり立つ。あそこ、たぶん9月に登るつもりの重太郎新道… ヤバイなぁ… 地図などで分かっていたが、実際目の前にある光景に焦りを覚える。今回の軟弱行程は予習になるのかと疑問に感じ始める。
下山は上りよりテクニカルになるが、三点支持や浮石などを避けた足場確保など基本に忠実に。なんせムダに早いおかげで、昨日山荘に泊まっていた方々と必然的に行き違う。一段と落石には注意を払って進む。
多くの方々と行き交いながら(山荘過ぎからは断然人が多くなった。中学生の列に5分待機も…)ロープウェイ駅に到着。
たいして疲れてもいないのだが、折角なので温泉で汗を流す。重太郎新道を思い出し、次回はもっと体力的に試す山行にしなければと、色々と思案することと相成りました。
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