ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 972408
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

剱岳〜池ノ平〜ハシゴ谷乗越〜内蔵助谷〜黒4ダム

2016年09月29日(木) 〜 2016年10月01日(土)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
55:24
距離
37.6km
登り
3,862m
下り
4,830m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:44
休憩
0:27
合計
3:11
9:30
13
9:43
9:44
8
9:52
9:53
14
10:07
10:07
6
10:13
10:14
7
10:21
10:30
2
10:32
10:40
77
11:57
12:04
37
2日目
山行
9:23
休憩
4:00
合計
13:23
3:54
3:54
19
4:13
4:25
23
4:48
4:51
33
5:24
5:34
7
5:41
5:53
16
6:09
6:15
2
6:17
6:29
8
6:37
6:38
4
6:42
6:59
4
7:03
7:06
3
7:09
7:30
2
7:32
7:41
10
7:51
7:58
7
8:05
8:09
33
8:42
8:55
13
9:08
9:10
21
9:31
9:38
7
9:45
10:37
5
10:42
10:52
134
13:06
13:22
6
13:28
13:35
62
14:37
14:47
114
16:41
16:43
0
16:43
16:47
25
3日目
山行
9:15
休憩
0:56
合計
10:11
6:44
33
7:17
7:20
1
7:21
7:25
2
7:27
7:27
66
8:33
8:45
166
11:31
11:53
107
13:40
13:47
99
15:26
15:34
81
16:55
ゴール地点
天候 1日目:雨
2日目:快晴!
3日目:雨 後 どんより
過去天気図(気象庁) 2016年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
扇沢無料駐車場に駐車
扇沢→室堂までアルペンルート
帰路は黒4ダムからトロリーバスで扇沢まで
コース状況/
危険箇所等
(室堂〜剱沢キャンプ場)
特に危険箇所無し。悪天のためか雷鳥多し!
(剱岳)
高度感あるも鎖・ハシゴ完備でそれほど怖さは感じず。剱沢キャンプ場から剣山荘まで意外と時間かかった。
(剱沢〜真砂沢ロッジ)
雪渓が消滅し完全夏道。ガレ場の連続で時間かかった&精神的に疲れた〜。
(真砂沢ロッジ〜池ノ平小屋)
一箇所、沢沿いのヘツリ箇所がちょっと怖い。やはり仙人新道はしんどうい。
(真砂沢〜ハシゴ谷乗越)
尾根に出るまでがほぼ直登の急坂でキツイ。尾根に出ても腐りかけた木のハシゴ、ツルッツルに滑る竹のトラップ等、なかなかハード。
(ハシゴ谷乗越〜内蔵助平)
薮に覆われた涸れ沢沿いの道。展望が開けず気が滅入る。
(内蔵助平〜下ノ廊下出会)
雨に濡れた苔蒸した岩が氷のように滑る細い谷筋の道。今回一番緊張した箇所。もう二度と歩きたくない(泣)
(下ノ廊下出会〜黒4ダム)ゆるいアップダウンの平坦な道。ダムサイトへ上る最後の直登がキツイ
予約できる山小屋
やってきました扇沢!
が、雨のためテンション上がらず。
2016年09月29日 06:52撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/29 6:52
やってきました扇沢!
が、雨のためテンション上がらず。
人生初・黒4ダム。
このスケール感は理屈抜きに感動する。
2016年09月29日 07:46撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
9/29 7:46
人生初・黒4ダム。
このスケール感は理屈抜きに感動する。
室堂ターミナルの白海老かき揚げそば。
あっさりした出汁で美味い!
2016年09月29日 08:56撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/29 8:56
室堂ターミナルの白海老かき揚げそば。
あっさりした出汁で美味い!
さあ、心眼全開で行きますよ!
2016年09月29日 09:30撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/29 9:30
さあ、心眼全開で行きますよ!
と、いきなりつがいの雷鳥さんがコンニチハ。
テンション一気に回復!
2016年09月29日 09:48撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
9/29 9:48
と、いきなりつがいの雷鳥さんがコンニチハ。
テンション一気に回復!
秋深し
2016年09月29日 10:36撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/29 10:36
秋深し
地味にキツイ雷鳥坂を登り、
2016年09月29日 11:01撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/29 11:01
地味にキツイ雷鳥坂を登り、
強風の別山乗越を越え、
2016年09月29日 11:57撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/29 11:57
強風の別山乗越を越え、
いざ剱沢へ
2016年09月29日 12:03撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/29 12:03
いざ剱沢へ
去年は左の方から来たなー。
2016年09月29日 12:20撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/29 12:20
去年は左の方から来たなー。
と、突然目の前に雷鳥の群れが!
この中に八羽います。わかりますか?
2016年09月29日 12:24撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
9/29 12:24
と、突然目の前に雷鳥の群れが!
この中に八羽います。わかりますか?
八羽の雷鳥にテンションMAXのまま剱沢キャンプ場着。
雨と強風の中のテント設営はキビシイ。
2016年09月29日 17:26撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/29 17:26
八羽の雷鳥にテンションMAXのまま剱沢キャンプ場着。
雨と強風の中のテント設営はキビシイ。
ようやく人心地。
まずは宇奈月ビールでカンパイ!
2016年09月29日 14:19撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
9/29 14:19
ようやく人心地。
まずは宇奈月ビールでカンパイ!
雨風ともに止まず、ビール2本飲んでフテ寝・・・。
で、目が覚めたら雨が上がっていた!
2016年09月29日 17:06撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/29 17:06
雨風ともに止まず、ビール2本飲んでフテ寝・・・。
で、目が覚めたら雨が上がっていた!
おーっと!
ついに剱様がお出ましだ(心眼じゃないよ)!
2016年09月29日 17:33撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/29 17:33
おーっと!
ついに剱様がお出ましだ(心眼じゃないよ)!
夕陽もキレイ
2016年09月29日 18:00撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/29 18:00
夕陽もキレイ
翌朝。
どん兵衛食べていざ出撃!
2016年09月30日 02:13撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 2:13
翌朝。
どん兵衛食べていざ出撃!
一服剱から富山の夜景
2016年09月30日 04:45撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 4:45
一服剱から富山の夜景
前剱。ようやく明けてきた。
2016年09月30日 05:28撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 5:28
前剱。ようやく明けてきた。
平蔵の頭で御来光!
鎖にセルフビレイしながら撮影。
2016年09月30日 05:40撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 5:40
平蔵の頭で御来光!
鎖にセルフビレイしながら撮影。
モルゲンロート
2016年09月30日 05:44撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 5:44
モルゲンロート
自分の影を写してみる
2016年09月30日 05:50撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 5:50
自分の影を写してみる
最高の天気
2016年09月30日 06:14撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 6:14
最高の天気
有名な「カニのタテ這い」。
言うほど怖くはない。
2016年09月30日 06:14撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 6:14
有名な「カニのタテ這い」。
言うほど怖くはない。
2016年09月30日 06:20撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 6:20
2016年09月30日 06:26撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 6:26
2016年09月30日 06:26撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 6:26
影剱?
2016年09月30日 06:29撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 6:29
影剱?
早月尾根合流点を越えれば
2016年09月30日 06:36撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/30 6:36
早月尾根合流点を越えれば
頂上!この日一番乗り!
15分ほど頂上を独占し至福のひととき。
(写真はセルフで撮影)
2016年09月30日 06:44撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 6:44
頂上!この日一番乗り!
15分ほど頂上を独占し至福のひととき。
(写真はセルフで撮影)
八ヶ岳、南アルプス、富士山、北ア南部を一望
2016年09月30日 06:49撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/30 6:49
八ヶ岳、南アルプス、富士山、北ア南部を一望
さて、後続が登って来たので帰りますか。
2016年09月30日 07:11撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/30 7:11
さて、後続が登って来たので帰りますか。
これまた有名な「カニのヨコ這い」。
確かにタテ這いよりもちょっとスリリング。
2016年09月30日 07:18撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 7:18
これまた有名な「カニのヨコ這い」。
確かにタテ這いよりもちょっとスリリング。
自然の造形の妙
2016年09月30日 07:22撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 7:22
自然の造形の妙
2016年09月30日 07:48撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 7:48
前剱から振り返る。
真ん中にちょこっと写っている赤い人影はオーストリアから来た青年。
剱沢小屋前で言葉を交わしたら、2週間の滞在中ずっと雨だったけど最終日の今日は最高だ!と喜んでいた。
2016年09月30日 08:03撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 8:03
前剱から振り返る。
真ん中にちょこっと写っている赤い人影はオーストリアから来た青年。
剱沢小屋前で言葉を交わしたら、2週間の滞在中ずっと雨だったけど最終日の今日は最高だ!と喜んでいた。
初日に雷鳥坂で一緒になった中高年5人組。
なんと10月4日まで旅を続けるそうだ。
うーむ、なんともうらまやしい。
2016年09月30日 08:35撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 8:35
初日に雷鳥坂で一緒になった中高年5人組。
なんと10月4日まで旅を続けるそうだ。
うーむ、なんともうらまやしい。
富山名物「ますの寿司」は行動食に最高!
2016年09月30日 08:46撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 8:46
富山名物「ますの寿司」は行動食に最高!
下りて来た
2016年09月30日 09:12撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 9:12
下りて来た
花輪くんの髪型ふう
2016年09月30日 09:18撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 9:18
花輪くんの髪型ふう
ありがとうございました!
また来ます。
2016年09月30日 09:24撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 9:24
ありがとうございました!
また来ます。
テントは吹き飛ばされずに残ってた
2016年09月30日 09:45撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/30 9:45
テントは吹き飛ばされずに残ってた
テントを撤収し池ノ平へ。
雪の無い沢筋に容赦なく太陽が降り注ぎ暑い。
2016年09月30日 11:09撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 11:09
テントを撤収し池ノ平へ。
雪の無い沢筋に容赦なく太陽が降り注ぎ暑い。
こりゃ雪渓上を歩くのは無理だわな〜。
2016年09月30日 11:26撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/30 11:26
こりゃ雪渓上を歩くのは無理だわな〜。
平蔵谷出会右岸の迂回路。
まるで蜀の桟道のよう
2016年09月30日 12:09撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 12:09
平蔵谷出会右岸の迂回路。
まるで蜀の桟道のよう
長次郎谷出会で雪渓を横断。
今回唯一の雪渓上歩き。
2016年09月30日 12:29撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 12:29
長次郎谷出会で雪渓を横断。
今回唯一の雪渓上歩き。
ほどなく真砂沢ロッジ。
ご主人とお客がテラスでビール片手に談笑中。
私も迷わずビール!なんかゆるい雰囲気で良い感じの小屋だなあ。
2016年09月30日 13:19撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 13:19
ほどなく真砂沢ロッジ。
ご主人とお客がテラスでビール片手に談笑中。
私も迷わずビール!なんかゆるい雰囲気で良い感じの小屋だなあ。
二俣の吊橋を渡って仙人新道の急登へ。
ようやく三ノ窓雪渓(氷河)が見えた
2016年09月30日 15:20撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/30 15:20
二俣の吊橋を渡って仙人新道の急登へ。
ようやく三ノ窓雪渓(氷河)が見えた
さらに登ると小窓雪渓(氷河)も。
2016年09月30日 16:00撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/30 16:00
さらに登ると小窓雪渓(氷河)も。
2時間のキツイ登りで仙人峠。
チングルマの綿毛が咲き乱れる
2016年09月30日 16:41撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/30 16:41
2時間のキツイ登りで仙人峠。
チングルマの綿毛が咲き乱れる
池ノ平から望む八峰・北方稜線の威容。
これが見たくてここまで来た。
2016年09月30日 16:47撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/30 16:47
池ノ平から望む八峰・北方稜線の威容。
これが見たくてここまで来た。
雨も風も無い穏やかな夕暮れ。
2016年09月30日 17:47撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/30 17:47
雨も風も無い穏やかな夕暮れ。
が、夜半から激しい雨。
翌朝はこんなことに。
2016年10月01日 05:42撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 5:42
が、夜半から激しい雨。
翌朝はこんなことに。
おっと、危うく中身飲み忘れるところだった(笑)。
池ノ平小屋の随所にある貼紙はいちいちユーモアのセンスが光っていて素敵。
2016年10月01日 06:39撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
10/1 6:39
おっと、危うく中身飲み忘れるところだった(笑)。
池ノ平小屋の随所にある貼紙はいちいちユーモアのセンスが光っていて素敵。
雨に佇むお地蔵さん
2016年10月01日 06:43撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/1 6:43
雨に佇むお地蔵さん
仙人新道を下り、真砂沢まで来た道を戻る。
このヘツリはなかなかスリリング。
2016年10月01日 09:03撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 9:03
仙人新道を下り、真砂沢まで来た道を戻る。
このヘツリはなかなかスリリング。
ハシゴ谷乗越へ向かう剱沢の仮設橋。
雨で濡れた丸太が滑りなかなかスリリング。
2016年10月01日 09:35撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 9:35
ハシゴ谷乗越へ向かう剱沢の仮設橋。
雨で濡れた丸太が滑りなかなかスリリング。
落ちたら10秒で死にそうなので念のためハーネスと命綱装着。
無くても大丈夫だけど、安心感が違います。
2016年10月01日 09:37撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/1 9:37
落ちたら10秒で死にそうなので念のためハーネスと命綱装着。
無くても大丈夫だけど、安心感が違います。
ハシゴ谷乗越は真砂岳から伸びる尾根へ一直線に駆け上がる岩ゴロゴロの沢筋の直登路。
キツイ!
2016年10月01日 10:02撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 10:02
ハシゴ谷乗越は真砂岳から伸びる尾根へ一直線に駆け上がる岩ゴロゴロの沢筋の直登路。
キツイ!
小一時間の激登りでようやく尾根へ
2016年10月01日 10:59撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/1 10:59
小一時間の激登りでようやく尾根へ
尾根に出ても安心できません。
こんな腐ったハシゴが数箇所あり気を抜けない。
2016年10月01日 11:14撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/1 11:14
尾根に出ても安心できません。
こんな腐ったハシゴが数箇所あり気を抜けない。
霧が少し晴れてさきほど歩いてきた二俣が見えた。
2016年10月01日 11:20撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 11:20
霧が少し晴れてさきほど歩いてきた二俣が見えた。
ようやくハシゴ谷乗越。
いやーキツかった。
2016年10月01日 11:45撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/1 11:45
ようやくハシゴ谷乗越。
いやーキツかった。
眼下に広がる「内蔵助平」
まるで桃源郷のような佇まいに感動する
2016年10月01日 11:55撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/1 11:55
眼下に広がる「内蔵助平」
まるで桃源郷のような佇まいに感動する
が、その中を抜ける道はガレガレで藪藪で展望皆無で気が滅入る
2016年10月01日 12:48撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 12:48
が、その中を抜ける道はガレガレで藪藪で展望皆無で気が滅入る
と、ふいに目の前に針ノ木岳が!
これにはちょっと感動した。
2016年10月01日 12:50撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
10/1 12:50
と、ふいに目の前に針ノ木岳が!
これにはちょっと感動した。
お、おう!
2016年10月01日 12:53撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
10/1 12:53
お、おう!
真砂岳と、内蔵助カールの氷河がチラリ
2016年10月01日 13:17撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 13:17
真砂岳と、内蔵助カールの氷河がチラリ
この先は相当ヤバイらしい
2016年10月01日 13:24撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 13:24
この先は相当ヤバイらしい
頑丈なH型鋼の橋を渡り内蔵助谷右岸の道へ
2016年10月01日 13:43撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 13:43
頑丈なH型鋼の橋を渡り内蔵助谷右岸の道へ
道はさきほどにも増してガレガレ&藪藪。
雨に濡れて氷のように滑る苔むした岩を、慎重に、一歩づつ。
マジメに沢靴が欲しかった。
疲れる割に進まない。ここで精神的にかなりやられた。
2016年10月01日 14:14撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 14:14
道はさきほどにも増してガレガレ&藪藪。
雨に濡れて氷のように滑る苔むした岩を、慎重に、一歩づつ。
マジメに沢靴が欲しかった。
疲れる割に進まない。ここで精神的にかなりやられた。
こんなハシゴもあり
2016年10月01日 14:45撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/1 14:45
こんなハシゴもあり
展望が開けた!
と思ったら大岩が転がる崩壊地。
いつ落ちてくるか分からないので冷や汗かきながら通過
2016年10月01日 15:10撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 15:10
展望が開けた!
と思ったら大岩が転がる崩壊地。
いつ落ちてくるか分からないので冷や汗かきながら通過
内蔵助平から二時間弱の神経戦でようやく黒部本流との出会。
疲れた。
2016年10月01日 15:29撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/1 15:29
内蔵助平から二時間弱の神経戦でようやく黒部本流との出会。
疲れた。
最終トロリーバスの時間に追われ大急ぎでダムまで。
既にヘロヘロバテバテの足に最後の拷問。。。
2016年10月01日 16:19撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/1 16:19
最終トロリーバスの時間に追われ大急ぎでダムまで。
既にヘロヘロバテバテの足に最後の拷問。。。
着いた〜。
でもここからダムサイトまで200mをほぼ直登。。。
2016年10月01日 16:19撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/1 16:19
着いた〜。
でもここからダムサイトまで200mをほぼ直登。。。

感想

昨年に続き遅めの夏休みは立山・剱方面へ。
初日と3日目が雨という残念な状況ながら、メインの剱岳がこれ以上無いドピーカン!
終わり良ければ、ならぬメイン良ければ全てよし。
悪天候ならではの雷鳥の群れ(その数なんと八羽!)にも遭遇出来たし、池ノ平からの八峰・北方稜線の威容も堪能できたし、最後の最後で予想外の厳しいルートに心底痛めつけられたりと、今回もなかなか充実した楽しい旅となりました。

初日、雨の雷鳥坂で言葉を交わしたとても仲の良さそうな中高年5人組。
翌日一服剱で再会した時に話をしてみると、10月4日まで1週間の行程で阿曽原〜宇奈月まで行くのだとか(「一緒にどう?」と言われたけど丁重にお断り(笑))。
なんともうらやましい話。年金生活バンザイ!?(笑)

剱岳で言葉を交わした50代くらいの台湾人の夫妻。
自分が昔、台湾との商売に携わっていたと話すととても喜んで、台湾には3,000m級の山が200座もあることや、台湾の最高峰は富士山よりも高いことなど、いろいろ話してくれた。
台湾の人はみんな温かくて大好きです。

剱沢小屋の前で言葉を交わしたオーストリア人の青年。
日本に2週間滞在しこの日が最終日。
その間、北岳・間ノ岳、富士山などあちこちの山を登ったけどずっと雨。
でも今日は最高の天気の中、日本で最高の山に登れた。終わり良ければ全てよし!と笑顔で話す屈託の無さが印象的だった。
「本物のアルプスと比べて日本アルプスはどう?」という質問は野暮なのでやめておいたけど、今思えば聞いておけばよかった!

真砂沢ロッジのテラスで、ご主人と一緒にビールを飲んでいた大阪のオッサン(というかほぼジイサン)。
初めて剱岳に登ったのは昭和28年(!)、その頃は山小屋に泊まるには受付で米を一合出さねば泊めて貰えなかった(小屋は一泊300円くらい)とか、室堂のミクリが池のほとりでキャンプして池の水で米を炊いた、夜は這松を燃やして焚き火したとか、オモロイい話が出てくる出てくる。
ご主人もそれに相槌打ちながらビール。
しまいには「本当は池ノ平まで行くつもり(なんでも20年以上毎年通ってる常連さんとのこと)がビール一本飲んだら面倒くさくなってここに泊ることにした、池ノ平行ったらよろしく言っといてくれ」と(もちろん小屋には電話連絡済み)。
私もビールを買ったら、ご主人に「あんたもコレ(ししゃも)食べなよ」と進められ、小休止のつもりがついつい大休止。ビールもう一本!というのを必死で堪えたのは言うまでもなく。。。
なんだかとってもゆるい感じで楽しそうな小屋だった。今度はここで泊ってみようかな。

暗くなる頃、バテバテで池ノ平小屋に着いたら、ご主人から真っ先に「○○さん?」と聞かれた。
違いますと言うと、○○さんという人から予約の電話もらったのに来ないんだ、と心配げに話す。
真砂沢で会った大阪のオッサンのことは承知済みで、それとは別の人の話だと。
翌朝ご主人に聞いてみると結局その人は来ず仕舞だったらしく。
「最近そういう人多いんだよねえ。。」とこぼす。
小屋主と客という以前に、人と人との仁義の問題だよなあ。

最終日、増水した剱沢を渡るハシゴ谷乗越方面への仮設橋手前で小休止しているときに声をかけてくれた兄さん。
よく見たら、いつも見ているブログ主の仙人池ヒュッテ従業員・○○さんにクリソツで、聞いてみたら「ハイ!」と。
ブログの内容から、とっつきにくい感じの人かと思いきや、とても親切丁寧な気の良い兄さん。「ブログ見てますよ!」と言ったときの照れくさそうな表情が印象的だった。

初の剱岳登頂も、雨の池ノ平も、予想外の難ルートに打ちのめされたハシゴ谷乗越も全て面白かったけれど、その途中で出会った人と交わす「一期一会」の会話が何よりも印象深かった今回の旅。

こちらが単独だからこそ、相手も心を許してくれ、そこで初めて生まれる会話がある。
やっぱり山は単独が良いな〜。

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コメント

今年の劔もいいですね!
namifujiさん、こんにちは!

メインよければすべてよし!
わかる〜
昨年の裏劔レコも、よだれ垂れ流して拝見しまして、
ことしは池の平の逆さ劔を自分も!と思っていたんですが
また来年に持ち越しな感じですよん

あの富山ます寿司!山食に本当に有り難かった経験あります
生もので日持ちするので、入山3日目の虎の子で生魚ランチ(魚好き)
なかなか売ってないので、その時以来くちにしてませんが、、
代わりにセブンイレブンのシャケの押し寿司をよく持っていきます。
やっぱり、普通のおにぎりより賞味期限が少し長いので。

今回の劔は、なかなか天候も難しかった感じですけど、
たくさん出会いがあり、久しぶりにnamifujiさんの旅を感じました。
遠く遠く、遠いからこそ、山は単独がいい。
そんな感覚を思い出しました
2016/10/3 21:53
Re: 今年の劔もいいですね!
miouさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

昨年、あまりにも素晴らしい逆さ剱を見てしまったのが運の尽き、今年も雨予報の中行ってしまいました。
さすがに今回は全く見られませんでしたが、池ノ平は小屋のスタッフもテント場も最高なので十分満足でした。
miouさんも、来年はぜひ!

ますの寿司、常温で長期保存可能なのがうれしいですよね。
昨年は立山駅で売っていた、笹で個包装したやつを買っていったのですが、扇沢でも室堂でも同じものが無く、ビニール包装のものになりましたが、やはり疲れた体に酢の風味が染み入るような美味さは変わりません。
実は肉(特に牛・豚)が苦手な自分としては、とてもありがたい食べ物です。
セブンでそんなの売ってるんですね!今度試してみます。

しょっぱなと最後は残念な天候でしたが、それもまた山の醍醐味。
単独だと、そんな辛さも自分の中でうまいこと処理して適当に良い思い出に昇華できる。
そんな感覚がやはり自分は好きです。
野田さんフリークのmiouさんなら、その感覚、わかってもらえるはず!

ではでは。
2016/10/4 20:02
メイン良ければ良し!良しーっ!!
なんとっ!
直前の週末では天気が悪そうなので行こうかどうか…と迷っていたのに
最高の天気でしたね!メインはっ(笑)

剱沢のテン場いいですね!眺めがいい
またルートがさすがnamifujiさんですね。
剱岳よりスリリングそうな平蔵谷出会右岸の迂回路やはしご達が何とも
またこの辺り行ってみたくなりました(笑)

いろーんな方々と出会って面白いですよね
2016/10/3 21:57
Re: メイン良ければ良し!良しーっ!!
aiminさん、こんにちは。
コメントありがとう!

あー、確かに前の週は雁坂でうだうだ煮え切らない話してましたねー。
実際、初日の朝、車で扇沢に向かっていて、信濃大町のあたりで大雨になったときは「もう蕎麦でも食って帰るか」的な気分になっていましたが(←本当に煮え切らないヤツ)、二日目の晴れ予報に触れ、どうにかモチベーションを回復、結果的には本当に行ってヨカッタ!でした。

剱沢のテン場、最高ですよ!
別山乗越から吹き下ろす暴風は厄介ですが、景色は本当に最高。

でも、池ノ平小屋のテン場は更に最高ですよ。
目の前にドーン!と広がる八峰の威容を目の当たりにしたらもうダメ。
池ノ平小屋の雰囲気は、どこか雁坂に似て、暖かくユーモアに溢れているのもまた良い。

ハシゴ谷乗越のルート、今回7時間誰にも会わず。
奥秩父のマイナールート好きなaiminさんなら必ず好きになる場所だと思います。
ぜひ、一度行ってみてください!
オレはもう二度とゴメンだけど(笑)。

ではでは。
2016/10/4 20:13
ルートすごいですー
namifujiさん こんにちは~

今年初めて行った剱岳。雨でした。
こんなにお天気がいい剱岳を見させてもらっちゃうと、やっぱりもう来年リベンジだ!って気になってきちゃいます いいなぁいいなぁ

最終日のルート、見ているだけでもうドキドキです。。
小心者の私は怖くて行けないかも
いつもいつも私の技術の一歩どころか十歩以上前をゆくnamifujiさん。
ご無事で何より。
単独でもそんなに会話が生まれない私は、心を許してないのかしらー?と思ってみたり

とにもかくにもメインよければすべてよし!です
2016/10/4 22:14
Re: ルートすごいですー
keroさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!

今回剱に行くにあたり、所要時間とか、道の状況とか、keroさんたちのレコを大いに参考にさせていただきました。
改めて感謝、です。

本当に今回は奇跡的に剱登頂日だけ快晴+頂上を15分ほど独占という、なんだか申し訳ないくらいの幸せな一日でしたよ!

来年はぜひkeroさんもリベンジ!
レコ、期待しています。

最終日のルートは、たまたまウェット状態だったのでかなり精神的にやられましたが、ドライであればそれほど怖い場所も無く、奥秩父的な幽玄の雰囲気を楽しめる素敵な場所だと思いますので、ぜひ一度お試しを!

オレはもうゴメンだけどね〜(笑)



と言いつつ、ちょっとまた行ってみたくなりつつあったりして。。。
喉元過ぎればなんとやら。。。

ではでは。
2016/10/5 21:46
出会いがたくさん!
青空の剱はもちろんですが!

たくさんのステキな登山客に出会えたようですね。
あまり人が多く入らなそうな山域だからこそ、
一味も二味もある登山客が集まっているのかもですね。
(もちろんnamifujiさんもその一人!? )
インターナショナルな雰囲気を楽しめたのもなかなかですね!

私も池の平小屋はいつかは行ってみたい場所でしたが、が、が!
また真砂沢ロッジや内蔵助平付近の登山道の雰囲気がよく伝わってきました。
人の出入りも少なさそうですし、自然に荒れてしまうんでしょうね。
でもそんな場所をなんだかんだ言って歩けてしまうnamifujiさんは
本当に頼もしいです
2016/10/6 1:41
Re: 出会いがたくさん!
wildwindさん

コメントありがとうございます。

朝一の快晴の剱の頂上を独り占めなんて、もう一生無いと思い存分に堪能しつくしました。
いやー、最高に幸せでしたよ!

そして、何よりも他者との触れあいが多いのが単独行の醍醐味。
仲間内だと、どうしても外部との間に薄い壁が出来てしまいますが、単独だとそれが無く、完全無防備だからかもしれませんね。

北アはさすがに国際的ですね。
秩父じゃまず無いです(笑)。

池の平小屋、小屋のスタッフもテント場も本当に最高です。
平の池に映る逆さ剱もまた最高。今回はダメでしたが。
ぜひぜひwwさんも行ってみてください❗
2016/10/7 7:18
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無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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