雲取山・七ツ石山・鷹ノ巣山


- GPS
- 09:28
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 1,935m
- 下り
- 1,954m
コースタイム
08:12 堂所
09:09 ブナ坂
09:33 奥多摩小屋
10:14 雲取山山頂(2017.1m)−11:40
12:24 ブナ坂
12:34 七ツ石山山頂(1757.3m)
13:40 鷹ノ巣避難小屋
14:00 鷹ノ巣山山頂(1736.6m)
15:20 木橋
16:10 水根BS
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
電車 6:00JR青梅線奥多摩駅着 西東京バス 06:05奥多摩駅発(鴨沢西行き) 06:40鴨沢BS(610円) 【復路】 西東京バス 16:20 水根BS→奥多摩駅(340円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【鴨沢BS→ブナ坂】 鴨沢BSには綺麗なトイレがあります。 奥多摩駅方面行きのバス停には屋根つきの待合所があります。 バス停横の階段を上って鴨沢集落の中の舗装路を通過して登山道をしばらく進み、舗装路に出たところが駐車場のある小袖乗越です。 舗装路を300mほど登ると左手に登山道の入り口あります。 緩急の登りを進んでいくと右側に水場が現れ、左斜面を少し登った所にもありますが、いずれも水量がわずかでした。 その先が堂所で、左手の斜面が開けて、逆に右手が山側になります。 しばらくゆるやかな坂が続きますが、すぐに急登になります。 右手の七ツ石小屋近道の標識をやり過ごし、七ツ石山を巻いてブナ坂に向かえます。 ブナ坂は十字路になっていて、右が七ツ石山方面、正面が唐松谷林道方面、そして左が雲取山方面に分岐します。 この十字路は、広く平らな場所で腰かけるのにちょうどいい丸太が置いてあります。 【ブナ坂→雲取山山頂】 ブナ坂からの登山道は防火帯なので明るく開放的です。 途中、振りかえると七ツ石山が望めます。 ヘリポートを過ぎるとテン場、そして右手に奥多摩小屋があります。 カラマツ樹林を通り、富田新道との分岐を左手に進んで小雲取山を目指します。 つづら折りの急登を登り切ると右手から富田新道と合流する小雲取山です。 左方向に進路を取ると飛龍山からの稜線が徐々に伸びてきて、さらに進み続けると雲取避難小屋が現れます。 最後のつづら折りを登ると雲取山避難小屋、避難小屋の50m先が雲取山山頂です。 東京都最高峰で一等三角点があり、よく目にする秩父多摩国立公園と書かれた山頂を示す標識、東京都、埼玉県がそれぞれ設置した標識があります。 避難小屋の横にはトイレがありますが、男性用は使用不可で個室一つが利用できます。 【ブナ坂→七ツ石山山頂】 雲取山から下り、ブナ坂の十字路を直進して七ツ石山を目指します。 山頂まで幅広い防火帯が切り開かれていて、斜面の左側に登山道が設けられています。 山頂からブナ坂を見下ろし、その先に小雲取山と雲取山避難小屋、そして雲取山山頂が見えます。 山頂は広く、南西側斜面も開け、天気が良ければ富士山も望めます。 【七ツ石山山頂→鷹ノ巣山山頂】 七ツ石山山頂から下るとすぐに古びた七ツ石神社の前を通過し、右に七ツ石小屋に向かう道と分岐します。 直進してしばらく進むと左右に分岐しますが、道標はなく、右が千本ツツジの下道で巻き道になっていて、左が上道で尾根を歩く登山道になり、ピークで左にカーブして下り道になります。 下りきると下道と合流する地点で再び左右に分岐し、左が高丸山へ伸びる登山道、右がその巻き道になります。 高丸山を過ぎるとこの二つの道は、相互に行き来できる距離まで接近します。 左の道に入ると日陰名栗峰に向かうことができ、右の道は巻き道です。 この道が合流して林の中を少し進むと鷹ノ巣山避難小屋に至ります。 鷹ノ巣山避難小屋のある場所は、小屋から峰谷に至る浅間尾根に分岐する道があります。 鷹ノ巣山に向かう登山道に進路を取ると右に分岐して樹林帯を抜ける鷹ノ巣山山頂を巻く道があります。 そのまま左の防火帯の急登を登ると鷹ノ巣山山頂に到着します。 この山頂も広く開放的で、南面が開けています。 山頂からすぐに自然林に突入して日原方面へ下りる道と防火帯を下りて水根山・六ツ石山方面に下りる道に分かれます。 【鷹ノ巣山山頂→奥多摩湖】 広い防火帯の急坂を下りて水根沢林道に向かいます。 水根山との分岐、熱海BSとの分岐を経て、急坂を下りて水根沢の登山道に入ります。 登山道では谷を横切るように水根沢支流をいくつか渡ります。 ところどころ登山道が細くなっていたり、山側から谷にかけて落石の痕跡のある箇所があります。 水根沢の右岸を下り続け、本流にかかる木橋で左岸に渡り、沢を右手にして下っていきます。 登山道は細く、右手は切り立った崖になっている箇所もあります。 何箇所か登山道を補強するための木橋や橋のない支流を渡します。 水音が次第に遠のき、右下に建築物が見えて登山道の終わりを告げます。 落石防止工事のため通行禁止区間を迂回し、民家の庭先を通り、さらに水根の集落の中を抜けて舗装路を下っていくと青梅街道に出ます。 青梅街道を渡るとすぐに水根BS、その先の階段を登っていくと水と緑のふれあい館があり、建物の前に奥多摩湖BSがあります。 |
写真
感想
【計画】
台風が接近し、土曜日の方が条件が良さそうなので、日帰りで行ける雲取山へ行くことにしました。
鴨沢BSから登って雲取山山頂でのんびりして、七ツ石山と鷹ノ巣山を経由して水根沢を下り奥多摩湖BSに至るルートです。
このルートは何度か通っているお気に入りのルートです。
いつものように始発電車、始発バスで出発です。
【ルートが短く?】
鴨沢BSから雲取山に行くのは久しぶりです。
ここ半年ほど、日原から稲村尾根や唐松林道、奥多摩駅から石尾根縦走、飛龍山から奥秩父縦走で雲取山に立っていました。
以前は専ら鴨沢BS発だったので記憶をたどるように歩きました。
今回、小雲取山手前から急登を見上げると、以前よりも短くなっている印象がありました。
七ツ石山や鷹ノ巣山の手前でもやはり「あんなに近かったかな」と記憶との違いを感じました。
実際に登ってみると、あっけないくらいに登り切ってしまいます。
以前はもっと苦労して、しかも時間をかけて登っていたのに、ルートが短くなっている気がしました。
帰宅して過去のレコと比較するとコースタイムが短縮していました。
ルートが短くなったのではなく、経験を積んで私の中での困難度が相対的に低下したことや体力・脚力が付いたせいなのか、錯覚だったようです。
継続は力なりと言ったところでしょうか。
少し自信を持つことができました。
飽きっぽい私が山歩きを続けられるのは何故なのか・・・私にもわかりません。
【登山靴】
今山行は、昨年まで使っていた初代登山靴で臨みました。
ソールの張替に出している二代目の靴が返ってくるまでの代打です。
大きな違いは軽さと硬さです。
初代は、初心者向きのモデルなので軽く、柔らかいのが特徴です。
これに対して二代目は縦走や岩場歩きにも不安がないようにと購入したものです。
二代目は、当初、靴摺れを起こしていたので慣れるまでと思い履いていましたが、そのままずっと履き続けてしまいました。
二代目に慣れてしまったので、初めはちょっと頼りないくらいに感じましたが、しばらく歩くと、楽で疲れない印象です。
雲取山あたりのハイキングにはこれくらいで丁度よく、低山ハイクと数日の縦走岩山歩きで登山靴を使い分けるのがセオリーなのでしょう。
そもそも使い分けをしていないのは私だけなのかもしれませんが・・・
【いただきもの】
水根BSでいただいたゼリー。
BSで先に待っていたベテランの山ガールお二人からお声掛けいただきお話をしたところ、六ツ石山に行ってらしたとおっしゃいます。
暑かった上に意外と急登で山歩き数回目のお一人はとても苦労したと身振り手振りを交えてお話し下さいました。
それは大変でしたねと、塩飴をお渡しすると、お返しにといただいたのがこのゼリーです。
これはいただきすぎですと辞退しても聞かずに「軽くなるから」とか「頂いておけばいいのよ」とたたみ掛けられ、遠慮なくいただくことにしました。
それにしてもこんな大きなゼリーを持って山歩きに行く方がいるんですね。
【暦】
東京(東京都)
2013年8月31日(土)
日の出 5:12
日南中時 11:41
日の入り 18:10
月の出 0:16
月南中時 7:27
月の入り 14:35
今回も思い出に残る山歩きを楽しむことができました。
LArcさん、こんにちは。
夏山シーズンが過ぎたからか、天気予報も芳しくなかったからか、人気の雲取にもかかわらず登山者は少なそうな印象を受けました。
同じルート歩きだと、以前と比べて内容がどうだったかと比較できて楽しいですよね
私も、好きな山には何度でも登るのでよくタイムや咲いていた花、景色など見返してニヤついています
だんだんタイムが良くなるのは羨ましいです(^^)
マルバダケブキの尾根歩き、気持ちよさそうです。
鹿が食害しなかったためにマルバダケブキだけが群生して咲いている、なんて話を聞いたことがあります
LArcさん こんばんは。
ロングコースお疲れ様でした
日帰りで雲取山&鷹ノ巣山とは、何とも贅沢なルートですね
レコを見ていたら、また石尾根を歩いてみたくなってしまいました。
kiyoponさん、いつもコメントありがとうございます。
人気のある雲取山でも、さすがにこの暑さではいつもより人が少なめでした。
マルバダケブキはあちらこちらで群生していましたが、ピークは過ぎているようでした。
それでも背が高く大きな花なので、存在感があって圧巻でした。
マルバダケブキ自身もところどころ、かじられた様な跡があり、シカの食害の深刻さを物語っていました。
naoking1さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
石尾根、特に雲取山頂からブナ坂にかけては、すごくいいですよね。
この日は暑かったのですが、風が心地よく、短い時間、真夏であることを忘れることができました。
七ツ石山から鷹ノ巣山へは、1600mほどの標高で緩やかに下る遊歩道のような道です。
樹林帯で眺望は期待できませんが、こちらもオススメで、ここを歩くついでに鷹ノ巣山に登ると言っていいほどです。(鷹ノ巣山、ごめんなさい。)
帰りの電車の中で見ていた時には、
そこまで意識していなかったのですが…
今改めてレコを拝見してみると
標高グラフの距離が大変なことに!!!
ただ、これが「普通かな」と思えてしまうのが
LArcさんの鉄人たる所以でしょうか。
自分は奥秩父歩いた時にブナ坂から鴨沢に下ってしまったので、
七ツ石山から鷹ノ巣山は未踏なんです…
ですので、
「参考にしたい」ところなのですが、
いつもながらに自分でこのコースを歩ききれるのかが不安です〜
Keichiro01さん、コメントをいただきありがとうございます。
鉄人だなんて、私のような駆け出しの半端者にはもったいない称号、まだまだです。
そうおっしゃるkeichiro01さんの燧&至仏の標高グラフは、キレイなM字形。
体力的にも精神的にも「利く」ルートではありませんか?!
今回の私のルートは、開放的な石尾根、なだらかな樹林帯、沢音が聞こえる下り道・・・
目には木々の青さ、木漏れ日が肌に感じられ、樹木と土の香りが鼻腔をくすぐり、水音が涼を増幅させる。。。
単調でお好きではない方もいらっしゃいますが、単純な私にとってはいつまでも歩いていたくなる、歩かせてくれる道なのです。
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